シャープ テレビ LC-70US4の調査レポ

壁掛け金具を使えば、AQUOS LC-70US4を壁面に設置することができます。

AQUOS LC-70US4は70インチと大型のため、テレビ台に置くにはある程度の空きスペースが必要になりますが、壁に取り付ければテレビ台を置くスペースを削減できるため室内を広々と使えます。また、壁に取り付ければ視点が上がるのでテレビが見やすくなるというメリットもあります。

LC-70US4のおすすめポイントはなんと言っても70V型ワイドという大画面です。

ドラマや映画・スポーツ番組など、大画面であればより一層の臨場感を味わえます。また大画面だと画質の粗さが気になるところですが、高精細な4Kディスプレイで細部まで映像を楽しむことができます。

LC-70US4には従来機よりも約10%も色再現範囲を拡大する「リッチカラーテクノロジープロ」という広色域技術が搭載されています。

この技術により地上デジタル放送で使用されている色域を超える豊かな色彩を表現でき、従来よりも色鮮やかで自然な映像を楽しむことができるようになっています。

高精細な画質と鮮やかな色だけでなく、明暗の表現にこだわっているところもLC-70US4のおすすめポイントです。

シャープ独自の映像補正とLEDの輝度を画面のエリア毎に制御する「LEDバックライトエリア駆動」の技術で漆黒から光の煌めきまでコントラスト豊かに表現することができるようになっています。

通常のチャンネル切り替え自体はすぐに画面が切り替わるものの、設定画面やネット放送関連の画面はリモコンでの操作にタイムラグが発生してしまうとのレビューがみられました。どのくらいの反応で遅いと感じるかは個人差がありますが、毎日使うテレビでリモコン操作の反応が悪いとストレスが溜まってしまいそうです。

シューティングゲームやアクションゲームなどの反応速度を求められるゲームをプレイすると遅延が発生してしまいタイミングを合わせるのが難しいとのレビューがみられました。設定をゲーム用に変更すると多少改善が見られるという声もあるものの、大画面で動きの早いゲームに追随するのは難しいのかもしれません。

録画した番組にアクセスしたり、整理したりするリモコン操作がやりづらいという声が多く見られました。録画して後で観るという楽しみ方をされる人も多いと思うので、録画した番組を選択したり消去したりという操作がスムーズにできないのはデメリットになりそうです。

LC-70US4はオンキヨー株式会社とコラボレーションして豊かな音質の再現に力を入れていますが、レビューでは音質については期待しないほうがよいとのレビューが見られました。映像を楽しむためには画質だけでなく音質にもこだわりたいところですが、LC-70US4の音質はいまひとつという評価が多いようです。

LC-70US4の大画面に満足したというレビューが非常に多くみられました。70インチはさすがに大きすぎるのではないかと思った方でも、いざ使ってみると満足しているようです。大画面でドラマや映画を観れば、ちょっとしたシアター気分を味わえそうですね。

70インチともなると画質が粗くならないか気になるところですが、画質が美しいというレビューが多く見られました。また発色も鮮やかで黒色もよく沈むとの声も多く、きめ細かい画質で豊かな発色の映像を楽しむことができそうです。

70インチという大画面で画質も発色も良いのに、手の届く価格というところも好評価でした。確かに他の製品で70インチのものであれば30万円を超える製品が多いところを、LC-70USだと25万円を切っているという点は破格の安さですよね。安いのに高画質で発色も美しい点でコストパフォーマンス抜群と言えそうです。

LC-70US4が2017年11月に発売されたのに対し、4T-C70AU1は2018年3月に発売されたモデルになります。どちらも70インチで画素数も同じですが、搭載されている技術に違いがあります。

まず4T-C70AU1には「4K-Master アップコンバート」が搭載されています。これは地上波デジタル放送の映像やネット動画、フルHDのブルーレイディスクの映像を高精細な映像に変換する機能で、4Kではない映像でも4Kのディスプレイに最適化され細部まで映像を楽しめるようになっています。

音質についてはLC-70US4が2.1chスピーカーシステムを搭載しているのに対して4T-C70AU1では「AROUND SPEAKER SYSTEM」が採用されています。画面の両脇にドーム型の高音域スピーカーを配置し、本体背面に低音域スピーカーを配置することで映像と音の一体感を高めています。

また、LC-70US4ではYoutubeダイレクトキーが搭載されておりYoutubeを気軽に楽しむことができますが、4T-C70AU1では「Android TV™」が採用されています。音声検索や4K動画などのアプリを追加して楽しめるためテレビの活用方法がぐんと広がります。

しかし価格は4T-C70AU1の方が約7万円ほど高くなっているため、コストを抑えたい場合はLC-70US4の方がおすすめと言えます。

LC-70XG35は2015年11月に発売されたモデルです。

LC-70US4とLC-70XG35の違いはなんと言ってもより高精細な画質です。LC-70XG35には「X8-Master Engine PRO」が搭載されており、1画素内に4つの輝度ピークを作ることで4K映像を超える解像度を実現しています。

画質についてもう1点、LC-70XG35の「超解像・8Kアップコンバート回路」では8K写真をそのまま映し出せるほか、4K映像や地上波デジタルコンテンツ、ブルーレイディスクの映像なども情報量を高めてより細部まで楽しめるようになっています。

音質についてもLC-70XG35は「AROUND SPEAKER SYSTEM」を採用しており、画面を音で包み込むような映像と音の一体感を実現しています。

価格はLC-70US4の方が2万円程度安くなっているため、8Kほどの高精細映像が必要ないのであればLC-70US4を、より高精細な画質や高音質を求める場合は少し高くなりますがLC-70XG35を選んだほうが満足できそうです。

シャープ AQUOS LC-70US4 4Kテレビについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

LC-70US4は70インチの大画面にもかかわらず、画質のきめ細やかさや発色の美しさが特徴です。また大画面なのに25万円を切る低価格で入手できるところも評価されているようです。

一方で、設定画面などの切り替え操作がもたついてしまったり、録画しておいた番組を操作するのが難しかったりと、日々使う機能の使い勝手があと一歩というレビューも見受けられました。

タイムラグや操作の許容範囲には個人差がありますが、毎日使うことを考えると機能面やコスト面だけでなくストレスなく使えるかという点にも着目して検討したいですよね。

ぜひお気に入りの1台を探してみてください！