小学生向け国語辞典のおすすめランキング13選｜小学校高学年におすすめも

小学生になると、国語を学ぶうえで言葉の意味や漢字の使い方が記載されている国語辞典が必要になります。小学生向けの国語辞典は多数の出版社から発行されているので、いつからどの国語辞典を買えばいいか悩んでしまいますよね。子どもに人気のかわいいキャラクターが表紙になっている国語辞典も魅力的です。

実は、小学生向けの国語辞典には、小学校高学年用と低学年用に分かれてるもの・イラスト入りのわかりやすいもの・収録語数が違っていたりなど、国語辞典は用途によってさまざまな商品が発行されています。そのため、お子様が興味を持てる国語辞典選びがポイントになります。

そこで今回は、小学生が使う国語辞典の選び方と人気おすすめランキングを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。気になる無料オンラインやアプリの国語辞典や、おすすめの知育玩具も詳しく解説します。

小学生が使う国語辞典は、小学校入学時から用意しておくとメリットが多いです。特に低学年用のオールカラー国語辞典には小学生が興味を持ちやすい読み物もたくさん記載されているので、低学年から言葉に興味を持って国語辞典を使用するお子様も少なくありません。

小学校の授業で国語辞典の使い方を学び始めるのは、一般的に3〜4年生の頃です。国語辞典を使用する時に購入するのもいいですが、小学校1年生から国語辞典を与えておくのもおすすめです。国語辞典に馴染みがあると、言葉に興味を持って自主的に調べるお子様も多いです。

小学生から国語辞典を使う効果はたくさんありますが、語彙力の増加と自己解決力の向上の2点が代表的です。国語辞典に慣れていると、知らない言葉やわからない言葉の意味はすぐ調べるようになります。不明点をすぐに調べて自分で解決できる力は、大人になってからも大切です。

• 語彙力増加：日常の会話などで出てこない言葉など、国語辞典にはあらゆる言葉と意味が記載されています。普段使わない・聞きなれない言葉に触れられる国語辞典は、知識欲のさかんな小学生にはぴったりです。知らない言葉を国語辞典で調べる行為によって理解できる語彙を増やし、その言葉は自分で使える語彙になります。
• 自己解決力向上：知らない言葉やわからない言葉を国語辞典で調べて学ぶ行為は、誰かに頼らなくても自分で解決できる実体験となります。自己解決する実体験の積み重ねは、自己解決力向上のトレーニングに最適です。

学校によって国語辞典の準備が異なります。指定の国語辞典を購入するように要請する学校もあれば、教科書を出版している出版社の国語辞典を推奨するような小学校もあります。学校推奨の国語辞典がある場合は、在籍されている小学校に合わせた国語辞典を購入してください。

もちろん、学校によっては自由に各家庭で国語辞典の準備を要望する場合もあります。そういった場合は本記事び選び方などを参考にして、お子様に合う国語辞典を選んでください。

国語辞典の収録語句数から選ぶ場合は、以下のポイントをチェックして選ぶと使いやすいものを見つけやすいです。

小学校で使う子供用の国語辞典を収録語句数から選ぶ場合、およそ4万語程度、収録されている国語辞典を選ぶのをおすすめします。小学6年生くらいになってくると、子供の語彙数が2万文字に達すると言われているためです。

収録語句数が少ない国語辞典で言葉を調べた時に、調べたい言葉がないと困ってしまいます。小学生が使う国語辞典の収録語句数は、4万語程度の国語辞典を選んでください。

中学生になると、小学校で使っていた国語辞典の内容では追いつかずに大人用に買い換える場合がほとんどです。小学生向けの国語辞典には写真やイラストが多く使用されていて、お子様が興味を持ちやすい辞典になっています。小学生が使う国語辞典は、あくまで「辞書の使い方を覚えるための辞典」と思っておいてください。

大人になっても使える国語辞典の収録語句数はおよそ6万語程度です。子供用国語辞典の収録語句数と比べて倍ほど収録内容が違います。大人になると、調べたい語句や言葉が多くなってきます。そんな時に、収録語句数が少ないと頼りなく感じてしまいます。

国語辞典は出版社によって、内容や収録語句数が違っています。調べたい言葉、調べたい分野が多い場合は、自分に合った収録語句数の多い国語辞典を選択するのをおすすめします。

短期間で子供用と大人用の買い直しがもったいないと感じる場合には、最初から大人用を購入するのもひとつの方法です。ただし、カラーじゃない・イラストがないなど、お子様は不便を感じるかもしれません。

国語辞典のルビにも種類があります。子供の年齢に合わせてルビの種類を選ぶのもおすすめです。ルビの種類は以下を参考にしてみてください。

小学校低学年のお子様には、国語辞典の漢字全部にルビ(フリガナ)がふってある総ルビがおすすめです。総ルビの国語辞典は、調べようとした言葉や例文すべてにルビがふられています。そのため、漢字が読みやすく言葉の意味が理解しやすくなっています。

総ルビの国語辞典ならスラスラと文を読めるので、語彙力が増えて学習効果も高まります。そのため、低学年のお子様には総ルビの国語辞典がおすすめです。ただし、国語の授業での辞書学習が3年生からなので、低学年から自主的に使うお子様以外は総ルビに拘らなくても問題ありません。

小学校高学年(4〜6年生)のお子様には、一部難しい漢字にのみルビ(フリガナ)がふられているパラルビがおすすめです。低学年で習うような簡単な漢字にはルビがなく、高学年のお子様に読みやすい国語辞典になっています。

ルビが少ない分、例文や収録語句数が多くなって、より語彙力が身に付きやすい中身になっています。そのため、高学年のお子様にはパラルビをおすすめします。

小学生向けの国語辞典には漢字学習もできるように、漢字の書き順や解説なども記載されているものがほとんどです。記載方法は、本文中に併記されているものと、巻末に別立てされているものがあります。それぞれの特徴やポイントを紹介しますので、国語辞典選びの参考にしてください。

• 併記：言葉の意味のすぐそばに漢字の書き順が併記されているタイプです。調べたい言葉の意味と書き順を一度に学べるので、国語辞典の扱いに不慣れなお子様に向いています。トメやハライなど、こまかい部分がわかりにくい場合があるのがデメリットです。
• 別立て：辞典の巻末に漢字学習ページが用意されているタイプです。解説スペースが広いものが多く、漢字の書き順に加えてトメやハライなどがしっかり説明されています。漢字のこまかい部分まで学ばせたい方におすすめです。

さらに漢字を正しく学ばせたい方は、学校の教科書と同じ「教科書体」の国語辞典を選んでください。国語辞典は、「ゴシック体」や「明朝体」などさまざまな書体（フォント）のものがあります。教科書体を採用した国語辞典のメリットは、以下のとおりです。

• 教科書と同じ書体（フォント）を採用しているため、違和感なく読みやすい
• 毛筆と同じようなトメ・ハライが表現されているので、正確に漢字を学べる
• 習字の授業にも役立つ

小学生向けの国語辞典は、教科書体やゴシック体・明朝体など使用されている書体はさまざまです。教科書と同じ字体を使った辞典であれば、子どもも慣れていて読みやすいのでおすすめです。また、トメやハライなどもしっかりついているため、きれいな文字の形も覚えられます。

国語辞典には慣用句や古語・ことわざなどが収録されているものもあります。しかし、全部の語句を収録されているものではなく、よく耳にする慣用句や古語・ことわざが記載されている程度になります。

各出版社の国語辞典によって、慣用句や古語・ことわざの収録内容が異なっています。お子様の語彙力を増やしたい方には、慣用句や古語・ことわざの収録内容が多い国語辞典がおすすめです。

小学生用の国語辞典には、小型版とワイド版の2種類の大きさがあります。自宅でじっくりと家庭学習に使いたい場合はワイド版、塾や学校などで使う場合は小型版が向いています。持ち運ぶ機会が多い場合は、2種類のサイズを揃えておくのもおすすめです。それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

• 小型版（B6サイズ）：軽量コンパクトなので、学校や塾などに持ち運びやすい。文字がやや小さいため、読みにくいと感じる場合もある。ワイド版よりも安い値段のものが多い。
• ワイド版（A5サイズ）：文字が大きめなので、小学1年生でも扱いやすく読みやすい。分厚く重いため、自宅での家庭学習におすすめ。

英語辞典・漢字辞典・ことわざ辞典・四字熟語辞典・古語辞典など、同出版社でその他の種類があるかをチェックします。中学生になると、英語の辞書や漢字辞典等も必要になる場合が多いです。本棚に置いた時に、同じ出版社から出されている同シリーズの辞書を揃えると、背表紙が揃ってきれいに見えます。

三省堂は1881年に設立された出版社です。辞書・辞典・教科書などの出版で有名で、なかでも人気なのが「大辞林」です。「大辞林」は岩波書店の「広辞苑」と同様に歴史のある国語辞典で、学生だけでなく社会人まで幅広い方に使われています。

伝統と実績をもつ三省堂の小学生向け国語辞典は、コンパクトで軽いのが魅力です。オールカラーなので、小学校低学年から使えます。

光村教育図書は1964年に設立された出版社です。その名前のとおり、教育関連の書籍が充実しています。そんな光村教育図書では、「小学新国語辞典」がおすすめです。小学校での学習に必要な言葉約34,000語が収録されています。漢字にはフリガナがついているので、低学年でも安心です。

学研は学習塾・教育関連の書籍出版・保育用品販売・福祉施設運営などの事業を担うグループ会社の傘下にある出版社です。そんな学研でおすすめなのが「新レインボー小学国語辞典」です。見やすさに最大限配慮され、楽しみながら勉強できる工夫も施されています。

またすべての漢字にはフリガナもついているので、低学年から使用可能。例文も豊富なので、実用的な国語辞典だと評判です。

小学館は1945年に設立された、日本を代表する出版社です。雑誌・漫画・文庫・新書・児童書など幅広く取り扱っています。そんな小学館でおすすめなのが「例解学習国語辞典　ドラえもん版」です。

本文・ふろくにかわいいドラえもんのキャラクターがたくさん使われており、楽しみながら学習できる工夫が施されています。ほかの出版社とは少し違った国語辞典が欲しい方に、とくにおすすめです。

ベネッセは通信教育・福祉施設運営・出版などを手がける日本のグループ会社です。そんなベネッセの国語辞典は、通信教育でも培った技術がふんだんに盛り込まれています。

ベネッセの「チャレンジ小学国語辞典」はフルカラー・フリガナつき。写真・イラストも多数掲載されているので、見やすくわかりやすいのが魅力です。

教育同人社は1933年に創業した出版社です。おもに小学校で使う教材を開発しています。そんな教育同人社の「小学国語辞典」は、小学校でしか購入できません。人気キャラクターのスヌーピーが表紙にプリントされており、親しみやすいのが魅力。

また誤った読み方で調べても、正しい言葉にたどり着けるような仕組みになっているので、学習のお供にぴったり。フリガナつきなので、低学年からでも使用できます。

小学生が使う国語辞典は、新しい語句やIT系の語句等が充実している最新版が望ましいです。中古の辞書の購入を検討するときや兄弟のおさがりの辞書を使う場合は、「改訂年月日」の日付を確認してください。改訂年月日が最新版なら、中古の国語辞典でも大きな問題はありません。

ただし、在籍する小学校の先生に確認しておいた方が無難です。また、中古の国語辞典を持って学校に行くお子様の気持ちも考えてから、購入を検討してください。

紙の国語辞典だけでなく、スマホやタブレットで使える無料のオンライン辞書やアプリもおすすめです。オンライン辞書やアプリなら、重い国語辞典を持ち歩かなくても手軽に用語を調べられます。

小学生向けの無料オンライン辞書は「学研キッズネット」、アプリは「例解学習国語辞典」や「じしょ君」が人気です。それぞれの特徴を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

• 学研キッズネット（無料オンライン辞書）：学習に役立つ18,000項目以上の用語を調べられる。新聞・雑誌・テレビなどで耳にする最新の用語も随時追加されるのが特徴。
• 例解学習国語辞典（アプリ）：小学館のベストセラー「例解学習国語辞典 第九版」を収録したiPad用の電子辞書アプリで、見やすいレイアウトや調べやすい検索機能が魅力。コンテンツが豊富で、国語辞典としてだけでなく漢字検定の学習もできる。好きな言葉のお気に入り登録や画像を追加も可能。
• じしょ君（アプリ）：国語辞典・英和辞典・和英辞典の3つが入った辞書アプリ。iPhone用とAndroid用がある。類語・対語検索・書き順検索・ことわざ検索など、小学生に役に立つ機能が多いのが魅力。手書き検索が可能なので、読めない言葉も簡単に調べられる。

好奇心旺盛な小学生には、遊びながら学習できる知育玩具もおすすめです。ことば遊びや都道府県パズルなどの知識が身につくタイプは、大人になってからもふとした場面で役立ちます。また、新しい発見や学習する楽しさを体験すると、小学校の授業にも興味を持ちやすいです。

知育玩具やパズルは、勉強の楽しさを知る第一歩になります。以下の記事では、子ども向けボードゲームの選び方や人気おすすめ商品を紹介しています。知識が身につくものや家族で楽しめるものなどを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

この記事では、小学生が使う国語辞典の選び方と人気おすすめランキングを紹介しました。知識欲旺盛な小学生は、語彙力がぐんぐんと伸びる時期です。お子様の言葉の好奇心にしっかりと寄り添って、本人にぴったりの国語辞典が見つけてあげてください。