自転車のサドルおすすめ15選｜ロードバイクやママチャリに！痛くないタイプも

自転車で風を切って軽快に走るのは楽しいものです。しかし、違和感があって乗りにくい・ロングライドだとお尻が痛くなるなど、悩みを抱えたまま自転車に乗っていませんか？そんなときはサドルの交換を検討してみましょう。

サドルには真ん中に穴が開いたもの・カーブした座面などさまざまな形状があります。そのため、サドルを変えただけで「長時間乗っていてもお尻が痛くない！」と悩みが改善されるケースも少なくありません。

サドルはたくさんのモデルが販売されているので、目的や自転車の種類に合わせて選ぶのが大切です。本記事では自転車サドルの選び方やおすすめ商品を紹介します。サドルの交換方法も解説しますので、参考にしてください。

【特徴】

• 一般的なタイプ
• ポジション調整しやすい
• クッション性が高いモデルが多い
• ホームセンターのような専門店以外の場所でも購入できる
• 重量がある

溝なしタイプは、お尻の痛みが気になる方や日常で使う方におすすめです。一般的でどこでも購入でき、安価なモデルも充実しています。クッション性が高いモデルが多いため、長距離のサイクリングでも快適です。

【特徴】

• スポーツ自転車に多い
• スリムで軽量
• ルックスがいい
• 股間を圧迫しにくい
• クッション性が低い

溝ありタイプは、スマートな見た目にこだわりたい方やレースに出る方におすすめです。スリムなので、股間の圧迫感が軽減されます。ただし、クッション性は低いため、長距離のサイクリングではお尻が痛くなります。

【特徴】

• スポーツ自転車に多い
• 軽量
• 通気性が高く蒸れにくい
• 股間を圧迫しにくい
• クッション性が低い
• 強度が低い

穴あきタイプは股間の蒸れが気になる方や、軽さにこだわりたい方におすすめです。また男性の場合、トレーニングやスポーツで長時間乗っていると、股間が圧迫されて負荷がかかり、前立腺炎を起こす場合があります。そこで穴あきタイプなら、負荷の軽減に効果的です。

【特徴】

• スタンダードなタイプ
• お尻の位置が固定されない
• 前傾姿勢の角度を変えても違和感がない

フラットタイプは、走行中に姿勢やポジションを変えたい方におすすめです。お尻を支える面積が広いため、自由にお尻の位置を変えられます。特に、長距離のサイクリングでは姿勢をこまめに変えないと体が痛くなるので、フラットタイプが最適です。

【特徴】

• ペダリングしやすい
• ポジションを変えにくい
• お尻が痛くなりやすい

ウェーブタイプは、レースに出る方や速く走りたい方におすすめです。ウェーブにお尻がフィットするので、脚を動かしやすく安定感もあります。しかし、ポジションの自由度が低いためお尻に圧力がかかりやすく、痛みの対策をしたい方には向いていません。

ノーズの長さは、ショートタイプとロングタイプの2種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

横幅は基本的に体格に合わせて決めるのがおすすめです。体格に合っていない横幅だと、小さい面積で体重を支えることになり、お尻の痛みにつながります。ただし、深い前傾姿勢を取る場合は、横幅が大きいとペダリングがしにくい場合もあります。

【ポイント】

• 座骨の幅＋1cmを基準にする
• 女性は骨盤の幅が広いため、横幅の大きいサドルを選ぶ
• 前傾姿勢の角度を考えながら横幅を決める

お尻の痛みが気になる方はクッション性を重視しましょう。厚みのあるサドルは、中にウレタンやスポンジが入っていて衝撃が吸収・分散されます。ただし、肉厚のサドルは反発力があり、ペダリングがしにくくなるので注意してください。

サドル自体も重くなるため、スピードを出したい場合は他のパーツを軽量化して調整する必要があります。薄いサドルを使いたい場合は、クッション入りのサドルカバーを装着して痛みを軽減する方法もおすすめです。

【特徴】

• 頑丈で取り扱いが楽
• 価格が安い
• ラインナップが豊富
• 重い

金属レールは、日常で使う方や体重の重い方におすすめです。頑丈なので、体重を気にせずに使用できます。価格も安く扱いやすいため、初心者の方にも最適です。ただし、重量があるためスピードを出したい方には向いていません。

【特徴】

• 軽量
• 見た目がシックでかっこいい
• 高価
• 取り扱いが難しい

カーボンレールは、軽さを重視したい方におすすめです。金属レールに比べて軽量で、少しでも重量を落としたいときに役立ちます。しかし、金属に比べて壊れやすいため、取り扱いに注意が必要です。価格も高いので、レースに参加する方や軽量化したい中・上級者に向いています。

ママチャリのサドルを選ぶ場合は、安価なクッション性の高いサドルがおすすめです。ママチャリに乗る場合は、しっかり座るのでお尻に負荷がかかります。クッション性が低いとすぐにお尻が痛くなりやすいです。

また、レースで使うような軽量・高価なサドルを使っても、自転車本体が重いため性能を活かせません。さらに、屋外保管が一般的で、耐久性も重要です。買い替えても負担にならないモデルを選びましょう。

ロードバイクやクロスバイクのサドルを選ぶときは、軽量さや通気性を重視しましょう。スポーツとして自転車に乗ると汗をかくため、耐水性や通気性が悪いサドルだとサイクリングが不快になります。

特に、レースへの出場を考えている場合は軽量さがとても重要です。お尻の痛みは自転車の乗り方やペダリングの矯正でも改善できるので、性能を重視しましょう。

ミニベロの場合は町中をよく走るので、段差の衝撃を吸収してくれるスプリング搭載のサドルがおすすめです。ただし、ミニベロは見た目のおしゃれさも魅力なので、ルックスを崩さないサドルを選ぶのもポイントになります。大きすぎず、快適さも損なわないサドルを選びましょう。

女性には女性の骨格に合わせて作られた女性用サドルがおすすめです。骨盤の形に配慮する以外にも、デリケートゾーンに当たる部分に穴あきを設け、快適性を向上したモデルも存在します。複数のメーカーから女性用モデルが販売されているので、商品説明や口コミをよく読んで、試してみてください。

電動アシスト車からロードバイクまで、さまざまな自転車を販売しているメーカーです。サドルも幅広いラインナップで、スタイリッシュなデザインのものもあります。

ブラウンのサドルも多く、どんな自転車にもぴったりのサドルを見つけられるのが特徴です。日本の会社で製品の品質が高く、安心して使用できます。

おしゃれな革のサドルが特徴的なメーカーです。ブルックスのサドルにするだけで、上品で高級感のある自転車になります。

乗車姿勢ごとにおすすめのモデルが設定されているため、自分に合ったサドルを選びやすいです。仕上げや加工もさまざまで、所有欲を満たしてくれます。ルックスを重視したい方におすすめです。

イタリアを代表するサドルのハイエンドモデルブランドです。シンプルなブラックが多く、フレームデザインの邪魔になりません。

プロ用のモデルが充実しているので、レースに出るような中・上級者におすすめです。女性用サドルも取り扱っています。高価なモデルが多いですが、性能を重視したい方なら購入して損はありません。

1935年創業の歴史のあるメーカーです。ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツ自転車向けのサドルを取り扱っています。かっこいいデザインのサドルが多数そろっているのが特徴です。

形や素材もさまざまで、自分の自転車・体格にぴったりのサドルを選べます。サドルに求める性能がはっきりしている中・上級者におすすめです。

サドルは実際に乗ってみないと乗り心地がわかりにくいです。近くにサドルの品ぞろえが充実しているお店があるなら、実際に乗り心地を確かめましょう。試乗できる場合は、自転車にまたがるだけでなく、少し走らせてもらえるか確認してください。

【試乗で確認するポイント】

• ペダリングに違和感がないか
• 段差を乗り越えたときの衝撃吸収性

サドルの交換は工具があれば自分でもできます。必要な工具は六角レンチです。ママチャリのようなシティサイクルの場合は、モンキーレンチを用意してください。

【サドル交換の手順】

1. サドルとシートポストを固定しているボルトを緩める
2. サドルを取り外す
3. 新しいサドルを乗せてレールを挟むように金具を設置し、ボルトを仮締めする
4. サドルの位置を調整して、ボルトを本締めする

自転車泥棒と言えば自転車本体が盗まれるイメージですが、いたずらや転売目的でサドルだけを盗まれるケースも意外と多いです。サドルがなくては自転車に乗れず困ります。そこでおすすめなのがサドルを盗難から守るサドルロックです。

手軽なワイヤータイプやしっかりとしたチェーンタイプ、さらに強力なU字ロックタイプなどさまざまな種類があります。自分の重視するポイントに合わせて選びましょう。以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

お尻の痛みや股間の不快感は多くの人が抱えている悩みです。サドルを交換するだけでも自転車の乗り心地は大きく変わります。乗り心地のいい自転車になれば、サイクリングがより楽しくなります。本記事を参考に、自分の体にぴったり合うサドルを見つけましょう。