大人気の歯間ブラシのおすすめ12選｜効果やデメリットも解説

「歯ブラシでしっかり隅々まで磨いている！」と思っていても、実は半分以上の歯垢が残ったままです。歯垢や食べかすが残ったままだと、虫歯や歯周病などさまざまなトラブルにつながります。また、歯垢が固まって歯石になると、歯科衛生士に取ってもらわないといけません。

口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防したいなら歯間ブラシがおすすめです。歯間ブラシがあれば、歯間や歯と歯茎の隙間のような歯ブラシでは届かない細かな部分もきれいに清掃できます。歯垢や食べかすをしっかり取り除くことで、口臭予防にもなるのもメリットです。

そこで今回の記事では、歯間ブラシを徹底解説します。歯間ブラシの選び方やおすすめ商品12選、使い方などを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事をお読みの方の中には、「歯間ブラシとデンタルフロスって同じだよね？」と考えている方もいるのではないでしょうか。実は歯間ブラシとデンタルフロスには違いがあり、使用すべきシーンも異なります。ここでは歯間ブラシとデンタルフロスの違いを紹介します。

歯間ブラシは名前のとおりブラシのような形状で、広い歯間部分も清掃できます。歯と歯茎の間を清掃する場合や、歯並びが悪い場合に使うのがおすすめです。また、年齢とともに歯と歯茎の隙間が大きくなり、歯周病菌が増殖しやすくなります。30代以降の方は歯周病を防ぐためにも歯間ブラシで歯垢や汚れを落とすのがおすすめです。

デンタルフロスはナイロンやポリエチレンなどの繊維で作られているのが特徴です。糸状になっており、歯間に通して往復させることで食べかすや歯垢を取り除きます。歯と歯の隙間が小さくても使用できるため、歯と歯茎の健康状態がいい方におすすめです。

歯間ブラシは歯垢をしっかり取り除くことができ、虫歯や口臭の予防にもなります。しかし、歯間ブラシにはデメリットもあります。まず、歯間ブラシを毎日使うとコストがかかる点です。使い捨ての歯間ブラシは多く、使用頻度が高い場合はその分費用がかかります。

また、使い方によっては歯や歯肉を傷付ける恐れがあるのもデメリットです。歯の隙間に無理に挿入したり力を入れすぎたりすると、歯や歯肉が出血することもあります。

歯間ブラシといっても、さまざまな種類があります。歯間ブラシを選ぶときは、自分に合ったものを選ばなければなりません。ここでは歯間ブラシを選ぶポイントを紹介するので、初めて購入する方はぜひ参考にしてください。

歯間ブラシにはサイズがあり、自分の歯間の大きさに合ったものを選ばなければなりません。自分の歯間に合っていないものを使うと入らないこともあります。歯間ブラシのサイズについて紹介するので、どれが自分に合っているかを確認しましょう。

歯間ブラシの中で最も小さいサイズは4S〜SSSです。4S〜SSSの歯間ブラシは0.8mmまでの歯間に対応しています。歯が健康な状態の方であれば歯間は0.5mmといわれるため、歯の状態がいい場合は4S〜SSSがおすすめです。

M~Lの歯間ブラシは歯と歯の隙間が大きめの方におすすめです。M~Lサイズは1.5~1.8mmの歯間に対応しています。人工の歯を自分の歯に被せるブリッジを装着している方は、大きめサイズの歯間ブラシが使いやすいです。

歯間ブラシにはゴムタイプとワイヤータイプの2種類があります。ゴムタイプは柔らかく、歯茎に当たっても痛みが大きくありません。ゴムタイプの歯間ブラシの方が使いやすいので、初心者におすすめです。

また、ワイヤータイプはナイロン毛が密集しているため、歯垢をしっかりと取り除くことができます。歯ブラシだけでは届かない隙間もしっかりと清掃できるのがメリットです。ただし、力加減を誤ると怪我をする可能性もあるので、使い慣れている方におすすめします。

歯間ブラシの形状はI字型とL字型に分けられます。I字型は歯の隙間に真っ直ぐと挿し込めるので、前歯周辺を掃除するのにおすすめです。また、I字型の歯間ブラシの中には自分で曲げて使えるものもあります。

一方、L字型の歯間ブラシは奥歯周辺を清掃するのにピッタリです。ブラシが曲がっているので、横から通すことができます。親知らず・奥歯周辺の隙間の汚れを取り除きたいときに便利です。

歯間ブラシは100均でも購入できます。L字とI字の両方を扱っているので、きれいにしたい場所によって使い分けられるのが嬉しいポイントです。ゴムタイプの歯間ブラシをメインに販売しており、しなやかに曲がるので優しく清掃できます。

また、専用のケースが付属する歯間ブラシもあるため、外出時も衛生的に持ち運びできるのが嬉しいポイントです。100均でも質のいい歯間ブラシが買えるので、コスパ重視の方におすすめします。

「歯間ブラシは気になるけど、本当に効果はある？」「歯の隙間は広がらない？」といった疑問をお持ちの方は多いでしょう。歯間ブラシに関するよくある質問をピックアップして解説します。歯間ブラシを使うかどうか悩んでいる方は参考にしてください。

「歯間ブラシで歯と歯の隙間を掃除していたら、隙間が広がるのでは？」と思う方は多いですが、歯間に合った歯間ブラシを使えば広がりません。歯間に詰まっていた汚れを除去することで歯間が広がって見えることもあります。

また、歯の状態が良くなったおかげで歯茎が引き締まり、隙間が広がったと感じる方も多いです。しかし、自分の歯間に合った歯間ブラシは正しく使用すれば、隙間が広がることはありません。

「歯間ブラシで歯の隙間を掃除することで、口臭ケアになるの？」と思う方も多いでしょう。歯垢は口臭の原因になるため、歯間ブラシでこまめに取り除くことで口臭対策になります。

実は歯の汚れと細菌は口臭を発生させる成分の7割を占めています。歯周ポケットや歯間に溜まりやすい歯垢を汚れをしっかり取り除き、口内を清潔にすることで口臭ケアも可能です。

歯間ブラシを使用する頻度としては、1日3回が理想です。食べかすは1日で歯垢に変わるため、1日1回は歯間ブラシで歯の汚れを取るようにしてください。

また、できる限り毎日行い、食べかすが残らないように続けるのがポイントです。寝ている間は歯口内の菌が増えやすいので、就寝前の歯磨きと合わせて歯間ブラシで清掃することを推奨します。

歯間ブラシを使うときはいくつか注意点があります。歯や歯肉を傷付けることもあるので、これから紹介するポイントに気を付けて使用してください。安全に正しく使って、歯や歯茎をきれいに保ちましょう。

歯間ブラシは歯肉を傷付ける可能性もあるので、力の入れすぎには注意してください。ワイヤータイプは針金やナイロンでできているため、先端部分は硬くなっています。勢いよく当てたり強く当てたりすると、歯肉から出血する可能性もあるので注意が必要です。歯間ブラシを使うときは優しく行ってください。

歯間ブラシは水で洗い流すことで何度か繰り返し使用できますが、必ず定期的に交換してください。歯ブラシと同じように、ブラシの状態で見極めるのがポイントです。ゴムタイプはふにゃふにゃになってきたら、ワイヤータイプは中心のワイヤーが目立つようになってきたら交換します。

歯間ブラシを使うときは必ず鏡を見ながら行ってください。鏡を見ないで手の感覚だけで行うと、無理に歯間ブラシを挿入する可能性が高いです。特にかぶせものをしているときは引っかけないように注意しなければなりません。

歯間ブラシは歯ブラシでは届きにくい細かな場所もしっかりと清掃できる便利なアイテムです。歯垢や食べかすをこまめに取り除くことで、口内をより清潔な状態に保つことができます。今回の記事を参考に、自分に合った歯間ブラシを見つけてください。