LGエレクトロ二クス テレビ OLED55GXPJAの調査レポ

有機ELテレビは、バックライトを使用していないため、深みのある「本物の黒」を生み出すことができます。黒の深みが増すことで、他色とのコントラストがより鮮明になりました。1度有機ELを味わうと通常の液晶パネルには戻れないほどの違いを実感できます。

OLED55GXPJAには、スマートAIが搭載されています。リモコンを振って操作したり、声で音量を下げたりハンズフリーでの操作が可能です。さらに、Amazon Alexa・Googleアシスタントにも対応しています。ニュースや音楽再生だけでなく、ショッピングもテレビで楽しめます。

薄さ2.3cmの超薄型有機ELパネルが採用されているので、1枚のポスターのように壁にピッタリと貼り付けることが可能です。壁に吸い付くように設置できるため、部屋の空間を最大限に活用できます。大型のテレビ特有の部屋の圧迫感を軽減できる、ギャラリーデザインが人気です。

OLED55GXPJAには、焼き付き防止の画面制御機能が付いているため、画面が自動で暗くなります。現状、設定では変更することができません。パネル寿命が短いとされる有機ELを長寿命化するためのシステムなので、構造上仕方のないデメリットでしょう。

視聴中にいきなり再起動する現象は、確かに困ります。フリーズして動かなくなる症状も報告されているようです。購入当初から再起動の症状が頻繁に出る場合は、初期不良の可能性も考えられるので、メーカーへの問い合わせをおすすめします。

壁掛けのためのデザイン、薄くていい、部屋が広く感じる、普通においてもスッキリしたデザインでおしゃれなどの口コミが多数見られます。テレビは部屋のメイン家電だけに、おしゃれなデザインは嬉しいポイントです。壁掛けテレビは転倒の危険性が少ないため、災害時にも安心です。

テレビ視聴時の画質もきれいと評判ですが、ゲーム時の画質がきれいとの口コミが多いです。画質も自分で設定できるため、好みの画質に調整できます。ちなみにこのテレビは、PC用モニターとしても使用できるため、さまざまなシチュエーションによって最適な画質で視聴可能です。

OLED55GXPJAは、フレームレートや応答速度が速いため、遅延のないサクサクとした動きでゲームを楽しめます。応答速度は、1msとテレビ業界でもトップクラスに入る速さなので、場面の移り変わりがスムーズで、ゲームの世界観に没頭できます。

OLED55B9PJAは下位モデルにあたり、搭載されているエンジンが異なります。OLED55B9PJAには、α7 Gen2エンジンが搭載されており、独自のAIアルゴリズムで最適な解像度を分析します。一方、OLED55GXPJA（上位モデル）には、α9 Gen3エンジンが搭載されました。

しかし、上位モデルのOLED55GXPJAには、HDMI2.1バージョンが搭載されていないのに対し、下位モデルOLED55B9PJAはHDMI2.1バージョンに対応しています。そのため、外部機器の映像をきれいに映し出したい場合は、OLED55B9PJAがおすすめです。

OLED55BXPJAは、LG有機ELテレビのスタンダードモデル。2機種の大きな違いは、搭載チューナー数です。上位モデルのOLED55GXPJAには、BS 4K・CS4K×2、地デジ×3、BS・110度CSデジタル×3チューナーが搭載されています。一方、OLED55BXPJAのチューナー数は1つずつ減っています。

他にも、OLED55BXPJAのスピーカー数は、フルレンジが2つ、ウーファーが2つの計40Wなのに対し、OLED55GXPJAはツイーターとミッドレンジが追加され、計60Wの出力です。音響システムも下位モデル相当のレベルですので、音にこだわりたい方には物足りなさを感じるでしょう。

LGエレクトロニクス OLED55GXPJAテレビの種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

OLED55GXPJAには有機ELパネルやスマートAI機能、壁掛けに最適なギャラリーデザインが採用されています。部屋をスマートにおしゃれに見せたい方にぴったりです。さらに、応答速度やフレームレートが高いため、遅延のない滑らかなゲームを楽しめます。

以上のことからOLED55GXPJAは地デジやBS/CSなどのテレビ視聴よりも、大画面でゲームを楽しみたい方におすすめです。しかし、パネルの焼付けを防ぐために、画面が定期的に暗くなるシステムが組み込まれているので、常時明るい画面で視聴したい方は他機種の検討をおすすめします。