アイロボット 掃除機 ルンバ690の調査レポ

ルンバ690は、清掃開始前に数十のセンサーが部屋の広さや汚れなどの情報を収集します。稼働中においても毎秒60以上の状況判断を行い、40以上の行動パターンから最適な清掃ルートを選択します。同じポイントを複数回、様々な角度から走行するので、ゴミをしっかり取り除いてくれます。

ルンバ690は三段階クリーニングシステムにより、ゴミの取りこぼしを防ぎます。エッジクリーニングブラシを回転させ、壁際や角の取りにくいところにあるゴミをかき出し、中央で回転するデュアルパワーブラシでゴミやペットの毛をかきこみながら、ルンバの吸引システム「エアロバキュ」でチリや微細なゴミも一気に吸い込みます。

ルンバ690にはスケジュール機能が搭載されています。これにより稼働させる指定日時を予約することができます。仕事やおでかけしている間にセットすることで、帰宅前に床を綺麗にしておくことができます。

ルンバ690はスマホで操作できるスケジュール機能の「iRobot HOMEアプリ」に対応しています。Wifiに接続できる環境であれば、外出先でもアプリを使ってルンバを操作することができます。

ルンバ690はスマートスピーカーにも対応しており、話しかけるだけでルンバをコントロールすることができます。子育て中で赤ちゃんを抱っこしているときや、料理中で手が離せないときに、スマートスピーカーに声をかけるだけで、ルンバ690を稼働させることができるのはとても便利な機能と言えるでしょう。※Amazon Alexa、Google Assistant認定製品

ルンバ690は動作音がうるさいとの声が多かったです。そのスタイリッシュな見た目から音も静かだと思っている人も多いようです。音の大きさとしては一般的な掃除機と大差無いため、在宅中や夜間での使用は極力控えたほうがいいかもしれません。3歳の子供が音の大きさに怖がってしまうとの意見もありました。

ルンバ690はiAdaptの性能により、部屋の状況を判断しながら掃除コースを選択しています。そのため部屋が散らかって障害物だらけだと、避けながら掃除を行うことになるため結果時間がかかる場合があります。

ルンバ690は、ほこりや髪の毛など細かいゴミは逃すことなく吸い込むことができますが、紙くずなどある程度の大きさのゴミについては吸い込まれていないという意見もありました。そのようなゴミについては、ルンバ690を稼働させる前に拾って捨てるなどして対策しましょう。

ルンバ690は想像以上にゴミを吸い込んでくれるとの意見が多く寄せられています。見た目のフォルムからは想像できない吸引力でゴミをかき集めてくれます。ルンバ690の特長である三段階クリーニングシステムが成せる技なのでしょう。

ルンバ690は1~2cmの段差なら楽々と乗り越えることができます。厚みのあるカーペットや毛足の長いラグを敷いているお家でも気にせず使用することができます。

ルンバ690はスマホアプリによる遠隔操作が可能です。日時予約や直接起動させる手間が無く、スマホひとつで好きなタイミングに掃除の指示をかけることができるためとても便利との声が多いです。

ルンバ690はルンバ600シリーズの最上位モデルで、ルンバ890はルンバ800シリーズの最上位モデルとなります。この２つの違いについて見ていきましょう。

ルンバ690は三段階クリーニングシステムで２本のブラシが使われているのに対し、ルンバ890はエアロフォースエクストラクターが採用されており、２本のゴムローラーでゴミをキャッチします。これによりルンバ890はルンバ690の1.5倍のゴミ除去量となっています。

ルンバ890にはゴミフルサインがついており、ゴミがいっぱいになると点灯して知らせてくれます。一方、ルンバ690にはその機能がついていないため、ゴミが溜まっていることに気づかず全然掃除ができていなかったということになることもあります。

ルンバ890はルンバ690よりも約２万円ほど高い設定となっています。違いは上記の通り、ゴミ除去量とゴミフルサインの有無くらいで他の性能はほとんど違いがありません。

ルンバを毎日稼働させる・ゴミは毎時除去するという方であれば、ルンバ690でも十分対応できると思います。逆にそれが手間という方であれば、ルンバ890の方が合っているかもしれません。

その性能に２万円のかちがあるかどうかが判断基準になると思われます。

続いてルンバ690とルンバ641の比較です。同じ600シリーズですがどのような違いがあるのでしょうか。

ルンバ690にはスマホアプリ・スマートスピーカー・スケジュール機能がついていますが、ルンバ641にはそれらがついておりません。清掃能力や付属品については同等の性能となっています。

仕事などで外出の時間帯が決まっている人は、スケジュール機能やスマホ機能で外出中にも稼働できるルンバ690の方が使い勝手がいいかもしれません。特に一人暮らしで働いている人は、帰宅するまでに稼働するようセッティングしておけば、部屋をいつでも綺麗に保つことができるでしょう。

逆に外出時間が不定期な方や、家に基本誰かがいるような家庭についてはボタンひとつで稼働させることができるので、ルンバ641でも十分性能を発揮することができます。スマートスピーカーについては、あれば便利くらいの機能なので無くても別段困ることはないでしょう。

こちらについても価格差がありますので、各々の生活スタイルに合った方を選定するといいでしょう。

ルンバ690の商品スペック、レビュー、口コミ、比較についてご紹介させていただきました。ルンバ690は稼働音が大きいところはありますが、清掃能力、アプリによる遠隔操作の利便性が高く評価されているロボット掃除機だということがおわかりいただけたかと思います。ルンバ690はその見た目・動きからペットのような感情を抱く使用者も多く、あなたに掃除機以上の価値を与えてくれるかもしれません。

兄弟製品との比較における分析として、ルンバ690に適している人は、

• 外出中決まった時間にルンバを稼働させたい人
• 掃除機は毎日かけたい人
• 掃除機のゴミはこまめに処分する人

これら条件に当てはまる人は、ルンバ690の性能をフルに発揮させることができるでしょう。是非ルンバ690の購入ご検討してみてはいかがでしょうか。