象印 炊飯器 NW-AT10の調査レポ

NW-AT10には、岩手県の伝統工芸品である「南部鉄器」の技術がつまっています。「南部鉄器 極め羽釜」には少しの気泡もなく、高い蓄熱性を誇ります。ゆえに、最高の味を生み出すことができるのです。

NW-AT10の高い蓄熱性を活かした美味しいおこげをいただけます。中はふんわり、釜の底ではパリパリと、香り高いおこげごはんを炊くことができるのです。おこげを内釜に残し、水をいれて炊けば、おこげのおかゆも楽しめます。

NW-AT10の優れた断熱フレームと二重内ぶたは、水分と熱を逃がしません。この技術が、パサつきのない美味しいごはんを40時間も長持ちさせるのです。いつでも最高のごはんを味わうことができます。

普通に炊くと水分が多く、べちゃべちゃした炊きあがりになってしまうことがあるようです。米の甘さも薄くなってしまいます。香ばしい炊きあがりを期待していたのに、裏切られたように感じてしまいますね。水分の調節で改善が見込まれるようです。

5年保証の製品も多い中、NW-AT10の内釜保証は3年間しかありません。保証期間内であれば何度でも無償対応してもらえます。しかし、保証期間を過ぎると内釜１個35000円と高額です。大事に扱う心がけを怠らないようにしたいですね。

内釜のカーブの部分など、弱い部分から塗装が剥がれてしまうことが多いようです。耐久性には大きな不安が残ります。保証期間内であれば何度でも無償対応をしてもらえます。

南部鉄器製ゆえに、内釜がとても重いので、力があまりない人は気を付けないと危ないでしょう。また、ふたの本体内側が他製品と比べて汚れやすいことにも注意しなければなりません。内釜以外で洗う必要があるのは内ぶたセットのみで、外ぶたにいわゆる蒸気カバーがないため、その分、洗い物自体は少ないです。

炊きあがりは、主力の他製品と比べても間違いなくトップクラスのものであるという口コミが多く見られます。米の甘味、香り、歯ごたえが最高まで引き出されています。もはや、家で食べることが普通なら考えられないレベルのごはんが炊けています。

わが家炊きという最大121通りの調節を可能としています。そのため、まずは普通に炊いて、それから自分の好みにカスタムしていくのが楽しみだという口コミが見られます。美味しいと思う食感も人それぞれなので、嬉しい機能ですね。

重厚感があり、高級感のあるデザインです。高級炊飯器を買った満足感を味わうことができたという口コミもあります。日々、料理をする時の気持ちを上げてくれることでしょう。キッチンをオシャレにしてくれるところも嬉しいポイントです。

NW-AT10とNW-AS10の違いとして、以下が挙げられます。

• NW-AT10はプライムブラックとプライムホワイトの二色があります。NW-AS10はプライムブラックの一色のみです。
• NW-AT10はNW-AS10の一年後に発売されています。NW-AS10より5000円程度、NW-AT10の価格が高いです。
• NW-AS10からある機能に加え、最大121通り調節の「わが家炊き」がNW-AT10には搭載されています。
• NW-AT10は「白米急速」メニューのアップデートが行われています。
• NW-AT10は、より高い火力によりお米が更に美味しく炊き上がります。

基本仕様は、NW-AT10とNW-AS10とで違いが見られません。つまり、価格は少し上がるものの、単純にNW-AT10はNW-AS10の上位互換であります。5000円程度の差はありますが、費用を気にしなければ、NW-AT10がおすすめです。

NW-AT10とNW-JA10の違いとして、以下が挙げられます。

• NW-AT10はプライムブラックとプライムホワイトの二色がありますが、NW-JA10はブラウン一色のみです。
• NW-AT10はNW-JA10と比べて、3万円近く価格が高くなっています。
• NW-JA10はNW-AT10と比べて、コンパクトになりました。幅x高さx奥行きが275x215x345 mm、重さは6.5 kgとなりました。NW-AT10は幅x高さx奥行きが305x245x400 mm、重さは11.5 kgもありました。

• NW-JA10では鉄器コートプラチナ厚釜を導入することで、ごはんの甘み成分一つである還元糖量が約35％アップしました。また、発熱効率を高められ、釜内の炊きムラを防ぐことができます。

• 中パッパから沸とう維持工程で従来より一気に強い火力を加えることが可能になりました。お米一粒一粒を均一に加熱し、美味しい炊きあがりとなります。

• NW-JA10では「保温機能」メニューのアップデートが行われています。

NW-JA10はNW-AT10の改善点を踏まえ、さらに便利になっています。コンパクトになり、価格の大幅減にも関わらず、基本仕様はNW-AT10と変わりません。ただ、NW-AT10では南部鉄器 極め羽釜を採用していたものの、NW-JA10では不採用となりました。スペックと口コミを踏まえると、鉄器コート プラチナ厚釜でも十分な味が出せています。

南部鉄器 極め羽釜のおこげごはんにこだわる人はNW-AT10、コスパにこだわる人はNW-JA10を選ぶと良いでしょう。

また、カラーの選択肢も大きな変更がありました。NW-AT10の方が二色で選択の幅がありますが、NW-JA10は新カラーのブラウン一色となり、オシャレだという口コミが見られます。色の好みも選択の際は重要になるかもしれません。

象印 NW-AT10 圧力IH炊飯ジャー 極め炊きの種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

NW-AT10は他製品には見られない、「南部鉄器 極め羽釜」がもつ魅力があります。家で、香り高いおこげごはんが炊けるのはNW-AT10しかありません。あの内釜でなければ、中がふんわりで釜の底がパリパリしたごはんが炊けないからです。また、米を美味しく炊く機能においても新製品にも引けを取りません。おこげごはんにこだわりがある人にはおすすめです。

ただ、上位機種の方が機能も多く、コスパは高く、コンパクトです。いわゆる、普通でいいから美味しいごはんが食べたい人には、NW-AT10は不便に感じるでしょう。値段もかなり高額になってしまいます。家で炊けるおこげの希少価値は高いですが、他の機能とも比べ、吟味する必要があるでしょう、