【小学生向け】ことわざ辞典おすすめ10選｜大人におすすめ故事成語・慣用句辞典も！

ことわざは日常生活で使われることも多く、昔の文化や価値観が反映されているので勉強してみるととても面白いものです。しかしことわざに興味があるけど、どうやって勉強すればいいかわからない方も多くいます。そんな方におすすめなのが、ことわざ辞典。

「ことわざ辞典は小学生など子ども用の物でしょ」と思っていませんか？実はことわざ辞典は大人にも人気のアイテム。辞書のように言葉がまとめられているものや、イラストや図を用いて紹介されているものがあり、楽しみながら勉強できます。

しかし、ことわざ辞典はたくさん出版されていて、自分に合ったものを見つけるのは大変ですよね。本記事では、ことわざ辞典の選び方や四字熟語辞典や子供向けの辞書などおすすめ10選をご紹介します。故事成語や慣用句などとの違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

【例】

• 頭隠して尻隠さず：悪事・欠点を一部しか隠せていないのに全部を隠したつもりになっている
• 河童の川流れ：得意なことでも失敗するときがある
• 棚から牡丹餅：予想していないところから幸運が舞いこんでくる

ことわざとは、昔から言い伝えられる教訓や風刺を含んだ短句を指します。ことわざはその言葉だけで意味が分かるのが特徴です。

【例】

• 一意専心：ひとつのことに集中すること
• 臥薪嘗胆：将来の成功のために苦心・苦労を重ねること

四字熟語は、漢字4文字で構成される熟語のことです。ただし、漢字4文字であれば四字熟語になるわけではありません。故事や仏典などに由来がある言葉を四字熟語と呼ぶのが一般的です。

また、四字熟語の中には故事成語でもある言葉が多いです。たとえば、臥薪嘗胆は中国春秋時代の故事に由来する故事成語でもあります。

【例】

• 温故知新：昔のことを学びなおして新たな知見を生み出すこと
• 間髪をいれず：間を置かずに・差し迫っている状況

故事成語は、昔あった出来事や話を元にできた言葉です。故事に由来する言葉はすべて故事成語といえるため、ことわざや四字熟語の中にも故事成語に分類できる言葉が多くあります。

【例】

• 足が棒になる：足がこわばるほど疲れている様子
• 舌の根も乾かぬうちに：言葉が言い終わらないうちに、前言ったことと反対のことを言う

慣用句は、2つ以上の言葉を組み合わせて元の言葉とは違う意味に使っているものです。ことわざと慣用句の区別は難しいですが、慣用句は前後に文章がないと使えない場合が多くあります。たとえば、「舌の根の乾かぬうちに」だけでは意味が分かりません。

【特徴】

• 子供用に比べて収録数が多い
• さまざまな索引のタイプがある

大人向けのことわざ辞典は、子供向けに比べて収録されていることわざの数が多く、難しい言葉も収録されていて網羅性が高いです。解説も詳しいので、ことわざを深く勉強できます。また、キーワード索引ができたり、テーマ別にまとめられていたりなどの工夫が施されている本も多いです。

【特徴】

• 写真・イラスト付きで視覚的にわかりやすい
• 文字が大きく、ふりがなが付いていて読みやすい
• 簡単で使いやすいことわざが紹介されている

子ども向けのことわざ辞典は、読みやすい工夫がたくさん施されているのが特徴です。直感的にことわざを理解できて、習っていない漢字にもふりがながふられています。

収録されていることわざの数は少なめですが、日常的に使えることわざが多いです。ことわざ辞典で学習したことを生活で活かす楽しさも学べるので、勉強のきっかけにもなります。

ことわざをたくさん学びたいなら、収録数の多さをチェックしましょう。

ことわざ・故事成語・慣用句・四字熟語は厳密な区別がないため、一緒に紹介されている辞書もたくさんあります。また、製品によっては格言・名言などが収録されているものもあり、さまざまな言葉を学びたい方におすすめです。自分が学びたい内容に合ったものを選びましょう。

【日本語と英語でのことわざの違い】

英語の知識も一緒に身につけたい方は、ことわざの英和辞典もおすすめです。日本語のことわざを英語に直訳しても、言いたい内容は伝わりません。ことわざには国の文化や宗教観がよくあらわれるので、英語圏の考え方を理解するのにもつながります。

【特徴】

• カラフルなイラスト・写真が多用されている
• 視覚的にことわざの意味・使い方を学べる
• 対象年齢の低い本が多い

写真・イラストタイプは言葉ではなく写真・イラストでことわざを学べます。未就学児・小学校低学年の内からことわざに触れさせたい方におすすめです。

【特徴】

• 子どもに人気のキャラクターが使われている
• キャラクターを使ったイラスト・図でイメージを持ちやすい

キャラクタータイプのことわざ辞典は、なかなか勉強に興味を持ってもらえない子どもにおすすめです。ちびまる子ちゃんやドラえもんなどの人気キャラクターがことわざを解説してくれます。子どもが好きなキャラクターの本を選びましょう。

ことわざ辞典を選ぶときはサイズにも注目しましょう。どんな場所で勉強するのか、どんなシーンで使用したいか考えるのが重要です。

ことわざはアプリを使っても学習できます。アプリを使うメリット・デメリットをご紹介するので、自分やお子様には書籍とアプリのどちらがあっているか考えてみましょう。

【ことわざアプリの特徴】

辞典を購入したら、それだけで満足して活用できない人もたくさんいます。せっかく購入したことわざ辞典をより活用するためにおすすめの使い方を紹介していきます。

• 外箱・カバーは外す：使いたいときにすぐ使える
• 付箋を活用する：一度調べたことわざ・気に入ったことわざなどに付箋を貼っておくと見返すときに便利

ことわざを学習すれば、昔の文化や物の考え方も一緒に学べて豊かな生活を送れるようになります。イラストや図で楽しく勉強できる本も多く、勉強が苦手な方にもことわざ辞典はおすすめです。本記事を参考に、自分に合ったことわざ辞典を選びましょう。