メンズサイドゴアブーツおすすめ12選｜安いモデルも！一生ものを手に入れよう

「おしゃれは足元から」の言葉もあるように、靴はファッション全体の印象が決まる重要なポイントの1つです。そのためおしゃれな男性は靴選びに気を配っています。そんな方に人気なのがサイドゴアブーツです。

サイドゴアブーツとは伸縮性のあるゴア素材を両サイドに使ったブーツで、すっきりとしたフォルムが魅力です。見た目だけでなく軽さと履きやすさも兼ね備えているので、カジュアル・ビジネス・フォーマルと幅広く活躍します。

この記事ではサイドゴアブーツの特徴や選び方について解説します。コスパのいい安いものから一生もののブランド品まで、おすすめ商品もご紹介するので、購入を考えている人はぜひチェックしてください。

サイドゴアブーツとは、ブーツの両サイドに伸縮性が高いゴア素材を使っているショート丈のブーツです。イギリスのロンドンの1地区であるチェルシーで誕生し、別名「サイドエラスティックブーツ」「チェルシーブーツ」とも呼ばれています。

ゴアとはゴムが織り込んである伸縮性が高い布で、ブーツの両サイドに配置されています。ゴアは伸縮性があるため、靴ひもやチャックなしでも足にフィットします。また、脱ぎ履きがしやすいのも特徴です。

サイドゴアブーツの最大のメリットがブーツの脱ぎ履きのしやすさです。ブーツのサイド部分には伸縮素材のゴアが使われているため、紐を解いて履く・結ぶという手間なく直ぐに履くことができます。靴ベラを使わずにブーツを履けるので、忙しい朝の通勤通学でもストレスになりません。

また、サイドゴアブーツは革靴特有の締め付け感や硬さがほとんどありません。ハイカットスニーカーを履いているかのようなフィット感と快適な履き心地も魅力です。

サイドゴアブーツはイギリス王室内での室内履きや議会で履く靴として使用された歴史があり、元々はフォーマルシューズとして広まりました。雨の日や冬の寒さを防ぐために履くブーツですが、サイドゴアブーツはさまざまなファッションに合わせられるメリットも。

フォーマルなスーツを着たときだけでなく、プライベートでのカジュアルなファッションとの相性も抜群です。デザインや使用素材・色などで上質な印象、カントリー調などさまざまな印象を与えられます。

防寒用・積雪用に使うブーツは、一般的にがっちりとした設計で滑り止めなどもしてあり、底が厚い商品が多く革靴よりもはるかに重い特徴があります。

しかし、サイドゴアブーツはブーツの両サイド部分に軽量性が高いゴア素材が使われているため、ブーツにもかかわらず軽く歩きやすいメリットがあります。サイドゴアブーツは革靴やスニーカーを履く感覚で、気軽に履きこなし日常使いができるブーツなのです。

サイドゴアブーツにはさまざまな素材が使用されています。合成皮製や本革製のブーツはカジュアルなファッションともマッチするので、仕事用だけでなくプライベートにも使えるサイドゴアブーツを探している人にもおすすめです。

厚手のソールのサイドゴアブーツはロックスタイルのファッションにも合い、スエード素材のブーツはジーンズやチノパンなどのカジュアルなファッションにも合わせられます。

サイドゴアブーツは元々フォーマルなシーンを想定して作られた歴史がある靴です。秋冬の時期の通勤用のブーツとしても大いに活躍します。職場の規則にもよりますが、紐なしのサイドゴアブーツが履ける職場においては、寒い季節以外でもおしゃれなアイテムとして愛用する人も多くいます。

また、防水・耐水加工が施されたサイドゴアブーツは梅雨の時期や大雨の日などの通勤靴としても活躍します。

歴史的にフォーマルなシーンで使われていたサイドゴアブーツは、フォーマルな着こなしをするときに本領を発揮します。起源があるイギリスだけでなく、古くは日本においても明治時代から第二次世界大戦前までの間に、冠婚葬祭などの礼装用の靴として着用された歴史があります。

冠婚葬祭などの場面では、シックな色あいでデザインはシンプルな定番タイプがおすすめです。

サイドゴアブーツは男性用のものでもヒールの高さがあるデザインも多くあります。一般的なヒールの高さは2.5cm～3cmです。さまざまなシーンで活躍する上幅広いファッションに合わせられるので、ビジネスだけでなくカジュアル使いもしたい人におすすめです。

また、5cmほどのヒールのブーツは脚を長く見せる効果が期待できます。自然に身長を高く見せてくれるため、スタイルをよりよく見せたい人に人気です。

サイドゴアブーツはトゥ (爪先)の形やデザインによってかなり印象が変わります。トゥの形や長さ・装飾デザインもさまざま。ロングノーズは先が長く尖っていて洗練されたデザインです。大人の印象を与えスーツによく合います。

ラウンドトゥはつま先が丸いデザイン。日常のさまざまなシーンに合いアウトドアにもピッタリで、幅広いファッションに対応します。

サイドゴアブーツに使われている素材は種類が豊富です。クラシックなタイプに最も多いのが牛革などの本革を使ったサイドゴアブーツ。スタンダードな素材で歴史的にも古くから使われています。スムースレザーは光沢が魅力で、おしゃれな雰囲気を演出できます。

ゴムやPVC (ポリ塩化ビニル)はレインブーツにも使われている素材で、雨や雪・水に強い素材です。スエードは独特の風合いがあり、秋・冬の季節感を出すことができます。

サイドゴアブーツを毎日履きたい場合は、歩くときの心地良さや立つときのスムーズさなどの履き心地もチェックをしておきたいものです。ブーツを履いたとき爪先・足の甲・踵が靴に強く擦れると、靴擦れや魚の目の原因になります。

ブーツはインターネット販売で購入するよりも、実店舗で実際に試着して歩いてみてから選ぶのが望ましいです。また、ブーツの重量も大事です。重すぎると歩きにくいだけでなく体も疲れてしまうので、できるだけ軽量なものをおすすめします。

サイドゴアブーツはデザインがシンプルで似たようなものが多いため、おしゃれにこだわるのであればカラーに注目しましょう。最も種類が多いブラックは、あらゆる服装や小物類と合わせやすく間違いがない色です。落ち着いた印象を与えるのでビジネスシーンにもおすすめです。

また、ブラウンやキャメルなどの茶系の色は、落ち着きと同時に温かみや柔らかな印象も与えられます。さらに、2足目以降はグレーやネイビーといったカラフルで個性的な色のブーツを試すのもいいでしょう。

REGALはフォーマルな紳士靴の生産・販売を行っている有名シューズブランドです。1902年に日本の日本製靴株式会社が前身となった企業で、現在ではアメリカのシューズメーカーとの技術提携を行っています。

リーガルの定番モデルやカジュアルシューズまで幅広いシューズのラインナップが特徴的です。一生もののサイドゴアブーツを探している人にもおすすめです。

Clarksは1825年にイギリスに創立された靴の老舗ブランドです。昔ながらの製法で履きやすく快適なサイドゴアブーツを多く製造・販売しています。Clarks社の人気商品には「ワラビー」や「デザートブーツ」などがあります。

ブーツはヨーロッパで特に人気が高く、世界中において根強いファンを獲得しています。

Dr.Martesはイギリスで誕生した有名ブーツブランドの1つです。Dr.Martesのサイドゴアブーツの特徴はシックな色合いで、鮮やかなイエローのステッチが目を引きます。おしゃれで華やかなデザイン性だけでなく、機能性が高いブーツも多数販売しています。

エアクッションソールを内蔵し歩きやすさと気持ちいい履き心地が特徴的です。革靴とは思えない快適な歩き心地のブーツを開発し続けています。

SANDERSは、靴の聖地と呼ばれているイギリスのノーサンプトンで1873年に誕生した老舗ブランドです。130年以上もの歴史があるブランド企業です。靴はパーツ部分のほぼすべてで天然素材が使われ、グッドイヤーウェルト製法で仕上げています。

SANDERSのブーツは高品質なため警察や軍隊でも使用されています。デザインは洗練されたものが多いブランドです。

BUTTEROはシューズを中心に多くの商品を取り扱っているイタリアのブランドです。シューズではナチュラルタンニングレザーを採用したウエスタンブーツが特に有名です。ミリタリーファッションにピッタリで、根強い人気があります。

また、毛を寝かせた独特のスエード素材のブーツなども取り扱っています。

実はサイドゴアブーツがファッションアイテムとして広まったのは、ビートルズがきっかけだとご存じでしたか？1960年代以前までは、乗馬用や礼服に合わせるブーツとして使われているだけでした。

しかし、当時の大スターであるビートルズが愛用したことで、若者の間でサイドゴアブーツが大流行しました。サイドゴアブーツの別名が「チェルシーブーツ」なのも、その流行の中心地にちなんだものです。

シューズはメンズファッションの第一印象を左右する重要なアイテムです。サイドゴアブーツ以外にも人気のメンズシューズはいろいろあるので、チェックしましょう。以下の記事ではおすすめブランドの革靴やスニーカーについて解説していますので、参考にしてください。

男性がドレスアップして出かけるときのアイテムとして、また普段使いのカジュアルなブーツとして活躍するサイドゴアブーツ。1足持っていると日常のさまざまなシーンで重宝します。履きやすくおしゃれなサイドゴアブーツを見つけて、ビジネス・プライベート用の服とコーディネートを楽しみましょう。