高木酒造 日本酒 龍泉

十四代 龍泉は、「火入れ」という加熱処理をしておらず、その為フルーティーでとろける甘さが特徴です。飲むと丸みのある質感と上品なコクと旨味が口いっぱいに広がります。香りはバニラのようだと言われています。

また、冷酒から熱燗まで、幅広い温度で楽しめるのも特徴です。季節やお好みで温度を変えても最高の味わいが楽しめるのはうれしいですよね。

創業1615年という古い歴史を持つ高木酒造が製造している 十四代 龍泉は、日本一入手が困難と言われている、いわば「幻のお酒」です。生産量が少ないというのも幻と言われる所以ではありますが、高木酒造自体がホームページを持たずネット販売をしていないのも、入手経路が限られてしまう理由のひとつでしょう。

龍泉を入手するためには、取り扱いのある酒屋か、ネットで販売しているところを探すしかないのですが、生産量が少ないこともあり、プレミアがついてネットでの販売価格は相当高くなっているようです。定価は1万5千円ですが、ネットでは50万円以上の値段がついていることも！でもお酒好きなら一度は飲んでみたいですね。

十四代 龍泉のボトルは２種類あり、特に2010年まで製造されていた旧ボトルの「赤デキャンタ」は特徴的な色と形でコレクターからも人気を集め、空瓶がメルカリでも高値で取引されています。

こちらの瓶は「柑子口」という口縁部が丸く膨らんだひょうたん型で、中国の明王朝宮廷時代の形だそうです。口栓はギヤマンというガラス細工が施されており、十四本のダイヤモンドカットが入っています。金色の龍泉のシンンボルマークが刻印されており、デザインがとてもかっこいいんです。

眺めているだけでもうっとりしてしまう美しい曲線と真紅の瓶は、今は製造終了になってしまったのがとても残念です。現行ボトルも龍泉のマークが刻印されており、こちらも人気です。

手間暇かけて作られたからこそ希少価値があり、プレミアがついてとにかく値段が高い十四代 龍泉。憧れのお酒として一度は飲んでみたいものですが、グラス一杯3千円以上で販売している飲食店も。ちょっと敷居が高いですね。

「値段の割にはイマイチ」という声や、「そんな騒ぐほどかな？」「もっと安くて旨い酒はたくさんある」という意見も。

本当に特別な時に、懐に余裕があれば、飲んでみてもいいかな…。というくらいの気持ちで機会を待ちましょう。

昔は普通に購入できたのに、現在の販売価格にびっくり！という声もありました。有名になるのはいいけど、もっと地元を大切に、愛されるお酒であって欲しいという地元の方の気持ちも分かります。

「ホームページを持たない謎の蔵元の幻の日本酒」という販売戦略を取っているのかは不明ですが、ただ蔵元の意に反して定価の何倍もの高い値段で売る業者が乱立しているというのもあるかもしれません。

バニラのような華やかな香りと、フルーティーな甘さが龍泉の大きな特徴ですが、この香りや甘さがせっかくの料理を台無しにしてしまう「和を乱す酒」という意見がありました。

飲むならまずお酒だけで楽しむほうがいいかもしれません。

十四代 龍泉で最も多くみられる口コミはこちらですね。バニラやフルーツを思わせる香りと、口いっぱいに広がる華やかな甘み。米を65％も削り落とすという「磨き」作業によって叶えられた味です。

精米歩合が50%以下のものを大吟醸酒というので、龍泉は35％でその基準よりさらに磨きをかけたものになります。雑味のもとになる栄養素や、香りを抑制する脂質を限界まで取り除いたぶん、フルーティーな香りとクリアな飲み口になるのです。

十四代 龍泉は箱も豪華で贈答用に最適です。「幻の日本酒」と謳われているお酒ですから、贈られた方も日本酒好きなら大喜びですよね！節目やお祝い、価値がわかる人同士で「ここぞ！」というときに飲みたいお酒です。

「幻のお酒」ですから、その入荷状況や、販売価格の口コミ情報は、龍泉の少ない情報の中でも割合は多いです。Twitterでも居酒屋さんが「本日開栓！」という情報を発信していることがありますので、見つけたら足を運んでみたいですね。

また、「龍泉飲んだよー」という喜びの声もあがってますね。「神の味がした」という声も。プレミアのお酒が飲めたという極上の喜びは、やはり共有したいですよね！

高木酒造 十四代 龍泉について、商品概要、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

ネットでどんな商品も情報も手に入りやすくなったこの時代に、自社サイトがなく公式の入手情報がほどんどない謎の酒蔵・高木酒造が製造する「十四代」ブランド。その中でも今回ご紹介した龍泉は、十四代ブランドのなかでも最高ランクの日本酒で、特に希少価値が高く定価では手に入らないものとなっています。

希少価値が高いから、幻だからというだけで「人生で一度は飲んでみたい」と思わせてしまうという部分はあると思いますが、限界まで磨きあげたこだわりの米や、仕込み水、酵母などにもこだわり抜き、手間暇をかけただけ大量生産ができず、流通量が少なくなってしまうのは納得ができます。そんな逸品だからこそ一度は味わってみたいですよね。

十四代 龍泉は、磨き上げた米と低温発酵によりフルーティーさが他の銘柄より際立っているといわれています。口当たりや甘みも上品で、普段から純米大吟醸を好んで飲んでいるかたには、ぜひその洗練された味を試してみていただきたいです。