手が小さい人向けの包丁おすすめ12選｜小さい包丁や小三徳包丁・ペティナイフも

食事は生きていく上で欠かせないものです。コンビニやスーパーなどで弁当や総菜を購入して間に合わせる、自炊するといった選択肢もありますが、食材を切ったり刻んだりするには包丁が欠かせません。普段何気なく使っている包丁は、非常に種類が豊富です。持ちやすさや切れ味が違うため、毎日使う包丁は慎重に選ばなければなりません。

包丁は、手の大きさによって握りやすさや手の疲れ具合にも影響します。特に手の小さい人の包丁選びは重要で、サイズが合っていない包丁を使ってしまうと、怪我をしてしまったり料理効率が下がってしまったりします。包丁の中でも小さめの小三徳包丁をはじめとする小さい包丁もあるので、自分に合ったものを選びましょう。

今回は手が小さい人向けの包丁の種類や選び方を紹介していきます。おすすめ商品12選も紹介するので、ぜひ最後までご覧いただき購入の参考にしてください。

手の小さい人が、サイズの合っていない包丁を使うとどうなるのか、具体例をあげながら解説します。

• 手が疲れる

自分の手よりも遥かに大きいサイズの包丁は重みもあり、柄の部分が太くなっています。そのため、手にしっかりとフィットしにくく手が疲れてしまいます。

• 料理効率が下がる

手が疲れると料理の効率が下がります。上手く切れないと疲れだけでなく料理そのものがストレスになってしまいます。料理は楽しくしたいですよね。

• 怪我をする

手が疲れて料理効率が下がれば、イライラして集中力が散漫となり、大きな怪我につながるリスクが高まります。

小三徳包丁はにんじんやじゃがいもなどの、普通の野菜を切るのに適しています。かぼちゃやキャベツなどの大きい野菜を切るのには向きません。

三徳は3つの用途があるといった意味で、野菜・お肉・魚などあらゆる食材に対応できる包丁です。そのため、一人暮らしで自炊をする方にぴったり。デザインもさまざまなので、お好みのものを選んで使ってください。

家庭で一番よく使用されている三徳包丁は、刃渡り180ミリ程度がほとんどです。一方、ペティナイフは150ミリ以下と小ぶりで非常に小回りがききます。手の小さい人の手にもフィットするサイズ感で、野菜の皮むきや飾り包丁を入れるなどといった細かい作業に最適です。

しかし、ペティナイフは幅が狭くて手がまな板に当たってしまうため、千切りなどまな板を必要とする作業はできません。それぞれの包丁の特性や違いを知って、用途に適した包丁を使いましょう。

牛刀の引き切りは肉の塊を切るのに適しています。小三徳包丁との大きな違いは刃がまな板に対して平行ではないところで、。刃に少し反りがあるため、引き切りや押し切りがしやすい形状です。

野菜のせん切りには向きませんが、みじん切りはうってつけ。手が小さい方は大きい塊を切るのも一苦労なため牛刀がおすすめです。

上述した包丁よりもさらに小さい包丁が果物ナイフです。名前の通り、果物などの小さいものを切るのに適しており、野菜の皮むきをはじめ果物を切ったり魚を三枚に下ろす際にもぴったりです。

小さめですが、一般的な家庭料理で使う食材は果物ナイフでカバーできます。ほかの包丁は重くて大きいと感じる方は果物ナイフを使ってみてください。

ステンレス製の包丁は非常に錆に強く、お手入れが簡単なのかメリットです。さらに、しばらく使って包丁の切れ味が悪くなっても包丁の刃が研ぎやすいので、自宅でメンテナンスできます。最近ではステンレス鋼材にカーボン・モリブデン・バナジウムを含有したMVS鋼材などの丈夫なものもあります。

しかし、刃に弾力性があるため刃が欠けにくい一方で、弾力があるので刃が曲がりやすいというデメリットもあります。普段使いに最適で、お手入れがしやすいという点が特におすすめです。

鋼製の包丁は、包丁の中でもダントツの切れ味です。プロも愛用している素材で、自分で包丁を育てられるのが鋼製の包丁の大きな特徴です。ステンレス製と比べて切れ味が長持ちするメリットがありますが、食材に金属臭がつきやすいデメリットもあります。鋼製の包丁は本格的な料理を楽しみたい方におすすめです。

包丁を買うならデザインにもこだわりたい方におすすめなのが、ダマスカス鋼製の包丁です。波紋のような模様があるのが大きな特徴で、とてもかっこいい見た目をしています。

同じ模様の包丁はありません。そのため、世界に1つだけの包丁を手に入れられます。耐久性が高いところがメリットですが、その分価格が高いという点はデメリットといえます。

セラミック製の包丁の大きな特徴は軽さです。ステンレス製や鋼製の包丁と比べてかなり軽量なため、手が疲れにくく女性でも快適に使用できます。錆びにくく金属臭がないのがメリットですが軽量な分、包丁の刃が欠けやすいというデメリットがあります。価格も手頃で柄の部分はカラフルなものも多いため、好みの色を選べます。

ポリプロピレンは耐熱性の高い樹脂を原料にしているため、錆に強くメンテナンスフリーなのがメリットです。樹脂でも約110℃まで耐熱性があるので食洗機でも洗えます。小型包丁もラインナップされていますし、耐薬性が高いのも特徴です。ただし、紫外線で変色する可能性があります。

気にしたことのない方が多いかもしれませんが、包丁には利き手も関係してきます。手が小さい方は特に利き手に合わせて包丁を選ぶと料理がもっと楽しくなります。ここでは利き手で選ぶ包丁について解説していきます。

一般的に販売されている包丁の多くは片刃タイプです。日本人には右利きの方が多いため、なにも表記がなければ右利き用の包丁です。右利き用の片刃包丁は右側の刃先に角度がついており、左利き用の片刃包丁は左側の刃先に角度があります。

片刃タイプでよく聞く包丁は出刃包丁ですが、出刃包丁は魚をおろす時や、野菜の皮むきの際に適しています。

両刃タイプの包丁であれば、利き手関係なく誰でも快適に使用できます。刃の左右どちらにも角度がついており、右利きでも左利きでも均等に力を加えられるのがメリットです。片刃は利き手が合わないと上手く使えません。

しかし、両刃の場合は刃先を自分で調整しながら使っていくため、手が小さい人も使いやすいのです。

毎日使う包丁はお手入れしやすいものがいいですよね。包丁のタイプによってお手入れ方法が異なるため、こちらもしっかりと確認していきましょう。比較的お手入れが簡単なのは「オールステンレス」の包丁です。隙間や溝がなく、汚れにくく雑菌が繁殖しづらい包丁です。

さらに、錆が発生しづらい素材の包丁は金属アレルギーの心配も軽減されます。料理の工程によっては何度も包丁を洗浄する必要が出てくるため、お手入れのしやすい包丁を選ぶのも手です。

グローバルが販売している包丁の多くはオールステンレスです。切れ味がよく錆びにくいのが大きな特徴で、お手入れも簡単です。柄の部分は網状の模様で手が滑りにくくしっかりとフィットしてくれて、手が小さい人にも持ちやすくなっています。

使いやすいだけでなく、デザインもおしゃれでかっこいいため、男女問わず人気がある包丁です。

ヘンケルスの包丁の特徴は柄の部分です。手にフィットし握りやすい形をしているため、食材を切る時に無駄な力を入れずに済みます。切れ味も申し分なく、どの食材にも対応できる万能タイプの包丁です。

手が小さい人も握りやすい形状なため、ストレスなく楽しく料理できる包丁が多いメーカーです。

家具家電総合メーカーのニトリはキッチン用品も取り扱っており、包丁も販売しています。ニトリは「お値段以上」のキャッチコピーの通り、製品が値段以上の品質で人気です。包丁も同様で、低価格でシンプル、その上使いやすく品質がいい包丁を多く取り揃えています。

どんなキッチンにも合うデザインとなっている点も魅力のひとつです。

ミソノは、岐阜県関市に拠点を置く、800年以上の歴史を持つ老舗包丁メーカーです。三大包丁産地にも数えられており、高い信頼性でプロからも選ばれています。高い技術が生み出す包丁は、軽く手にフットして扱いやすいため、手が小さい方にもおすすめです。

手が小さい方に使いやすいペティナイフ以外にも、ラインナップは豊富に揃っています。メインの包丁からサブまで用途に合わせて選べるのも魅力です。

シュミッドブラザーズカトラリーは、アメリカのブランドです。シュミッドブラザーズカトラリーの包丁は、ハンドルに天然木を使用しています。実用的でありながらおしゃれなデザインは、キッチンにあるだけでも気分が上がります。

ハンドルに使われているのと同じ素材でできた、マグネット式ナイフバーや、複数の包丁をスッキリ収納できるナイフブロックを揃えると、統一感が出て、さらにおしゃれ感がアップします。

人気百均ショップのダイソーでは、現在、以下の小さい包丁が100円で販売されています。

• ニューギャラクシーペティナイフ
• 黒いセラミック錆ないフルーツナイフ
• フルーツナイフサヤ付
• フルーツナイフ（サヤ付、くすみカラー）

また、ニューギャラクシーシリーズの「穴あき包丁」も、小ぶりで使いやすいと人気です。穴が開いているので切った食材がくっつきにくく、万能包丁と同じように肉・魚・野菜など何にでも使えます。一般的な包丁よりも小さめで、手が小さい人にも使い安いサイズです。

小振りな包丁を求めるなら、ペティナイフをメインに使うのも1つの方法です。名称やサイズ感から、何となくサブナイフ的に考えがちな人もいるかも知れません。ですが、ペティナイフは小振りで細かい作業がしやすく、野菜の輪切り・千切り・乱切りはもちろん、アジなどをさばくのにも向いています。

サイズが小さいので作業スペースや小さなまな板でも扱いやすく、収納スペースも少なくて済みます。洗ったり研いだりといったお手入れも簡単です。お値段もお手頃なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

購入した包丁を長持ちさせるために、お手入れ方法もしっかりと確認しましょう。現在は耐水性が高く錆びにくい包丁も多く販売していますが、包丁を洗浄した際には水気をしっかり取り、十分に乾燥させる必要があります。

耐水性が高くてもずっと半乾きの状態ですと衛生的に問題が生じてしまうためです。包丁の切れ味が悪くなってきたら研ぎ石を使い、切れ味のいい状態にしいつでも快適に使用できるようにしましょう。お手入れをしっかりとすると、包丁がより長持ちし愛着もわきます。

日常のお手入れ方法

1. 包丁をまな板に押し付けながらスポンジ・コルクなどでこする
2. 水・または熱湯で洗い流し、乾いた布で水気をしっかりと取る
3. 自然乾燥で水気を飛ばす

いつもの料理の中のアイテムを変えれば、料理がもっと楽しくなり料理の腕も上達します。手が小さい人でも包丁の選び方次第でスムーズに効率よく料理ができるようになるため、今使っている包丁の重さやサイズで悩んでいるのであれば、一度自分に合った包丁を探してみてください。