ビューソニック プロジェクター PX727-4K

ViewSonic PX727-4Kの交換用ランプです。プロジェクターはランプからの光を投影して、映像を映し出します。ランプの光が切れたり暗くなったりしたら、交換する必要があります。こちらの交換用ランプは互換性のあるタイプになります。

PX727-4Kは、4K/HDRに対応した家庭のリビングルーム用プロジェクターです。4K UHDはフルHDの4倍の画素数となり、より精細で明瞭な描写が可能になっています。

また、RGBRGBカラーホイールを搭載したことにより、映画規格のRec.709の96％の色空間がカバーされ、自宅にいながら映画館にいるような映像美を再現することができます。

 PX727-4Kは、4K HDRに対応するHDMI 2.0入力端子を含めた2系統を装備しています。それにより、幅広いHDデバイスと接続することができます。4K放送や4K Ultra HD Blu-rayなどを手軽に大画面で視聴するのに便利です。

また、USB電源出力端子を搭載しているため、AmazonのFire TV Stickを接続して、簡単に楽しむことができます。

 PX727-4Kは「スーパーエコモード機能」という省エネ機能が搭載されています。PX727-4Kのランプは消耗品なのでなるべく長持ちさせたいものですが、このスーパーエコモード機能を使用することでランプの平均寿命が約15,000時間に延長されます。

また、オートパワーオフを設定することで、信号が検出されなければ自動的に電源を切るので、電気代の節約にも役立ちます。

プロジェクターはランプの光を投影して映像を映し出すので、どうしても高熱を発するため、冷却ファンを回して冷やすことが必要になります。その点ではPX727-4Kも例外ではなく、気になる人にはどうしても、冷却ファンの音がうるさく感じるようです。

またPX727-4Kは、解像度を増強させるXPRという技術を搭載していますが、その駆動音が耳障りなのではないかという口コミも多くみられました。しかし、映画などを鑑賞していると、あまり気にならなくなるという意見もあり、心配するほどではないかもしれません。

PX727-4Kは、最大で120インチまでの投影に対応しています。しかし他の家庭用プロジェクターに比べて、投射距離が少々長めとなっています。ですから、100インチ以上の大画面を楽しむには、それなりに広いスペースが必要となります。

そのため、設置に少し苦労するという口コミもありました。せっかくならホームシアターとして大画面で存分に楽しみたいものですが、設置する部屋のサイズもよく考慮してから購入したほうがよさそうです。

プロジェクターは正面に設置しないと、画面の縦や横方向に歪みが出てしまうので、補正する必要が出てきます。レンズシフトはレンズを動かして補正する機能ですが、PX727-4Kにはそれがありません。

PX727-4Kは台形補正と、脚の高さの調整ができるようにはなっているのですが、設置場所によってはなかなか真正面とはいかないこともあり、そこが不便だという口コミが多くみられました。

PX727-4Kの売りの1つであるスーパーエコモード機能ですが、そのモードが表示されなかったり、正常に動作しないなどの不具合がでる場合があるようです。取扱説明書にはあるのに、実際にはどこにもないのでモヤモヤする、という口コミもありました。

こちらはViewSonicのファームウェア更新で対応するようですが、なんとメーカーに本体を送り返してアップデートしなければならないらしく、その手間を考えると非常にデメリットであると言えるでしょう。

PX727-4Kの口コミで一番満足度が高かったのが、4Kクラスの高画質でありながら、15万円を切るという価格についてです。大画面で鮮やかな4K画質が楽しめるにもかかわらず、圧倒的にコストパフォーマンスがよいということで評価されています。

PX727-4KはXRPという特殊な技術を使うことによって、4K画質の基準を満たしながら、低価格を実現しています。

PX727-4Kには、バックライトつきのリモコンが付属しています。プロジェクターは部屋を暗くして使うことが多いので、リモコンを操作するときにボタンが見えずに不便なことも多いですが、こちらはボタンの部分が光るので、操作性がよくなっています。

リモコンボタンの反応もよく、使い勝手の上で問題ないものになっているようです。

PX727-4Kでゲームを楽しんでいるユーザーも多いようです。口コミでは、音や映像の遅延は気にならないというものが多くみられました。ただし、遅延がゼロというわけではないため、FPSなどの遅延に厳しい対人ゲームには向かないようです。

しかし通常のRPGやアクション系ゲームなどは、大画面でリアリティのある高画質映像でゲームを体験することができ、大満足という声が多かったです。

PX727-4Kには、出力10Wのスピーカーが搭載されているので、別途スピーカーを接続しなくても、これ1台で音と映像が楽しめます。思ったよりも音質がよく、音量も10段階で調節できるのでよかったという口コミがありました。

しかし、音質はそこそでも1つしかスピーカーが内蔵されていません。オーディオ出力で外部スピーカーに接続できるので、本格的に迫力のある音声を楽しむには、そちらを検討するとよさそうです。

ViewSonicとよく比較されるBenQの家庭用プロジェクターですが、こちらのHT3550はPX727-4Kより上位クラスの機種となります。

PX727-4Kとの違いは、3D対応であることです。また解像度はPX727-4Kとほぼ同等ですが、HT3500のほうがコントラスト比も高く、細部まで鮮明な映像を再現しています。

そしてHT3500は短焦点での投影が可能となっています。100インチでの投射距離が2.5mからとなっており、PX727-4Kと比べると設置場所に余裕を持たせることができます。40インチであれば1mの距離から投影することが可能で、家庭用としては大きな魅力です。

価格の面ではPX727-4Kより約5～8万円高額となっています。一番の違いはHT3550が短焦点モデルで、設置性がよくなっていることですが、画質には特筆すべき違いはなく、8万円上乗せしても設置性にこだわるユーザーには向いている機種と言えます。

PX727-4Kとスペック的にもよく似ているのが、このHT2550です。HT2550は3Dに対応しており、両者の大きな違いはほぼこの点のみと言えるくらい、よく似ています。

細かい違いとして、HT2550にはシーンに合わせたサウンドモードが搭載されていて、音に対するこだわりが見られます。シネマモードの他に、スポーツモードやミュージックモード、ゲームモードがあり、さまざまなコンテンツで楽しむことを想定した機種となっています。

画質においては、4K/HDR対応で、Rec.709の色空間を96%カバーしている点も同じで、どちらも美しい４K画質ですが、コントラスト比はPX727-4Kのほうが若干高いので、ややメリハリのある画像になるかもしれません。

PX727-4Kは取扱店舗によっては、HT2550と比べて、約1万円価格が安くなっています。3Dブルーレイなどを持っていて楽しみたいかどうかで、どちらを選ぶか決めるとよいですね。

PX727-4Kと同等のスペックである、HT2550の下位モデルにあたるのが、このBenQ TK800です。これまでの3機種と比べて１番低価格ですが、大部分はPX727-4KやHT2550と似通ったスペックであり、3Dにも対応しています。

特筆すべきなのは、スポーツファンに向けたサッカー画像モードやスポーツ画像モードで、芝の緑色などが際立って映されるという特長があります。

最大輝度も3000ルーメンとこの中では1番明るく、昼間のリビングルームなどで、暗くしなくても家族でスポーツ観戦を楽しむことを想定したモデルのようです。

しかし、TK800の色再現性はこの中で最も低く、発色の悪さにガッカリしたという口コミもありました。明るさを重視して、色の再現性を落としてコストを抑えたらしい機種なので、色再現性にこだわる人は要注意です。

ViewSonic PX727-4K プロジェクターについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

PX727-4Kは、家庭用の4Kプロジェクターとしては低価格でありながら、4Kの美しい色彩と精細な描写が楽しめる、コストパフォーマンスに優れた機種となっています。PX727-4Kは自宅にいながら、映画館にいるような大画面と映像美を体験できます。

低価格帯のプロジェクターにはありがちですが、設置性はあまりよくないので、リビングの広さや設置場所などをよく考えてから購入する必要があります。また、3Dコンテンツが観られないのも、デメリットと感じる方はいるでしょう。

PX727-4Kは、価格.comの2018年プロダクトアワードで、プロジェクター部門の金賞を受賞しています。実際に購入したユーザーからその機能とコストのバランスを高く評価されていると言えるでしょう。

PX727-4Kは、これからオリンピックなどで4K映像を楽しみたい方や、プロジェクターは初めてという方の入門用としてもおすすめできる１台です。映画や動画、ゲームなどを家族で楽しむのにとても適したプロジェクターです。

同じ価格帯のプロジェクターには、それぞれ長所と短所があります。どんな用途が自分に向いているのかや、設置場所についてはしっかりシミュレーションをして、自分に合ったプロジェクターを選んで楽しんでくださいね。