ジェイビーエル オーディオスピーカー CONTROL X

JBL CONTROL Xは屋外でも使える防滴仕様。壁掛け用ブラケットを標準装備し、屋外・屋内のどこでも活躍できる様々なシーンを想定した設計のモデルです。(壁掛け用のブラケットなので、天井は非推薦とされています)エッジも丸められたデザインで、どこにあっても馴染みやすい主張しすぎないデザインが特徴ですね。

JBLのスピーカー。というとスカッと抜けるような明るい音、JBLサウンドと呼ばれる特徴的な音作りに病みつきになる方も多くいらっしゃるかと思いますが、CONTROL Xにおいても低価格ながらJBLの癖を香らせつつ、全天候どの場面でも適応できるよう調整された音が高く評価されています。もちろんしっかりと作り込まれた高級機と比較すると至らない点は多々ありますが、この価格帯で手に入るスピーカーとしては不満点が少ないモデルといった印象です。

JBL CONTROL Xは165x235x159 mmと比較的小さなサイズ感で、デスクトップスピーカーとしても使用できます。PCでオーディオシステムを組んでみたいという方にも使いやすいサイズ感ですね。

JBL CONTROL Xはリーズナブルながらパワフルかつ全天候型、どこでも馴染むようなスピーカーとして全体的に高い評価を受けていますが、やはりこだわりをもって聴くことに徹するピュアオーディオのメインスピーカーとして使用するには力不足であると感じる方もいるようです。

JBL CONTROL Xはブラケットが標準装備されており、壁掛けスピーカーとしても使用できるモデルですが、壁掛け用の器具がプラスチックでできており耐久性が不安という口コミが見受けられました。また公式では天井からの吊り下げは非推薦とされています。

好みの部分も大きく影響する点ではありますが、JBL CONTROL Xは全体的に丸みを帯びたデザインと、購入直後の音に対していい印象を受けない方が多い様です。これはスピーカー全般に言えることではありますが、JBL CONTROL Xも鳴らし込むことによって慣れが生じ音の印象が大きく変わります。当初の印象が悪かった方も鳴らし込むことによって良い音になったという口コミも見受けられました。

JBL CONTROL Xはそのコンパクトなサイズと壁掛けブラケットを標準装備していること、さらに防滴機能が装備されていることなど、様々なニーズに合わせて使うことができる様にデザインされています。デスクトップスピーカーとして、壁掛けスピーカーとして、屋外での使用や、天井スピーカーとしても使用されている方も多く見受けられました(天井スピーカーについてはメーカー非推薦なので注意が必要です)あらゆるスタイルに適応してくれるのは嬉しいポイントですね。買い替えなどが発生した際も、他の用途に流用することができます。

JBLの印象的な特徴と聞かれて出てくる意見は様々ではありますが、独特のこだわりを持った音作りはJBLサウンドとして有名です。JBL CONTROL XもJBLの特徴として挙がりやすい抜けのある煌びやかな高音には高い評価をされている方が多く見受けられました。またもう一つ挙がりやすい特徴のしっかりとした低音に付いてはやはりサイズがコンパクトな事から、JBLの音に対して期待したほどではない印象を受けましたが、このサイズから見れば十分迫力のある低音は表現できている様です。

JBL CONTROL Xは比較的音量を絞っても十分な鳴りを発揮してくれるコンパクトスピーカーとして優秀な商品という評価もありました。特に集合住宅での利用や、深夜に鳴らしたいといった場合どうしても周辺環境の都合から音量を絞らなければならず、スピーカー本来の力をまったく発揮できないというケースもあるかと思いますが、JBL CONTROL Xならば音を絞っても一歩前に出てくる様な表現力があり、小さいながらも納得の音を作り出してくれる様です。

CONTROL 1 PROはJBL CONTROL Xと同様にJBLから発売されているCONTROLシリーズのスピーカーです。

CONTROLシリーズは1986年にCONTROL 1が登場し、低価格・コンパクトながらに非常に評価の高いスピーカーとして一躍有名になったスピーカーですがCONTROL 1 PROはさらに性能を高めたモデルとなります。

しかしながら発売から月日がだいぶ経っていることもあり、カタログ上のスペックで見比べるとJBL CONTROL Xの方が年式が新しい点もあり若干優位に経っているような印象を受けました。

音質の部分においては好み・環境・アンプなどの設備によって大きく変化があるため一概に述べる事は難しいのですが、本質的な部分は似通っており小さいながらもJBLサウンド。という点は同じと言えるでしょう。

しかしながらJBL CONTROL Xには新たにプロ用のモニター向けに独自開発されたHDIホーンの採用など、向上した技術が取り入れられておりスピーカーの鳴りに関してはより高いクオリティを求めて作られている事は間違い無いでしょう。

CONTROL 1 PROは価格が下がっている事もあり、似た様なサイズ感でよりお手頃なモデルを探されているという様であればおすすめできますが、比較的古くなってしまったモデルである事は間違い無いので予算の部分で問題なければJBL CONTROL Xがおすすめです。

ZENSOR 1はDALIから発売されたコンパクトスピーカーで、似た様なコンセプト、低価格ながら高音質で一躍有名モデルとなるなど、似た様なストーリーを持つモデルです。

まずはサイズ感ですがZENSOR 1の方が全体的に大型になります。

274mm×162mm×228mm、4.2kgとJBL CONTROL Xを上回るサイズですが、重さ以外はそれほど大きな差とは言い難いですね、どちらも比較的コンパクトなモデルと言えるでしょう。

またメーカーが違うため当然と言えば当然ですが音の作り方にも違いが現れている様です。ZENSOR 1は低価格ながら音の広がりや表現力の高さといった特徴があり、全体的なバランスの良さ、聴きやすさという点で高い評価を受けていました。

高級オーディオの沼にはまってしまう入り口という評価もあり、低価格ながら恐るべきクオリティを持つ製品と言えそうですね。

しかしながら発売から月日も経ち、古いモデルとなりつつも名機としての評判がある故か価格が上昇している様です。

JBL CONTROL Xの方が新しいモデルであり、さらにリーズナブルになっているという点は注意が必要ですね。

両者の音の特徴の違いもあるため、自分の好みとどちらが合いそうか検討して選ばれると良いかなと思います。

JBL CONTROL Xについて製品情報や口コミ・レビュー情報・商品比較を行ってみましたが如何でしたでしょうか。

低価格ながらコンパクトで高い音質を誇るCONTROLシリーズの新型モデルとして、全体的に高い評価が多くあまり悪い点が見つからない良い機種であるという印象を受けました。

小さくてもJBLサウンドが楽しめるという事から、小型のシステムをこれから初めて組んでみようという方、壁掛けのスピーカーで手軽なものを探している方にとってはまさにうってつけと言えるモデルではないでしょうか。

しかしながらこういったスピーカーは同様のコンセプトで様々な特徴を持ったスピーカーが新旧多数発売されており、純粋に新しいから良いとも言えないのが非常に難しい世界でもあります。

故に自分の音の好みを把握し、よりベストなモデルを追求する事が楽しさとも言えるジャンルのものですので、視聴したり、他機種についてチェックをしてみたり、楽しい時間を経て理想のモデルを手に入れられるといいですね。