電卓おすすめ15選｜家計簿や簿記試験に！おしゃれで安いメーカー多数

実務上のデータを集計するとき・複雑な関数計算をするとき・家計簿へ記録するときなどに役立つのが電卓です。電卓があれば、基本的な四則演算はもちろんのこと、桁数の多い計算、税務上の計算も可能になります。

また、金融電卓や関数電卓などの専門性が高い電卓を用いれば、より高度な計算もできるようになります。機能性の高い電卓であれば、計算したデータの集計がより簡単にできるようになるでしょう。

本記事では、おすすめの電卓を全部で15台紹介しています。一般電卓を始め、安いものから専門性の高い電卓まで幅広くまとめました。前半部分では選び方を解説しているので、電卓選びの基準がわからない方はぜひ参考にしてください。

一般電卓とは四則演算などの基本的な計算を行うために用いられる電卓を指します。また、最近ではメモリー機能や税率計算機能などの機能が標準搭載されている製品が多く、四則演算に加え、さまざまな計算を行えます。

この一般電卓は主に「普通電卓」「実務電卓」の2つに分かれます。この2つに明確な定義はありませんが、普通電卓は簡単な計算に使いやすい電卓、実務電卓は経理や業務上の計算で使う電卓を指します。より詳しい解説は以下の見出しをご覧ください。

普通電卓とは最も広く使われる電卓の1つで、基本的な四則演算・税率計算などを行うときに使います。手計算をするには複雑で合ったり、たくさんの数を扱うときに便利なツールです。

実務電卓や関数電卓などで行う専門的な計算・複雑な計算はできませんが、一般的な場面では十分に使えます。他の電卓に比べデザインがシンプルで軽量なので、どんな環境にも導入しやすい電卓です。

実務電卓は経理・財務など実務上の計算をする場面で用いられる電卓です。簿記や会計士の試験にも用いられます。実務電卓の主な特徴として、専門的な機能が豊富で操作性に優れる点が挙げられます。

モデルによりはしますが、実務でよく扱う税率・複利・減価償却費などの専門的な計算に広く対応しています。また、すばやい入力にも対応する打ちやすいキー・視認性の高い入力画面など操作上のミスが発生しにくい仕様も魅力的です。

関数電卓は主に建築・科学・エンジニアリングなどの専門分野の計算に強い電卓を指します。他の電卓では扱えない関数の計算やグラフの抽出などを行えます。専門的な業種の人はもちろんですが、理系学生にも必須の計算機です。

ただし、関数電卓には種類が多く製品ごとに機能が異なるので、自分が計算したい関数や機能が搭載されているかあらかじめ確認して購入するようにしましょう。周期表閲覧付きなど関数計算にプラスアルファの機能のある製品もあります。

テンキー付きのパソコンは基本的にサイズが大きく持ち運びに不便します。また、テンキーは机をかなり大きく占めるので作業の邪魔になるケースもあるでしょう。そこで、おすすめなのが「テンキー電卓」です。

テンキー電卓はUSBでパソコンと接続することで、パソコンのテンキーとして使うことができる電卓のことを指し、1台でテンキーと電卓の2役を果たします。テンキー電卓であれば、場所・費用の節約ができ、持ち運びも容易に行えます。

専用電卓に具体的な定義はありませんが、主に特定の業種に特化した計算を実行できる計算機のことを指します。栄養士・看護師向けの製品が代表的でしょう。たとえば、栄養士向け製品の場合、BMI・メタボリックシンドロームに関する計算に特化した項目のある電卓などが販売されています。

他にも専門的な実務に特化した電卓は数多く存在します。使用するシーンや職種によって最適な電卓を見つけるようにしましょう。

プリンター付き電卓はその名の通りプリンターがついていて、計算した結果を印刷して記録できる電卓のことを言います。プリンター付き電卓を導入すれば電卓で計算した結果を1つ1つノートにメモしたりパソコンに入力する手間を省けます。

たとえば、家計簿やダイエット記録ノートのデータ印刷をしたり、イベントで簡単なレジとして使うなど広い用途で使用できます。マイナーな電卓ではありますが、非常に便利な電卓の1つです。

金融電卓は名前の通り金融に関する計算を行うのに便利な電卓のことを指します。この電卓を使えばローンのシミュレーションなどお金に関する計算を簡単に行うことができます。

本来は複雑な計算をしなければならない金融に関する計算を金融電卓があれば比較的簡単に行えるので、すぐにシミュレーション結果を顧客に提示したい営業の方や、お金の管理・運用を計画的に行いたい方におすすめです。

電卓の計算可能な桁数として、主に8～12桁のものが一般的です。より複雑な計算や規模の大きい計算をすることが想定される場合は計算・表示可能な桁数の多い製品を選ぶようにしましょう。

しかし、計算可能な桁数の多い電卓は一般的にサイズが大きく無骨な見た目になりがちです。そのため、携帯したい・小さい電卓がいいという場合は8桁程度の電卓を選ぶといいでしょう。

電卓を選ぶときは機能面に限らずサイズに関しても注目する必要があります。以下に大きい電卓と小さい電卓それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。

経理などのビジネスシーンで電卓を使う場合は「普通電卓」や「実務電卓」を選びましょう。選ぶときポイントとなるのが「税率計算」など計算に必要な機能が充実しているか・計算のミスが起こりにくい製品かという点です。

そして、特に仕様上注意してほしいのが、早打ちなどすばやい計算に対応しているか・画面の視認性が高いかです。これらの点をクリアした製品を選ぶようにしましょう。

学習で電卓を使う場合計算したい式が搭載されているかを確認しておきましょう。たとえば、ルート計算をしたい場合はルートキーのある製品を選ぶといった要領です。

また、関数計算などの複雑な計算が必要な場合は関数電卓が必須です。理系学生や理系資格の取得を目指している方は必ず準備しておきましょう。他にも数は少ないものの「学習用電卓」という電卓もあります。ご自身の学習する内容に合わせ購入しましょう。

資格試験において電卓の持ち込みが可能・必須な場合があります。たとえば、会計士・簿記試験・電卓計算能力試験などがこのケースに該当します。ご自身が受ける試験に電卓が必要なときは事前に準備しておきましょう。

ただ、試験によりますが、電卓の使用が許可されているとしても、一部使えない電卓がある場合があります。規定をあらかじめ確認したうえで購入するようにしましょう。

電卓のキー配列は製品ごとに、わずかですが違いがあります。少しでもスピーディーに打ちたい・正確に入力したい方は自分の指になじむ配列の製品を選ぶようにしましょう。

また、これまで使っていた電卓と配列が異なる製品を選ぶと、以前使っていた電卓の位置関係でキーをタッチし計算のミスが発生することも。こうしたミスを減らすために、これまで使っていた電卓と配列が同じものを選ぶというのもありでしょう。

キーの大きさや形に注目し電卓を選ぶと、より計算上のミスを軽減することができます。たとえば、キーの形がくぼんでいるものを選べばよりキーに指がフィットしやすくなります。

また、キーが大きい製品であれば、指を確実にキーに運ぶことができるので入力の安定性が増すでしょう。ただし、キーが大きい製品はその分全体のサイズも大きくなりやすく、携帯性が下がる可能性があることも意識しておきましょう。

電卓を選ぶとき、キーのタッチ音にも注目しましょう。シェアオフィスや夜間のテレワークなどでキーのタッチ音が大きいと周りの人が不快に感じることがあります。このような環境下では、キーの入力音を軽減した製品を選ぶのがおすすめです。

ただし、タッチ音の有無で確実に入力できているか判断するケースもあります。すばやい計算でタッチ音がある方がわかりやすいという方はあえてタッチ音のなる製品を選んでもいいでしょう。

税金の計算をするとき四則演算を用いて計算する方法もありますが税率計算機能のある電卓を用いれば、より簡単に計算することができます。電卓を使ってお金・税金関係の計算をしたいなら「税率計算」機能がついているかは確認しておきましょう。

また、近年では「軽減税率」に対応したモデルもあります。飲食店の方が使う電卓として非常に便利です。

電卓のメモリ機能とはある数値を一時的に保存して計算に活用できる機能のことで、電卓のMRC・M+・M-と書いてあるキーを使った機能を指します。

この機能を使うことで、ある数字を基準とした計算をより簡単に行えたり、四則演算におけるミスを軽減することができます。使用頻度の少ない機能ではありますが、いざという時にあると便利なので、メモリ機能のあるないもしっかりと確認しておきましょう。

GTとは電卓の機能の1つで、グランドトータルの略称です。この機能がある電卓は連続して行った計算の結果を一時的に記録し、その記録した計算結果を合計することができます。

この機能を使うことで、たとえば月ごとで集計・計算した数値を12か月分結合するといった工程を電卓内のみで簡単に完結することができます。計算の多い実務に従事している方などにおすすめの機能です。

電卓は基本的に水やホコリに弱く、悪環境下で電卓に触れると故障・思わぬ事故を起こす可能性があります。また、故障する度に買い替えるのはコストパフォーマンス的にも良くありません。

そこで、キッチンやお花屋さんなど水にぬれやすい環境・ホコリや木材のクズが舞う現場で電卓を使いたい方は防水・防塵機能のある電卓を選ぶようにしましょう。

CASIOは時計や電子辞書などの電子機器で有名な日本の電子機器ブランドです。正確な社名は「CASIO計算機株式会社」と言いその名の通り電卓分野に強く、多くのユーザーに愛用されています。

CASIOの電卓はモデルの幅が非常に広く、さまざまなニーズに対応しています。一般的な実務電卓はもちろん、金融電卓や専用電卓など自身の必要性に合わせて選べます。

シャープはさまざまな電子機器を展開する日本のブランドです。そんなシャープの電卓の歩みは1964年から始まり、70年代には世界で初めて液晶表示の電卓を販売するなど現代の電卓の基盤となる技術をつくり上げました。

その血は現在まで脈々と受け継がれ、ハイスペックで誰でも使いやすい製品を多数展開しています。高い機能性や安定した操作感を求める方におすすめのブランドです。

無印良品はおしゃれでシンプルな文房具・機能的ながら軽やかに着ることができる衣料品などが非常に評判の高いブランドです。

無印良品の電卓はこのような無印らしいシンプルながら高機能な製品を求める方に非常におすすめです。また、どんな環境・場面にも順応しやすいため、電卓選びで困っている方にもおすすめです。

電卓があれば計算も、数字データの管理も飛躍的に容易になります。とはいえ、電卓には種類・機能が多く本当に適切な製品を選べていない方が多いのも現状です。記事をじっくり吟味して最適な電卓を見つけましょう。