ジンギスカン鍋のおすすめ12選｜ホームセンターやドンキホーテ・ニトリで買える？

家庭でするジンギスカンパーティーを略して「ジンパ」と言います。ジンギスカンは、牛肉よりもリーズナブルなので、北海道では古くから庶民的な料理として振る舞われてきました。

ジンギスカン鍋といえば、真ん中がドーム状に盛り上がった鉄鍋の印象が強く「ジンギスカン専用の鍋」だと思われがちです。しかし、ジンギスカン鍋は、ジンギスカン専用のものではありません。鉄以外の軽い素材でできた鍋もあり、とても便利で万能に使えます。

パーティーをするなら、いろいろと使いまわせて見た目にもこだわったジンギスカン鍋がおすすめです。この記事で使い捨てタイプも含めたおすすめのジンギスカン鍋や選び方を解説します。ドンキホーテ・コーナン・ホームセンターで買えるかも参考にしてください。

ジンギスカンは北海道の郷土料理で、羊肉を焼いて食べる料理をいいます。地域によって食べ方はさまざまあり、ジンギスカンをタレに付け込んでから焼く「野菜炒めスタイル」と、焼いた後にタレに付けて食べる「焼肉スタイル」の2種類が代表的です。

ジンギスカンの食べ方はとてもシンプルで、材料はジンギスカン・もやし・その他お好きな野菜を一緒に焼くだけです。お鍋にたっぷりのもやしを敷いて、その上でジンギスカンを蒸し焼きにするとよりおいしくいただけます。タレ以外にも、すき焼きのように溶き卵に付けて食べるのもおすすめです。

鍋のフチに肉汁やタレの旨味がじわじわと溜まってきたら、〆は煮込みうどんにしましょう。味がしみ込んだうどんは、最後の一滴までおいしく召し上がれます。

ジンギスカン鍋で焼肉はできます。そもそもジンギスカンとは、羊肉の焼肉です。ジンギスカン鍋は北海道ではどの家庭にもある「定番のお鍋」で、焼肉をすればホットプレートとは一味違った楽しみ方ができます。

まず、ジンギスカン鍋の特徴ですが、中央がドーム状に盛り上がっているので余分な脂が流れ落ち、お肉をヘルシーに召し上がれます。そして鍋底に溜まってきた油で野菜を焼くと、揚げ焼きのような状態となり、とても野菜の甘さが引き立ちます。

鉄鍋は使い込むほど鍋ツヤが良くなり、肉を焼いたときの深みも増していきます。また、お肉がくっつきにくいのも鉄鍋のおすすめポイントです。

ほかの鍋に比べて少し重たいですが、逆にカセットコンロに乗せたときの安定感は抜群によく、みんなで鍋をつついても動きません。

ジンギスカン鍋として有名なのが、南部鉄器の鉄鍋です。南部鉄器とは岩手県盛岡市で作られた伝統工芸品で、その特徴は「錆びにくく長持ちする・熱が均一に伝わる・保温性が優れている」などが挙げられます。火が弱くても肉や野菜にじっくり火が通ります。

とりあえずジンギスカンを家庭で試してみたい、面倒は苦手、そんな方にはアルミ製の鍋がおすすめです。アルミ製のジンギスカン鍋は、数百円と低価格なのも魅力な上、終わればそのまま捨てられるのが魅力です。

ガスコンロに乗せて簡単に使えるので、ジンギスカンを気軽に楽しみたい方は、アルミ製の鍋を使いましょう。

フッ素加工されたジンギスカン鍋は、焦げ付きにくくお手入れも簡単です。鉄鍋やアルミ鍋の場合は、どうしてもタレが焦げ付いてしまいます。

しかし、フッ素加工の場合は、いくら焼いても焦げ付きにくい特徴がありますので、ジンギスカン初心者の方やご家庭用としてはフッ素加工の鍋がおすすめです。

ジンギスカンの鍋は、囲む人数に合った大きさのものを選ぶようにしましょう。あまりにも大きすぎると、肉や野菜が焦げてしまう場合もあるので注意してください。大きさ別の鍋について、以下にまとめました。

1人～2人でジンギスカンを楽しむ場合は、15～22センチの小さめの鍋がおすすめです。イメージとしては、お好み焼き1枚分くらいの大きさです。

ご家庭で使っている一般的なフライパンは26～28センチのものが主流なので、フライパンよりも少し小さめの鍋を選びましょう。小さく軽量で取り扱いやすいので、女子会にもおすすめです。

松尾ジンギスカンの銘々鍋は、20cm程度の一人用ジンギスカン鍋です。直営レストランで使用しているジンギスカン鍋をそのまま小さくつくられた商品なので、本格的なジンギスカン鍋を味わいたい方におすすめします。

28センチほどの大きなジンギスカン鍋は、飲食店でもよく見られるサイズで、家族や友人でジンパをする際にも安定の大きさです。

お肉や野菜はもちろん、〆のうどんまで参加者みんなが満腹になります。ダイナミックな見た目も人気があり、ホームパーティーや大学のサークル飲み会にもピッタリです。

深さ5センチ以上の「深型タイプ」は、しっかりと漬け込んだお肉を焼く場合や、大人数でのジンパをする場合にとても適しています。フチの高さがある分、ほかの鍋に比べると少し重めです。

深型のお鍋は「堤防」のような役割をしてくれるため、タレや油が溢れだす心配もありません。〆のうどんを煮込む際にも、まだまだ余裕があるほどの安定感で人気の高いジンギスカン鍋です。

キャンプやBBQなどのアウトドアで使うには「穴あきタイプ」の本格お鍋がおすすめです。穴から肉汁が染みだして、香ばしいニオイに食欲がそそられます。穴から見える炎にも心が奪われます。

ジンギスカン上級者の方は、穴あきタイプ以外使わない方も多く見られるほどの人気のお鍋です。穴あきタイプでしか味わえないジンギスカンの楽しみ方をぜひ試してください。

卓上コンロセットは、自宅で簡単にお店気分が味わえます。卓上コンロセットは1～2人用のものが多く、晩酌で楽しむ方に適しています。コンロの中は炭火を使わず、着火剤で安全に火おこしができるのが特徴です。

もしも火を消し忘れても、着火剤の効果がなくなれば自動的に鎮火するので安心です。鉄板とコンロが別売りの場合がありますので、購入の際はセット内容をご確認ください。

ジンギスカン鍋はカセットコンロで使える直火専用のものが多く、IH対応のものは少ないのが現状です。安全面ではIH対応の方が優れており、小さな子供がいるご家庭では重宝されます。

IH対応の特徴としては、鍋に加熱部分が触れていないと機能しないため、中央部分が平らな鍋となっておりジンギスカン鍋特有のドームはありません。メリットとしてはホットプレートの役割も果たせるため、ハンバーグなどにも美味しそうな焼き目をつけられます。

お花見やBBQなどのアウトドアでジンギスカンを楽しむ場合は、使い捨ての鍋を使うと便利です。アルミ製の使い捨て鍋は数百円で手に入るほど安価で、軽量なので女子だけでもラクラク持ち運べます。

アルミは熱伝導率もよく、焼き上がりも早いのが特徴です。最終的に捨てるときは「燃えないゴミ」として処理してください。

ジンギスカン鍋はWeb通販で簡単に手に入りますが、実際に鍋を見てからでないと購入できない方のために、販売店舗を調査しました。

まず最初に、コーナンやケーヨーデイツーのようなホームセンターですが、ホームセンターと呼ばれる場所であれば調理器具コーナーまたはアウトドアコーナーに必ず置いてあります。ドンキホーテの場合は、店舗や時期によっては置いてある場合があるのでチェックしてください。

ニトリでは、ガス火使用のジンギスカン鍋が販売されています。店舗によってアルミの使い捨てタイプのみ、100均のダイソーでは、コンパクトで平らな鉄鍋タイプが税抜き300円で販売しています。実物を見て購入したい方は、お近くのホームセンターに行くのをおすすめします。

シーズニングとは、鉄鍋の表面に油膜をつくり、焦げ付きを防止する作業です。買ったばかりの鉄鍋は、錆止め用のワックスなどが塗ってるため、初めて使う前にシーズニングという作業をしなくてはなりません。これをしないでお肉を焼くと、ワックスのニオイがついて料理が台無しになってしまいます。

【用意するもの】

• サラダ油
• キッチンペーパー
• 野菜くず

【シーズニングのやり方】

1. 中火で2～3分間、鍋を空焚きする
2. 0.5～1カップの油を入れて、白い煙が出るまで弱火でさらに加熱する
3. 火を止めて油を処理する
4. 鍋に残った油をキッチンペーパーで”擦り込むように”拭き取る
5. 野菜くずを鍋全体で焼き、鉄のニオイを取る
6. 野菜くずを取り除き、たわしやナイロンブラシで洗う
7. 再度中火にかけて水分を飛ばす

【洗い方】

鉄鍋は基本、洗剤を使って洗ってはいけません。洗剤で洗うと、せっかく馴染ませた油まで落としてしまい、錆びの原因になるからです。しかし、初回のみ、ワックスを落とすために洗剤とスポンジを使って洗います。2回目からは水洗いのみでOKです。

【油なじみ】

鉄鍋を使う前または後のどちらかで、毎回「油なじみ」をします。油なじみとは、鍋を油でコーティングする作業です。加熱した鍋を少し多めの油で空焚きし、白い煙が立つくらい熱したら油を取り除き、残った油をキッチンペーパーなどで拭き取ります。油なじみをすれば、くっつきや焦げ付きを防止し長期間愛用できます。

今回は、ジンギスカン鍋について詳しく紹介しました。「鉄は長持ち」「フッ素加工は軽くてお手入れも簡単」「安くて使い捨てできる便利なアルミ鍋」これらのポイントを参考に、ぜひおいしいジンギスカンを楽しんでください。