火消し壺のおすすめ12選｜カインズ・コメリなどホームセンターで買えるもの・代用品も

キャンプやバーベキューで、「眠たいけど炭火が消えるまで眠れない…」「バーベキューは楽しいけれど、炭の後片付けが面倒くさい！」といった経験はありませんか。きちんと処理をしないと危険な炭火は、完全に消えるまで目が離せませんよね。

そこで今回おすすめするのが、火消し壺です。火消し壺とは、炭を入れるだけで安全に消火ができる便利なアイテム。消火までの時間が早くなり、バーベキューや焚き火の後片付けもラクになりますよ。定番の金属製から陶器製まで、さまざまな種類があるので選び方を知っておきましょう。

この記事では、火消し壺の魅力や種類、おすすめ商品を紹介します。また、カインズなどのホームセンターで買えるかどうかや、一斗缶のような代用品・ブランドロゴがはいったおしゃれなものも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

炭を入れて、蓋をするだけで消化できる火消し壺。あれば便利ですが、本当に必要なのでしょうか。ここでは、火消し壺のメリットとデメリットを紹介します。

火消し壺のメリットは、消火ができるという点以外にも、持っていると便利な機能がありますよ。炭を使って、バーベキューをする機会が多い人はぜひチェックしてください。

まず火消し壺の一番のメリットは、安全に消化ができるというところでしょう。バーベキューで使用した炭は、燃えているままでは捨てることができないため、必ず消化する必要があります。

キャンプの時は、寝る前に炭が燃え尽きるのを待たなくていいのも便利です。炭を燃えたまま放置するのは大変危険ですが、火消し壺があれば炭を入れるだけで、撤収の時間を短縮することができます。

火消し壺がない場合、炭を消化するには水をかける必要があります。水をかけた炭を再利用するためには、天日干しが必要になり手間がかかります。非常に手間がかかることを考えると、水をかけた炭はそのまま捨てる人が多いでしょう。

一方、火消し壺を使って消化した炭は、水を使っていないため消化後も乾燥しています。そのまま保存ができ、簡単に再利用ができるのも魅力です。

あると便利な火消し壺ですが、荷物にコンパクトさを求められるソロキャンプやツーリングキャンプなどには不向きです。火消し壺の大きさにもよりますが、かさ張るものが多いので、荷物に余裕がある時にだけ持って行きましょう。

また、消化直後の火消し壺は高温になる場合があります。消化後、さらに時間を置かないと車などに積載するのは難しいです。

火消し壺の素材は、大きく金属製か陶器製の2種類に分けられます。それぞれの素材の特徴についてまとめました。

キャプテンスタッグやロゴスなどの、アウトドアメーカーに多いのが金属製の火消し壺です。主に、アルミ・スチール・ステンレスの3種類が使われており、耐久性が高いので長く使えるのが特徴です。

軽量なアルミを使ったものは持ち運びが簡単で、ステンレスのものは高価格ですが錆に強いです。金属製の火消し壺は消化直後にかなりの熱を持つため、お子様にいるご家庭などは注意してくださいね。

暖かい和の雰囲気を楽しめる、陶器製の火消し壺。ビジュアルはいいですが金属製よりも重く、持ち運びには多少苦労するでしょう。容量が大き目のものが多いので、大人数でバーベキューをする機会が多いなど、一度に大量の炭を使う人におすすめです。

しかし、金属製と違い割れやすいので、取り扱いには充分気をつけなければなりません。また、少しでもヒビが入ってしまうと、そこから空気が取り込まれてしまうので消化しにくくなってしまいます。

火消し壺のサイズは、用途に合わせて選びましょう。家族や大人数でバーベキューをする場合、大きめのバーベキュースタンドを使い使用する炭も多くなりますよね。その場合は、火消し壺も大型のものを選んでください。

また、そこまで使う炭が多くない場合は、小型でコンパクトなものを選ぶといいでしょう。軽い金属製の火消し壺なら、持ち運びも簡単です。

蓋がしっかりと閉まる火消し壺は、万が一転倒してしまった際も炭がこぼれなくて安心です。とくに車などに乗せて移動する場合は、蓋が付いていると便利です。また、蓋を閉めて空気が入らなくなると、確実に消火できるメリットもあります。使いやすい火消し壺を選ぶために、蓋の有無もあらかじめ確認しておきましょう。

キャプテンスタッグの火消し壺のように、火起こし機能が付いている火消し壺もあります。時間がかかる火起こしも、炭を入れておくだけであっという間に着火できます。風が強い日など、気候によって火が付きにくい時なども火起こし機があると便利です。

いつも火起こしに時間がかかってしまう方は、火起こし器に頼ってみるのもいいですね。火起こし・消化・再利用の3つの機能を、一台でできるのも魅力的です。

金属製の火消し壺は、蓋にロックがかかるかを確認しましょう。ロックがあることで蓋がしっかりしまり密閉性が上がるので、消化までの時間が早くなります。また、万が一転倒した場合でも、蓋が付いていれば地面に炭が落ちることなく安心です。

ロックは、ネジの原理で回して閉めるもの・ツメで固定するものなどがあります。回して閉めるものはしっかり固定されますが、熱が加わると開けにくくなる場合があります。

火消し壺は、消化中高温になるものが多いので、脚が付いているものが多いです。脚やスタンドがついている火消し壺なら、地面へ燃え広がる心配もなく安心して使えます。特に、地面が燃えやすい芝生の場合は、脚やスタンドが丈夫で高さのあるものだといいですね。

熱くなった火消し壺を安全に持ち運ぶためには、取っ手付きがおすすめです。ただし、取っ手の素材によっては本体と同様に熱くなる可能性があるので、注意が必要です。とくに金属製の取っ手は熱が伝わりやすいです。プラスチックなどで加工されていると取っ手を選ぶと、持ち運びがしやすくなります。

アウトドアメーカーに多く取り扱いのある火消し壺ですが、ホームセンター・ワークマンでも購入できます。コメリ・コーナン・カインズホームから、ぞれぞれ金属製の火消し壺が発売されているのでチェックしてみてください。

ホームセンターの火消し壺は、アウトドアメーカーの火消し壺よりも価格が安いのが魅力的です。凝った機能はいらないけれど、とにかく炭火の消火は早く済ませたいという方におすすめです。

またアマゾンなどの通販サイトでも多く取り扱いがあります。火消し壺を使う用途・素材・サイズなどを比べてぴったりの火消し壺を選んでくださいね。

炭火の取り扱いには、火ばさみやグローブがあると便利です。バーベキュー中の火加減の調節や、火消し壺へ炭を入れるときに、安全に炭を移動することができますよ。

スノーピークの火ばさみは、ステンレスの本体で耐久性が高く頑丈です。持ち手に竹材を使用しているため、手に馴染みやすくなっています。

グローブは燃えにくい革素材。内側にも難燃加工が施されており安心です。炭火の取り扱いだけでなく、ダッチオーブンの移動などにも役立ちます。

ソロキャンプなどで使う炭が少ない場合、わざわざ大きな火消し壺を持っていくのは大変ですよね。そんな時は身近にあるものを、火消し壺の代わりに使いましょう。おすすめはお菓子の空き缶です。火消し壺と同じく、縦長の缶を選ぶと炭を入れやすいですよ。お金もかからないものなので、汚れたら躊躇なく捨てられる点もいいですね。

また、炭の量が多い場合はペンキなどを入れるペール缶や一斗缶がいいでしょう。耐久性に優れ熱に強いので、しっかり消化してくれます。

火消し壺が手元にない場合、ダイソーのような100均で売られているオイルポットでも代用ができます。まず外側のラベルを剥がし、中の濾し器を取り外します。そのまま、火消し壺として使用します。

また、ステンレスカトラリーラックと組み合わせての使用も可能です。オイルポットの中にステンレスカトラリーラックを入れ、蓋を閉じて消化します。次に炭を使用する際には、カトラリーラックごと取り出して着火できるので便利です。

火消し壺の正しい使い方は以下の通りです。

1. 使用後の炭は熱いため、取り扱いの際は軍手や革手袋を装着する
2. 火消し壺の下には何も置かない
3. トングを使用して、炭を1つずつ火消し壺に入れる
4. 火消し壺の蓋を閉め、1時間以上放置し消化する
5. 火消し壺自体も熱くなるので火傷に注意する

火消し壺の蓋を閉める際、炭が熱いうちは緩く閉めておき、炭が冷めてからしっかり閉めるようにすると、火消し壺内部の気圧の変化で蓋が開かないといったトラブルを予防できます。

今回は、火消し壺について紹介しました。バーベキューをする機会が多い方は、持っていると便利な火消し壺。炭をしまい込み安全に消火ができるので、お子様のいる方にもおすすめです。火消し壺を使って、安全にキャンプやバーベキューを楽しんでくださいね。