野菜の冷凍食品おすすめ14選｜お弁当やサラダに！体に悪い？栄養素はどう？

冷凍食品は、味がイマイチで美味しくないと思っていませんか？随分前に一度冷凍の野菜を使ってから、しばらく使っていない方もいるかも知れません。そのうえ、冷凍食品を使っていると、手抜きをしているような罪悪感を持つ人もいます。

しかし、現在では、冷凍食品は手抜きではなく手間抜きと解釈されていて、冷凍食品を上手く使うレシピが満載です。そして、冷凍野菜は価格が安定していて、野菜不足になっても同じ価格で手に入れられます。さらに、オールシーズン旬の野菜が食べられます。

そこで、お弁当やサラダなど冷凍食品を使うメリットや冷凍食品に関する疑問を解決していきます。また、野菜の冷凍食品おすすめ12選やレシピも紹介します。家庭で野菜を冷凍するコツも参考にしてください。

まずは、野菜の冷凍食品の活用で生まれるメリットとデメリットをそれぞれ見ていきます。

メリットをまとめてみました。

1. 料理を作る時間と手間を短縮できる
2. 保存期間が長く野菜を無駄にしない
3. 生ゴミが出ない
4. 価格が安定している

一番のメリットは、料理を作る際の手間が省ける点です。冷凍の野菜は不要な部分を取り除き、カットしてあります。そのため、洗う手間や取り除く手間、カットする手間が省けます。不要な部分がカットされているので、生ごみも出ません。食中毒の心配がないのも大きなメリットです。ほうれん草やオクラは、茹でずにそのまま使えます。

さらに、カットされたものが一袋に入っていて必要な分だけ取り出すため、腐らせることなく野菜を無駄にしません。そして、野菜は気候や供給量により価格変動しますが、冷凍食品の野菜はいつでも同じ値段で買えます。そのうえ、野菜は旬の時期に収穫したものを冷凍しているため、生鮮野菜によっては栄養は冷凍のほうが勝っているケースがあります。

次に、デメリットもまとめてみました。

1. 冷凍スペースが必要
2. 風味や食感が劣る

冷凍食品は必ず冷凍庫で保存しなければなりません。しかし、冷凍庫がほかの冷凍食品でいっぱいな方も多いです。最近では、冷凍食品を活用するパターンが多い傾向にあるから、冷凍庫の容量が大きい冷蔵庫がたくさん販売されています。冷蔵庫を買い替える際は、一度検討してみてはいかがですか。

冷凍食品の製造技術により、生の野菜と冷凍の野菜に味の差はなくなってきています。しかし、香りや食感は若干劣る点はあるかも知れません。コリコリとした独特の食感やふわっとした香りなど完全を求めるのは難しいです。

家で野菜を冷凍や冷蔵し保存しておくと、時間が経つとともに栄養素が減っていきます。なぜなら、野菜の中にある酵素の働きで栄養素が分解されるからです。たとえば、買ったばかりのほうれん草と冷蔵庫に9日保管したほうれん草を比べると、ビタミンCの含有量が3割ほど減ってしまうといったデータもあります。

しかし、市販の冷凍野菜は冷凍する前に、熱湯に短時間くぐらせるなど処理がされています。そのため酵素が失活しているので、保存しておいても栄養素はあまり減りません。

数ある野菜の冷凍食品は、どのように選べばいいのか迷ってしまいます。そこで、選び方のポイントをいくつか紹介していきます。

まずは、野菜の冷凍食品をどのような用途で使いたいかで選びましょう。広く活用したいなら、両方のタイプを使い分けるのがおすすめです。

単品タイプとは、1種類の野菜だけをパッケージしたものです。ブロッコリー・コーン・いんげんなど使いたい野菜だけをチョイスします。季節にしか出ない野菜や傷みやすい野菜、下処理が面倒な野菜を冷凍食品にすればOKです。あらかじめカットされているので、切るのが面倒と感じる野菜だけ選ぶのもありです。

いつもの料理にアクセントをプラスしたい、アレンジを加えたい方はミックスタイプがおすすめです。ミックスタイプとは、数種類の野菜がブレンドされたものです。中でもスタンダードなものはミックベジタブル。人参・コーン・グリーンピースが入ったカラフルなミックス野菜です。加えるだけで料理の見た目が華やかになります。

次に、解凍する方法で選びます。解凍方法は、主に3つあります。それは、加熱解凍・流水解凍・自然解凍です。加熱解凍は、解凍せずに冷凍のまま火にかけ炒める、煮る、焼けます。流水解凍とは、水やお湯で解凍する方法です。袋に入れた状態で行います。

自然解凍は、野菜を使う日の前日や数時間前に冷蔵庫で解凍する方法です。お弁当にもそのまま入れられます。解凍に要する時間や手間を見て選びましょう。

次に、冷凍された野菜がどのような下処理をされているかで選びます。

冷凍食品の野菜はほとんどのものがカットされています。そのため、カット方法をチェックしてみましょう。人参は乱切りのもの、シャトーカットのもの、輪切りの物などさまざまです。中には飾り切りされた人参もあります。目的にあったカット方法を選べばそのまま使えて手間が省けます。

野菜のカットだけではなく、茹でたものや素揚げしたものもあります。調理工程がひとつ省けるため、料理する時間を短縮できます。さらに、山芋のようにあらかじめすりおろしされていてそのまま使えるものも。ペースト状の野菜であれば、スープや流動食におすすめです。

家族の人数や料理を作る量によって野菜の容量を選びましょう。イベントで大人数の料理を作るなどたくさんの量が必要な時は、業務用の冷凍野菜がおすすめです。

野菜の冷凍食品を少しずつしか使わない方は、小分けされたパックがおすすめです。大きい袋は、開封してすぐに使い切ればいいですが長い期間置いておくと霜がついてしまう場合があります。小分けされていれば、ほかのパックは密封状態が保てるので焦らず使い切れます。

とにかく、野菜の冷凍食品を頻繁に活用している方は、業務用のパックがおすすめです。まとめて買えばそれだけ価格的にもお得です。大きすぎる場合は、自宅でフリーザーバッグに好きな量で小分けすると使いやすくなります。

業務スーパーには、大容量の冷凍野菜が幅広く販売されています。通常のスーパーで冷凍野菜を買おうとすると、どうしても値段が張ってしまいますが、業務スーパーの冷凍野菜であれば、安価なため家計の大きな見方になります

野菜の冷凍食品を買う時、気になることはありませんか？多くの方が思ういくつかの疑問について解説していきましょう。

冷凍食品や加工食品には、必要に応じて食品添加物は使用されています。しかし、市販されている食品に使われる食品添加物は、厚生労働省から認可を受けたもので、決められた量を守っています。安全性についても、一人当たりの摂取量を調査したうえで決められたものです。

保存料は、多くの冷凍食品には使われていません。なぜなら、冷凍状態では食中毒などに関わる細菌が活動できないため、必要ないからです。そのため、冷凍食品野菜は体に悪くはありません。

冷凍食品は、生鮮食品を使って手作りするよりも割高に感じる方もいます。しかし、生鮮野菜は天候の影響を受けやすく、価格が変動するパターンも。ときには、野菜不足になり欲しい野菜が手に入られない場合もあります。その点、冷凍食品の野菜は、年間を通じて安定した価格です。さらに、保存期間が長いため、生鮮野菜のように無駄にしてしまうケースがなく、コスト的には変わらないです。

中国から日本に輸出される冷凍食品は、原料や製品の検査が中国政府によって多くの段階を踏み、厳重なチェックが行われています。平成26年に70万件以上の中国からの輸入届がありましたが、違反は約200件と0.03％でした。特に、中国からの輸入品の違反率が高いわけではありません。

冷凍食品は手抜きなどの考えはなくなってきています。手抜きではなく手間抜きと呼ばれる言葉が浸透しつつあります。野菜の冷凍食品で料理の時間を短縮し、その余った時間でもう一品作る方も多いです。料理してしまうと、冷凍野菜か生鮮野菜か区別がつきません。

冷凍野菜を使った簡単で時間のかからない料理レシピを紹介します。

【作り方】

1. 冷凍いんげんを解凍
2. 解凍した後、水気を拭き取る
3. ボールにしょうゆ、ごま、砂糖を用意
4. いんげんと調味料を合えれば完成

【作り方】

1. 冷凍ブロッコリーを解凍します
2. ツナ缶にマヨネーズを入れて混ぜる
3. ブロッコリーと合わせる
4. ブラックペッパーを振りかけて完成

冷凍野菜をより美味しく調理するポイントは、凍った状態で使うことです。ゆっくり解凍すると野菜にダメージが与えられる場合があり、食感も変わってしまいます。そのため煮込み料理や炒め料理に使用する場合は、冷凍されたまま使ってください。

市販の冷凍野菜を使わず、家で野菜を冷凍する方法もあります。冷凍に向いていない野菜は、レタスやトマトなどの水分が多い野菜と人参や大根などの根菜類です。 逆に冷凍に適した野菜は、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜やブロッコリーです。冷凍する際のコツは、急速な冷凍です。

しかし、家庭で急速に冷凍するのは難しいです。そこで使用するのがアルミバットです。アルミバットは熱伝導が高いため、そのまま冷凍するより短時間で冷凍できます。冷凍したい野菜をアルミホイルに包み、アルミバットの上に置いて冷凍すればOKです。また、茹でてから冷凍する場合は、十分に冷まして、水分を取りましょう。

料理する際はなるべく解凍せず冷凍のまま使うと旨味を逃がしません。

野菜の冷凍食品は季節外れの野菜が摂れたり、いつもの料理がバージョンアップしたりと活用すれば手放せなくなります。野菜のロスがなくなり、家計の無駄もカットできます。ぜひ料理に冷凍野菜を取り入れてみてください。