スコッティキャメロンのパターおすすめ7選｜何がいい？歴代モデルも紹介

まずはスコッティキャメロンのパターは、どういったブランドなのか・性能を持っているのかを知っておかないと、本当に素晴らしいところがわかりません。ここではどういう特徴があるのかをおさらいしていきます。

パター職人スコッティキャメロン氏は、少年時代に父親とパター制作を始め、メーカー勤務を経て独立し、スコッティキャメロンブランドを立ち上げました。当初は無名でしたが、やがてタイガーウッズを優勝させた銘パターとして、スコッティキャメロンは一気に有名になります。

日本でも、松山氏をはじめとするプロご用達アイテムとなり、そのノウハウを反映させた市販モデルは、今も多くのプレーヤーを魅了し続けています。

2018年モデルがセレクト、2020年モデルがスペシャルセレクトとなっており、年代によってヘッドやネックなどの仕様が違うので注意が必要です。

スペシャルセレクトではピン型がニューポート2・ニューポート2.5・ニューポート、マレット型がファストバック1.5・フローバック5.5・フローバック5・スクエアバック2・デルマーなどです。ソリッドな削り出しヘッドに回帰して一貫した打感と打音を追求しています。

ステンレスとアルミを組み合わせたヘッドに、バイブレーションダンピングシステム採用により、ソフトな打感と打音を実現した、マレット型のパターです。

丸みのあるラウンド型が5CBと5MB、多角形的なハイテクマレットが5W・5S・5.5M・6M・7M、フィーリングのいいキャメロン・ブラックWINNグリップを採用し、シャフトやウェイトなどの調整により、バランスと安定感を追求しました。

シンプルでモダンなデザインのおしゃれなマレットパターです。ソフトステンレスのソールコアをアルミで囲んだ形状で、ソール面の配色やロゴがとても芸術的な印象をもたせます。

重量配分による高慣性モーメントの実現、ウェイト技術による許容性、シングルベントシャフトやフローネックシャフトなどによる視認性など、技術的な側面にも余念がありません。現在品薄な傾向ではありますが、まだ新品で買えるショップもあります。

スコッティキャメロンは2023年モデルのセレクトパター「SUPER SELECT」を発表しました。新たに「デュアルミルドフェース」や「I-Beamホーゼル」などの4つのポイントが追加され、デザインは大きく変わらないものの、細部にこだわりを感じさせるリニューアルをしています。

発売日は2023年3月17日（マレット型は5月19日）です。気になる方は是非チェックしてみてください。

《ピン（ブレード）》

よく見る細長い形のもの。キャメロンパターの定番であり、ニューポート2が有名です。その他、ニューポート2.5・ニューポートなどがあります。

《マレット》

ピン型よりも大きめのヘッドで、高慣性モーメントを実現しています。スペシャルセレクトでは、ファストバック1.5・フローバック5.5・フローバック5・スクエアバック2・デルマーなど、フューチュラ5MBもこのタイプです。

《ネオマレット》

マレットよりも重量があり、より慣性モーメントが大きなヘッドです。ファントムXシリーズや、フューチュラのハイテク型、ゴーローシリーズなどのモデルがあります。

《ベントネック》

ネックがなく、シャフトがヘッドに刺さったような形です。直線的ストロークでオートマチックなパットがしやすいタイプです。ファントムX8.5・ファントムX11.5などがあります。

《クランクネック》

ネックがクランク状に曲がっているスタンダードな形で、オールラウンドに使える性格です。

スペシャルセレクトでは、ニューポート2・ニューポート・ファストバック2などがあります。

《センターシャフト》

ヘッド中央にシャフトが刺さったような形です。操作しやすいけれど、ボールが右に曲がりやすいのでベテラン向けかもしれません。フューチュラ5Sもこのタイプです。

キャメロンパターのグリップは、もともと各モデルに最適なものが付いています。スペシャルセレクトにはやや細めで短いピストリー二・プラスを、ファントムXにはやや太くて長いピストレロ・プラスを…といった具合です。

もちろん、好みに合わなかったり、劣化して手に馴染まないときには、ショップで交換できます。ただし、グリップ交換で重量バランスが変化した場合には、ソールウェイトの交換も必要になる場合もあるため注意が必要です。

シャフトの長さについては諸説ありますが、身長が同じでも構え方や打ち方によっても最適な長さが違ってきます。また、重量を調整したいときには、重すぎてバランスを崩してしまわないようにしなければなりません。

まず、シャフトの長さを決めて使ってみてから、今度は自分の好みに合わせて重量調整の順番が無難です。シャフトに鉛を入れる方法もありますが、やはりソールウェイト交換が一番といえます。

スコッティキャメロンのパターには、いくつかのカラー展開があります。その中でも特に注目なのが人気の黒いヘッドのパターです。緑に囲まれたグリーンの中に黒いヘッドのシックな質感が、高級感を惹きたててくれます。

また、スタンダードな金属色のパターと比べ太陽光を反射しにくく、黒色の効果によりヘッドの動きに集中しやすいため、ストロークがスムーズになったとの声もあがるほどです。

選び方に迷った際は、プロが愛用しているモデルやプロ仕様のモデルをチェックするのもおすすめです。たとえば、タイガー・ウッズはスコッティキャメロンの「ニューポート2 GSS」を愛用しています。全く同じものを購入することは難しいですが、類似したモデルを使用して楽しむことができます。

また、メーカーが販売している限定モデルもおすすめです。限定モデルは初心者には扱いづらいものの、機能性やデザイン性に優れています。2022年には「SPECIAL SELECT JET SET シリーズのパター4モデル」を発売しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

キャメロンパターは偽物が多く出回っているので注意が必要です。特に中古やネットオークション、フリマアプリの場合、出所が明らかではないのでその危険性はさらに高まります。安く買おうとして安易に手を出すと、偽物だったり使い物にならない可能性が高いです。

また、一見して偽物だとわかるようなものもありますが、中にはかなり精巧に偽造されたものもあり、見分けがつかないケースも少なくはありません。信頼あるショップで保証書と正規のヘッドカバーが付いたものの購入が一番ですが、できる限り日頃から本物を見るのも必要といえます。

ここまで、スコッティキャメロンの選び方やおすすめ7選を紹介しました。美しく無駄のない丁寧な造りこみ、構えやすく打ちやすい使い勝手の良さ、敏感に反応するレスポンスの良さと打つ瞬間のフィーリング。憧れのキャメロンを手に入れて、そんな素晴らしい世界を味わってみませんか。