フルボ酸シャンプーのおすすめ11選｜どんな効果がある？期待できる効果を解説！

日々洗髪に使用するシャンプーは、使用するものによっては髪の毛や地肌へ刺激を与えてしまい、ダメージが増してしまう可能性があります。できるだけ髪と地肌に優しく、しかもきちんとケアできるシャンプーとして近年注目されているのが、「フルボ酸シャンプー」です。

フルボ酸とは、豊富なビタミンやミネラルなどを含む有機酸です。希少なものなのでフルボ酸が含まれるシャンプーはどうしても価格が高くなりがちですが、その分頭皮環境を整え髪の毛にもいい影響を与えてくれる効果が期待できます。

そこで今回は、フルボ酸はどのような効果が期待できるのか、フルボ酸シャンプーの選び方とおすすめの製品とともに、フルボ酸シャンプーの使い方もあわせて解説します。

フルボ酸とは元々は自然の土壌に存在する有機酸です。植物にミネラルを運ぶ役割を持つといわれるフルボ酸は、髪に必要なビタミンやミネラル、アミノ酸などを含むとされており、これを含んだシャンプーを使うと、髪や頭皮にさまざまないい効果が期待できるのです。

たとえば、ミネラルを補給することによる頭皮を活性化し健康な髪へ導く、頭皮の臭いを除去する、髪と頭皮への保湿効果などの効果があるといわれます。このように、フルボ酸シャンプーには髪や頭皮を健康な状態に保つ効果が期待できるといえます。

一口に「フルボ酸シャンプー」と言っても、配合されているフルボ酸の種類や洗浄成分などに違いがあります。以下のポイントを参考に、最適なフルボ酸シャンプーを選びましょう。

フルボ酸シャンプーに含まれるフルボ酸は、以下に挙げる2種類があります。種類の違いで価格や効果も異なってくるので、まずはフルボ酸の種類を知っておきましょう。

オーガニックフルボ酸とは、約1億年前の堆積層の腐植土から抽出された、非常に貴重な資源です。約70種類にも及ぶミネラルを含んでいるといわれ、髪や地肌を健康に保つ効果もより期待できます。

1cmの形成に約100年かかるといわれる腐植土から抽出される希少なものであるため、オーガニックフルボ酸を使用したシャンプーは高価になりがちという点がデメリットです。

樹木由来のフルボ酸は、樹木の有機腐植物質をバイオ技術により抽出・生成したものです。堆積層の腐植土から抽出するオーガニックフルボ酸よりも安価なので、こちらのフルボ酸を使用したシャンプーならリーズナブルに入手できます。

オーガニックフルボ酸のシャンプーに手が出ない、という場合は、まずは樹木由来のフルボ酸シャンプーから試してみるのも1つの方法です。

フルボ酸シャンプーを選ぶ際は、フルボ酸の配合量もチェックポイントです。当然ながら、配合量が少ないシャンプーはフルボ酸に期待される効果も低くなってしまいます。配合量をチェックするには、シャンプーの成分表を確認しましょう。

成分表は、配合量が多いものから順に記載されています。成分表では「フルボ酸」の他に「フムスエキス」と記載されている場合もあるので、このいずれかが成分表の最初の方に記載されていれば、配合量が多いと判断できます。

フルボ酸シャンプーは、製品によって洗浄成分にも違いがあります。洗浄力や洗い上がりの違いで、洗浄成分を選んでみましょう。

フルボ酸と相性がいいとされている洗浄成分が、アミノ酸系の洗浄成分です。他の一般的なシャンプーにも採用されている髪や地肌にやさしい成分で、弱酸性なのでマイルドな洗い上がりです。

アミノ酸系洗浄成分には、「ラウリン酸」や「ココイルグルタミン酸」、「グリシン」などがあります。髪や地肌へのダメージを抑えて洗いたいときにおすすめです。

ベタイン酸系洗浄成分も、アミノ酸系と同様にフルボ酸との相性がいいといわれます。洗浄力が優しく、しかもアミノ酸系よりも保湿力が高いので、髪や地肌にうるおいを与えながら洗浄できます。

成分表では、「コカミドプロピルベタイン」や「ラウラミドプロピルベタイン」など、成分表で「○○ベタイン」と表記されているものがベタイン酸系と判別できます。

しっかりと髪と地肌を洗いたい人におすすめなのが、石けん系洗浄成分です。洗浄力が高いので汚れを落としやすく、ベビーシャンプーにも使用される成分です。一方で、アルカリ性であるため髪がごわつきがちになる点がデメリットといえます。

石けん系洗浄成分には、「ラウリン酸K」や「オレイン酸K」などがあります。

ドラッグストアなどの市販のシャンプーの多くで使用されている成分が、こちらの高級アルコール系洗浄成分です。洗浄力が高く、泡立ちもいいので使いやすいですが、洗浄力が強すぎて髪へのダメージ地肌の乾燥を招く可能性があります。

成分表では、高級アルコール系洗浄成分として「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」などがよく見られます。

フルボ酸シャンプーは、正しい方法で使えば髪や地肌への効果もさらに期待できます。以下の基本の使い方をマスターして、ヘアケアを行いましょう。

シャンプーをする前の乾いた髪をブラッシングして、髪に付着した汚れやホコリを取り除きます。その後、一度お湯のみで髪を湯洗いして残った汚れを洗い流してから、フルボ酸シャンプーを手の上で泡立ててやさしく髪を洗いましょう。

頭皮から毛先までシャンプーで洗ったら、髪と頭皮に泡を残したままの状態で3分ほど放置して、フルボ酸シャンプーの成分を浸透させてからすすぎます。泡が頭皮に残らないように、しっかりとすすぎましょう。シャンプー後のコンディショナーやトリートメントは不要です。

シャンプーをするたびに抜け毛が気になる、という人は多いのではないでしょうか。抜け毛を防ぐには、やさしく髪を洗うのが基本です。フルボ酸シャンプーを使用する際も同様に、指の腹を使って丁寧に地肌をマッサージするように洗いましょう。

また、濡れた髪を生乾きのままで放置しておくと、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、抜け毛の原因になりかねません。洗った髪はドライヤーですぐに乾かすことも大事なポイントです。

フルボ酸シャンプーのメリットを解説してきましたが、ここでは注意点を記載します。フルボ酸シャンプーは髪の毛をやさしく洗浄することが目的のため、洗浄力が弱いと感じる人もいます。脂性肌の人は皮脂を完全に洗浄できない可能性もあるので、一度使って確認するのがおすすめです。

髪や地肌をケアして健康な頭皮環境に導いてくれるフルボ酸シャンプーは、毎日の髪のケアに役立つアイテムです。天然成分の力を効果的に使ったケアができるフルボ酸シャンプーを使って、健康で美しい髪をめざしましょう。