アルカリイオン整水器おすすめ10選｜どんな効果がある？おすすめメーカーも紹介

アルカリイオン精製水は、原水に対して不純物を取り除いた水です。微生物などを除去し精製するため、水道水やミネラルウォーターよりも純度が高い水になります。そのため、健康にも効果的な可能性があると言われています。

具体的には、慢性下痢や消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多、便秘といった軽度の胃腸症状に有効な可能性があります。アルカリイオン精製水を飲むことで、胃もたれや胃の不快感を和らげたり、胃腸の働きを助け便秘がよくなるとされています。

そこで、今回はアルカリイオン精製水をつくるアルカリイオン整水器の選び方とおすすめの10選をご紹介します。また、アルカリイオン整水器の効果などもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも、アルカリイオン精製水とは、「pHが9〜10の弱アルカリ性」であり、「水素」を含み「原水よりもミネラル（プラスイオン類）が多い」水を指します。アルカリ整水器は、水道水の中に含まれる不純物やカルキ臭を除去した浄水を、さらに電気分解しアルカリイオン水を生成する機械です。

科学的には厚生労働省が設置した、「アルカリイオン整水器検討委員会」にて「軽度の胃腸症状の改善に有効」と示されています。また、認証を受けているアルカリイオン整水器は医療機器に分類されます。

以上のことから、アルカリイオン精製水は軽度の胃腸症状の改善に有効な水であり、現在ではペットボトルなどで気軽に手にすることが可能になってきた注目されている水です。

整水器と浄水器の違いをご存知でしょうか？ここではそれぞれの特徴を解説していきますので、ぜひチェックしてください。

• 整水器：浄化した水をさらに電気分解し、電解水素水（飲用アルカリ性電解水）を生成する機器。水素やミネラルが多く含まれるため、より体にいい水を飲みたい方におすすめ
• 浄水器：水道水を浄水フィルターで濾過し、残留塩素などの不純物を除去する機器。

据え置きタイプ・ビルトインタイプ2つの設置方法があります。それぞれのタイプによって、工事が必要なのか、費用は変化するのか、キッチンはスッキリするのかなど、さまざまです。なので、自分にぴったりなアルカリイオン整水器の設置方法はどちらか？ということを、知ってください。

据え置きタイプは、ホースなどを使って水道とアルカリイオン整水器を直接繋ぐタイプです。工事を行う必要がなく、簡単に取り付けることが可能です。大きさもさまざまで、1.2kgから3.0kgなどあります。そのため、場所を考慮しながら自身の家に合うアルカリイオン整水器を選びましょう。

キッチンに置きやすいスリムなモデルや、プチサイズのもの、またシンクから本体を離してもおけるモデルも多岐に渡ります。設置することは簡単ですが、使いやすく置くことが可能なところに設置しましょう。

ビルトイン整水器は、シンクの下の水栓金具と整水器を一体化させるタイプです。工事をして取り付けるため、手間や費用はかかりますが、人目に触れることもなく設置後もスッキリすることが特徴です。

そのため、アルカリイオン整水器にスペースをとられず、家事をすることが可能です。また、据え置き型よりも不純物の除去能力が高い場合が多いです。より本格的な電気分解を受けられ、健康に効果的な水を飲むことができます。

アルカリイオン整水器には、専用のパイプから出るタイプと蛇口から出るタイプがあります。そのため、それぞれの特徴とどのようなことが必要なのか、ご紹介します。

専用のパイプからでるタイプは、ワンウェイタイプといいます。ワンウェイタイプは、本体の吐水パイプからそのまま水が出ます。キッチンの蛇口の部分から分岐水栓を使い、ホースで繋ぎ設置します。

気になる点としてシンクのそばに本体を置かなければいけませんが、取り付けも簡単でカートリッジの交換も簡単にできます。また、大型のカートリッジで不純物を取り除くため、浄水の効果が高い整水器の特徴です。

蛇口から出るタイプは、2つの種類があります。

• リターンタイプ：蛇口から一度本体に行き、蛇口に戻ってくるタイプ
• 蛇口直結タイプ：蛇口に直接取りつけるタイプ

蛇口から水が出るタイプは、本体のサイズ・キッチンのスペースを気にせずに、すぐに設置し使えることが特徴です。また、リターンタイプは本体がシンクと離れていても設置することが可能です。

電極板が多ければなぜハイパワーなのでしょうか。アルカリイオン整水器は、ろ過した浄水を電解槽で電気分解し、アルカリイオン水を精製します。電解槽で電気分解する際、電解層に入っている電極板が1枚あればアルカリイオン水を作ることができます。

電極板は、裏表の両面に触れ合う水を電気分解をします。そのため、電極板の枚数が多いほど分解を行う面積が大きくなり、一度に生成できる電解水の量は多く、パワフルになります。電極板の枚数にも注目してアルカリイオン整水器を選んでいきましょう。

最新の機種では、機能の向上から除去対象物質が増えています。2010年では除去対象物質が15種類であったことに対し、現在では除去対象物質が19種類と増えました。

具体的には吸着性能の高いセラミック入りの活性炭の採用とカートリッジの構造の改革により、優れた浄水能力を実現し、ミネラル成分は除去されず不要な物質だけ除去が可能になりました。そのため、最新機種であればあるほど、除去対象物質が多くなっています。

日常的に使う中で用途に合わせて、水の調整ができるか確認しましょう。アルカリや浄水、弱酸性にできるのか、またスポーツ中に合う水、赤ちゃんのミルクに合う水、洗顔などそれぞれに合ったpHの強度があります。

調整ができることにより、より安全に、より効果的にアルカリイオン水を使用することができます。そのため、アルカリの強度の調整ができるのか、浄水にすることも可能なのか、どれだけ調整ができるかチェックしておきましょう。

カートリッジは、不純物が徐々に溜まっていきます。カートリッジを交換しないまま使い続けてしまうと、カートリッジに溜まった不純物などが水の中に流れ出てしまいます。そこで重要なことが定期交換になります。

整水器や通水量によっても交換の目安があります。交換の目安が製品にもよりますが、おおよそ2年のものが主流で、一部6ヶ月〜1年のタイプも。価格としては、3,000円〜2,3万円のものまで商品によって異なります。

ちなみに、カートリッジの交換は商品によって変わりますが、どれも比較簡単な構造です。行うことができます。アルカリイオン整水器によって、ランニングコストが変わってくるので是非、交換目安や値段を参考にして選びましょう。

普及モデルで手に取りやすい価格帯・人気な整水器としては、パナソニックが多いです。20万円を超える高額帯になるとフジ医療や業務用メーカー（病院・老人ホーム用など）もあります。

パナソニックの商品では、13種類の除去対象・酸性からアルカリ性まで5段階生成することができ、カートリッジは1本5,776円と比較的安く機能性も十分なものがあります。そのため家庭用で探すなら、機能性価格帯両者比較しても、パナソニックがおすすめです。

アルカリイオン整水器には、買い換え時・寿命があります。なぜなら、電解層にカルシウムが付着し、電気層の能力が低下し、pHが上がりにくくなるからです。そのまま使い続けてしまうと、電解層やカートリッジに溜まった不純物などを通した水の中に流れてしまうことになり、整水器が無意味になってしまいます。

また、取り付けをしている基盤が故障してしまい、安全な水が飲めなくなってしまう可能性があります。そのため、寿命になったら買い換えることが必要です。整水器の寿命(耐用年数)はメーカーにより異なりますが、およそ7〜10年というものがほとんどです。

体にいいアルカリイオン水ですが、飲む際の注意点があります。なぜなら、体に取り込む大切な水であり、飲み方を間違えると病気につながってしまうからです。

【アルカリイオン水の気をつけるべきポイント】

1. 以下の範囲でのみ安全性が認められているため、1日あたり500〜1,000mlを目安にする。
2. pH10以上のアルカリイオン水は不整脈が起こる危険性があるので飲まない。
3. 通常の水よりもアルカリ性が強いため、医薬品をアルカリイオン水と一緒に飲まない。
4. 胃腸症状を引き起こす原因は多種多様であるため、腎臓に障害がある人は医師に相談する。
5. 最初は高いpH値の水ではなく、中性に近いpH8〜9.0程度の値から飲み始める。
6. 離乳食・ペットに与えるのは中性に近いpH値のもののみにしましょう。

アルカリイオン水の健康効果やアルカリイオン整水器、気を付けるポイントなど意外と知られていないことが多いです。そのため、飲むときに気を付けるポイントを守ることができれば、健康や美容のサポートをしてくれます。毎日飲む水だからこそ、上手に活用してください。