結露対策グッズのおすすめ16選｜ホームセンターで買える！結露防止アイデアも紹介

部屋は常に清潔に保って健康を守りたいですよね。気温が下がると窓ガラス・窓サッシに結露が発生します。特に北海道などの寒い地方では、屋外と室内の気温差が激しく結露が発生しやすいものです。そのまま放置するとカビが生えて金属のサビの原因になり、さらに放っておくとカビが増殖し家族の健康に影響を及ぼしてしまいます。

結露が発生したら放置せずに対策を講じましょう。最近では便利な結露対策グッズがたくさんあるため、タイプや窓ガラスに応じて商品を選べます。しかし種類が多く、家庭に合った結露対策グッズを選ぶのは大変です。

本記事では、結露対策グッズの選び方のポイントを徹底的に解説します。また、コスパ最強のおすすめの結露対策グッズを16点厳選して紹介するほか、購入場所や注意点についても取りあげるので、ぜひ最後までご覧ください。

結露は外の気温と室内の気温が大きくなると発生します。暖房で温められた室内の空気が、外気温に近い窓で急激に冷やされることで水滴が発生するのです。冬だけではなく夏にも同じ現象が起きます。クーラーが効いた室内と夏の太陽に温められた外の空気の温度差で、室内に結露が発生します。

また、部屋の中の湿度が高いほど空気中の水分量が多くなり結露しやすくなります。結露グッズを駆使して結露の発生を抑え、カビの発生リスクを抑えましょう。

結露を放置してしまうと、発生した水分が窓枠やサッシに留まりカビが生えやすくなります。壁の中や床まで水が染みると壁に染みができたり、床を腐らせたりする原因になります。

このように、結露を放置すると家の寿命と家族の健康を損なう恐れがあるのが問題です。放っておかず、便利な結露対策グッズを利用して対策をしっかり行いましょう。

もっともシンプルで簡単に使いやすいものがスプレータイプです。スプレーを吹きかけるだけで水滴の水だれを防ぎ、サッシやカーテンを濡らしません。吹きかけるだけのタイプや乾拭きが必要なタイプがあるので、自分に合ったものを選びましょう。効果の継続時間も商品によって違うため、必ず確認が必要です。

シート・パネルタイプは、窓ガラスに直接シートを貼り付け断熱効果で結露を防ぎます。外の気温と部屋の気温を少しでも近づけることで結露を減らすのが特徴です。これを使用することで夏は涼しく冬は暖かい部屋になります。デザイン性が高いものが多く、インテリアの一つや紫外線をカットするためにも使用されます。

テープタイプも窓ガラスに貼り付けるタイプです。シートタイプとは違い水滴発生の防止ではなく、水滴を流れ落ちないようにするために使用します。窓サッシや床を発生した結露から守ります。

装着も簡単で窓の下部分に貼るだけで対策できます。ただし、吸収した水滴は自然蒸発させるため、大量の結露では蒸発が間に合いません。そのため、使用する場所選びが大切です。

乾燥剤タイプは、窓際に吊るしたり置いたりするだけで、湿気を吸収します。天日干しで簡単に乾燥させることができるため、簡単・清潔でお財布にも優しい商品です。結露が発生しやすいところは、スプレーと乾燥タイプの併用でより効果が高くなります。

スクイージーは、窓ガラスの結露を拭き取るために便利なアイテムです。十分に拭き取れるので雑巾よりも素早く、手を濡らさずに使用できます。ガラスが傷つかない素材を使用しているため、安心して素早く拭き取ることができます。値段も安価なものが多いため、お試しでの購入もおすすめです。

室内の空気に気温差があると結露が発生しやすいです。そんなときは、サーキュレーターで空気を循環させましょう。窓付近に置くとより効果が高まります。また、サーキュレーターを置くとエアコンの温度を下げても部屋が温まりやすいので、節電にもつながります。

型板ガラスは片面に模様が入っており、目隠し仕様になっています。表面に凹凸があるためシートやテープをぴったり貼ることができません。断熱フィルムや強力吸水テープなら凹凸があってもしっかりと貼ることができ、剥がれにくいためおすすめです。

すりガラスは片面に摺り加工を施し目隠し仕様になったガラスで、表面がザラザラしています。装飾したすりガラスには結露対策グッズはほとんど使えないので注意しましょう。通常のすりガラスにはシートタイプとテープタイプがおすすめです。

網入りガラスは、ガラスの中に防火設備用の網が格子状に入っています。この格子状の網によって、ガラスが割れても飛び散りにくく加工されています。熱に弱く、熱割れを起こしやすい点がデメリットです。ガラスを温める結露グッズは使用できません。網入りガラスのの結露対策グッズは、断熱シートやテープタイプがおすすめです。

複層ガラスは複数のガラスから構成され、ガラスとガラスの間に空間を持たせたガラスです。ガラスとガラスの間にスペーサーを挟み込み、その間に乾燥空気を密封しています。

2000年代から省エネの観点から急速に増えてきた最新のガラスで、温かさを外に逃さない高い断熱効果が特徴です。断熱フィルムやスプレータイプがおすすめです。

結露が多い窓には吸収量が多いものを選びましょう。窓ガラスの場所やガラスの種類に合わせて吸収量を選択する必要があります。1000ml以上の吸収量の商品がありますので、結露が大量に出る窓ガラスにおすすめです。どのくらいの結露が発生しているのか把握して適材適所で使用しましょう。

基本的にすべての結露対策グッズはカビの発生を抑える効果があります。しかし、カビそのものを抑制するわけじゃなく、あくまでもカビ予防です。中には防カビ剤が含まれている結露対策グッズもあります。

一度カビが発生するとどんどん増殖してしまい、健康を損なう恐れがあります。家族の健康を守るためにカビ対策をしっかり行いましょう。

使用するカーテンによって結露の発生を抑えることができます。断熱・遮熱・遮光性が高いカーテンは、窓をしっかりと覆い室内外の温度差を少なくするため、結露の発生を防ぎます。また、カーテンレール上部に隙間があると効果が少なくなるため、カーテンボックス・カーテンカバーなどを使用するのがおすすめです。

部屋の湿度が高いと結露が発生しやすくなります。換気を行い部屋の湿度を下げることで結露が発生しにくくなるため、換気扇を常に回して対策する方法もあります。

しかし、冬の換気は気温が下がるうえに空気の乾燥も心配ですよね。そんな方には、サーキュレーターで空気を循環させるのがおすすめです。窓の周りの留まった空気を循環させ結露を防止してくれます。

屋外と屋内の温度差を小さくするために、暖房温度を下げることで結露を少なくできます。ジャケットなどを1枚多めに羽織ることで室内の気温を下げて、外との気温差を少しでも小さくしましょう。また、湿度は40〜60%程度を目安に上がりすぎないように気をつけてください。

家具の配置によっても結露の発生具合が変わってきます。壁と家具や家具同士に空間を作ることで空気の抜け道ができ、結露が発生しにくくなります。また、観葉植物は常に水蒸気を出しているため、窓の近くに置くのは避けましょう。空気の循環を良くするために、部屋のものを整理整頓することも結露対策になります。

結露対策グッズはいろいろなところで販売されています。ホームセンターや100均やネット通販が主流です。ここではどんなところでどのようなタイプが買いやすいのかを紹介します。

カインズやニトリなどの大手のホームセンターには、いろいろなタイプの結露対策グッズが豊富に揃っています。数種類のタイプを使い分けて試したい場合は、大手のホームセンターであればすべて揃えられるでしょう。特に、カインズやニトリは品質も高く値段もお手頃な商品が多いためおすすめです。

ダイソー・セリアなどの100均にも、結露対策グッズはたくさんあります。最近の100均にはないものがないと言われるほど品揃えが充実しています。窓に貼るエアクッションや結露吸水テープや結露取りワイパーが人気があります。まずは100均を覗いてみて、必要なものがない場合はホームセンターに行くのもいいでしょう。

結露防止シートもさまざまなタイプが販売されています。簡易的なプチプチタイプの結露防止シートや厚みのある柄入りシートなどさまざまです。

しかし、プチプチタイプや窓の下部分だけ貼るタイプなどはあまり効果がないとの口コミもあります。効果がある結露防止シートもたくさん販売されているので、ご家庭に合ったものを見つけましょう。

結露防止シートを貼りっぱなしにするのはおすすめできません。貼りっぱなしにすることで黒カビが発生します。さらに、長期間貼っていたものを剥がそうとするとフェルト部分だけが剥がれたり破けたりして、うまく剥がれなくなります。結露防止シートは発生する時期だけ利用して、定期的に剥がすようにしましょう。

結露防止スプレーは自作することも可能で、費用を抑えたい方におすすめです。用意するものは空のスプレーボトルと中性洗剤のみです。中性洗剤は自宅で使用しているもの、スプレーボトルは100均で購入できるもので問題ありません。

作り方は、計量カップを使って中性洗剤1：水10の割合で液体を作り、スプレーボトルに入れるだけです。計量カップがない方は大・小の容器を一つずつ用意してください。まずは小の容器に洗剤を入れ、大の容器に移してください。その後は、水を小の容器で10回大の容器に移せば同じ割合で希釈できます。

あなたの家に合う結露対策グッズは見つかりましたか。自分の家の窓の結露レベルに合わせて商品を見つけてください。窓やカーテンなどにカビを発生させないために結露をしっかり対策して、清潔な空間と家族の健康を守りましょう。