ブランド紅茶のおすすめ20選｜日本のブランドは？カルディやルピシアも！

紅茶は世界各地で愛されており、ミルク・レモン・スパイスなどを用いたアレンジも楽しまれています。読者の中にも、朝食やリラックスタイムにこだわりの紅茶を飲むことが習慣という方もいらっしゃることでしょう。

そんな魅力のある紅茶をもっと楽しむために、知っておきたいのが紅茶のブランドです。世界にはさまざまなブランド紅茶があることをご存知でしょうか？一例として、1706年に誕生し、現在まで続くものもあります。

今回はそんな歴史のあるブランド紅茶について、シーン・価格別の選び方・おすすめ商品などを紹介します。意外と知らない茶葉の違いも解説しますので、ぜひ最後までご覧いただきブランド紅茶を楽しむヒントにしてください。

ブランド紅茶と聞くと敷居が高いイメージがあるかもしれません。しかしリプトンなどでは、ペットボトルタイプや紙パックタイプの商品が発売されています。

品質を追求する方には不向きですが、安価なので手軽にブランド紅茶を味わうことができます。また味のラインナップも豊富で、季節限定商品などもあり楽しめます。

紅茶の飲み方で最もメジャーなのが、ティーバッグです。計量は不要でマグカップさえあれば、ブランド紅茶を楽しめます。また近年人気のマイボトルで飲むときにも、淹れやすくて便利です。

一杯ごとにさまざまな味や香りの違いが楽しめるので、買い置きしておくのもおすすめです。詰め合わせをプレゼントとして贈っても喜ばれます。

ブランド紅茶の種類・産地・品質にこだわりたい本格派の方は茶葉がおすすめです。世界で有名なブランド紅茶各社は、さまざまな茶葉を販売しています。

同じ茶葉でもブランドごとの違いを楽しんだり、ミルクやスパイスを加えてアレンジしてみたり、味の楽しみ方はさまざまです。ティーポットでゆっくり淹れる時間は、さぞ贅沢なひとときとなることでしょう。

紅茶に含まれるカフェインが気になる方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、カフェインレス・ノンカフェインの紅茶です。

これらには違いがあり、ディカフェとも呼ばれるカフェインレスは、90％以上カフェインが除去されています。一方、ノンカフェインはカフェインを一切含みません。寝る前や妊娠中の方は、これらを選ぶと安心です。

リプトンは19世紀末にスコットランドで誕生したブランドです。世界で最も有名なブランド紅茶のひとつです。黄色と赤色のロゴマークをご存知の方も多いことでしょう。

種類が豊富で手軽なティーバッグが有名ですが、ペットボトル・紙パック・チルドカップも人気です。定番のレモンティーのほか、期間限定商品にも注目です。

1706年にロンドンでトワイニングは誕生し、後日世界初の紅茶店を出店しました。ティーバッグや茶葉が有名で、高級感のあるロゴマークが目印です。

携帯に便利な粉末タイプの商品もあり、ミルクティー・チャイミルクティーなどスイーツの代わりに飲みたくなるような甘い紅茶が人気です。

ジャンナッツは1872年にフランスのパリで誕生したブランドです。猫のシルエットが使われているロゴマークがおしゃれで、愛飲されている方も多いでしょう。

インターネットショッピングのほか、輸入食品を多く扱っているカルディでも購入可能です。東京にはジャンナッツ東京－サロン ド テ ジャンナッツ表参道というティールームもあります。

1986年にイギリスで誕生したアーマッドティーは、現在80ヵ国以上で愛されているブランド紅茶です。「高品質・良心価格」という企業理念のとおり、リーズナブルで美味しい紅茶をたくさん販売しています。

特に人気のフルーツフレーバーティーは、ドライフルーツチップがブレンドされていて、さわやかな味わいを楽しめます。

輸入食品を多く扱うカルディでは、先ほどご紹介したジャンナッツなどさまざまなブランド紅茶を購入することができます。また、ティーファンタジーというオリジナルブランドも展開されています。

ミントとライムが香るモヒートは、ほかではなかなか見ることがない紅茶です。お買い物のついでに、ぜひチェックしてみてください。

ルピシアは1994年に誕生した日本のブランドです。百貨店やショッピングモールで見かけられた方も多いことでしょう。オリジナルブレンドティーが特に人気です。

また季節限定商品や母の日・イースター・クリスマスなどイベントごとに発売される商品も、ラインナップが豊富です。茶葉だけでなくティーバッグタイプも購入できます。

英国王室御用達ブランドのウェッジウッドは、薄い水色の上品なパッケージが目印です。元は1759年に設立されたイギリスの陶磁器メーカーですが、今では紅茶も有名です。

アフタヌーンティーの本場であるイギリスのブランドのため、ケーキや軽食などと合わせて楽しむのもおすすめです。プレゼントにぴったりの詰め合わせもありますので、チェックしてみてください。

フォションはフランスのパリで1886年に設立された、食料品店のブランドです。日本では高島屋などで店舗を見かけることが多いブランドです。紅茶以外にも、パンやスイーツで有名です。

特に人気な商品はアップルティーです。またオリジナルの紅茶とジャムの詰め合わせは、プレゼントにもおすすめです。

クスミティーは1867年にロシアで設立されました。その後、1917年のロシア革命を機にフランスのパリに移転し、現在にいたります。フランス国内でも大人気の老舗ブランド紅茶です。

オーガニックティーをたくさん扱っているのが特徴で、茶葉にこだわる方に特におすすめです。日本に直営店はありませんが、インターネットやDEAN&DELUCAで購入可能です。

フォートナム＆メイソンは1707年に創業されたイギリスの老舗百貨店です。質の高い商品を販売していることで有名で、世界的に人気です。

紅茶販売でもその名は知られており、日本では三越などの百貨店に店舗が展開されています。メジャーな茶葉から珍しい品種まで、幅広い商品も人気の秘密です。ぜひ一度お試しください。

フランスを代表する老舗紅茶専門店のマリアージュ フレールは、1854年にパリで創業されました。日本には1997年に上陸し、以降紅茶好きの方の間では大人気のブランドになりました。

黒地に黄金色のロゴが特徴で、直営店ではまるでパリにいるような気分が味わえます。代表的な商品はマルコポーロという、フルーティーなブレンドティーです。

ティーダブリュジー ティーはシンガポール発の高級ブランド紅茶です。2007年に設立された比較的新しいブランドですが、知名度は抜群です。

黄金色のパッケージがトレードマークで、シンガポール旅行のお土産としても有名です。ティーバッグはコットンで作られているので、高級感がありプレゼントとしてもおすすめです。

ロンネフェルトは1823年に創業された、ドイツの高級ブランド紅茶です。ドイツで最高級品質の紅茶として知られ、ヨーロッパ内の高級ホテルでも利用されています。

高品質な茶葉も人気ですが、ティーキャディ・リーフカップ・ティーベロップなどのロンネフェルトが独自に開発したティーバッグも有名です。一般での入手が困難な商品も一部あります。

ダージリン・ウバ・キーマンが世界三大銘茶と呼ばれているのをご存知でしょうか。これらは味や香りが優れている紅茶として有名です。それぞれ、ダージリンはインド・ウバはスリランカ・キーマンは中国で収穫された茶葉です。

紅茶の生産量はインドが世界一ですが、他にも南インドのニルギリやスリランカのセイロンが産地として有名です。ここではダージリン・ウバ・キーマンの特徴をまとめて紹介します。

ブレンドティーは、複数の産地や収穫時期が異なる茶葉を混ぜ合わせ作ります。イングリッシュブレックファースト・アフタヌーンティーなどはその代表で、その名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

組み合わせは無数に考えることが可能で、各ブランド紅茶からもオリジナルのブレンドティーが発売されています。

フルーツ系のフレーバーティーは、ドライフルーツを茶葉に混ぜています。種類は豊富でりんご・いちご・オレンジなどの柑橘系がメジャーですが、数種類のフルーツを混ぜ合わせた商品もあります。

なお、自宅でも生のフルーツを使って簡単に作ることができます。飲み方としては、味わいの変化を楽しむために、さっぱりとアイスティーにして飲むのがおすすめです。

バニラ・キャラメル・クリームなどを加えると、スイート系のフレーバーティーが完成します。甘みを加えてスイーツの代わりに楽しむのがおすすめです。

ミルクを入れてホットミルクフレーバーティーにすると、リラックス効果も抜群です。各ブランド紅茶からスイート系フレーバーティーが発売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

通好みなのがスパイス系です。「ストレートの紅茶だと物足りない」・「味の変化が欲しい」という方におすすめです。

ジンジャー・シナモン・カルダモンが有名で、血行を促進し体が温めて冷えを改善する効果など、健康にも配慮して選ぶことができます。いつもの紅茶にスパイスを少し加えるだけで、簡単に楽しめるのも魅力です。

茶葉を購入する前に知っておきたいのが、紅茶の等級です。これは品質ではなく葉の大きさで分けけられています。商品に記載がありますので、確認してみてください。

ちなみに、茶葉が大きなものから、オレンジペコー（OP）・ブロークンオレンジペコー（BOP）・ブロークンオレンジペコーファニングス（BOPF）・ダスト（D）とそれぞれ呼ばれています。

世界一美味しい紅茶がなんなのか、気になっている方もたくさんいます。一つの基準となるのが、世界中からたくさんの茶葉が出品され審査されるTHE LEAFIES 2022 - INTERNATIONAL TEA ACADEMY AWARDSです。

こちらの品評会で1位になったのは、実は日本産の和紅茶でした。近年和紅茶は国内外から注目されており、栽培量が増えています。高い品質の美味しい紅茶と評判なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

こだわりのブランド紅茶を購入したら、正しい淹れ方で味わいたいものです。ここでは基本的な淹れ方を紹介します。

1. まずはポットとカップを温めておき、お湯を沸かします。（軟水がおすすめ）
2. ポットに茶葉を入れ、沸騰直後のお湯を注ぎ蒸らします。
3. ポットの中を少し混ぜたら、茶こしでこしながらカップに注ぎます。

なお、ポットの最後の一滴はベストドロップと呼ばれています。「最後の一滴に美味しさが凝縮されている」という通説から名付けられたものですので、最後まで慎重に注ぎ切りましょう。

ここまで美味しいブランド紅茶の選び方・おすすめ商品などを紹介してきました。世界には魅力的なブランド紅茶がたくさんあります。日本でも購入できる商品も多く紹介していますので、ぜひお気に入りを見つけてください。さまざまなブレンドやアレンジも楽しめるブランド紅茶を飲んで、リラックスタイムを楽しみましょう。