パナソニック 炊飯器 SR-HX106の調査レポ

SR-HX106は強力な泡の熱対流でお米をおどらせながら、一粒一粒均一に加熱していく「大火力おどり炊き（高速交互対流）」が搭載されています。2つのIHコイルの通電を0.04秒の高速で切り替えて、内対流と外対流を生み出す仕組みになっています。ごはんのうまみを引き出してくれます。

側面や底面、さらにはフタにもIHが搭載されています。全方面から強火で加熱することにより、一粒一粒ふっくらとしたごはんを炊き上げます。

SR-HX106の釜の内側はダイヤモンドハードコート、外側には中空セラミックス入りの蓄熱コートがされています。そのおかげで蓄熱性がアップし、熱を逃がさずこはんに伝えてくれます。

「金芽ロウカット玄米」という製品の専用コースになります。白米のようにおいしい玄米を炊き上げることができるコースです。玄米の栄養素はほぼそのままなので健康を意識した人にもおすすめ。上手く炊くのが難しい玄米を、簡単に、そしておいしく炊き上げることができます。

自分の好みに合わせてお米を「ふつう」「かため」「やわらか」など炊き分けることができます。料理にあわせて炊き分けることもできるので、とても便利な機能です。

炊飯器のフタを開け閉めするスイッチが、よくあるタイプのものは炊飯器の上部に設置してあるのですがSR-HX106の場合横（手前の側面）に設置してあります。そのためスイッチ自体も押しにくく、さらにスイッチを押す時の力により炊飯器が奥にスライドしてしまう場合があります。それがストレスになり使い勝手が悪いという声がありました。

もともとSR-HX106は加圧式の重たいタイプの炊飯器ではないので、サイズはコンパクトにまとめられており小ぶりな製品なのですが、普通の炊飯器のサイズより若干奥行きが長いそうです。炊飯器を置く場所によってはサイズが合わない場合があるので、注意が必要です。

先ほどもSR-HX106はコンパクトなタイプと説明しましたが、コンパクトが故にごはんをよそう時に本体がずれてしまうことがあるそうです。さらにフタも最後までしっかり開けていないと途中でフタが勝手に閉じてきてしまうことも。炊飯器は基本置きっぱなしで持ち運びはしない製品ですので、ある程度の重さも必要なのですね。

炊き具合を自動で調整してくれるため、「ふつう」コースでごはんを炊くと若干固めに炊きあがるそうです。そのため水を少し多めに入れている方もいました。何度か調整をして自分好みの固さを見つけることが必要です。逆にべちゃっとなりにくいので良いという声もあったので、それぞれの好みにもよりますね。

SR-HX106の目玉機能である「大火力おどり炊き」によって高温で一粒一粒丁寧に加熱していくので、ごはんがすごくおいしく炊きあがるという声がとても多かったです。ごはんはべったりしておらず、ふっくらとしており、米が立っていると実感した方という方もいました。どちらかというと、「もっちり」よりも「しゃっきり」と炊きあがるそうです。

内フタや釜まわりがフラットなデザインになっておりとても拭きやすいそうです。内側のフタや上フタの裏、その他付属品も含めてお手入れがしやすいようになっています。炊飯器はカビなども生えやすいので、こまめにお手入れをして衛生的に保たないといけません。お手入れのしやすさは炊飯器を選ぶ上でとても重要なポイントです。

圧力IH炊飯器などの製品は、圧力釜の関係で炊飯時に音が大きくなりがちなのですが、SR-HX106は圧力IH炊飯器ではないので炊飯時の音がとても静かです。朝タイマーでごはんを炊く時など、周囲が静まり返っていても音がほとんどしないのでゆっくり休むことができますね。また保温時に蒸気もほとんど出ないのでそちらも気になりません。

SR-HX106の保温機能は威力が強すぎず、ちょうど良いバランスなので乾燥しにくくなっています。保温を長い時間していてもごはんの色は変わらず、カリカリにもならないそうです。長時間の保温後もおいしくごはんが食べられるので、まとめ炊きにも適していますね。

SR-HX106、SR-HB106共に2016年7月1日に発売されました。

SR-HX106のカラーバリエーションは「スノーホワイト」1種類に対し、SR-HB106は「ホワイト」「ブラック」に2種類です。

外形寸法、フタを開けた時の高さは全く一緒なのですが、質量に違いがあり、SR-HX106が4.6㎏、SR-HB106が4.4㎏でSR-HB106の方が0.2㎏軽いことになります。

また、内釜の厚さにも違いがあります。SR-HX106は2.3㎜、SR-HB106は1.7㎜です。炊飯器において内釜の厚さはおいしさのポイントといわれているので、内釜の厚さにおいてはSR-HX106の方が上位ということになります。

さらにSR-HB106には、SR-HX106の目玉機能である「大火力おどり炊き」機能が搭載されていません。そのためSR-HX106で炊いたごはんの方がおいしいのではないでしょうか。

このように、おいしさの面ではSR-HX106の方が上です。しかしその分SR-HB106の方が価格が安く、約1万円ほどの差があります。

にもかかわらずSR-HB106もおいしいご飯が炊けると評価が高くなっているのでそこまで大きな差はないのかもしれません。ごはんのおいしさに特にこだわりがある、または価格が優先など、重視するポイントは人それぞれなのではないでしょうか。

現在SR-HX106、SR-HB106共にパナソニックは生産を終了しています。新商品や上位機種がたくさん発売されているのでこれから購入を検討されている方にはそちらをおすすめします。

SR-HX108は2018年の9月1日に発売になりました。

カラーバリエーションはSR-HX106、SR-HX108ともに「スノーホワイト」のみです。

SR-HX108はSR-HX106の上位互換モデルです。追加された機能として「旨み熟成浸水」があります。旨み成分のアミノ酸は45℃から55℃で生成されます。前炊き時にこの温度を保つことで甘み成分（グルコース）だけでなく旨みも引き出します。

SR-HX106が「ダイヤモンド銅釜」なのに対し、SR-HX108は「ダイヤモンド銅釜蓄熱コート」です。ダイヤモンド銅釜をさらに蓄熱コートしているので蓄熱性が高くなり熱を逃がさずごはんに伝えてくれるのでごはんがさらにおいしく炊きあがります。

さらにケーキコースも追加されました。炊飯器が自動で温度をコントロールしてくれるので誰でも簡単に色々なケーキが作れるようになりました。

サイズ、コンパクトさも変わっておらず、SR-HX106、SRHX108ともにフタを開けた時の高さが43.4㎝とパナソニックのIH炊飯器の中で一番小さいのです。

SR-HX108はSR-HX106の上位互換となっていますので、様々な機能の追加、よりごはんがおいしく炊けるように進化しました。もちろんお手入れのしやすさは変わらず、快適にストレスなくお手入れをすることができます。さらに価格も安くなっていますので、これから購入を検討している方には、SR-HX108の方をおすすめしています

パナソニック(Panasonic)　SR-HX106の製品について、商品概要、取扱説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

「大火力おどり炊き」により一粒一粒ふっくらとさせ、ツヤのあるおいしいごはんを炊き上げることができる炊飯器です。保温機能の性能も高く、時間がたったごはんもおいしく食べることができます。

簡単に取り外しができて丸洗いができるフタ、継ぎ目がなくフラットな天面パネルは拭きやすくなっています。本体も凹凸が少なく汚れの拭きとりも簡単で、お手入れがしやすいのでとても快適です。

しかし現在SR-HX106は現在生産が終了しています。現在販売されている製品のみとなります。数が少なくなっているため、貴重になってきています。そのため値段も少し高く設定されている場合もあります。

値段と味のバランスが良く、コストパフォーマンスが高いといわれているSR-HX106をどうしても欲しい方は、急いで購入することをおすすめします。