三菱電機 テレビ LCD-40ML8Hの調査レポ

金具を使うことで、LCD-40ML8Hを壁に取り付けることができます。

壁に取り付けることで視点が上がりテレビが見やすくなります。また、テレビ台を置く必要がなくなるので、部屋ががスッキリするというメリットがあります。

LCD-40ML8Hはノイズを軽減する「DIAMOND Engine」、ぼやけを解消する「DIAMOND HD」と言った独自開発の高画質化技術でクオリティの高い映像を実現しています。また直下型バックライト採用により、クリアな映像を楽しめます。

LCD-40ML8Hは三菱電機の誇るスピーカーブランド「DIATONE」の技術を採用し、臨場感のある豊かなサウンドを楽しめます。また「音ハッキリ」機能で聞き取りづらい音もハッキリ聞こえるように補正されます。

LCD-40ML8Hは他社製品ではあまり見られない独自の機能が色々とあります。

「オートターン」はリモコンで本体の向きを左右に自動的に動かすことができます。

「SDカードスロット」はデジタルカメラで撮った画像を手軽に画面に表示することができます（動画はAVCHD方式のみ対応）。

「しゃべるテレビ」機能は番組表のタイトルや内容、予約状況などを読み上げてくれます。

「デカ文字機能」は番組情報や音量などの文字を大きく表示してくれます。

LCD-40ML8Hは音についての評判が非常に悪いです。ペラペラな音、昔のラジオのよう、LGより悪いと言われてしまっています。音が悪すぎて故障ではないかと修理を呼んだら、こんなものですよと言われた人もいました。オートターンが無くていいから音を改善して欲しかったという声もあります。

メーカーはWebサイトで三菱電機で名高いDIATONEの技術をアピールしているのですが、生かされてないようです。薄型テレビはもともと音は期待できないのですが、その薄型テレビのレビューの中でも特に評判が悪いように見受けられました。音は聞こえればいい、というくらいの人でない限り、外部スピーカーの取り付けは必須でしょう。

LCD-40ML8Hの画面の四隅が暗いという指摘が複数あります。薄型テレビではこういった指摘が多いのですが、直下型バックライトを採用しているのにあまり生かされてないようです。

暗い原因は、LCD-40ML8Hが画面を暗くすることで省エネをアピールしていることもあるようです。多くの設定を変更すれば明るくなるものの、面倒に感じたと言う人がいました。

LCD-40ML8Hのリモコンが使いづらいという指摘がありました。音量変更などの良く使うボタンが指先の位置に無い、電源ボタンが赤くない、ボタンが小さいと言った声があります。

またリモコンの反応が遅い、角度によっては反応しない、上の方からしか受け付けないというレビューも見受けられます。

LCD-40ML8Hは1チューナーであるため、裏番組録画は出来ません。40型フルハイビジョンのテレビなら2チューナーによる裏番組録画が当たり前になっているので物足りないと言えます。

ただこれは事前に納得して購入している方が多いようで、音・画面・リモコンについての不満よりは少なかったです。

LCD-40ML8Hは画面の水平角度をリモコンで動かして変えられるという独自の機能「オートターン」があります。

これは薄型テレビとしては非常に珍しい機能です。薄型テレビはそもそも画面の角度を変えられない機種も多く、それについての不満も多いのですが、LCD-40ML8Hは角度をモーターで自動的に動かせるのですから一線を画していると言えます。

このオートターンがLCD-40ML8Hの最大の特長になっていて、この機能のために買ったという人が複数見受けられました。ただ一部では、昔の重いブラウン管ならともかく、軽い薄型テレビには不要と言う人もいました。

LCD-40ML8Hは音量や番組情報の文字を大きくすることができます。これを評価する人が見受けられました。小さい文字が読みづらいお年寄りにはうれしい機能ですね。

LCD-40ML8HはSDカードスロットが付いていて、ビデオカメラの写真や動画を画面に出して見ることができます。ただし動画はファイル形式がAVCHD方式のみ対応で、MOV形式が見られないという人がいました。

LCD-A40RA1000はLCD-40ML8Hの1年後に発売された三菱電機REALの4K液晶テレビです。大きな違いとしてはA40RA1000は4K解像度である点です。それに合わせて、新4K衛星放送チューナーを内蔵しています。

そしてもう一つの大きな違いは、A40RA1000は録画用の2TBハードディスクを内蔵している点です。さらにブルーレイディスクドライブも内蔵しています。薄型路線に逆行する仕様になるので、最近では珍しいですね。3チューナー搭載のためテレビを見ながら2番組の同時録画も可能です。

またA40RA1000は40ML8Hには無いYouTube動画再生、無線LAN、3つのHDMI端子、SHXCカードスロットといった様々な優位点があります。ただし40ML8HはD端子とPC入力端子があります。

なおこれらの代償として、A40RA1000はHDDとブルーレイ内蔵のため背後に出っ張りが生じ、A40RA1000は40ML8Hより奥行が60mm増しています。そして高さは104mmも増しています。さらにA40RA1000は重さが9.6kgも増して、年間電気代が倍になり省エネ評価は★1つ下がります。実勢価格もA40RA11000は40ML8Hの倍以上です。重量級の高性能と言えるでしょう。

結論としては、HDDレコーダーの機能も兼ね備えたハイエンドの4K液晶テレビが欲しい人はLCD-A40RA1000を、ハイビジョンでありながら省電力で安いローエンド液晶テレビが欲しい人はLCD-40ML8Hの購入を検討されると良いでしょう。

LCD-A40BHR10はLCD-40ML8Hの1年後に発売された三菱電機REALの液晶テレビです。大きな違いは、A40BHR10は録画用の1TBハードディスクを内蔵している点です。さらにブルーレイディスクドライブも内蔵しています。またチューナーが3つになっているので2番組同時録画もできます。D端子とPC入力端子はA40BHR10は無くなっています。

なおA40BHR10はHDDとブルーレイ内蔵のため背後に出っ張りが生じ、A40BHR10は40ML8Hより奥行が79mm増しています。また高さは71mm、重さは4.6kg増しています。

それ以外はそれほど違いはありません。消費電力はA40BHR10が増しているものの、省エネ評価はどちらも★4です。A40BHR10は40ML8HにHDDレコーダーとチューナーを追加した後継モデルと言えるでしょう。三菱電機はHDDレコーダー機能を内蔵することで他社との差別化を図っているようです。

結論としてはHDDレコーダー機能が欲しい人はLCD-A40BHR10を、不要な人はLCD-40ML8Hの購入を検討されると良いでしょう。

三菱電機 液晶テレビ REAL LCD-40ML8Hについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

LCD-40ML8Hの概要は以下になります。

リモコンで画面の水平の向きを変えられる「オートターン」機能があること。

それ以外にもSDカードスロットやデカ文字機能など他の液晶テレビでは珍しい機能が搭載されていること。

口コミではオートターンが好評であるものの、音質についての評判がとても悪く、音にこだわるならば別途スピーカーの取り付けが必要になること。画面の暗さやリモコンの使いづらさについても不満が出ていること。

以上のことから、

・リモコンで画面の向きを変えられるオートターン機能に魅力を感じる人。

・40型ハイビジョンで安い価格であれば、音質や画質が物足りなくて、裏番組録画が出来なくてもかまわない人。

そんな方々には、このLCD-40ML8Hをおすすめしたいと思います。