純米大吟醸おすすめ15選｜安いものやスーパーで買えるものも！辛口はある？

純米大吟醸とは、日本酒を分類している特定名称の1つで、醸造あるアルコールを使っていない精米歩合50％以下のお酒のことです。作り方や原材料にこだわっていて、昔ながらの作り方で作られた伝統あるお酒が純米大吟醸です。純米大吟醸はとても高価なお酒なので、特別な日に選ばれることが多くなっています。

とはいえ、純米大吟醸とそのほかの日本酒って何が違うの？という声は少なくありません。そこで今回はまず純米大吟醸と大吟醸の違いを解説し、その後選び方とおすすめをご紹介します。

記事後半には純米大吟醸と合わせられるおつまみをご紹介しています。最後までチェックしていただき、自分にあった純米大吟醸を見つけて素敵な夜を過ごしてください。

純米大吟醸は、口当たりが優しく飲みやすいため日本酒が苦手な人におすすめです。米・米麹・水だけで作られた純米大吟醸は、原材料の酒米や産地の水などによって味わいに違いが出やすいです。

作り方としては、50％以下まで米を磨いて10℃以下の低温発酵を行う醸造作りとなっています。とても手間暇かけて作られるお酒なので、クリアな味わいでとても飲みやすく、フルーティーな独特の香りを楽しめます。

純米大吟醸と大吟醸の違いは原材料に醸造アルコールを含むかどうかです。精米歩合が50％以下というのはどちらも同じです。しかし、大吟醸には醸造アルコールが含まれています。

• 純米大吟醸…米本来の旨味やコクを感じられる
• 大吟醸…すっきりした飲み口の物が多い

どちらが美味しいと感じるかは銘柄・好みによって異なります。味のバランスが取れているのが大吟醸です。米本来の味わいを楽しめるのが純米大吟醸。それぞれの違いを楽しみましょう。

獺祭は山口県で作られている日本酒です。獺祭を作っている旭酒造では他の銘柄は作っていません。それくらい力を注いで作られている銘柄と言えます。

通常杜氏と呼ばれる職人さんや管理している温度やもろみなどをすべてデータ化しているのも大きな特徴。そのため安定した味わいを楽しめるので、ファンが多い銘柄です。

十四代は秋田県で作られている日本酒です。生産量に限りがある銘柄なので、幻の銘柄として人気です。価格も高価なので、日本酒好きな人へのプレゼントにおすすめとなっています。

味わいとしては、辛口ブームの頃に甘口ブームに火を付けられるほど、香り高くフルーティーな甘口です。特別な日にぜひ味わってみてください。

醸し人九平次は老舗の蔵元が作る純米大吟醸ブランドです。1997年に少量で高品質な日本酒を造るように方針転換されました。

醸し人九平次はフルーティーで華やかな香りと上品な酸味が特徴。吟醸香を存分に楽しんで飲むのがおすすめです。そのため、ワイングラスで飲むのが美味しく飲むコツだと言われています。

久保田は新潟の朝日酒造の代表作です。新潟の蔵元なので、酒造りは米からと酒米にとてもこだわっています。ほどよい甘さを持つ端麗辛口が特徴で、とても飲みやすい日本酒です。

癖がないため、料理と一緒に楽しめるお酒です。食中酒の純米大吟醸を探している人に向いている銘柄だと言われています。

山田錦は、酒米の王様と言われる100種類以上ある酒米の頂点にあるお米です。精米歩合を高めると割れてしまうお米が多いのですが、山田錦は割れにくく高価な日本酒作りに向いています。

雑味の元となるタンパク質や脂質が少なく、すっきりとした味わいに仕上げられます。また米の旨味や甘味は残りやすいので、安定感のある日本酒が製造可能です。

新潟で生まれた五百万石は、タンパク質が少ないお米です。山田錦と違い米が割れやすいため、機械製造の日本酒に向いています。

甘口の日本酒が苦手な人に向いているお米で、とてもクリアで雑味のない味わいになります。日本酒に合わせやすいおつまみととても相性がいいため、日本酒とおつまみを一緒に楽しみたい人向けです。

長野県を代表する酒米が美山錦です。心白が小さく精米歩合を上げやすいため、純米大吟醸ととても相性がいい酒米です。柔らかな口当たりとすっきりした味わいの日本酒となるのが特徴です。

バナナやメロンのようなフルーティーな味わいとなるため、甘口の日本酒が好みの人に向いています。雑味が少なく飽きにくい日本酒を造れます。

純米大吟醸は産地が変われば全く違った味わいとなります。その理由は、その土地によって土壌や気候が違うためです。

純米大吟醸は米・米麹・お水というシンプルな材料で作られているので、産地によって味が変わります。またその土地の料理やおつまみに合うように作られていることも、産地で味が変わる理由です。

純米大吟醸を選ぶなら、ぜひ吟醸香にこだわってください。発酵の過程で2つの成分が生成されるため、その内容によって香りが変わります。

• カプロン酸エチル…フルーティーな香りで、近年の主流
• 酢酸イソアミル…甘味が強い香りでカクテルが好きな人に好まれる

このように酵母が出す成分によって香りが変わります。美味しく楽しむためにも、好みの香りの物を選びましょう。

辛口の純米大吟醸は、料理全般によく合います。辛口のお酒は、クリアな味わいとなっており、あまり癖がないため料理の風味を邪魔しません。

ステーキのようなどっしりとした料理からすっきりとした和食まで幅広く合わせられます。さまざまな料理を楽しみたい人は辛口を選びましょう。辛口のお酒は食中酒として楽しめる物が多いです。

甘口の純米大吟醸なら、味わいがはっきりしている料理がよく合います。酸味や塩味はもちろん、甘味が強いすき焼きとも相性がいいです。おつまみを合わせて楽しみたいときには、ブルーチーズがよく合うという声もあります。

酸味が好きな人なら、なますをあわせるのがおすすめです。味がはっきりした料理が好きな人は甘口を選びましょう。

純米大吟醸酒は製造コストがかかるため、高価な商品が多いのが特徴です。予算に合った価格のものを選ぶのをおすすめします。なるべく価格が安い純米大吟醸酒を購入したい方は、スーパーなどで購入できるモデルがいいでしょう。安いものであれば、2,000円前後で購入できます。

また、特別な記念日や自分へのご褒美には高級な純米大吟醸酒がおすすめです。ECサイトなどで気軽に購入できる高級品も多いので、比較的簡単に購入できるのも魅力。さらにふるさと納税の返礼品として純米大吟醸を扱っている自治体もあるので、節税対策を考えている方は検討してみましょう。

純米大吟醸は軽い味わいのものが多いため、味わいが淡泊な物がよく合います。

• 野菜料理
• 白身魚
• クリームチーズ

もちろんお刺身やお寿司といった料理にも合います。純米大吟醸は冷酒で飲むのが向いているので、軽いおつまみくらいがちょうどいいという声が多いです。

上記の素材に梅やわさびをちょい足しすると、純米大吟醸の味わいを楽しめます。また塩味が強い塩辛もゆずの皮やレモングラスを加えることで、純米大吟醸ととてもよく合います。

純米大吟醸は高級なお酒なので、特別な夜にぴったりです。本格的な料理と合わせるよりはちょっとしたおつまみと合わせるくらいがちょうどいいという声があります。自分に合った純米大吟醸を見つけて、オリジナルの楽しみ方で味わいましょう。