女性におすすめのワックス20選を紹介！髪の長さやスタイルで使い分けよう！

ショートヘアだけでなく、ボブやロングヘアのスタイリングが楽になる女性用ヘアワックス。スタイルを崩さずにかためたり、自然なスタイルを維持したり、ワックス一つで思い通りのヘアスタイルが楽しめます。

しかし、女性用ワックスとひとことで言っても、ワックスにはジェルタイプやクリームタイプ・ファイバ―タイプなど種類が豊富。髪の長さや髪質によっても最適なワックスは異なるので、ワックス選びは意外と難しいと感じる方は多いでしょう。

そこでこの記事では、女性用のワックスの種類や特徴を紹介します。自分の髪に合うワックスの選び方や、おすすめの女性用ワックス20選・ワックス初心者にも分かりようにワックスの基本的な使い方も一緒に紹介します。

女性用のワックスは、ホールド力よりも髪につやを出したり、髪を自然なスタイルにまとめることを重点においています。男性用のワックスは、ホールド力にこだわる傾向があるので、その点で男性用のワックスとは特徴が異なります。

女性用ワックスにはバーム・グロスタイプといったワックスがあるのも特徴です。バーム・グロスタイプは自然派由来の成分が配合されています。ロングヘアもきれいにまとめられるので、女性にとても人気です。

女性用ワックスは主に7種類に分かれます。7種類もあるとどれを選んだらいいのか悩んでしまいますね。自分の髪質に合っていて、好みの仕上がりになるワックスを選べるように、7種類それぞれのワックスの特徴を見ていきましょう。

ジェルタイプのワックスは、ホールド力が高くスタイルを長時間持続できるのが特徴です。スタイルをしっかり固定し崩れにくいので、バッチリスタイルを決めたい方に向いています。髪に伸ばしやすくて、簡単に馴染むのもポイントです。べたつきにくくツヤ感も出るので、髪のボリュームを抑えたい時にも便利に使えます。

ワックスの定番とも言えるのがクリームタイプのワックスです。水分が多く髪にとても馴染みやすく、初心者でも簡単に使えます。髪がべたつきにくくツヤ感も出せて、誰でもスタイルが作りやすいのがメリットです。どんな髪の長さにも使えるのも魅力ですが、ホールド力があまり高くない商品もあるので、自然なスタイルを作りたい方に向いています。

バームやグロスタイプのワックスは、女性用ワックス特有のワックスで髪につやを与えるのが特徴です。シアバタ―といった自然派由来の成分が配合されていることが多く、敏感肌の方も安心して使えます。髪に馴染みやすく、長い髪もしっかりまとめられます。ホールド力よりは髪の質感にこだわる方におすすめです。

クレイやファイバータイプのワックスは、ペースト状でより水分が少ないのが特徴です。ファイバータイプは糸をひくように伸びて、髪全体に簡単に伸ばせます。毛先の束縛感が出しやすく、崩れても手直しが簡単にできます。クレイワックスはマットでツヤのない自然な仕上がりになり、髪が柔らかくてもスタイルが作りやすいです。

ムースタイプは、水分が非常に多く泡状なのが特徴です。たっぷりの水分と泡で、髪の細かい部分まで行き渡り馴染みます。そのため、くせ毛やパーマのスタイリングがしやすく、髪の動きを長持ちさせることができます。ホールド力はそれほど高くありませんが、自然な動きのあるスタイルを持続させたい時には最適です。

グリースタイプは濡れ髪のようなツヤ感のある仕上がりになるのが特徴です。濡れ髪やまとめ髪のスタイルがしやすく、ジェルのようにかたまらずにより自然に仕上がります。ホールド力が高く、毛先の動きを付けたい時や束縛感を出したい時にはぴったりです。水で濡らせば、簡単に手直しできるのもポイントです。

スプレータイプの一番のメリットは、手が汚れないことです。霧状で細かい粒子が髪全体に行き渡りやすく、スタイルが作やすいのも特徴です。さっとスプレーするだけでヘアアレンジが簡単にでき、ワックスのつけすぎを防いで軽い感じに仕上げ、長時間スタイルを維持できます。より軽いスタイルに仕上げたい方にはぴったりです。

女性用のワックスは種類が多く、自分に最適なワックスを選ぶのは難しそう。しかし、選びのポイントをつかめば、自分に合ったワックスに出会えます。髪の長さや髪質など、ワックスを選ぶ時のポイントを見ていきましょう。

女性はベリーショートからベリーロングまで、髪の長さも男性と比べて幅があります。ワックスは自分の髪の長さに適したワックスを選ぶことが大切です。ショート・セミロング・ロングそれぞれに適したワックスを紹介します。

ショートヘアには毛先の動きやスタイルが作りやすいホールド力の高いワックスが向いています。ホールド力が高くスタイルが崩れにくいジェルタイプや、自然に髪をまとめられるクリームタイプがおすすめです。

特にベリーショートはジェルやクリームタイプが最適です。少し長いショートボブなら、髪に馴染みやすいバームタイプがいいでしょう。バームタイプは髪にツヤ感や動きを出し、束縛感も自然に付けられます。

セミロングには自然で柔らかい雰囲気が出せて、ホールド力もあるクリームタイプがぴったりです。髪が多少長いセミロングも髪全体に馴染みやすく、ツヤ感が出せます。また、べたつきにくく髪のさらさら感も保てます。

スタイルによってはファイバータイプでもいいでしょう。ファイバータイプは、ツヤ感を出すだけでなく、クリームタイプよりもさらに束縛感が出しやすく、手で簡単に手直しができるのが魅力です。

ロングヘアは、より自然に髪を美しく見せたいのでバームタイプやグロスタイプが向いています。これらのタイプは髪にツヤ感を与え、濡れ髪のように仕上げられるので、髪質をきれいに見せることが可能です。

特にバームタイプは自然派由来の素材を使っていることが多く、顔周りのスタイルを作る時も肌に負担がかかりにくくて安心です。ロングヘアをつやつやに美しくまとめたい時は、グロスタイプを選びましょう。

ワックスは髪の長さだけでなく、自分の髪質や毛量に適した商品を選ぶと、よりきれいに仕上がります。直毛や剛毛・天パや猫っ毛など、それぞれの髪質や毛量に合ったワックスがどのタイプかを見てみましょう。

毛量が少ない方は、髪によりボリュームを出せるクリームタイプやファイバータイプがおすすめです。特にファイバータイプは毛先の動きや束縛感が出しやすく、髪全体を自然にまとめられます。

毛量の多い方は、ジェルタイプやクリームタイプがいいでしょう。クリームタイプは髪に馴染みやすく、全体につけて髪のボリュームを簡単に抑えられます。ホールド力も高く、長時間髪のボリュームを抑えてきれいに髪をまとめられます。

髪の傷みに悩んでいる方は、バームやグロスタイプが最適です。バームタイプは髪のパサつきを抑え、髪をしっとりまとめます。また、グロスタイプは濡れ髪のように仕上げ、髪のパサつきやダメージによる広がりをしっかり抑えます。それぞれのワックスは、髪に馴染みやすいので、髪全体にもみ込むように使うといいでしょう。

直毛でスタイルが決まりにくいという方は、髪の動きを作りやすいファイバータイプやクリームタイプがおすすめです。ファイバータイプは髪に馴染みやすく、束縛感が出しやすいので、直毛でも髪に動きを付けられます。クリームタイプは柔らかく仕上げられ、ホールド力もある程度あり、直毛の特徴を活かして自然にスタイルが作れます。

剛毛で髪のスタイルが作りにくいと悩んでいる方には、水分や油分が多い、クリーム・ジェル・グリースタイプのワックスが向いています。また、ファイバータイプは髪の操作性に優れているので、ショートやセミロングの方にはおすすめです。グリ―スやジェルタイプは、髪にツヤを出せ、髪のごわごわ感やボリュームを抑えられます。

天パや猫っ毛の方は、ある程度ホールド力のあるクリームタイプか毛先の動きを作りやすいファイバータイプがぴったりです。ウェーブがかかったような天パには髪の保湿もできるバームタイプもいいでしょう。髪がまとまりにくい猫っ毛には、毛の動きを活かせてしっかりホールドするクリームやファイバータイプが最適です。

ワックスは仕上がりを考えて選ぶことも大切です。つまり、ソフトに仕上げたいのかハードに仕上げたいのかによっても、最適なワックスが異なります。ワックスのセット力は、ソフトとハードで表記されることが多いです。ハードは毛先の動きを長時間キープしたい時に、ソフトやセミハードは自然なスタイルを作りたい時に選びましょう。

ワックスによっては香りがとても強いことがあります。好きな香りのワックスなら一日中気分を盛り上げてくれます。しかし、香りが強いとビジネスや食事のシーンに適さないこともあります。どんなシーンでも使えるワックスなら無香料がおすすめです。しかし、自分の好みの香りが欲しいなら、香りの強くない微香の商品を選びましょう。

ワックスを使ったことのない初心者は、ワックスの基本的な使い方が分からないこともあります。初心者でも失敗しないように、ワックスを使う時の注意点や髪型ごとのスタイリング方法を紹介します。

ワックスを使う時には、基本的に守らなければいけない点がいくつかあります。ワックスを快適に使えるように、ワックスを使う時の注意点を確認しましょう。

• 髪も手も乾いた状態で使う
• ワックスは少量を手にして様子を見ながら使う
• 髪全体に上手に馴染ませるには、手の平だけでなく指の間までしっかりワックスを伸ばす
• ワックスを使った日は必ずシャンプーする
• ワックスを頭皮につけないようにする
• 開封後は半年以内に使い切るのが理想

シャンプーをしてもワックスが落ちない場合は、しっかり2度洗い流してください。また、ワックスが頭皮に付くと、かゆみやフケの原因にもなるので、その点も注意してください。

ワックスは髪の長さによって使い方のポイントも異なります。それでは、ショート・セミロング・ロングとそれぞれの髪の長さ別の正しいワックスの使い方を見ていきましょう。

ショートヘアは、ワックスを手の平で馴染ませて髪全体をもむように付けるのがポイントです。髪全体にワックスをもみこむと、髪に立体感が出せます。襟足をぎゅっと押さえれば、髪がぼさぼさに見えることもありません。

また、後頭部にボリュームを付けると髪全体がバランスよく見えるので、後頭部はふわっと持ち上げる感じで付けましょう。毛先に動きを付ける時は、指先にワックスを付けて髪を引っ張るように動きを付けてください。

セミロングは、スタイルを付けたい箇所にポイントで付けるといいでしょう。スタイルや髪質によっても付け方は多少異なります。毛先やふんわりしたカールに動きを付けたいなら、ワックスを少量手の平に付けて、部分的に髪をもみこむ方法が最適です。

髪のボリュームを抑えたい方は、全体的に付けることもできます。しかし、付けすぎるとべたつきばかりが目立ち、思い通りのスタイルが作れないこともあるので気を付けてください。

ロングヘアは髪の毛に軽く揉み込むように付けると、自然な仕上がりになります。また、髪の根元からでなく耳の横から毛先にかけて、小量を付けるのもポイントです。髪の根元に付けると、髪が重くなりべたっとした感じになるので気を付けましょう。

ワックスを手の平に馴染ませて、髪を握るように付けるときれいに仕上がります。髪のボリュームを抑えたい方は内側と外側に、髪全体に揉み込むように付けると、髪がまとまりやすくなります。

女性用のワックスは7種類ととても種類が多いです。自分に合ったワックスを選ぶには、髪の長さや髪質・ハードやソフトなど仕上がりの好みに合わせて選ぶことが大切です。ぜひ、毎日思い通りのスタイルが作れる、使いやすいワックスを選んでください。