親子ベッドおすすめ人気20選｜失敗や後悔しない選び方を紹介！デメリットはある？

親子ベッド（スライドベッド）は、朝起きたら上段の下に下段を収納して、就寝時だけ下段を引き出して寝られる便利なベッドです。親子や兄弟同士で近い距離に寝られるのはもちろん、上段と下段を分離して別部屋で使用したり下段を大容量の収納として使用したりできます。

お子様が大きくなってからは、耐荷重に気を付ければ上の段と下の段を分けて、大人用のベッドとしても使えるので夫婦にも人気です。省スペースでライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのが魅力です。

この記事を読めば、自分に合った親子ベッドを探すポイントや、長く快適に使うための注意点、生活スタイルに合ったおすすめの親子ベッドなどがわかりますよ。失敗・後悔しない選び方やメリット・デメリットを紹介すると共に、将来性・使い勝手抜群の親子ベッドの魅力をお届けします。

親子ベッドは下段の脚にキャスターが付いているため、力の弱い子どもでも簡単に移動させられます。ストッパー付きの商品であれば勝手に動いてしまう心配がなく安全です。上段に対して並行や垂直など下段を自由に配置できます。

また、親子ベッドは下段のすぐ上に上段があるので2段ベッドに比べると上段の高さがかなり低いです（低めに作られている2段ベッドもあります）。寝顔をいつでも確認できて、災害時もすぐ手の届く位置に家族がいる安心感があります。

二段ベッドは、下段の人が過ごしやすい空間を確保しているため上段が高めに作られており、ハシゴか階段で上る必要があります。

また、上段と下段を分離するには工具を使う必要があり、親子ベッドのように気軽に下段を動かせませんが、その分部屋を広く使えます。寝るときはお互い顔が見えないため、プライバシーが守られる利点があります。

はしご付きに比べて階段付きは上り下りが安全で、階段の奥や側面が収納になっているものもあります。

段差なく隣り合って寝たい場合はファミリーベッドも視野に入れるのがおすすめです。普通のベッドとの違いは、複数台のベッドを連結できるところです。ずれないので、ベッドとベッドの隙間に落ちる心配がありません。

乳幼児とベッドで添い寝をしたい人や、夫婦や親子、きょうだいで同じ高さに寝たい人、部屋の広さが十分にある人などはこのタイプを検討してみてください。

• 省スペースで部屋を有効活用できる

朝起きたら下段を上段の下にしまえばいいので部屋を有効活用できます。大容量の収納として使ったり、来客のときに見られたくないものを下段にしまったりできて便利です。

• 下段はキャスター付きで簡単に動かせる

横に並べたり、頭同士をくっつけたりと寝室のレイアウトを簡単に変えられます。床の掃除機がけも下段を引き出して楽にできます。

• 顔が見えて安心＆会話しやすい

隣に寝ているので体調の変化に気づきやすく、災害のときもすぐに声をかけられて安心で会話がしやすいです。友達が泊まりに来たときも会話が弾みそうですね。

• 布団の手入れが楽

ベッドの高さが低めなので、布団の手入れが楽です。布団を清潔にしてダニやアレルゲンの発生をおさえられます。

• 毎日の出し入れが面倒

毎日出し入れするとなると面倒に感じるものです。下段を引き出す場所は物を片付けておくと出し入れのストレスが軽減されます。

• ベッドを簡単に動かせるので事故に注意

ストッパーで固定するのを忘れると、ベッドに乗ったときにバランスを崩して落下したり、キャスターで足を踏んだりする事故につながる危険があります。

• 薄めの専用マットレスが多い

• 下段に湿気や埃が溜まりやすい

上段の下に収納する下段には湿気や埃が溜まりやすいので、布団をこまめに干すのがおすすめです。

親子ベッドを子どもと使うのがおすすめな理由としては、小さな子どもでも安全に使えることです。子どもを高さの低い下段に寝かせれば、万が一ベッドから落ちてしまってもケガをする心配がありません。また、子どもでも簡単にベッドの出し入れができるので、起きてからの片付けを任せられます。

さらに、子どもの成長に合わせて使い方を変えられるのも魅力です。子どもが自分の部屋で寝るようになったときには、以下のような使い方ができます。

• 上段を普通のベッドとして使用し、下の部分は収納スペースにする
• 下段を低いベッドとして使用する
• 上段下段ともに使用し、下段の上を収納スペースにしてスライドして取り出せるようにする

さまざまな使い方ができるので、子どもが大きくなってからも長く使い続けられますよ。

「もっと早く買えばよかった」「満足している」などの声が多数派ですが、中には以下のような信じられない口コミも見かけます。

• 子どもが普通に乗っただけでキャスターが折れた
• 耐荷重以下の大人が乗ったらスノコが割れた
• 木のささくれが多い
• においがきつい
• ねじ穴が合わない
• ベッドがグラグラ揺れる

（いずれも「組み立ててすぐ」や「組み立てて半年」などの口コミ）

せっかくベッドを買って苦労して組み立てたのに、こんな思いをするのは悲しいですよね。いい口コミだけではなく、悪い口コミも必ず確認しましょう。

親子ベッドのサイズはシングル+シングルが主で、シングル+セミダブル、セミダブル+セミダブルなどもあります。ダブル+ダブルやダブル+シングルにしたい場合は、連結できるファミリーベッドや2段ベッドを検討するといいですね。

下段は上段の下に収納する関係で、マットレスは長さ180cmのショートタイプです。大柄な人だと窮屈に感じるので注意が必要です。

小さい子どもが寝る場合は低めのものを選ぶと安心で布団の手入れが楽です。転落防止のための柵があったほうが安全ですが、上り下りのときに毎回柵を乗り越える必要があります。高さが高くなればなるほど、ベッドの圧迫感は増します。

上段から下段の間が大きいと、マットレス+毛布+掛け布団まで敷いたまま収納可能です。毎日のことなので、朝サッと収納できるのはありがたいですよね。その場合は下段の湿気が気になるので、マットレスの下がスノコになっているものなど、通気性のいいものを選びましょう。

通常の2段ベッドや3段ベッドのほかに、2段ベッドの下段のさらに下にスライドベッドが収納されている3段ベッドもあります。2段ベッドよりも高さがあるので圧迫感はありますが、きょうだい3人を1箇所に寝かせたい場合や、省スペースで収納力をアップさせたいときにはおすすめです。

夫婦と子どもの家族で使う場合は、「連結式」がおすすめです。連結式はシングルとダブルやダブルを2つ並べて使うため、ベッドを置くスペースを広くとる必要があります。ベッドを置くスペースが確保できて、家族揃って寝たい方は連結式がぴったりです。

ベッドを置く場所を省スペースにしたい方は、「折りたたみ式」がおすすめです。ベッドを使わないときには、2つに折りたたんでコンパクトに収納できます。狭い部屋でも圧迫感なく親子ベッドを使えますよ。

ベッドの素材にはどんなものが使われているかご存じですか。大きく分けて2つの素材がありますので見ていきましょう。

木製には天然木無垢材とMDF（木を細かくして樹脂で固めて木目シートで化粧したもの）があります。ベッドによく使われる天然木はパインやひのきなどで、香りや質感を楽しめますが、重くて価格が高く経年変化しやすい特徴があります。

スチール製のベッドはパイプベッドとも呼ばれます。パイプの中は空洞になっており軽くて安価なので、一人暮らしの人や引っ越しの機会が多い人などにおすすめです。頑丈な印象ですが、薄くて強度の弱いスチール製もあるので木製より必ずしも頑丈とは限りません。耐荷重を確認しましょう。

各ベッドフレーム専用のマットレスが別売りやセット売りされています。フレームが気に入って購入したもののマットレスの寝心地がいまいちということにならないよう、硬さや厚みなどを事前に確認しておきましょう。

シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドが発生する要因は主に合板で、家具だけでなく建具や壁、フローリング、それらの接着剤など、さまざまなものに使われています。

日本製の最近の建材はホルムアルデヒドを抑えるようになっていますが、機密性の高い住宅が増えて、室内の空気が汚染されやすくなっているだけでなく、カビやダニ、暖房器具から出る一酸化炭素なども空気を汚染します。

特に何も感じない人もいれば敏感な人もいて、のどの乾燥、鼻水、目がチカチカする、吐き気、頭痛などの症状が出る場合があります。毎日寝るベッドにも、低ホルムアルデヒド等級最高位の規格を表すフォースター（F☆☆☆☆）の製品を選ぶと安心ですね。

親子ベッドは子どもが使うものなので、安全性はとても重要です。親子ベッドを選ぶときに大切な安全性についてのチェックポイントをご紹介します。

• サイドガード付き…柵や手すりなどのサイドガードが付いていると、寝ているときにベッドから落ちるのを防止できます。特に小さな子どもが使うのであれば、サイドガードの有無をしっかりとチェックしましょう。
• 150kg以上の耐荷重…親子で使う場合、マットレスと布団の重さもあるので耐荷重が150kg以上のベッドを選びましょう。
• メーカー保証…子どもが飛び跳ねるなどの動きにより、親子ベッドは通常のベッドよりも壊れやすい傾向があります。そのため、2～3年のメーカー保証が付いているベッドを選ぶと安心です。

長く使用するなら、子どもの成長や環境の変化に合わせて形を変えられるものを選択しましょう。上段と下段の分割ができるものや下段を引き出し収納として使えるものなど、臨機応変に対応できるのかチェックするのをおすすめします。

複数の子どもと親で使うなら、2段ベッドと親子ベッドを組み合わせたタイプもおすすめです。3台分のベッドが1台分にすっきりと収納できるのも魅力。さらに単体でも使えるものを選べば、使える幅が広がります。

家具などを扱うニトリ・IKEA・無印良品にも親子ベッドが販売されています。それぞれの特徴をご紹介します。

• ニトリ…国産のヒノキ材を使った通気性のいい親子ベッドです。下段は360°回転するキャスター付きで、出し入れがスムーズにできます。また、後付けできるエキストラベッドもあり、2段ベッドと組み合わせてベッドや収納としても使えます。
• IKEA…子ども用ベッドにアンダーベッドが付いているタイプが販売されています。シーツや枕などをしまえる収納も付いていて便利です。
• 無印良品…木製の2段ベッドが販売されており、1段ずつ並列にしても使えます。子どもの成長やお部屋のレイアウトに合わせて組み替えられます。

ベッドのマットレスは睡眠の質を左右する重要なアイテムです。マットレスの素材や構造などによって、寝心地のよさや身体への負担が変わってきます。快適な睡眠をとるためには、自分に合ったマットレスを選ぶ必要があります。

以下の記事では、ベッドマットレスの選び方を分かりやすく解説しています。タイプ別におすすめのベッドマットレスをご紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

本記事では、親子ベッドについてご紹介いたしましたが、まずは安全性が第一です。置きたい場所の広さや将来の使い方を考えて、予算内で最適な親子ベッドを選んでください。寝る時間がより楽しみになるベッドが見つかるといいですね。