磯自慢酒造 日本酒 磯自慢

磯自慢本醸造の製造に使用されている酵母は自社培養の静岡酵母です。

静岡酵母は、マスクメロン、洋梨、バナナなどの芳香の要素である酢酸イソアミルを生成しやすい特徴を持ち、酸の少ないまろやかなお酒を造ると言われている酵母です。酢イソ系のさわやかで穏やかな香りと、淡麗でやさしい味わいは、女性にも人気です。

本醸造酒の中でも磯自慢の本醸造は別格と言われてれています。精米歩合こそ65％なので吟醸酒を名乗れませんが、造りは低温醸造の吟醸造りで、上槽後は摂氏5度の低温で熟成保存しています。穏やかな吟醸香のする高品質なお酒です。

本来、一升瓶で税込み2200円位のコストパフォーマンス抜群の商品ですが、プレミアムが付き、ネットショップでは3000円台で販売されていることが多いのが残念な点です。

磯自慢本醸造酒は、香りが穏やかで味わいも淡麗なので、料理の脇役として最適です。酸が控え目できれいな酒質のお酒ですので、淡白な味の料理との相性が良さそうです。ぬる燗にすれば旨みも増し、よりまろやかになります。

手に入れ難い、見つけたら即買い、といった口コミがあります。

このお酒は流通量が少ないせいか、磯自慢の特約店でも在庫切れのことが多い商品です。また、特約店では一升瓶が税込み2200円程度で販売されているこの商品を、ネットショップでは3000円台あるいは4000円台のプレミアム付き価格で販売しているところが多いのが残念なところです。

味が淡白でイマイチというレビューがありました。酸のしっかりした濃醇なお酒を好む人には物足りないかもしれません。

磯自慢本醸造は、淡麗辛口であるとともに酸が少ないお酒です、静岡のお酒には比較的に酸が少ない物が多いということも、お酒選びの参考にしてください。

このお酒はアルコール添加の本醸造酒です。昭和の時代、増量のためにアルコール、糖類、調味料などを添加した低品質な酒が大量に出回っていたため、アル添酒に対するイメージは現在でも良くありません。

さらに現状として、淡麗と言われる酒の中には、雑味の多い出来の良くない酒をアルコール添加と水で薄め、さらに大量の活性炭でろ過して味を薄くした物も多く存在します。

しかし、磯自慢で行っているアルコール添加は、そのような出来の悪い酒の味を修正するための物ではありません。磯自慢では、高品質の酒を製造しており、もろみを搾る際に粕に残る香味成分を抽出する技法として、もろみを搾る前に添加されます。

控え目で梨のようなフルーティーさ、あるいは穏やかな吟醸香を褒めるレビューが多くあります。

磯自慢のお酒の特徴として酢酸イソアミル系の芳香が挙げられます。カプロン酸エチルが優位の酒と対比するもので、酢イソ系の磯自慢は穏やかな芳香で食事の邪魔にならず、飲み飽きしない酒質といわれています。

この磯自慢本醸造のレビューには、控え目な吟醸香やさわやかな含み香を評価する声が多く聞かれます。キレや旨みについても高評価があります。

このお酒は精米歩合65％の本醸造酒ですが、低温でゆっくり発酵させる吟醸造りで醸されており、上槽後も低温で熟成保存された高品質なお酒です。

コストパフォーマンスが良いというコメントが多く見られます。

この品質で一升瓶が税込み2160円ですから、コスパは抜群ですね。ただし、ネットショップでは3000円台のプレミアム価格で売られているのが残念です。購入する場合は注意してください。

この2銘柄について大きな違いとして、次の3点を挙げておきたいと思います。

まず一点目として原料米です。本醸造が山形県産キヨニシキなのに対し、大吟醸は兵庫県の特A地区産の、しかも特上AAAの山田錦を100％使用している点です。同じ山田錦でも品質はさまざまで、特A地区とは最高の山田錦を生産する地区に付けられる名称です。

2点目として精米歩合です。本醸造が65％であるのに対し、大吟醸では麹米、掛け米ともに45％と高精白になっています。

3点目として価格を挙げようと思います。価値観は人それぞれですが、大吟醸は720mlがネットショップでは6000円以上で販売されていることが多く、コスパが悪いように思われます。口コミ･レビューにおいてもコスパの悪さは指摘されています。

これら2本の酒の主な違いとして次の3点を指摘しておきます。

まず一点目として、磯自慢本醸造が火入れ酒であり、かつ、加水による調整がされた酒であるのに対し、磯自慢吟醸生原酒は火入れも加水もされていない、ということです。吟醸生原酒はアルコール分が17～18度の高アルコールになっています。

2点目として原料米です。本醸造は既述のとおりですが、吟醸生原酒の原料米は特A地区産特等山田錦100％と高スペックになっています。

3点目は精米歩合です。前者が65％であるのに対し、後者は50％と高精白になっています。

磯自慢フリークの方、火入れも加水もされていない真の磯自慢の吟醸酒をぜひお試しください。

本醸造と別撰本醸造の違いは、ずばり、原料米です。本醸造が既述のとおり山形県産キヨニシキであるのに対し、別撰本醸造は兵庫県特A地区産山田錦100％となっています。また、精米歩合がわずかに違い、本醸造の65%に対し、別撰本醸造は60％と若干高精白です。

どちらも本醸造酒ですが、低温でていねいに醸された上質のお酒です。別撰本醸造もネットショップではプレミアム付き価格での販売が多くなっています。ちなみに磯自慢特約店では別撰本醸造は2600円ほどで販売されています。

磯自慢酒造 磯自慢 本醸造 について、商品概要、おすすめポイント、口コミ･レビュー･評価、他製品との比較をまとめました。

このお酒は、静岡酵母で醸された淡麗辛口のお酒です。本醸造酒ですが控え目の吟醸香を持ち、酸が少なく、やさしい味わいの飲みやすいお酒です。

香りが穏やかで、食事のじゃまをする要素が少ないお酒ですので、食中酒としておすすめします。また、静岡のお酒らしいやわらかでスムーズな飲み口は、女性にもおすすめです。

手に入れにくいお酒で、ネットショップでは、べらぼうとも思えるプレミアム付き価格で売られている事もあります。購入の際は、在庫品の品質管理のしっかりした磯自慢特約店で、妥当な金額で購入することをおすすめします。