掛け布団のおすすめ17選｜ニトリのオールシーズン使える掛け布団も

寝るときの必需品である掛け布団。だんだん気温が下がっていく冬場は特に無くてはならない存在です。価格帯も幅広く、たくさんの商品があり選択肢も多いですが、購入するならできるだけ暖かくて長持ちする掛け布団を選びたいですよね。

「洗えない冬布団の手入れが大変」「クリーニングを依頼しないといけない」と面倒な印象の掛け布団。しかし近年は手洗いや洗濯機での丸洗いに対応しているものが多く、手軽に清潔な状態を維持できます。またニトリなどでは一年中使える掛け布団を販売していて、季節ごとに掛け布団を替える手間がかかりません。

今回は掛け布団の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてください。記事の最後では掛け布団の洗い方・手放すときの手順・一緒にチェックしておきたいアイテムも解説していますので合わせてご確認ください。

古くからさまざまな生活用品に使用されており、どこか懐かしさを覚える木綿。この素材は、保温力と吸水性に優れているのが特徴です。優しい暖かさを感じられるうえ、寝汗を吸い上げてくれる効果もあります。定期的に打ち直しをすると長期間使い続けられます。

リネンも、木綿と同様に保温力・吸水性が高い素材です。それに加えて、抗菌性に優れているのもメリットと言えます。これは、汚れを打ち返すペクチンが含有されているためです。リネンで作られた掛け布団は生地がしっかりしていて、洗濯しても破れにくい特徴もあります。

軽量性とムレにくさで選ぶなら、羽毛布団がおすすめ。ダウンの割合が半分以上を占める製品を指します。ちなみに、ダウンとは羽毛が占める割合を表す指標で、この数値が高いほど暖かさを感じやすいです。羽毛布団は、ダック・グース・マザーグースの3つに分類されます。

このうち、もっとも価格が安いのがダックです。グースは羽毛布団特有の臭いがほとんどせず、軽くて扱いやすいです。そして、マザーグースは3種類の中でもっともダウン率・価格が高いと言われています。メリットとデメリットは三者三様なので、よく比較・検討しましょう。

木綿と羽毛の利点を兼ね備えているのが、羊毛の掛け布団です。羊毛の掛け布団は羽毛と比較すると安価かつ、木綿と同様の吸水性があります。寝汗をしっかり吸ってくれて季節を問わずに活躍するため、コストパフォーマンスに優れている掛け布団がほしい方におすすめです。

ちなみに、羊毛布団は「ウール○○％」といった表記がなされています。この割合を見ると、羊毛がどのくらい含まれているのかが分かります。ウールとポリエステルが混ざっている製品も少なくありませんが、ウールのみで構成された掛け布団の方が羊毛布団特有のメリットを感じやすいです。

ポリエステル(合成繊維)は天然の素材ではないので、ダニが発生しにくくリーズナブルというメリットがあります。製品のバリエーションも多く、それぞれ異なる機能が付与されているのも特徴的。具体的には速乾機能・抗菌加工・防臭加工・毛玉対策などが施されています。

肌触りで選ぶときに、もっともおすすめなのがシルクです。表面のきめ細かさ・滑らかさは、他の追随を許しません。有名なブランドのシルク製の掛け布団は30,000円を優に超えることも多く、値は張りますが、その分エレガントな雰囲気で所有欲を満たしてくれます。

中に綿が入っているものの、厚みはブランケットとほぼ変わらない製品を肌掛け布団と呼びます。薄手のため、室温が25度あるような場所でも暑苦しさを感じずに使えるのが最大のメリットです。そのため、主に夏場に使用されます。

しかし、他の毛布と組み合わせれば季節の変わり目にも応用できます。もっと工夫すればオールシーズンの活躍も可能です。また、柄や肌触りなどで差別化を図っている製品が多く選択の幅が広いです。レビューを参考に、弾力性や柔らかさなどを比較して検討してください。

厚みが肌掛け布団と本掛け布団の中間に相当するのが、合い掛け布団です。毛布を足して使ってもかさばらないくらいのちょうどいいボリュームで、主に春・秋に使用されています。具体的には室温が15度から20度までの場所にぴったりで、来客用としてもおすすめです。

肌掛け布団・合い掛け布団・2枚合わせ布団(デュエットタイプ)と比較して、もっとも中素材のボリュームが多いのが本掛け布団です。綿の量が多いので保温力に優れていて、室温15度以下の肌寒い場所で本領を発揮してくれます。冬用掛け布団として本掛け布団があれば安心です。

一方、分厚いので収納場所を確保する必要があります。押し入れなどの収納スペースに余裕がない場合や、部屋が狭い場合、本掛け布団は扱いづらく感じる可能性が高いです。また、夏場に使うには暖かすぎるので、冬以外の季節は基本的にしまいっぱなしになる難点もあります。

季節ごとに布団を入れ替えると、その度に、布団を洗ったり出し入れする手間が掛かります。そこで、一年中使えるオールシーズン（夏冬兼用）タイプの掛け布団が流行っています。

一年中同じ掛け布団だと、夏は暑く、冬は寒いと思われがちですが、温度調整機能が付いているため一年中快適に使えます。さらに、掛け布団の収納スペースが不要になるので、掛け布団の収納場所に困っている人にもおすすめです。

2枚合わせ布団とは、合い掛け布団と肌掛け布団が一対になっている製品を指します。デュエットタイプと呼ばれることもあります。2枚同時に使えば本掛け布団同様の暖かさを得られるのが特徴です。別々にすれば冬以外でも活用可能な上、収納スペースも節約できるので人気があります。

汗をかく夏場やペットを飼っている方、子どもが掛け布団を使用するようなケースでは、こまめに洗濯したいですよね。しかし、掛け布団は洗えないものやクリーニング専用のものがあり、何度もクリーニングに出すと手間もお金もかかり大変です。

このような場合は、自宅で洗えるタイプの掛け布団がおすすめです。購入を検討している段階で、タグの洗濯表示などを参考に手洗いや洗濯機での丸洗いに対応しているかをチェックしてください。

毎日掃除していても、ホコリを完全に取り除くのは難しいです。こうして蓄積されたホコリは、掛け布団を動かす度に舞います。それを吸い込むと、鼻水やくしゃみが止まらなくなる鼻炎につながります。

そこでおすすめなのが、ハウスダスト対策が施された掛け布団です。このタイプは、側生地の表面がきめ細かいのが特徴。アレルギーを引き起こす原因であるホコリが立ちにくくなるため、気になるアレルギー症状を抑えられます。

衛生面が気になる方・アレルギー体質の方は、抗菌・防カビ・防ダニ機能の有無をチェックしましょう。これらの加工は、ポリエステルの掛け布団に多く見られます。特に防ダニ機能のある掛け布団は、布団乾燥機によるダニ退治の頻度を抑えられるので重宝します。

快適な眠りにつきたいのなら、重量もしっかり確認しましょう。本体が軽い製品であれば身体にかかる負荷を抑えられます。圧迫感を覚えにくく、寝返りが打ちやすいメリットもあります。具体的には、2kg未満を目安にして探すのがおすすめです。

一方で、近年はニトリが取り扱っている『重い布団』が注目されています。これは本体重量が約5.5kgもある掛け布団です。深い眠りへ導く効果が期待でき、ストレスの軽減や幸福度の上昇につながるメリットがあります。どちらが自分に適しているか吟味してみてください。

ベッドのサイズはシングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの5種類です。したがって、これに対応しているサイズの掛け布団を選ぶのが一般的です。

シングルサイズは、一人で寝るためのサイズとして設定されています。ですが、寝相が悪い人は寝返りを打つと布団が剥がれてしまい、朝になると寒い思いをすることもあります。余裕を持って大き目のサイズで寝たい人にとっては、やや小さく感じるかもしれません。

その場合、一人寝でもセミダブルサイズを使うのをおすすめします。「ダブル」という名称が含まれているのでセミダブルサイズは二人用だと思う方が多いですが、余裕を持った一人寝にも最適なサイズです。

二人以上で寝る場合にはダブルサイズ以上が必須であり、シングルサイズでは不十分です。ただし、二人でダブルサイズで寝られるのは、二人の寝相がいい場合だけです。二人のうちどちらか一方でも寝相が悪いと、ダブルサイズでも、もう一方の人の布団は引き剥がされてしまいます。

余裕を持って二人で寝るなら、クイーンサイズやキングサイズを検討してください。両親と子供一人の3人で寝る場合にも、クイーンサイズやキングサイズはおすすめです。

掛布団と別売りになっている場合も多いカバーですが、実はカバー選びは重要です。掛け布団の上に被せるので、カバーのデザインが布団の見た目の印象を大きく左右します。寝室のインテリアにもなるため、気に入ったカバーがある掛け布団を選ぶのもおすすめです。

また、肌に直接触れるのは掛け布団ではなくカバーであるため、カバーの肌触りは重要です。掛け布団の素材だけでなく、カバーの素材にもこだわると毎日の睡眠時間を気持ち良く過ごせます。

予算が厳しいのなら、価格は要チェックです。掛け布団の底値は2,500円、天井値は85,000円程度です。これだけ範囲が広いと、迷った末にリーズナブルな製品を手に取りたくなりますよね。しかし、そういった商品は、コストを抑えるために作りが雑になっている可能性も否めません。

長持ちしない掛け布団を買ってしまうと、買い換えのスパンが短くなってしまいかえって高くつくおそれがあります。そこであわせて確認しておきたいのが、掛け布団の品質です。

具体的には品質チェックの基準を満たした商品に与えられるGFマークやEQマーク、国内メーカーを対象に審査するゴールドラベルの有無が参考になります。単純な価格ではなく、性能・品質面を天秤に掛けて、賢く買い物しましょう。

ニトリの掛け布団は、比較的安価に設定されており、大衆向けでお求めやすくなっています。しかも、温かさレベルが段階的に表示されているため、自分に合った掛け布団を選びやすいです。温度調整機能があるものもあり、一年中使えます。

さらに、防菌・防ダニ加工や洗濯OKのものなど機能性も高いです。安い割に優れた製品が多く、コスパがいいのがニトリの掛け布団の特徴です。

無印良品の掛け布団は、無駄が省かれたシンプルな造りが特徴です。ただ心地いい眠りを追究し、素材や機能性、ボリューム感や固さなどにこだわっています。

冬にしっかり温かいものや、一年中使えるもの、とにかく軽いものなど、いくつかのラインナップがあります。シンプルなデザインのものが欲しい人におすすめです。

コスパ抜群のアパレル商品が人気のしまむらですが、寝具にも注目してください。しまむらの掛け布団は、ロングサイズで長身の方でも足がはみ出しにくいのが特徴です。サイズ展開が豊富でコスパもいいため、家族全員分をそろえるときにもぴったりです。

掛け布団はのお手入れ頻度は、半年に1回が目安です。カバーを使っていないとなるともう少し高頻度で洗った方がいいですが、カバーを使っていれば直接肌につくことはないので半年おきでいいでしょう。「衣替えのタイミングで洗う」と覚えておくと忘れにくいのでおすすめです。

掛け布団の中には、洗濯機での丸洗いに対応していない製品も存在します。もし洗濯機を使えず、キルティング加工も施されていない場合、乾いたあとに綿が片寄る可能性があります。このような事態を回避するためには、洗濯表示のチェックが必須です。

この洗濯表示はタグに記載されています。洗濯機に対応している場合は、まず汚れている部分をつまみ洗いしましょう。次に洗濯ネットに入れます。最後は布団コースを選び、中性洗剤を投入して洗濯機のスタートボタンを押してください。

洗濯機のサイズが合わないなら、コインランドリーがおすすめ。そもそも水洗いに対応していない場合はクリーニングに出します。洗濯ネットのおすすめ15選は下記の記事で紹介しています。寝具専用洗濯ネットも合わせて紹介しているので、自宅で洗濯する方はぜひチェックしてください。

丸洗いできるタイプの掛け布団が洗濯機に入らない場合は、浴槽でも洗濯可能です。浴槽で洗う場合の手順を紹介します。注意点として布団に直接洗剤をかけるとシミになる可能性があるため溶かしてから使用すること、干すときはなるべく布団が重ならないよう干すことに気を付けてください。

1. 布団をシャワーで予洗いし、表面に付着しているゴミを除去する。
2. 布団を四つ折りにたたみ、布団がひたひたに浸かる程度の水を張る。
3. 風呂桶やバケツを利用して洗剤を溶かし、布団にまんべんなくかける。
4. 布団全体を押し洗いして、水を変えながら数回すすぐ。
5. 浴槽のへりに布団を掛け、しばらくそのまま置いて脱水する。
6. 内側に空気が通るよう、2本の竿にまたがせて干す。

掛け布団は粗大ゴミのサイズ基準を満たしているため、基本的には粗大ゴミに出します。まず、粗大ゴミが収集される場所や日取りを確認してください。次に申し込みを終わらせて、掛け布団を小さく丸め、崩れないよう紐で固定しましょう。

そして、掛け布団を入れたビニール袋に粗大ゴミ用のシールを貼り付けます。このシールはコンビニで取り扱われているので、あらかじめ用意しておいてください。最後に、申し込んだ日時に粗大ゴミ置き場へ持ち込めば終わりです。

上記の方法だと、どうしても依頼の手間やコストなどがかかってしまいます。そこでおすすめなのが、燃えるゴミに出す方法です。粗大ゴミは1辺が30cm以上の大型家具が対象です。したがって、30cm未満になるようハサミで裁断していけば、燃えるゴミに出せます。

この場合は、細かな繊維が室内に舞ってくしゃみの原因になるため、まずマスクを身に付けます。そして、次に側生地にハサミを入れて、少しずつ細かく解体しましょう。それが終わったら中素材も同様に切り進めていって、最後に燃えるゴミ専用袋に入れます。

燃えるゴミに出す方法をとれば、粗大ゴミのようにお金はかかりません。したがって、できる限り節約したい方向けです。また、わざわざ手続きする必要もありません。その代わり、布団のボリュームが大きければ大きいほど、解体するのに労力と時間がかかります。

粗大ゴミとして出す場合は回収とシールの購入にお金がかかります。そして、燃えるゴミに出す場合は手間がかかります。この両者の欠点を補えるのが、フリマアプリを利用する方法です。基本的に、フリマアプリは300円から自分で好きな値段を付けて出品できます。

実際に検索をかけてみると、2,000円から5,000円程度で出品されている掛け布団が、たくさんヒットします。サービスによっては独自の発送方法が用意されているケースもあります。それを選択すれば、売れたあとは荷造りして集荷を待つだけです。

わざわざ郵便局やコンビニに持ち込む手間が省けるのがメリットと言えます。さらに、設定した金額から手数料と配送料を引いた分は売り上げ金となり、自分の口座に振り込んでもらえます。掛け布団を処理できる上に利益も出る、まさに一石二鳥の方法です。

洗えないタイプの掛け布団を使う場合、あわせて布団カバーを購入しておけば手軽に汚れを防げます。たとえ表面にシミができてしまっても、掛け布団そのものをお手入れするよりはるかに手間を省けます。

また、季節ごとにカバーを替えればさらに快適に掛け布団を使用できます。カバー自体が毛布代わりになる化学繊維の商品や、吸水性に優れた夏向けの商品などラインナップは豊富です。

さらに、近年はおしゃれな布団カバーが多数登場しています。さまざまな柄の中からお部屋の雰囲気に適した製品を探してみませんか。布団カバー人気ランキング15選は下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

本掛け布団や羽毛布団などボリュームのある製品を購入する場合、使用しないときに収納スペースを圧迫してしまう問題が発生します。そして、それを解決してくれるのが圧縮袋です。布団を入れて掃除機で吸い込むと体積が減るため、掛け布団がかさばらずに済みます。

また、使いたくなったときは布団乾燥機を用いれば簡単に元に戻せるのも特徴です。圧縮袋の使い方や種類は下記の記事で紹介しています。おすすめの圧縮袋も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

「どんなに暖かい掛け布団を使っていても、足元が寒くてなかなか寝付けない」と悩んでいませんか。防寒靴下をはいて寝るのもいいですが、それより確実に暖を取れるのが電気アンカです。電気アンカはACアダプターをコンセントに差し込んで電源を入れるだけで使えます。

中には温度調節機能が付いている製品や、タイマー機能ありで切り忘れを防止してくれるモデルもあります。電気アンカのおすすめ人気ランキング10選は下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

掛け布団を丸洗いしたあとは、しっかり乾燥させる必要があります。こんなときに不可欠なのが布団干しです。濡れた布団は重いので、できれば布団干し専用の丈夫な物干し台を購入しましょう。

掛け布団を屋外で太陽光に当てて干すと、ダニ・カビ退治の効果も期待できます。晴れた日に天日干しすると、清潔感を感じる布団で気持ちよく眠りにつけます。布団干し専用の物干し台には、同時に4枚干せるタイプもあり、敷きマットや敷き布団、ブランケットなども一気もお手入れができてます。

屋外用物干し台の人気おすすめランキング13選は、下記の記事で紹介しています。選び方や使い方、布団が干せるタイプも合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

梅雨時に布団がじめっとしていたり、布団を干してもどうも湿気が気になる場合は布団乾燥機を使うのがおすすめです。温風を布団全体に行き渡らせ、カラッと乾燥してくれます。高温のためダニ退治も同時にできて、布団の清潔度もアップします。

商品によっては靴が乾燥できるタイプもあり、雨で靴が濡れてしまったときにも重宝します。

新しく寝具を購入するとき、揃えないといけないものが多く悩みますよね。そんな時は、各メーカーから発売されている布団セットがおすすめです。布団セットは、掛布団・敷布団のほかに各種カバーや収納袋まで寝具一式がセットになった商品です。

また、暑くて寝苦しい夏の夜に使用する冷感敷きパッドなど、掛け布団とあわせて使うとさらに快適な睡眠環境を整えられる寝具はたくさんあります。そのような寝具は、下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も含めて紹介しているのでぜひチェックしてください。

今回はおすすめの掛け布団を15製品紹介しました。自分の好みにぴったりな1枚は見つかったでしょうか。冬は特に、暖かい掛け布団がないと寒さを乗り切るのが厳しいです。肌触りが良く機能的な掛け布団を見つけて、上質な睡眠タイムを追求しましょう。