パナソニック 炊飯器 SR-PA107の調査レポ

可変圧力おどり炊きとは炊飯時に加圧と減圧を繰り返すことで、中のお米をおどっているかのように動き回らせ芯まで加熱する仕組みのことです。SR-PA107では圧力を細かく制御する機能が更に進化したことで、より甘みのある銀シャリを炊き上げることが可能になりました。

SR-PA107は側面・底面のみならずIHを蓋にも搭載させたことにより、大火力での加熱を満遍なく伝えることが可能となりました。また、蓄熱性の高いダイヤモンド竈釜を採用することでIHの熱を逃がさない構造となっています。全面IHの発熱性とダイヤモンド竈釜の蓄熱性により竈で炊いたような味わいを楽しめます。

銀シャリ・かため・やわらか・もちもちから炊き上がりの状態を設定できるSR-PA107は、自分好みのごはんを選択することができます。例えばもちもちであれば、沸騰後に長く圧力をかけ高温加熱することによって、程よい粘りと弾力のあるごはんが炊き上がります。

簡単に取り外しができ丸洗いができる蓋加熱板に、フラットデザインのため汚れても拭き取りやすいステンレスクリアフレームを装備したSR-PA107は面倒なお手入れの時間を短縮し家事の手間を軽減させてくれます。日頃家事に追われている主婦にとって、とても強い味方になってくれますね。

内蓋に付いた水滴がごはんにポタポタと垂れてしまい、せっかく炊いたお米がべちゃっとなるという意見がありました。長く保温した後は水蒸気が発生しやすい状態となるため、手間はかかりますが「あつあつ再加熱」などの機能で水蒸気を飛ばすようにした方が良いかもしれません。

SR-PA107は長時間保温することで、お米が黄色くぱさついたりにおうという意見がある一方で、長時間保温でも問題なく美味しくいただけるといった意見もあります。ここは人の好みにもよるところですが、やはり半日を超えるような長時間保温は避けた方が良い傾向にあるようです。

SR-PA107はずっしりと重いと感じる方がいるようです。確かに食事の度に食卓へ移動させるには少し重いかもしれませんね。ただ、大半の人はキッチンに定位置が決まっていて動かすこともないと思いますので、あまり気にする問題ではないのかもしれませんね。

SR-PA107ではオレンジの液晶画面を採用しています。このオレンジ色が人によっては見づらいかと思われます。また、炊飯器を出し入れ式の棚に置いている人は多いと思いますが、SR-PA107は真上に液晶パネルがあるために、奥にしまった状態だと位置によっては液晶が見えなくなってしまう場合もあるようです。

SR-PA107のおどり炊き機能で炊いたお米は、竈で炊いたようにとにかく美味しく炊きあがります。今までと同じお米でもSR-PA107を使うだけでふっくらもちもちとした食感で美味しさが変わるということを実感する方が多いです。もちもちのご飯を食べたい方にはおすすめの炊飯器です。

SR-PA107はワンタッチで内蓋が取り外せるため簡単に丸洗いができます。内蓋を清潔に保つことは炊飯器の能力を最大限に発揮するのに重要です。そのためにこまめにお手入れをする必要があるのですが、お手入れがすごく楽なのも魅力のひとつです。

おどり炊き機能やダイヤモンド竃釜を採用しているにも関わらず、この価格帯で購入できるのはコストパフォーマンスがとても良いと言えます。本当に必要な機能だけに絞って、お米の美味しさを最大限に引き出すことに特化したSR-PA107は是非おすすめしたい製品です。

SR-PA107は玄米や雑穀米ももちもちに美味しく炊きあがります。炊飯器によっては玄米や雑穀米は食感が悪くなったり上手に炊き上がらない場合があります。普段から玄米や雑穀米を食べているが炊き上がりに不満を感じている方は是非一度試してみては如何でしょうか。

SR-PA108は2018年06月16日に発売されたSR-PA107の後継となっています。

見た目の大きさなどはSR-PA107と同じですがいくつか追加された機能があるのでご紹介します。

まずは「加圧追い炊き」機能の追加です。

加圧追い炊き機能とは追い炊き工程時においても、従来よりも釜内を加圧・高温化することで、さらにごはんの甘みともちもち感をアップさせる機能です。

次に追加された機能は「旨み熟成浸水」です。

ごはんの旨み成分であるアミノ酸は45度～55度で生成されますが、前炊きの工程においてこの温度に保つことで甘みと旨みの両方をバランス良く引き出すことができるようになりました。

さらに追加された機能として紹介するのは「いきいき保温」の機能です。

SR-PA107の口コミとして記載されていましたが、長時間保温の時にごはんが黄色くなったり、臭ったりする状態を改善する機能になります。

前バージョンでの不満点を改善した機能がSR-PA108には追加されました。

おどり炊きのような基本的な機能に関しては大きな変更はないですが、さらにごはんを美味しく炊き上げるということを追求した機能が備わっているイメージです。

また、長時間保温のための機能が充実したため、SR-PA107を長時間保温に向かないという理由で購入を諦めた方がいれば、SR-PA108は購入する価値のある炊飯器となっています。

SR-PB108は2018年7月1日に発売された炊飯器です。

PAという型番とPBという型番の違いですが、どちらかと言えばPAの方が高機能版でPBの方が廉価版というイメージです。

2つの炊飯器の違いですが、まず釜の厚さに違いがあります。

SR-PA107は2.4mm、SR-PB108は1.8mmとなっておりSR-PA107の方が厚くなっています。釜の厚みは熱を均一に通すというメリットがありますので、炊き上がりはSR-PA107の方が優れていると言えます。

次の違いは炊き分け機能の数です。

SR-PB108は「ふつう」と「もちもち」しか炊き分け機能がありません。また、炊飯コースおよびメニュー数も12コースと8コースで違いがありますので、細かく炊き上げ方法を選択したい方はSR-PA107の方がおすすめです。

一方SR-PB108には先程SR-PA108で説明した「旨み熟成浸水」が搭載されているため、旨みという観点ではSR-PB108の方が優れていると言えます。

SR-PB108の方がどちらかと言えば廉価版のため機能数は少ないですが、あまり細かく設定をしない人や設定が面倒な人にとってはSR-PB108の方が使い勝手が良いかもしれません。

パナソニック 可変圧力IHジャー おどり炊き SR-PA107炊飯器について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

SR-PA107は価格を抑えているにも関わらず、おどり炊きやダイヤモンド竃釜といった機能によって、まるでかまどで炊いたかのようなごはんを味わうことができる炊飯器です。

また、お手入れも簡単で炊飯器を清潔に保つことができるのもおすすめポイントです。

デメリットとして、あまり長時間の保温には向かないという面はあります。例えば朝ごはんと昼ごはんの分を一度に炊いて昼まで保温しておくといった使い方をする方にはあまり向いていないかもしれません。

しかし、毎回炊きたての美味しいごはんを食べたいという方には自信を持っておすすめできる炊飯器です。

美味しいご飯を食べたい。でもあまり炊飯器にお金を使いたくないといった方は是非検討してみてくださいね。