ブルーエア 炊飯器 NW-AA10の調査レポ

NW-AA10は、大きな羽が付いている特徴的な内釜となっています。この大きな羽が、内釜と本体の間に広い断熱空間を作りだし、かまどヒーターからの熱を大きく対流させる効果を生み出しています。

そして、底に角度をつけることによって平らな底と斜めの底を作ることによって、2方向から激しい対流を起こすことが実現されました。また、広くて浅い形状により、釜全体に効率よく熱が伝わり、炊きムラが押さえられるようになりました。お米一粒一粒に熱をつたえるためにたどり着いた素晴らしい内釜となっています。

NW-AA10には象印独自の新しい炊き方として、プレミアム対流が搭載されています。大火力の激しい対流で釜の内部のお米を豪快にかき回すことで甘み成分を引き出し、お米にコーティングするように炊き上げます。

さらに、一定の圧力をかけ続ける沸騰維持工程のプラチナコートによりコーティングされた甘み成分をお米の内部まで染みこませることで、お米本来の甘さ以上に濃縮されたご飯を味わうことができます。象印が自信をもってお届けするプレミアムな炊き方となっています。

NW-AA10には前回炊いたご飯の感想を入力すると、炊き方を微調整してくれる「わが家炊き」の機能が搭載されています。象印が考える美味しさの基準として、もちもち食感・しゃっきり食感・柔らかめ・硬めの4種類があり、それぞれが11段階に分かれています。

ご飯の感想を入力することで、人工知能AIが自動でその家庭に合う美味しいごはんを炊き上げてくれるうれしい機能です。その炊き方の種類は驚きの121通りですので、どの家庭にも好みのご飯が炊き上がるのではないでしょうか。

NW-AA10は保温機能も魅力的な商品となっています。「極め保温」として、なんと40時間まで美味しく保温できるということなのです。NW-AA10には潤いと熱が逃げにくい、蓋と本体との隙間を無くした象印独自の構造の断熱フレームが搭載されて、保温中の温度ムラを押さえることができます。

そして、潤い二重内蓋により蓋ヒーターからの熱を受けにくくして釜の内部の水分を逃がさず、ご飯の乾燥を抑えることによって、時間が経っても美味しいごはんが食べられる驚きの保温力が実現しました。

象印独自の大きめな羽が付いた内釜ですが、内側を洗うときに洗いにくいとのの声が聞こえてきました。従来のものよりも羽が広くなっている分、溝が深くなっているため洗いにくいと感じる方が少なくないようです。また、シンプルな内釜に慣れている方にとっても扱いが難しく感じることもあるようです。

NW-AA10の内釜は鉄器コートが施され、かなり重いものとなっています。炊飯器本体から取り出すときに、重いと感じたり、取り出しにくいと感じたりする声が聞こえてきました。内釜の形状も大きな羽が付いた特殊な釜のため、取り出す時の持ち手のようなものがついておらず、まだ熱が冷めないうちに取り出そうとするとかなり難しいそうです。こだわり抜いた内釜なので、取り扱いも慎重になった方が良さそうです。

NW-AA10は炊飯容量が最大5.5合炊きにも関わらず、他の5合炊きサイズのものと比べると一回りほど大きいのが特徴です。内釜が浅く広い形状となっているためその影響もあるかと思うのですが、5.5合炊きをイメージするとどうしても大きいという声が聞こえてきます。置き場所も考えて購入する方が良さそうな商品です。

NW-AA10の本体重量は11㎏とかなり重たいものになっています。お米10kgを想像すると、持ち運びが非常に大変になることが想像されます。やはり重すぎるという声も少なくありません。置き場所を固定して、キッチンに置いておくのならそんなに移動することもないでしょうし気になりませんが、食卓に炊飯器を持って行きたいというご家庭は重いという事を念頭に選ぶと良いかもしれません。

NW-AA10で実際にご飯を炊いてみると、まずご飯の炊き上がりの透明感に驚くという声が聞こえてきます。廉価炊飯器でご飯を炊いていてたときは不透明な白色が当たり前でしたが、このNW-AA10で炊き上げるとうっすら透明感があって、ツヤツヤと輝いているということです。

象印独自のプレミアム対流とプラチナコートの成せる技といったところでしょうか。炊き上がりの満足感は想像以上のものになりそうで、美味しいごはんが期待できます。

普段ガスで炊いている方もNW-AA10でご飯を炊いてみると、炊き上がったご飯はガス炊きよりも美味しく、ガス炊き超えたという驚きの仕上がりとのことです。

このNW-AA10魅力は大火力でお米をかき回す事でふっくらと炊き上げ甘み成分を引き出し、1.5気圧の高圧力で甘み成分を染みこませるという電気の真骨頂まで上り詰めた炊き方をしてくれます。NW-AA10は炊飯器の実力ではガス炊きには勝てないと思われていた方にも、ここまで美味しいと唸らせる優秀な炊飯器のようです。

内釜は重厚な作りで重く、洗うのが大変な印象もありますが、蒸気口セットが不要な２重内蓋構造なので、お手入れが非常に簡単にできる事もNW-AA10の良いポイントの1つです。洗うものが、内蓋２点と内釜の３点のみとなっていますので、毎日のお手入れが非常に簡単だと言えます。

NW-AA10の保温時間は40時間という驚きの保温機能が搭載されています。さすがに炊きたてのご飯よりは味は落ちてしまいますが、それでも十分美味しくたべられます。象印独自構造の断熱フレームの凄さがわかる保温機能のようです。残ったご飯でも冷凍せずに美味しく食べきれる保温能力はとても魅力的です。

NW-AA10とNW-AB10は、一見同じ色で、似たような大きさでどこが違うのかわかりにくいかもしれませんが、一体どのような違いがあるのか見ていきましょう。

NW-AA10の発売は2016年、NW-AB10の発売は2017年となっていて、NW-AB10は2017年モデルとなっています。本体の大きさ重さや内釜などの基本的な事は変わっておらず、搭載されている機能は殆ど同じで、121通りの炊き方ができるわが家炊きや、極み保温などのうれしい機能もついています。

NW-AA10とNW-AB10の大きく違うところはご飯メニューにありました。NW-AA10には「分づき米」「分づき米がゆ」のご飯メニューがありましたが、NW-AB10になると、その2つのメニューが無くなり、新たに「無洗米」「湯の子」が加わりました。

2つとも新たに生産されていないので、在庫があるだけの販売になっているかと思われますが、何故かNW-AB10の方がお買い求め安くなっています。その他の機能については同じものが搭載されていますので、購入を迷っているようなら、価格で選んでも良いのかもしれません。

NW-AS10とNW-AA10は一見すると同じようなフォルムの炊飯器のようですが、違いはあるのでしょうか。NW-AA10とNW-AS10の違いを見ていきましょう。NW-AA10とNW-AS10は同時期に発売されましたが、この2つの大きな違いは内釜にあります。

形は同じような大きめの羽釜となっていますが、質が全く違います。NW-AA10は鉄器コートを施した内釜ですが、NW-AS10は角度・位置・厚み・新しい羽の形を計算され尽くした匠の技により一点ずつ丁寧に作られた南部鉄器の内釜となっています。

この経済産業大臣に指定された伝統工芸の南部鉄器で炊くご飯は格別な味となりそうです。また、業界初ともされる「スマートクローズ」機能が搭載されています。このスマートクローズはクローズボタンを軽く押せば本体の蓋が閉まる大変便利な機能となっています。ご飯をよそうときなど手が塞がっているときに大活躍しそうな機能ですね。

その他の機能については大きな違いはありませんので121通りのわが家炊きや、極み保温なども同じく搭載されています。南部鉄器に拘りたいという方にはNW-AS10は非常に魅力的な商品となっていますので、検討してみてはいかがでしょうか。

NW-AA10のスペックやレビュー・口コミなどをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。NW-AA10は重い・大きいなどの本体に対する不評も多少はありましたが、炊き上がりに関するものは、好評のものが多く聞こえてきたので、概ね優秀な炊飯器ということがわかりました。

121通りの炊き方ができるわが家炊きや、40時間保温の極め保温など高機能なメニューが沢山あり、早炊きにしても美味しく食べられます。圧倒的な大火力と象印独自の技術によるプラチナコートで、ツヤツヤで透明感がある、かまどで炊いたようなご飯が自宅で毎日食べられるなら、値段が多少高価でも購入を考えてしまうような魅力があります。

2019年5月現在は、公式ページによると在庫がある限りでの販売との事なので、価格が下がった今が買い時なのかもしれません。ハイスペックの炊飯器をお探しなら、NW-AA10はとてもおすすめの炊飯器です。