象印 炊飯器 NL-BB05の調査レポ

最大電力495Wというハイパワーで一気に火力を上げ、沸騰後も高火力を維持します。そうすることによって、釜内で対流が起き、炊きムラをなくすことができます。米本来のうまみを引き出します。

上蓋、側面、釜底すべてがヒーター構造になっているため、釜全体を熱で包み込み、芯までふっくらとした炊き上がりに仕上がります。また、釜の構造は、熱が側面まで伝わりやすいよう広くて浅めの形状で、釜厚は2.5mmと厚釜になっています。

栄養価の高い玄米や雑穀米がおいしく炊ける「健康米メニュー」や、発酵と焼きが選択できる機能を使っての多種類のパンメニューがあるのも魅力の一つです。パンメニューでは、丸パンやメロンパン、フォカッチャなどが作れます。

また、日々使っていく中でお手入れのしやすさも重要となってくると思いますが、こちらは、内釜が外して洗えるようになっており、内側フックがオレンジ色と取り外しがわかりやすいような工夫がされています。

横幅、高さはコンパクトですが、奥行きが広く、3合炊きながら5.5号なみに幅をとるというレビューがありました。メーカー側が謳っているように、側面まで熱が広がりやすいような広く浅めな構造がゆえに、少し奥行きが広く、配置した際に出っ張ってしまう場合もありそうです。

炊き上がりはふっくらでおいしいとのレビューが多くありましたが、長時間保温すると、お米がパサパサになるとのレビューが複数ありました。特に、以前IH炊飯器を使っていた方からは、その違いがよくわかってしまうそうです。

使い始めの数回、炊き上がった際にプラスチックの焼けたようなにおいがするなどのにおいに関するレビューが数件見受けられました。使っていくうちに、においは消えていくようですが、気になる方は、使い始めににおい除去の対策を行う必要があるかもしれません。

炊き上がり時、お米が内釜にくっつき、しゃもじで取るのが大変というレビューがありました。合わせて、内釜を洗う際に、お米が取れにくく洗うのが大変という一面もあります。この点は、低価格が故なのでしょうか。

炊きたてはIH炊飯器とそう違いはないくらいおいしく炊けるにも関わらず、低価格とあって、コスパが良いというレビューが多くありました。さらに、500Wを切る消費電力で、使用していく中でも省エネ効果があるというのはありがたいですね。

一人暮らしには十分な3合炊きサイズです。簡単においしく炊けて、低価格であるため、特に一人暮らしを始める子どもに親御さんが買うケースがレビューでも見受けられ、満足度が高いようでした。また、マイコン式で音も静かですので、アパートなどでの音を気にすることも少ないでしょう。

内釜の取り外しがスムーズで、内蓋も取り外しやすい構造になっているため、お手入れがしやすいとのレビューがありました。日々使っていくものですので、お手入れがしやすく、清潔が保てるということは重要ですね。

象印(ZOJIRUSHI)から出ているNL-BB05とNL-BA05ですが、まず名前から見た目まで似ていて一見違いがわかりにくいですが、何が違うのでしょうか。細かく機能を見ていきたいと思います。

まず、違う点としては発売年です。NL-BB05は2016年発売に対し、NL-BA05は2015年発売とのことで、NL-BB05の方が新しい型であることがわかります。

しかし、機能面を見てみると、どちらも同じマイコン式で、ハイパワー＆全面加熱構造、省エネ性能も全く同じと、基本スペックには変わりないようです。

強いて言うならば、本体の大きさ自体は変わりないものの、重量がNL-BB05は2.7kg、NL-BA05は2.6kgとわずかな差がみられます。

一番大きな点としては、値段の差です。NL-BB05はNL-BA05に比べ、お買い求めやすくなっています。機能面が全く同じで、見た目もさほど差がないとなると、やはり、新しくて安い方を選びたくなりますよね。

同じく象印(ZOJIRUSHI)から出ているNL-BB05とNL-BC05。こちらも見た目はほとんど違いがありません。

NL-BB05は2016年発売に対し、NL-BC05は2018年発売と、より新しい型となっています。値段はNL-BB05よりも1000円程度高いです。

機能としては、お米の炊き方や省エネ性能はほとんど変わりはないのですが、大きく変わった点としては、「クリーニング機能」が追加されたことです。

炊き込みごはんを炊いた後など、内釜のにおいが気になる場合に「クリーニング機能」を使用すると、臭い残りを抑えることができ、その後のお手入れが楽になります。

象印(ZOJIRUSHI)のNL-BB05とNL-BT05の商品の違いです。

NL-BB05は2016年発売に対し、NL-BT05は2017年発売と、より新しい型となります。しかし、上記に述べたNL-BC05はさらに新しい型となっています。

機能面においての違いは、液晶がオレンジ色でくっきり表示されるようになったこと。さらに一番のポイントとしては、NL-BB05の内釜の厚さは2.5mmであったのに対し、NL-BT05の内釜の厚さは2倍の5ｍｍになったということです。

この違いで何が変わってくるかといいますと、炊いたごはんのおいしさが変わってきます。内釜に厚みがあるほど、炊飯時の熱ムラが減り、よりおいしいごはんを炊くことができるのです。

しかし、その変化に伴って、本体の重さはNL-BB05は2.7kgであるのに対し、NL-BT05は3.1kgと多少重くなっています。また、一回あたりの炊飯時消費電力量はアップしましたが、1時間あたりの保温消費電力量はダウンした結果、年間消費電力量はNL-BB05が37.2kWh/年で、NL-BT05は38.2kWhと若干アップしています。

NL-BB05からNL-BT05に性能が上がった分、値段も多少上がっています。

価格をとるか、炊飯の質をとるかでどちらを選択するか選ぶ必要がありそうです。

象印(ZOJIRUSHI) NL-BB05について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

象印(ZOJIRUSHI) NL-BB05は少し奥行きをとり、テフロンコーティングや使い始めのにおいなど気になる点はありましたが、炊き上がりのごはんのおいしさに関しては好評のものが多く、低価格なことからコスパは優れた商品なのではないかと言えます。

マイコン式ながらも、ハイパワー＆全面加熱機能や、熱が側面まで伝わりやすい広くて浅い形状により、ごはんをおいしく炊くための機能が備わっています。

美味しいごはんを少ない量で炊きたい一人暮らしの方やパンを焼くのが好きな方、簡単にお手入れしたい方などにおすすめな炊飯器となっています。