ヘリノックス(Helinox) キャンプ用ベッド・コット タクティカルコット コンバーチブル 19755008 [マルチカモ]

キャンプの夜は日常とは異なり、時間がゆったり流れるのが魅力です。グランドシートに寝転がって過ごすのも楽しみですが、身体が痛くなるのが難点。そこで今回は、朝までゆったり快眠できるヘリノックスのタクティカルコットをご紹介します。

タクティカルコットは軽量で組み立ても簡単、体格がいい方も広々寝られるワイドなコット。高機能でカモ柄やコヨーテなどおしゃれなカラーも魅力ですが、価格が高いのがデメリットとの声もあります。

本記事では、タクティカルコットの評判やレビューを徹底調査しました。あわせて、コットワンとの違いや、コットをテント化するタクティカルコットテントについても解説しているので、購入時の参考にしてください。

タクティカルコット コンバーチブルは、横幅68cmでゆったり寝られるサイズが魅力。従来のコットより10cm以上ワイドで、マッチョなキャンパーからも高い人気を集めています。キャンプでは窮屈で眠った気がしないと感じる方に最適です。

経済産業省の調査によれば、人間の肩幅の平均は約40cm。腕の幅を加えても68cmなら安心ですね。また、190cmの長さは高身長でも足がはみ出しません。また、たわみすぎない絶妙な張り具合も安眠できる特徴です。

タクティカルコットは、ワイドに寝られるのに超コンパクトに収納できるのも魅力です。収納サイズはわずか54×16.5cmで専用の収納バッグが付属。マイカーに積み込んだ他のアウトドアギアの隙間に収納できます。

また、重量が2Lのペットボトル飲料と同等の2,365gしかないのもメリット。キャンプ場に到着してからサイトまで持ち運ぶのも楽ですね。大型になるほど荷物が重くなるからと、コットを敬遠していた方にもぴったりです。

タクティカルコット コンバーチブルは、専用オプションの「コットレッグ」を取り付けてハイコットとして使えます。通常の高さは16cmですが、コットレッグを装着すると地面から38cmの高さに。下草が伸びたキャンプサイトでも安心です。

また、ハイコットにして地面から遠くなると、冬場の冷気や真夏の暑さのような地面から伝わる熱を和らげられるのもメリット。さらに、標準的なベッドほどの高さになり、寝起きしやすいのも利点です。

タクティカルコットの耐荷重は145kgあり、キャンプ中の荷物置きとして使えます。寝るための道具でも、厚手のポリエステル素材を硬めに張っているので安定感は抜群。食材や貴重品・着替えなどの収納場所におすすめです。

タクティカルコットの両側にはベルトループが付属しています。ベルトループはシェラカップやカトラリー、足元を照らすランタンなどを吊すのに便利。専用の「テーブルサイドストレージ」を取り付ければ小物入れとしても重宝します。

利便性にもこだわるタクティカルコットは、裏側にもメッシュポケットが付いています。タイトなサイズなので大きいものは入りませんが、車のキーやスマホ・ナイフなど手元に置きたいアイテムを身に着けるように収納できて安心です。

コットレッグを装着して高さ38cmのハイコットにすると、2人で座れるベンチにもなります。従来のアウトドアチェアと同程度の高さなので、立ち座りの動作が楽になります。1台2役で持ち込む荷物や設営の手間が省けます。

タクティカルコット コンバーチブルには、7種類のカラーバリエーションが用意されています。スタイリッシュなブラックやフォリッジなどのソリッドカラーをはじめ、近年はさまざまなパターンものも人気です。

ソリッドの一番人気はコヨーテで、砂地にも木々の中にもなじむナチュラルさが魅力。パターンならミリタリーテイストのカモ柄や、本物の木肌のようなリアルツリーが人気です。限定品もあるので、興味のある方はチェックしてみてください。

タクティカルコットの組み立て方を解説します。初めての方はやや力が必要な箇所もありますが、フレームはショックコード内蔵なので、コツを掴めば1人で簡単に組み立てられますよ。

1. 2本のサイドフレームを伸ばして接続し、シートに差し込む
2. 3本のベースフレームをM字になるよう接続し、テンションアーム（グリップ）を開いておく
3. コット本体を裏返しに置き、ベースフレームを取り付ける

ベースフレームを取り付ける際には、サイドフレームに差し込んでからテンションアームを握り、カチッと音がしたらロックされます。

ハイコットとして使用したい方のために、コットレッグの取り付け方を解説します。コットレッグは全部で12本あり、コットを裏返しにしてから取り付けましょう。3本のベースフレームに対して4本ずつ差し込みます。

ベースフレームの角になる部分に穴が開いており、コットレッグの細い方を差し込みます。力を入れなくてもスッと入るので、そのまま押し込んでいくとカチッと音がしてロックされます。必ずロックされたことを確認してから使用してください。

タクティカルコットと人気を分ける「コットワン」とのスペックを比較しましょう。

コットワンの方素材が薄手で175g軽くなっています。また、タクティカルコットにあるベルクロとベルトループ・メッシュポケットがコットワンでは非搭載です。

一般的にコットはテントの中に設営するものですが、ヘリノックスの「タクティカルコットテント」なら逆転の発想でコットをテント化できます。インナーとフライで構成されても重量は3kg未満、ULキャンプにも最適なアイテムです。

タクティカルコットを床面にしますが、ダブルウォールなのでフライを開閉するだけで前室もできる便利さ。ベンチレーションやメッシュもあり換気も十分。腰掛けたまま過ごせるので狭さを感じさせず、大柄な方にもおすすめです。

高性能で寝心地抜群なヘリノックスのタクティカルコット。大きめサイズでも軽量でコンパクト、快適なハイコットにもなり寝る時以外にも幅広く使えるのが魅力です。本記事を参考に、購入を検討してみてください。