果実酒のおすすめ16選｜珍しいフルーツや定番のりんごなど【手作りレシピも】

果実酒は焼酎・ブランデーなどの中に果物を漬け込んで作るお酒です。発酵させて作るものとさせていないものがあり、どちらも甘くて美味しいのでアルコールの味が苦手な方にも好まれます。日本の果実酒はその飲みやすさから海外で人気が高いのも特徴。コンビニ・スーパーで購入できる手軽さも魅力です。

しかし「果実酒はリキュールと何が違うの？」という声も多いです。またより美味しく楽しむためにアレンジ方法・自作レシピが気になる方も多いですよね。果実酒がどんなお酒なのかを知った上で自分に合った選び方・飲み方を楽しみましょう。

さらに記事後半ではプレゼントにも最適な甘くて美味しい果実酒のおすすめ16選を紹介します。美味しい果実酒に出会い、甘いデザート感覚でお酒を楽しみたい方はぜひご覧ください。

果実酒とは果実を使ったお酒のことをいいますが、作り方には2通りあります。まずは混合と発酵について解説します。

混合酒とは、蒸留酒に果実やハーブを入れて、甘味料を加えたお酒のことです。混合酒単体で飲むことはあまりなく、ソーダと割ったりカクテルの材料にしたりすることが多いです。自宅で作るのが難しいので、混合酒を楽しみたい人はお店で購入しましょう。

果実をお酒に漬けて作るのが発酵という方法です。原料はお酒と果実というシンプルな醸造酒で、お酒に果実を漬けて発酵させて作ります。家庭で作っている人が多い梅酒も発酵です。ウォッカや焼酎、ブランデーに果実を漬けて置くだけなので、初心者でも簡単にお酒を作ることができます。

果実酒とリキュールの違いは作り方にあります。先ほどご紹介した発酵酒が果実酒にあたるもので、リキュールは混合酒のことを指します。リキュールは蒸留酒に果実やハーブを砂糖や甘味料を入れたものです。

また、果実酒とリキュールの大きな違いは果汁の含まれている量です。果実酒は果汁が多く含まれますが、リキュールは果汁が入っていないこともあります。

果物の種類によって果実酒の味は変わってきます。果実酒で多いのは、みかん・もも・ぶどうですが、レモンやりんごなどの変わり種も売っています。また、ほんのりとした苦味が好きな人にはグレープフルーツのお酒がおすすめです。酸味が強いものが好きな人と、濃厚な甘みが好きな人で選ぶ果実が変わってくるので、自分好みの果実を選びましょう。

果実酒はその製造方法が大きく分けて、発酵と混合の2種類あります。発酵はワインのように果実や果汁を原料に発酵させてつくる果実酒です。それに対し混合は梅酒やリキュールなどのように、果実をお酒に漬け込み果実の風味をお酒に移している果実酒をいいます。

同じ果実酒でも製造しているメーカーによって味わいが異なるのは、過程や環境が違うためです。どちらの方法で作られている果実酒を探しているか明確にしておくと、選びやすくなります。

果実酒のアルコールは6〜15度とそこまで高くはありません。しかし、10度を超えてくるとお酒が弱い人にとってはアルコールが強く感じるでしょう。果実酒は甘くて飲みやすいので、飲みすぎてしまう可能性もあります。そのため、強いお酒が苦手な人はアルコール度数が10度以下のものを選びましょう。

果実酒はそのままストレートで飲めるものもあればカクテルに使って美味しく飲めるものもあります。自分がどう飲みたいかによって果実酒を選びましょう。

• もも酒やみかん酒などの果実酒…ロックやストレート向き
• カシスやカンパリなどのリキュール…カクテル向き

このように、カクテル向きのお酒とそうでないお酒があるので、自分が飲みたい飲み方に向いている方を選びましょう。

あまり普段お酒を飲まない人は、賞味期限と保存方法も確認してください。果実酒に限らずお酒はアルコール度数が低ければ、賞味期限が短くなります。特に原料にヨーグルト・クリームなどを使用しているものは賞味期限が短いので、一度のたくさん購入せず少量で購入しましょう。

保存方法に関しても冷蔵保存しなければいけないものか、常温でも大丈夫なものか種類によって変わってきます。はじめて購入する場合にはきちんと確認してください。

果実酒を選ぶときには自宅用かプレゼントか考えるのもおすすめです。たとえば大切な人へのプレゼントだったり、自分へのご褒美だったりする場合はデザインがおしゃれな果実酒にしてみましょう。

ただしおしゃれなデザインの果実酒は値段が高いため、普段飲む場合には自分用としてコスパ重視のものがおすすめです。中には紙パックや、ペットボトルタイプで処分に困らないものもあります。

果実酒を自宅で美味しく作るレシピを紹介します。今回は、ベースのお酒がブランデーのものとホワイトリカーのものの2種類を紹介します。

ブランデーで作る果実酒は、砂糖を使わなくても美味しく作れます。ブランデー自体の甘さと、果物本来の甘さでさっぱりとした味わいになります。作り方は簡単で、熱湯消毒した瓶に好みの果実とブランデーを入れるだけです。

梅酒を漬ける場合何ヶ月も待たなくてはいけないイメージがありますが、カットした果物を使う場合には1日漬けるだけで美味しく飲めます。パイナップルやみかんなど、どんな果物でも美味しく作れるのがポイント。1日では風味が物足りない場合、長めに置くとより果物の風味を出せます。

ホワイトリカーで作る場合、最低3ヶ月程度様子をみましょう。長くて半年はかかるので、漬け込みたい時期の旬の果実を使うのがおすすめです。ホワイトリカーといえば梅酒のイメージですが、梅酒以外にもりんごやゆずなど何でも美味しく作れます。

• 皮をつけたままのりんごを好みの大きさにカット
• 氷砂糖と共にホワイトリカーに漬け込む
• 好みで皮を向いたレモンを輪切りにして加える

材料を入れたら、冷暗所に置いておくだけで美味しい果実酒が完成します。時間はかかりますが、誰でもできるお手軽な方法です。

果実酒はウイスキーや日本酒ほどお酒の味をダイレクトに感じないので、お酒があまり強くない人でも美味しく飲めます。ぜひ自分好みの果物を使った果実酒を選んで、毎日の晩酌タイムを今より楽しいものにしましょう。