日立 炊飯器 RZ-BV100Mの調査レポ

RZ-BV100Mは日立独自の圧力をかけながらスチームで蒸らす炊飯方式で少量を炊く時にも高温をキープ出来て、おいしく炊き上げます。

一膳（0.5合）からおいしく炊き上げるIHジャー炊飯器として高い評価を受けています。特にスチームコントロール機能が日立の炊飯器は高く評価されており、ふっくらモチモチのお米が炊き上がるという口コミも多いです。

また、少量を炊くときは釜の上部に空間が出来てしまい、高温をキープすることができないため他社製品では少量炊きだと芯まで加熱できない課題があるのですが、RZ-BV100Mはスチームと側面からの加熱によりこの課題を解決しています。

RZ-BV100Mには炊飯中に蒸気がほとんどでない「蒸気カット」の機能が搭載されております。

この機能により、天板がある棚でも結露することが無いため自由に設置することが可能となり、キッチンのスペースをより有効活用することが出来ます。

熱の伝わり方が圧倒的に違うと言われる「高伝熱 打込鉄・釜」で理想の炊き上がりを実現しています。

また、アルミ合金を採用することで内釜の重量は約７２０ｇと軽量で持ち運びもとても楽ですし、内面もカーボンフッ素加工されているので内釜で洗米が可能となっています。疲れず効率的に炊飯できるこの機能はとても魅力的だと思います。

RZ-BV100Mは釜のほかにも給水レスオートスチーマープレート・蒸気キャップなど4点のパーツのお手入れが必要で、旧製品や他社製品と比べてお手入れが必要なパーツがやや多くお手入れが手間に感じることがあるようです。

使用していくうちに内釜が剥がれて白く変色してしまうことがあるようです。日立の製品は内釜の保証が6年と長期間ありますが、半年でかなり劣化してしまった人もいるようで注意が必要かもしれません。実際の機能には支障はありませんが、色が変わってしまうのは気になるかもしれません。

「極上しゃっきり」「極上ふつう」「極上もちもち」といった3つの炊き分け機能や、消費電力を抑える「エコ炊飯」など利用用途があればかなり便利な機能を兼ね備えているものの、実際のところは多機能すぎてわからないという声があるようです。

ふっくらとした炊き上がりを実現するために各部品にこだわりがあり、多機能を兼ね備えているため価格は高めに設定されています。この価格に応じた炊き上がりが実現できているかは意見がわかれる部分もありそうです。

この機能は日立の炊飯器ではかなりこだわっている部分で、標準水量0.6L（600mL）に対して排出蒸気量4.4mL（約0.8％）というのはほとんど蒸気が出ないと言えるレベルなので、近くに壁があっても気にならないと高評価を得ています。

他社製品だとほとんどが3年保証で、短いと1年という製品もある中で6年という保証期間はかなり手厚いと言えます。内釜で洗米出来る機能がありますが使用していると剥がれてくることもあるのでこの保証は大きなメリットとなりそうです。

従来の製品と比べてもお米の甘みが増していると評価されています。日立こだわりの圧力やスチームの機能、また最高ランクの内釜があるからこそ成せる業なのかもしれません。そして、少量炊きで美味しく炊けるという点も満足されているユーザが多いです。

また、保温に関しても高い評価をされており、ここでもスチームが活躍することでお米の味が落ちないと言われているようです。

RZ-BV100Mは2018年7月に発売されており、RZ-AW3000Mは2017年7月に発売されておりますのでRZ-BV100Mが新製品ではありますが、RZ-AW3000MはRZ-BV100Mの上位モデルの立ち位置となっております。

RZ-AW3000MはRZ-BV100Mの性能に加えて玄米での食感選択の機能や、おこげを作る機能など更に多くの機能が備わっています。

RZ-BV100Mにある機能でもスペックが高いです。例えば、スチーム保温に関してはRZ-BV100Mの24時間に対して、RZ-AW3000Mは40時間となっています。また、保温時の消費電力に関しても僅かな差ではありますが、RZ-BV100Mの15.2Whに対してRZ-AW3000Mは13.7Whとなっています。

価格帯が違うので、どこまで炊飯器に機能を求めるかが決め手になってくると思いますが、RZ-AW3000Mの価格も下がってきているので悩ましいところではありますね。

RZ-BV100Mが2018年7月に発売されたのに対して、RZ-AV100Mは2017年7月に発売された下位モデルとなります。

ほとんどのスペックは大きな違いがありませんが、少量炊きの機能のスペックがあがりました。RZ-AV100Mは少量炊きが2合までだったのに対して、RZ-BV100Mは0.5合～1合、1.5合～2合という選択ができるようになりました。一人暮らしの方やお米をあまり多く食べない人のニーズに対して応えた形かと思います。

また、炊飯メニューにおこわが追加されたのも違いの一つになります。おこわが好きな方であれば簡単におこわが炊けますので、この機能は重宝するのではないでしょうか。たまにアクセントとしておこわを作るのも良さそうです。

おまけ程度の情報になりますが、炊飯時の消費電力がRZ-AV100Mが186Whなのに対して、RZ-BV100Mは183Whと改善しております。しかし、電気代が大きく食い違うほどのレベルではないので気にしなくても大丈夫でしょう。

価格に関しては数千円の差がありますので、少量炊きやおこわの機能の差で考えてみるのが良いでしょう。

日立　ふっくら御膳　RZ-BV100M　圧力IH炊飯器について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

おすすめとしては、蒸気レスで置き場所に困らない点が1番に挙げられると思います。そして肝心のお米の炊き上がり部分に関しても日立独自の圧力スチーム炊きでふっくらモチモチとした炊き上がりを実現しておりますので、美味しいお米を食べたいというニーズには答えている製品と言えるでしょう。また、内釜が6年保証と安心して使える点や、軽量なので洗米時にも負担が少ないこともおすすめになります。

一方で、パーツが少し多くお手入れが手間に感じる部分があることや価格がやや高いため機能も豊富なので使いきれないという方がいるのが気になるところです。炊飯器に何を求めるかによって意見がわかれるところですが、豊富な機能を有意義に使えるようになればご飯を炊くのも楽しみになってくるのではないでしょうか。

価格面と機能面は表裏一体の部分になるかと思いますので、お米の炊き上がりや用途に応じた機能をどこまで求めるかを見極めて、ご自身の生活が豊かになるような製品を探してみてください！