セラミックフライパンのおすすめ13選｜寿命は？京セラや焦げ付きから復活させる方法も

近年注目を集めている「セラミックフライパン」。表面にセラミックコーティングを施しているため、焦げ付きにくく汚れも簡単に落とせるのが人気の理由です。最近では京セラなど多くのメーカーから販売されています。

人気のあるセラミックフライパンですが、しっかりメンテナンスを行わないと寿命が短くなります。劣化したフライパンを復活させるには、再びコーティングが必要です。しかし、初心者の場合どのセラミックフライパンを購入するべきか見極めるのは難しいですよね。

この記事ではセラミックフライパンを購入する際に後悔しないためのポイントを解説し、おすすめのセラミックフライパン13選を紹介します。さらに、購入したセラミックフライパンがすぐに痛まないように焦げ付きの落とし方や手入れ方法も一緒に解説していきます。

テレビショッピングやCMなどでも多く取り上げられている「セラミックフライパン」ですが、その特徴はなんといっても焦げ付きにくい点です。その理由は表面に施しているセラミックコーティングです。セラミックとは陶磁器と同じ素材で硬く熱に強いのが特徴です。このセラミックを表面に加工して耐食性や耐熱性が高くなっています。

また熱伝導率の高さや遠赤外線効果によって食材に火を通しやすいのも人気のポイントです。

これまで主流だったフッ素加工フライパンとセラミックフライパンの主な違いは”耐久性”です。

フッ素加工のフライパンは耐熱性が低いのが弱点です。そのため、高温調理での使用を繰り返すと劣化しやすい傾向にあります。またフッ素加工のフライパンは汚れが染み込みやすいため焦付きの原因となります。加えて、近年フッ素加工は高温になると人体に有害な物質を発生させる点も問題視されています。

一方で、セラミックフライパンは耐熱性が高く急激な温度変化にも対応できます。汚れも染み込みにくいため焦付きも軽減され、スポンジで擦るだけですっと汚れが落ちます。

”セラミックだからフッ素加工より長持ち”なイメージが先行しますが、実際はそうとも言い切れません。当たり前ですが使えば使うほどだんだんセラミックコーティングが剝がれていきます。

コーティングが剥がれれば焦げ付きやすくなるので、そのタイミングがセラミックフライパンの寿命となります。基本的に上手く使っても2年ほどでセラミックの表面加工が劣化していくので、”セラミックだから10年くらい使える”と考えるのは間違っています。

ただしこれらもセラミックコーティング自体の質や手入れ方法によって大きく左右されます。自分の用途に合ったセラミックフライパンを選び、きちんと手入れするのが重要です。

ステンレス素材のフライパンは保湿性に優れている特徴があります。そのためフライパン内の熱が下がりにくく、食材の芯までしっかりと熱を通せます。

具体的には肉や魚の調理、シチューやカレーなどの煮込み料理に適しています。余熱と保湿を利用してじっくりと煮込んだり蒸したりするのも可能です。

一般的なアルミニウムのフライパンよりも少し重いですが、小さめのサイズや扱いやすい大きさを選べば問題なく使えます。

アルミニウムを素材とするフライパンは最も一般的なものです。その特徴はフライパンが軽量で力の弱い方でも持ちやすい点です。片手でも楽に調理ができるので、力まず快適に使えます。

具体的にはチャーハンや炒め物などのフライパンを動かしながら作る料理におすすめの材質です。また、熱も伝わりやすく短時間での調理も容易になります。

ステンレス製とアルミニウム製、どちらがいいか悩んでしまう方には”複層タイプ”がおすすめです。比較的軽めな素材でありつつ熱伝導率も高いので幅広い料理に使えます。

複層タイプには「全面複層タイプ」と「一部複層タイプ」があります。前者は軽量で熱伝導率が高く非常に使い勝手がいいですが、価格もそれなりにします。後者は一部が複層タイプであるため、一般的なフライパンに比べると素早く調理できますが前者には劣ります。また後者は価格もリーズナブルで料理初心者や節約家におすすめです。

セラミックフライパンを購入する際にはそのフライパンがIHに対応しているかどうかも確認しておきましょう。自宅のキッチンがIHの場合にはガスコンロ用のフライパンは使用できません。

IHやガスコンロをはじめオール熱源に対応したフライパンを選べば、引っ越しのときに買い替える必要がありません。また停電など万が一にも対応できます。フライパンを安心して使うためにも確認しておくべきポイントです。

セラミックフライパンはさまざまな大きさや重さのものが販売されています。その範囲は400g～1kgほどでかなり幅広いです。作る料理や量、腕力などを考慮してご自身が扱いやすいフライパンを選ぶのが重要です。

たとえば一人暮らしで炒め物をよく作る女性の方は、アルミニウム製の軽量で小さめなフライパンがおすすめです。お子様がいらっしゃって多めにカレーやシチューなどを作りたい方は、ステンレス製の大きめで底の深いフライパンが使いやすいです。

スクランブルエッグやウインナーなどの少量で簡単な料理をする際には”18～20cm”のセラミックフライパンがおすすめです。軽量のため片手でフライパンを煽るのも比較的容易です。

さまざまなジャンルの料理にも対応できるフライパンが欲しい方は”24～26cm”のセラミックフライパンがおすすめです。かなり万能でちょうどいい大きさなので人気なサイズでもあります。

煮込み料理を中心に作る方には「深型タイプ」のフライパンがおすすめです。フライパンの深さが8センチ前後ない場合、グツグツ煮込んでいる汁が溢れてしまう恐れがあるので注意が必要です。

セラミックフライパンを購入するならコーティングの機能性もチェックしましょう。コーティングがしっかり施されていないと焦げ目が付きやすかったり、耐久性が乏しくなります。すぐに劣化してしまい、買い替えなくてはなりません。

購入時には耐久性が高いものや、焦げ目が付きにくいものを選びましょう。快適に使えるだけでなく、長期間利用できておすすめです。コーティングの種類によって使いやすさも異なるため、自分に合ったものを探してみてください。

機能性だけでなくデザイン性にこだわりたいと考えている方も少なくありません。おしゃれなデザインのセラミックフライパンがあれば、より調理が楽しくなります。また、調理だけでなくインテリアとしても活躍します。

色の種類も豊富に揃っており、白いカラーであれば色鮮やかな料理が綺麗に見えます。写真に取れば綺麗な料理を保存して見せるのも可能です。デザイン性にもこだわりたい方は、購入時によくチェックして選びましょう。

京セラは1959年に創業された日本の会社です。幅広い分野で製品の開発・生産を行っていますが、なかでも人気なのがキッチングッズです。とくにセラミックが有名で、包丁・鍋など商品ラインナップが豊富です。

京セラのセラミックフライパンは化学物質を使用していないので、食の安全にこだわる方にも人気。また熱伝導率に優れており遠赤外線効果もあるため、いつもの料理がワンランクアップするのが魅力です。

アイリスオーヤマは家具・家電・調理器具などさまざまな商品を開発・販売しています。「快適生活」をキーワードに掲げていて、「あったらいいな」という商品をたくさん世に送り出しています。

そんなアイリスオーヤマのセラミックフライパンは、使い勝手抜群です。軽いので扱いやすく、料理初心者にもおすすめ。また明るいカラーも人気の秘密です。お得なセット販売もありますのでぜひ検討してみてください。

無印良品はアパレル・家具・雑貨・食品などこだわりの商品を多数開発・販売しています。シンプルなデザインと品質の高さが人気の理由で、多くの方に愛用されています。

そんな無印良品のセラミックフライパンは、無印良品らしいおしゃれなデザインが魅力です。ハンドル部分が木製なので、ナチュラルさも感じられます。

コイヌは新潟県にある本間製作所が手がけているブランドです。鍋・ティーポットなどの調理器具を多数開発・販売しています。コイヌはどれも高品質なので、ホテル・レストランなどでも使用されています。

コイヌのセラミックフライパンは耐久性抜群で、食材がくっつきにくく焦げにくいのが魅力です。料理初心者でも簡単においしく作れると評判なので、気になる方はチェックしてみてください。日本製なのもポイントです。

焦げ付きにくいセラミックフライパンといえど、使い方や使いすぎによって焦げが付いてしまう場合もあります。セラミックフライパンの焦付きをとる方法として最も効果的なのは重曹と酢を使うものです。焦げの付いたセラミックフライパンに水を張り重曹と酢を適量入れます。入れる重曹の量は水500mlに対して大さじ1杯程度が目安です。

その後、重曹と酢を入れた水を空焚きしないよう気をつけながら数分間沸騰させます。そしてフライパンを洗い流して、スポンジで優しく擦ります。たわしなどでゴシゴシ擦ってしまうとセラミックコーティングが剥がれてしまうので注意しましょう。

セラミックフライパンを長持ちさせるには日頃のお手入れや使い方が最も重要です。まずはフライパンが冷めてから水に浸けましょう。熱々のまま冷水に浸けてしまうと急激な温度変化によってフライパンが痛みやすくなります。

また月に1、2度の”油ならし”も大事です。フライパン中火で30秒温めた後に油を敷き、キッチンペーパーで拭き取るだけです。これをするだけでもセラミックコーディングが長持ちします。

他には調理中は”強火を当てない”点に注意しましょう。基本的にセラミックフライパンを強火にするのは推奨されていません。加えて”金属の調理器具を使わない”のも大切です。金属の調理器具はセラミックコーティングに傷を付けたり剥がしたりしてしまう可能性が高いためシリコンや木製の調理器具を使用しましょう。

最近は多くの機能性やデザイン性に長けたセラミックフライパンがありますが、用途や使い方によってセラミックフライパンの寿命も大きく変化します。この記事を参考にご自身に合ったセラミックフライパンを購入し快適な調理を行いましょう。