ドッグスリングの人気おすすめ15選｜チワワ向けから中型犬向けも【デメリットは？】

愛犬を動物病院に連れて行くときに、途中までご機嫌だったのに目的地が動物病院とわかった途端嫌がったり歩かなくなったりして困ったことはありませんか？また、散歩の途中で歩かなくなるときや、愛犬を抱きかかえる必要があるときに両手がふさがると不便ですよね。

そんなときに活躍するのがドッグスリングです。赤ちゃんの抱っこひもを応用した形で、犬を入れることでハンズフリーになります。犬も包み込まれながら飼い主さんに密着するので、安心できるというメリットもあります。

この記事では、愛犬にピッタリなドッグスリングの選び方や、メリット・デメリット、ダックス・チワワなど犬種別におすすめ・人気の商品15選をご紹介します。記事の最後には役立つ情報も解説するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

ドッグスリングは犬を包み込むように入れるので、飼い主さんと密着することで犬を落ち着かせることができます。また、無理な体勢で抱きかかえるよりも愛犬への負担を軽減できるのが最大のメリットです。

さらに、ドッグスリングを使うことで飼い主さんも両手が空き、犬を抱きかかえていても荷物を持ったり犬に触れたりできます。人が多い場所に行くときも、ドッグスリングに入れておけば他の人に迷惑をかけることなくスムーズな移動が可能です。

ドッグスリングのデメリットとしては、使用できる犬種が限られることです。販売されている商品も小型犬向けのものが主流で、中型犬向けのものも数は少ないですが存在しています。大型犬は体重もあり身体も大きいので、犬にとっても飼い主さんにとってもメリットはありません。

身体が小さく体重が軽い場合は中型犬用でも対応できる可能性はありますが、ドッグスリングの耐久性が低いと破けたり犬に負担をかけたりする可能性もあるので大型犬には不向きです。大型犬の移動にはクレートやケージをおすすめします。

近所の公園まで連れて行く途中で犬を抱っこするときや、動物病院に通院の必要があるときなどデイリーユースでは、使わないときコンパクトにたたんでかばんにしまっておけるよう収納性の高いものがおすすめです。

デイリーユース以外に旅行先で犬を抱きかかえる必要があるときも、収納性の高いものであれば使いたいときサっと取り出して使えます。

犬を連れて公共交通機関を利用する際は、ケージに入れるというルールがあります。しかし、ケージを嫌がったり飼い主さんと離れたりすると鳴くような場合は、他の人に迷惑をかけてしまうかもしれません。

そんなときはドッグスリングが活躍してくれます。ただし、公共交通機関を利用する場合は蓋付きを選んでください。また、公共交通機関によっては布製のドッグスリングを認めていない場合があるので、素材のチェックも重要です

※素材にかかわらずドッグスリング自体を認めていない場合もあるので、事前の確認をおすすめします。

人や他の犬が多い場所に出かける場合は、犬が興奮してドッグスリングから飛び出す可能性があります。小型犬は高い位置から飛び降りると骨折や怪我のリスクもあるので注意しましょう。この場合は、飛び出し防止リードがあると安心です。飛び出し防止リードだけでは不安という場合は、蓋付きやメッシュ巾着付きをおすすめします。

ドッグスリングを選ぶ際は犬の体重や体格に注意が向いてしまいがちです。もちろん愛犬の体格に合ったものを選ぶことが大切ですが、飼い主さんの使いやすさも考慮して選びましょう。体重が軽い小型犬であればあまり気になりませんが、5kg以上あると意外に重く飼い主さんにも負担がかかります。

また、どの位置で持つかもポイントです。高すぎても低すぎても歩きにくいですし、バランスが悪いと転倒の可能性もあります。犬の体重や体格だけでなく飼い主さんの体型とのバランスも考えて選んでください。

子犬のときから外に慣れさせるためにドッグスリングに入れてお出かけすることもあるでしょう。しかし、子犬のときのサイズで選んでしまうと成犬になったときに窮屈だったり、最悪の場合入らなかったりする可能性があります。

子犬のうちからドッグスリングを使用する場合は、成犬時の体格や体重を想定して選ぶのがおすすめです。ただし、子犬には大きく中で転がる可能性があるのでタオルやクッションで調節しましょう。

ミニチュアダックスやコーギーのように胴が長い犬には、横幅の広いものを選びましょう。窮屈なものを選ぶと犬の身体に負担をかけますし、胴長の犬は腰に負担がかかると椎間板ヘルニアのリスクを高めます。

無理強いすると犬にストレスを与えることもあるため、胴長の犬には体型に合わせて無理なく使えるものを見極めてください。見つからない場合は少し大き目を選ぶといいでしょう。目安は中で伏せをしたとき無理なく身体が伸ばせる広さです。

体重が軽い犬でもずっと背負っていると肩に負担がかかったり、肩紐が細いと食い込んで痛くなったりします。快適に使うためにも肩紐は幅が広いものを選びましょう。肩紐の幅が広いと負担が分散されるので肩が痛くなりにくく長時間の使用でも快適です。

たった数センチの差でも快適度は大きく変わります。ドッグスリングを選ぶ際は犬種に関係なく肩紐の幅が広めのものがおすすめです。

活発な犬はドッグスリングの中でもじっとしていられず動き回ることがあります。素材にもよりますがしっかり支えられないと飼い主さんも移動しにくい上、犬も不快に感じてドッグスリングを嫌がってしまいます。

底板付きであれば多少中で犬が動いても安定しますし、犬もしっかり足がつくので不安を軽減できるのもポイントです。底板を取り外せるとコンパクトに収納できます。

飛び出し防止リードがあっても、何かの拍子に金具が外れれば犬が飛び出てしまうかもしれません。安全対策を重視したい場合はセーフティネット付きをおすすめします。犬をセーフティネットに入れてからドッグスリングに入れるので飛び出し防止効果が高まります。

また、セーフティネットは動物病院が苦手な子を連れて行くときにも便利です。公共交通機関では顔を出すのを防げるなどメリットはたくさんあります。

ドッグスリングにポケットがついていれば、犬のおやつ・給水ボトル・ペットシーツ・ウエットティッシュを入れておけます。少し遠出するときや、散歩に行くときは犬のうんち袋も入れておけるので便利です。ポケットが多いとスマホや鍵なども入れられるため、近所の散歩であればかばんを持たずに済みます。

ドッグスリングは身体に密着させるので、夏は犬も飼い主さんも暑さでまいってしまいます。そのため、夏は通気性のいいメッシュ素材を選ぶといいでしょう。メッシュ素材であれば適度に風が通るので蒸れるのを防げますし、熱がこもって熱中症になるリスクも軽減できます。

ただし、メッシュ素材でも長時間の利用はおすすめできません。遠出する場合は適度に休憩をはさんでください。

雨の日に出かけなければいけない場合は、水が染み込む素材では犬も飼い主さんも不快に感じてしまいます。雨の日のお出かけには、水に強いナイロン素材のドッグスリングがおすすめです。ただし、混紡素材の場合は水が染み込むことがあるので、撥水加工が施されたものを選びましょう。

肌触りのよさを重視したいのであれば、コットン素材をおすすめします。コットンは丈夫ですし適度に風も通り柔らかいので犬にも飼い主さんにも優しい素材です。汚れても丸洗いできるので清潔に使いたい方にもおすすめです。コットン素材はカラーバリエーションやデザインも豊富で、おしゃれなドッグスリングを選びたい方にも適しています。

結論から言うとドッグスリングの自作は可能です。ミシンが得意な方であれば、愛犬のサイズや自分の身長に合わせてピッタリなドッグスリングを作れます。デザインも好みに合わせられるのもポイントです。

簡易的なものではバスタオルを使う方法もありますが、バスタオルは厚みがある分しっかり結べず1か所を手で支え続けないといけません。簡易的なもので間に合わせたい場合は風呂敷をおおすすめします。

風呂敷は小さくたたんで持ち歩けますし、縫わなくても結ぶだけでドッグスリングを作れますし、緊急時にも活躍してくれるでしょう。ただし、耐久性はなく落下の危険もあるため、使用時は十分気を付けてください。

ドッグスリングを負担なく使用するためには、飼い主のお腹に愛犬がピッタリくっつくように抱っこましょう。お腹より上や下で抱っこすると、自分の胸や太ももに愛犬のお尻があたるなどして、愛犬が不安定になります。ドックスリングの使用位置は、自分のおへそをあたりに愛犬を抱っこするイメージがおすすめです。

愛犬を連れて電車に乗る際はマナーを守ることが大切です。また、思うように休憩ができず飼い主さんにも犬にも負担がかかる可能性があるので、長時間の使用はおすすめできません。以下に電車に乗る際のマナーを紹介するので参考にしてください。

<電車でドッグスリングを使う注意点>

1. まずは鉄道会社のルールを確認
2. 電車に乗る前にトイレを済ませておく
3. 満員電車は避ける
4. 犬嫌いな人もいるので人が少ない時間帯を選ぶ
5. 鳴かないようしつけも必要
6. 顔を出さないよう蓋やメッシュ巾着に入れる

ドックスリングとキャリーバックの違いは、手が自由になるか・バッグを密閉できるかです。ドックスリングは、肩から掛けて使用するので手が自由になりますが、キャリーバックのようにフタをして密閉できません。反対にキャリーバックはフタができるものの、手で持たなければいけません。

それぞれにメリットデメリットがあるので、状況にあわせて使用することが大切です。以下の記事では犬用リュックについて詳しくご紹介しています。手が自由になるドックスリング以外の商品を探している方や、キャリーバックの代わりになる商品が知りたい方は必見です。

ドッグスリングは正しく使用すれば愛犬との外出を快適にしてくれます。愛犬の体型や体格だけでなく飼い主さんにとって使いやすいことも重要です。迷ったときはぜひこの記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、ピッタリなドッグスリングを見つけてください。