バランススクーターおすすめ7選｜公道はOK？乗れる場所は？

最近になってセグウェイをダウンサイジングしたような電動の乗り物を見かけることはありませんか？それは、ミニセグウェイともいわれるバランススクーターであることがほとんどです。

近未来的なものを感じさせるバランススクーターを楽しんでいる人たちの様子をみかけただけで、「いつか自分も乗ってみたい」と思う人も少なくありませんよね。今回はそんなバランススクーターのおすすめ商品を紹介していきます。

バランススクーターに乗ってもいい場所や、キントーンなどランススクーターの代表的なメーカーについても解説していきます。気になっている方はぜひ最後までご覧ください。

セグウェイと同じようにバランススクーターもアクセルやブレーキがない乗り物です。それどころかセグウェイにはあるハンドルさえもないことに驚かされます。

双方ともジャイロスコープと呼ばれるセンサーで車体のわずかな傾きを検知して、両側のタイヤをそれぞれ駆動する2つのモーターを制御しているのです。

重心の前後移動で前後進をコントロールする仕組みは同じですが、ハンドルがないバランススクーターは左右への重心移動で旋回する仕組みになっています。

今の日本の法律ではバランススクーターを公道で走らせることができません。歩道や公的な駐車場も公道扱いのため注意が必要です。公道や歩道や公的な駐車場で乗っている人を見かけることがありますが、道路交通法違反の対象となるので絶対に真似をしないようにしてください。

バランススクーターには機械的なブレーキの装備がなく急制動できないことなどで、日本では公道を走れる車両として認められていないのです。

したがってバランススクーターで遊べる場所としては、公園や私有地に限られるのが現状となっています。ただし公園によっては安全を担保するためにバランススクーターなどを禁止しているところもあるのであらかじめ確認しておくことがおすすめです。

バランススクーターのメーカーは使用者の推奨年齢を16歳以上としたり体重制限を20kg以上としたりしています。年齢制限には法的拘束力があるわけではなく、各メーカーが安全性を考慮して推奨している年齢となっています。

お子さんでも乗る事ができますが事故等があった場合は自己責任となるので注意してください。

ただし体重制限については、20Kg以下ではシステムが動かないように設定しているメーカーがほとんどなので注意が必要です。

乗る人の重心移動だけですべての動きを制御するバランススクーターは、高度なテクノロジーが組み込まれているため高い安全性が不可欠となっています。日本国内で販売されるバランススクーターは電気製品に分類されていて、電気用品安全法の適用を受けます。

この法律にもとづいた安全基準を満たした製品のみがPSE認証マークを貼ることができる制度となっているのです。バランススクーターを購入する際は必ずPSE認証取得を確認するようにしてください。

また類似した認証マークとしてUL認証があります。これはPSE認証のアメリカ版ともいえるもので、アメリカが設定した安全基準をクリアしている証です。ECショップなどでUL認証を掲げている製品も少なくありませんが、UL認証はアメリカの安全基準はクリアしていても、日本の安全基準をクリアした証にはならないので混同しないようにしてください。

バランススクーターは世界的な人気の高さから非常に多くのメーカーが参入してきていて、ECショップなどでも迷ってしまうほど多くのメーカーの製品が掲載されています。それらの中には粗悪品や偽物と思われる製品も混在しているのが現状なので、保証期間が長い信頼できるショップからの本物を購入することが大切です。

また保証期間内外を問わず故障時の対応や交換用バッテリーの交換などのアフターサービスのサポート体制も重要であることから、日本国内での販売網が整備されている信頼できるメーカーの製品を購入することをおすすめします。

自他問わずバランススクーターで怪我を負った時、メーカー側が製造物責任法（PL法）に加入していればメーカーが対処してくれます。PL保険制度のチェックも忘れずに行いましょう。

バランススクーターの耐荷重は最低重量だけでなく最大重量も制限されて、20kg以上から100kg以下の製品が多くなっています。

メーカー側も最大荷重を考慮して製品設計をしており、耐荷重を超えてしまうと故障したり事故をおこしたりする原因になるので注意が必要です。

購入するときは、必ず乗る人の体重が耐荷重以内になっていることをチェックするようにしてください。

突然の降雨だけでなく水たまりなどで想定外に水を被ってしまうことは少なくなくありません。バランススクーターは屋外で乗ることがほとんどで防水性は必要不可欠な機能であることを知っておいてください。

電気製品はIEC（国際電気標準会議）によって防塵及び防水性が定められていて、防水性はIP表示でレベルが分かるようになっています。

バランススクーターの防水性としてはIP5以上が望ましいとされており、購入する前に確認するようにしてください。

バランススクーターは平坦な舗装路面だけで乗るものだけではなく、オフロード対応の製品もリリースされており走行性能がとても重要です。特に注意しておきたい能力に最高速度と登坂能力があります。

最高速度としては10Km/hから12Km/hが一般的となっています。12Km/hはフルマラソンを3時間半で完走する速さなので、不安定なバランススクーターでは多くの人が満足できる速さです。登坂能力については公園の中でも多少のスロープを登ったり、オフロードではかなりの起伏がある場所を走ったりする必要があります。

登坂能力の表示がなくても緩やかな坂を上ることができる製品がほとんどですが、起伏が大きい場所で乗る事が多い場合は登坂能力の表示があるものを選ぶのがおすすめです。

電気で動くバランススクーターにとって充電時間と最大走行可能距離はとても気になる性能です。充電時間が短くて走行可能距離が長いというのが理想ですが、この2つの機能を両立させるのは容易ではありません。

平均的な充電時間は2時間から3時間で、満充電での走行可能距離は路面状況にかなり左右されますが概ね10kmから20kmと知っておいてください。

それぞれの使い方に合わせて充電時間と最大走行可能距離のバランスを考えて購入するようにしましょう。

キントーンは茨城県常総市に本社を置く、2010年に設立された電動モビリティ開発スタートアップ企業です。製品の特長は豊富なデザインバリエーションで、カラフルでスタイリッシュなものからオフロードでも楽しめるものまであります。

乗る場所に合わせたり見た目を重視したりしながら製品を選ぶことができるのが特徴となっているメーカーです。

CHIC-Robot社は電動モビリティの中国企業で、CHIC-Smartシリーズなどが人気となっており、日本での販売はST-TRADE株式会社がCHIC-Robot Japanとして輸入販売を手掛けています

バランススクーターは初めてという人でも手が出しやすい価格帯のお洒落なデザインの製品を揃えているのが特徴で、アミューズメント施設などにも導入されています。

エアーバイクはブランド名で会社名は日本タイガー電器株式会社です。大阪府高槻市に本社を置く国産のバランススクーターの製造企業で、電動アシスト自転車のメーカーとしても知られています。

国産メーカーなので保証期間や充実したアフターサービスが受けられるのが特徴で、価格帯も2万円台からの製品が揃えられています。初心者でも扱いやすく、パンクの心配がないエアレスタイヤの採用も魅力です。

独特の浮遊感が楽しめるバランススクーターですが、人気が高まるにつれて多くのメーカーが参入してきています。そのため充分な安全性や耐久性を備えていない粗悪品も出回るようになってきているのが現状です。

世界的に電気製品での爆発や炎上事故が多数報道されていますが、バランススクーターも例外ではありません。PSE認証はそのような事故発生を阻止するための規格であることを理解して、購入時には必ず取得を確認するようにしてください。

また、公式サイトなどでロゴを見比べるなど、自分でも偽物を手に取らないよう厳重チェックしましょう。発火を防ぐ過充電防止機能がついていて、一定の品質を保つ商品であるかも確認するのが大切です。

如何でしたか？今回は人気が高まってきているバランススクーターについて紹介しました。

話題になっているミニセグウェイに興味が沸いてきた人は、実際に試乗して自分で体験してみてください。きっと今まで経験したことのない新たな感覚を味わえる楽しい時間がすごせますよ。