ペダルレンチのおすすめ10選｜ダイソーで代用できるものやホームセンターにも

生活環境の変化により自転車がブームとなっている影響から、近所への買い物やちょっとしたお出かけはもちろん、趣味やスポーツを目的として自転車を購入する人が増えています。しかし、お気に入りの自転車でもペダルが使いづらいと交換が必要です。

業者に依頼すると費用と時間がかかり、必要なときに自転車に乗れません。自分でペダル交換する場合は、普通のスパナでは対応できない可能性があります。そんなときはペダルレンチの使用が便利ですが、ペダルレンチにも種類があるので、何を基準に選べばいいかわからない方も多いはずです。

そこで、この記事ではペダルレンチの選び方や、100均ダイソーで代用可能な商品はあるのか・ホームセンターで買えるおすすめ商品などを紹介します。ぜひ最後までご覧いただき、購入の参考にしてください。

わざわざペダルレンチを購入しなくても、「家にあるレンチで代用できるのでは？いらない？」と考える方も多いですよね。しかし普通のレンチだと、ペダルとクランクの隙間に入らない場合があります。また持ち手が短いものも多く、力が入らずペダル交換には不向きです。

無理をして普通のレンチで代用しようとすれば、思わぬ怪我や事故の原因になりかねません。ペダルのメンテナンスやカスタマイズに挑戦する際は、ペダル用に特化した最強の工具であるペダルレンチを使用しましょう。

ペダル交換は、既存のペダルを取り外すところから始まります。ペダルはクランクにしっかりと固定されているため、ペダルのナットをレンチで緩めてネジを外します。そこでポイントとなるのが、レンチの厚さです。

ペダルの軸とクランクの隙間は狭くなっているため、レンチのヘッド部分の厚さは5mm以内を目安に選ぶようにしてください。普通のレンチだと厚みがあり、隙間に入らなかったりレンチが緩まなかったりする場合があるので、専用のものを準備しましょう。

ペダルレンチをナットに固定できたら、ゆっくり回して緩めていきます。とても固く締められているため、緩めるにはそれなりの力が必要です。そのようなときは、レンチの長さがポイントとなります。長さがあればテコの原理で小さな力でも、ネジを回せます。

目安として30cm前後が使いやすいサイズです。外出先で使用する場合は20cmほどの物を選ぶと携帯しやすくなります。シーンによって使い分けもおすすめです。

ペダルレンチの口径部（ナットをはめる部位）の角度にも注目してみましょう。一般的なレンチやスパナは、口径部の角度が持ち手に対して15度に作られています。ペダル交換のように狭い部分の作業時は、少し角度があったほうがやりやすいと言われています。

また15度のレンチを裏返して持つと30度になるため、持ち方によって使い分けできます。ストレートタイプも販売されていますので、自分に合った角度を探してみましょう。

握りやすさはペダル交換の成功を左右する、大切なポイントです。木製やソフトラバー製など、商品によって持ち手部分に使われている素材にもさまざまな種類がありますが、固定したナットには握りやすい形状のものがベターです。

握りやすさでは、グリップが効く円柱型がおすすめです。円柱型は手にフィットしやすいので、力を入れても手が痛くなりにくいといったメリットもあります。できれば店頭で実際に滑らないかどうかなど感覚を確かめてから購入するのがおすすめです。

ペダルレンチの口径は15mmが標準となっています。多くの商品に「15mm対応」と説明書きがありますので、チェックしてみてください。中には口径部に段差をつけ、1つのヘッドで15mmと16mmなど複数のサイズに対応し、多目的に使えるレンチもあります。

ペダルのためだけに買うのはもったいない、サイクリング時の荷物を減らしたい、などの希望を叶えてくれる商品です。しかし、使い方にコツがいるため、初心者は気を付けましょう。

KTC（京都機械工具株式会社）は、1950年に設立され自動車産業の発展とともに栄えました。日本を代表するハンドツールメーカーとして、信頼の技術力があります。鍛造で作られるペダルレンチは薄型でありながら非常に頑丈で、使いやすいと評判です。

耐久性を重視してペダルレンチを選びたい方にも向いています。長く愛用できるペダルレンチが欲しい方は、KTCの商品をチェックしてみてください。

SHIMANO（株式会社シマノ）は、2021年に創業100周年を迎えました。スポーツ自転車部品では世界最大手を誇り、ペダルの開発実績も多数あります。

商品のラインナップは豊富ですが、オフセットヘッドを採用したモデルは使い勝手がよく、オールブラックのスタイリッシュなデザインも魅力です。

HOZAN（ホーザン株式会社）は1946年に自転車工具メーカーとして創業されました。HOZANのペダルレンチは、プロ向けの本格的なモデルが人気です。初めてペダル交換にトライする場合は、公式YouTubeチャンネル「メカニックアカデミー」のペダル着脱の解説動画も要チェックです。

Asahi(あさひ)のペダルレンチは、高い鍛造技術で作られるため、日本のみならず世界中で流通しています。ラインナップは豊富に揃いますが、軽いのに丈夫で、アームにグリップをつけるなど使いやすいよう配慮されているのも魅力です。

メーカーの信頼と実績で選びたい方は、Asahi(あさひ)のペダルレンチをチェックしてみてください。

コスパを重視する方はPWT（ツールストアー）がおすすめです。ツールストアーは高品質ながらも安い価格帯で工具を提供するメーカー。有名メーカーの商品と同等の高品質モデルをリーズナブルに購入できます。

1回のペダル交換のために専用のレンチを用意できない場合は、たとえば100均のダイソーで購入可能な「コンビネーションスパナ」では、代用できるのかについてみていきましょう。

口径サイズが15mmの商品サイズを確認すると、3.2×0.9×16cmでした。一般的なペダルレンチよりも少し厚みがあり、長さが足りないようです。特に長さが足りないと力が入りにくく、きつく締まっていると使えない可能性があるので、初心者には難しいかもしれません。

ペダルレンチはコーナン・コメリ・カインズ・ビバホームなどのホームセンターのサイクルコーナーでよく使われています。販売用の製品としても取り扱っており、各ホームセンターの通販サイトでも見つけられます。

しかし、販売しているブランド、製品の種類はショップ次第です。地域性や店舗の規模などにより取り扱いの有無も変わりますので、お急ぎの場合は事前にショップに電話で確認をしてください。

今回はペダルレンチを紹介しましたが、正しく安全にペダル交換を行いましょう。製品によって細かい違いがありますが、迷ったときは記事の内容を参考にして、ぜひ自分の手に馴染むペダルレンチを見つけてください。