菓子折りの人気おすすめランキング21選｜どこで買う？忌引き明けやお礼に

冠婚葬祭のお礼から新任時や退職時の挨拶、謝罪時まで、幅広い場面で使える菓子折り。ただ、いざとなるとシーンに適した菓子折りを選ぶのはなかなか難しいです。相手の口に合うものをチョイスできるかどうか、不安に思う方もいるはずです。

近年増えている詰め合わせ(アソート)タイプなら、2種類以上のお菓子が含まれるので、1箱でさまざまな味を楽しめます。要点さえ押さえれば、菓子折り選びは怖くありません。しかし、「お菓子はどこで買う？スーパーのお菓子でいいの？」など疑問も多いです。

そこで今回は菓子折りの選び方や、人気菓子折りのおすすめ商品をご紹介します。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。また、記事の最後では「忌引き明けはどうするの？」など菓子折りにまつわるマナーにも触れています。こちらもあわせてご覧ください。

そもそも菓子折りとは何を指すのか、「菓子」の部分は分かっても、「折り」がどこから来ているか理解している方は少ないのでは。実は、菓子折りは、もともとお菓子そのものではなく、お菓子が入っている外箱を指して使われていた言葉です。

「折り」の部分は、格調高い贈答用のお菓子の箱を「折り箱」と表現していた頃の名残です。時間が経って意味合いが変化し、現在「菓子折り」は箱に入ったお菓子の総称として浸透しています。「箱」が重要なポイントなので、バラ売りのお菓子は菓子折りに該当しません。

「贈答用の菓子折りが必要って言われたけど、どこで買えばいいの？」と思う方もいます。菓子折り自体はコンビニやスーパーを始めとしてさまざまな場所で販売されています。

職場内や挨拶程度であれば、最寄りのスーパーやコンビニで問題ありません。また、取引先等、送り相手が目上の方であれば、専門店やデパートなどで買うのがベター。そういった場所が近くにない方や、時間がない方はスーパーなどの特設コーナーで購入したものでも大丈夫です。

お祝い、プレゼント用の菓子折りは、相手好みの味・デザインであるのがもっとも重要です。たとえば、年配の方には親しみやすくて食べやすい、饅頭やカステラなどがおすすめ。一方で若い女性の場合は、トレンドを押さえたフォトジェニックなお菓子や、有名店のスイーツなどがいいです。

縁起のよいモノをかたどった菓子折りも、お祝いの気持ちが伝わりやすいのでおすすめです。凝ったデザインの外箱に入った個包装パッケージのものも、さまざまな味わいを好きなタイミングで楽しみやすいので喜ばれます。

謝罪のシーンや法事の際には、パッケージもお菓子本体も落ち着いた色合いのものがおすすめです。また、普段自分では買わないような、高級な菓子折りを持参すると喜ばれますよ。華美で安価な菓子折りだと、自分の気持ちが相手に正しく伝わらない可能性があります。

特にお供えは、すぐに食べずにお供えするケースも多いので、常温で日持ちのするものを選ぶようにしましょう。複数人で分けて食べる場合が多いので、個包装タイプなら手軽に取り分けられて便利です。

病室に置いてある冷蔵庫はコンパクトなサイズです。その貴重なスペースを取らないよう、お見舞いの菓子折りは常温保存でも問題ない製品がおすすめ。さらに、賞味期限が長い菓子折りなら、その人のペースでゆっくり食べられます。病気の関係で食事制限がある場合は事前に確認しておきましょう。

会社でお礼を伝えたいときや退職する際は、お菓子を渡したい人がたくさん思い浮かぶはず。このような場面では、箱菓子や1人ひとりに配って回れる個包装タイプが適しています。癖のあるお菓子だと食べられない人が続出しそうなので、定番の味を選んだ方が無難です。

新任時の挨拶など、自己紹介をする場面では、なるべく自分のことを周りの人に覚えてもらいたいですよね。そこでおすすめなのが、地元の名産品を用意する方法です。長崎県出身ならカステラ、京都府なら生八つ橋、静岡県ならうなぎパイなどが挙げられます。

これだけで相手の記憶に残りやすいです。特に名産品が思い浮かばないときは、趣味に関連する菓子折りでもいいです。猫カフェ巡りが趣味の場合は猫の形をしたチョコ、よく洋菓子のお取り寄せをしているなら、イチオシのクッキーやバウムクーヘンを準備しましょう。

人数のそれほど多くない会社や特にお世話になった部署など、気心の知れた同僚たちに贈るものとして選ぶなら、種類や味が複数入っているアソートタイプがおすすめです。人それぞれ異なる好みに合わせて自分で選べるので喜ばれやすいです。

1箱に形や味の異なるクッキーやバーが含まれており、選ぶ楽しさも味わえます。いろいろな種類があれば休憩時のおやつがわりに食べてもらえて、飽られないのも魅力です。

1000円～2000円程度の菓子折りはリーズナブルな部類に入ります。気軽に購入できるうえ、受け取る方も気負わずに済むメリットがあります。ちょっとしたお礼を伝えたいときにおすすめです。具体的には、クッキーやナッツ、バウムクーヘンの詰め合わせなどが挙げられます。

お見舞い用の菓子折りを用意しようと考えている場合、予算は3000円前後で考えておくといいです。このくらいの価格帯だと、チョコやパウンドケーキといったオーソドックスなお菓子に加え、フロランタンやプリンなどのゴージャスな製品も多数ラインナップしています。

4000円以上の菓子折りは、取引先への謝罪といった重要な場面で用いられる場合が多いです。この価格帯だと美味しいのはもちろん、ブランドのネームバリューがあるので謝意が伝わりやすいです。GODIVAのチョコや、千疋屋のフルーツフィナンシェなどが当てはまります。

チョコはもっとも定番の菓子折りです。おしゃれな女性にはナッツの乗ったタブレット、子供にはかわいい形の一粒チョコ、年配の方には和風な味わいの抹茶トリュフ、取引先にはミニバーなど、状況に応じて選び分けられるのが魅力です。迷った時、とりあえずの選択肢としてもおすすめ。

焼き菓子も、チョコと並んでスタンダードな部類に入ります。しかし、チョコ単体よりも高価に見えるうえ、味のバリエーションに富んでいるのが特徴です。クッキーやクリームサンドが挙げられます。ただし、トッピングによっては賞味期限が短い場合があるのでよく確認しましょう。

和菓子は、パッケージとお菓子の両方が気品に溢れる佇まいで、正式な場での受け渡しにふさわしいです。冠婚葬祭のお返しや謝罪、退職する際に購入する方が多いです。和菓子は年配の方のイメージですが、抹茶ティラミスなど、若い人が親しみやすい製品もあります。

すぐに食べてもらえる確証があるのなら、生菓子を贈るのもおすすめです。よく選ばれているのは、練り切り・チーズケーキ・エクレアなどです。賞味期限は製品によりけりですが、翌日～1ヶ月程度。渡す際は、早めに食べた方がいいと伝えておきましょう。

大きなサイズの菓子折りだと、食べ終わる前に賞味期限を迎えてしまう可能性があります。そうならないために、賞味期限をしっかりチェックしましょう。焼き菓子や和菓子は数ヶ月以上持つものが多いですが、ケーキや生菓子は賞味期限が1週間以内に設定される場合が多いです。

渡す相手の好みがよく分からないなら、お菓子を詰め合わせたギフトボックス(アソートタイプ)がおすすめです。チョコを例に挙げると、ミルク系・ダーク系・ナッツ系など幅広い種類が1つの箱に入っています。バリエーションの豊かさを堪能できるうえ、見ているだけでも楽しめます。

シャトレーゼは山梨県の会社で、洋菓子から和菓子まで幅広く取り扱っているのが特徴です。洋菓子だとフルーツのジュレ詰め合わせ、和菓子だとどら焼き・カステラ詰め合わせが人気です。上質な菓子折りを、1,000円から2,000程度で用意したい方に適しています。

YOKUMOKU(ヨックモック)は東京都南区に本店がある企業です。代表製品であるシガールは、生まれてから50年以上も販売されているだけあり、非常に知名度が高く有名です。サクサクとした軽やかな口当たりと芳醇なバターの香りが人気の秘密。16本入りは1,080円で購入できます。

とらやも東京都港区に本社を構えています。創業は室町時代後期で、非常に歴史のあるブランドなので年配の方に喜ばれます。生菓子・干菓子・焼き菓子・最中・饅頭など、和菓子は一通り揃っており、定番の代表製品は「小形羊羹 10本入り」。ちなみに、慶事や弔事にふさわしい特別注文も受け付けています。

急に菓子折りが必要な状況になってしまった際は、コンビニで調達するのがおすすめです。ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンなどで取り扱われています。ただしどこにでも置いてあるとは限らないので、電話で在庫を確認してから店舗に向かった方が確実です。

ちなみに、ローソンだとクッキーを詰め合わせた「サンフィガロ」が人気です。ファミリーマートの場合は、オリジナル商品として売り出している「ジュエリースイーツ」がおすすめ。セブンイレブンには、「シュガーバターラスク」や「おかきの詰め合わせ」があります。

スイーツ売り場やレジ横に陳列されているパターンが多いので、日頃からチェックしておきましょう。菓子折りを持参しなくてはいけなくなったときに、慌てず対応できます。

豊富な種類の中から手軽に選択・検討したいときは、通販サイトを利用しましょう。中にはのし・包装紙・手提げ袋・メッセージカードを無料で付けてくれる通販サイトもあります。もし商品ページに何も記載されていない場合は、メールなどで企業に確認してみてください。

菓子折りの価格は購入する目的によって選びます。たとえば、挨拶や手土産として購入するなら1,000～2,000円が目安です。相手に対してのお礼や感謝の気持ちであれば3,000～5,000円のものがおすすめです。謝罪やお詫びであれば5,000円前後を目安としてください。

菓子折りを選ぶ際は、相手との関係性などを配慮し、負担にならないものを選ぶのがポイントです。

顔合わせやお礼で渡す場合は、自分が挨拶しているときに差し出します。ただ、謝罪をするシーンでは、いきなり渡すと非常識に感じられます。こういったケースでは、謝罪し、話が一段落ついたときに手渡すのがベター。受け取りを拒否されたら、食い下がらずに持ち帰ってください。

自分が訪問する場合は玄関で渡さずに、部屋に案内されてから椅子などに座る前のタイミングで手渡します。お店などで相手を接待する場合には、お相手の方が帰るタイミングで渡すのがマナーです。2軒目に移動する場合、1軒目で渡したくなるかもしれませんが、相手に気を遣わせてしまうので留意しておきましょう。

一般的に、菓子折りは紙袋から取り出して渡します。紙袋は菓子折りをきれいな状態に保つためのもので、手渡したらその役目を終えます。空になった紙袋は持ち帰ってください。ただし、外で会う相手に菓子折りを渡す場合はこの限りではありません。

箱だけの状態だと持ち歩きにくいので、かえって相手を困惑させてしまいます。したがって、こういうときは紙袋ごと渡す無礼をしっかりと詫びたうえで、そのまま手渡ししてください。これなら相手に非常識と思われず、思いやりのある立ち居振る舞いができます。

新任時の自己紹介やお礼といった場面で渡す場合、基本的にのし紙を付けます。お祝い事につながるイベントだからです。かしこまった場でないのなら、短冊のしでも問題ありません。表書きと名入れをして、箱のフタの右上部分に貼り付けましょう。

一方、謝罪の場に持参する予定なのであれば、のし紙は必要ありません。先述したように、のし紙はお祝い事のイメージが強く、それを謝罪の場で使用すると非常識だと思われかねないのです。包装紙をかけた状態、もしくは反省の意を込めた結び切り水引を付けて渡しましょう。

菓子折りは包装紙も大切です。お祝いやお礼なら店舗の包装紙で問題ありませんが、謝罪やお詫びの際には、無地の掛け紙を選ぶようにしましょう。

せっかく菓子折りを持って行くなら、おしゃれでかわいいものがいい！と思う方も多いはず。東京で買えるおすすめのおしゃれな菓子折りとして、以下のものが挙げられます。

• ノワ・ドゥ・ブール：バターときび糖をたっぷり使用した贅沢なフィナンシェがおすすめ
• ポモロジー：クッキーボックス レモンがおすすめ。塩レモン、プレーン、アイシングレモンの3種類のレモンクッキーの詰め合わせ
• フィーカ：しっとり食感の生地の中にフルーツジャムが入ったハッロングロットルがおすすめ
• ミルフィユメゾン フランセ：洋書をイメージしたパッケージがかわいいミルフィユ スペシャリテがおすすめ

忌引き明けに菓子折りを持参する場合もあると思います。忌引き明けの菓子折りは「上司や同僚、後輩への感謝を表すもの」として持っていく方が多いです。賞味期限が長く日持ちのする、個包装タイプのものが適しています。クッキーやマドレーヌといった無難なものがおすすめです。

また、忌引き明けの菓子折りはあくまで個人の気持ちによるものであり、香典返しとは別物です。会社によっては、わざわざ忌引き明けの菓子折りを持ってくる必要がない場合もあるため、心配な時は周囲の人に聞くなどして、慣例に従うのが無難です。

なお、忌引き明けの菓子折りにのしは不要です。のしはもともとお祝いの際につけるものです。香典返しについているものは、一見似て見えますが「掛け紙」と呼ばれる別の物です。一般的な包装をしてもらえば問題ありません。

ギフトとして送れるものは、菓子折だけとは限りません。ビールを始めとしたさまざまな製品が贈答品として活躍しています。菓子折り以外の人気ギフト・贈り物は下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているのでぜひチェックしてください。

今回はおすすめの菓子折りをご紹介してきましたが、興味が湧く製品は見つかりましたか。菓子折りは幅広い場面で活躍するアイテムなので、自分にとってのイチオシを決めておけば重宝します。これを機に、ぜひ手に取ってみてくださいね。