大関 日本酒 多聞

『多聞』という名前には、２つの祈りが込められています。それは飲んで下さる皆様の

• 願いが叶いますように
• 商売が繁盛しますように

という祈りです。

また、皆様が安心して召し上がることが出来るように、お米も、米麹も、全て国産のものを使用しています。

『多聞』には、『上撰』の他に

• 多聞　爽　本醸造　生貯蔵酒
• 多聞　生枠
• 多聞　生粋　乾杯　

の３つの種類があります。

『多聞　上撰』は、豊かな香りと、深いコクが魅力的なお酒。

中辛口で、スキッ！とクリアな後味です。

『多聞 上撰』は、5℃の冷(ひ)や～55℃の上燗(じょうかん)までオールマイティー。

夏は冷やで、スッキリ、キリッと。冬は熱燗で、広がる香りを楽しみながらほっこりと。

一年中、いろんな飲み方で楽しめます。

ぞれぞれの料理に合わせた、自分なりの『適温』を探す楽しみもありますね。

『多聞 上撰』は、甘味料は不使用で、日本酒度は『普通』です。しかし、レビューでは『甘い』『人工的な甘さを感じる』との意見がいくつか見受けられました。『淡麗辛口』の日本酒に慣れている人にとっては、甘くて少々飲みづらいかもしれません。

『多聞 上撰』は、公式HPに『ふくよかな香り』と書いてあるので、香りに関して若干ハードルを上げすぎてしまっている感があります。高い日本酒の香りを期待して購入すると、ちょっと物足りなく思うかもしれません。

お酒の香りを楽しみたい方は、ぬるめの燗がおすすめです。

『多聞 上撰』は地酒ですので、「近所のコンビニ・スーパーや酒店では、なかなか手に入らない」という地域もあるようです。入手する際は、24時間気楽に注文できるネットショッピングを上手に利用しましょう。重たい思いもしなくてすみますね。

「日本酒は辛いし、パックのお酒は独特のニオイがするでしょ？」

という先入観をお持ちの方に、一度、ぜひ試してみていただきたいのが、『多聞 上撰』です。

アルコール臭さはなく、お米本来の甘さと美味しさを感じることが出来ますよ。

『多聞　上撰』は、甘さと辛さがほどよくマッチしたお酒なので、焼き鳥やお刺身などの、サッパリとした日本料理やおつまみがよく合います。悪酔いせずに美味しく飲める、まさに『庶民の強い味方』です。

皆さんは、1977年（昭和52年）に映画化された、山田洋次監督の『幸せの黄色いハンカチ』をご存知でしょうか？

大関から出ている『多聞』は、あの映画の中で高倉健さんが買いに行ったお酒です。2004年（平成16年）に、商標権が『多聞酒造株式会社』から『大関』に移りましたが、『多聞』は、当時の美味しさを今も変わらず受け継いでいます。

『幸せの黄色いハンカチ』を見ながら『多聞』を傾ければ、当時の思い出が、ほろり、ほろりと蘇ってくるかもしれませんね。

『多聞　上撰』の次に口コミが多かったのが、『多聞　生粋』です。

アルコール度数は上撰より１％分弱め。上撰が『淡麗』なのに対して、生粋は『やや淡麗』で、よりまろやかで飲みやすい味わいになっています。香りは上撰よりも華やぎがあります。

上撰と同じく、冷や～熱燗までオールマイティー。こちらも和食との相性が抜群なお酒です。

濃い味付けのお料理を食べる際には、『多聞　生粋』の方が適しています。

栓を抜いた後の日本酒は、どんどん劣化していきます。1度で飲みきれない場合は、キャップをキレイにして、冷暗所か冷蔵庫で保存し、できれば2～3日以内に飲み切りましょう。

とは言え、「一人暮らしだから、900mlでも余しちゃう」という方もいらっしゃることでしょう。1週間も経つと、香りも味も劣化して、開栓したての頃の美味しさが感じられなくなっています。そうなると料理に使うしかなく、なんだかちょっぴり、残念ですよね。

そこで登場したのが、『多聞　生粋乾杯　多聞』です。300mlと、飲みきりタイプでも、ちょっぴり多めが嬉しいですね。『多聞　生粋』と同じラベルなので、てっきり『生粋』を飲みきりサイズにしたのかな、と思いきや… 違うんです！

実は公式HPをよく見ると、『多聞　生粋』より『+1』だけ日本酒度（糖度）が上がっているのです。しかし、生粋よりも『淡麗』な味わい、とは摩訶不思議。これはぜひ、飲み比べてみたくなりますよね。

『上撰』や『生粋』は日本酒度0ですが、それでも、甘さが気になってしまう方もいらっしゃるようです。そんな方におすすめしたいのが、こちらの『多聞 爽本醸造 生貯蔵酒』。

『多聞』シリーズの中で最もアルコール度数が低く、淡麗辛口なお酒です。もちろん常温でそのまま飲んでも美味しいですが、冷やして飲むと、お口の中に、まさに『爽やかな』風が吹き渡ることでしょう。

『生貯蔵酒』とある通り、生のまま貯蔵して作られていますが、少しでも長く美味しさをキープできるようにと、瓶に詰める直前に、一度だけ加熱処理を行っています。

大関 多聞 上撰の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

甘さについては賛否両論ありますが、『多聞 上撰』は、『多聞』シリーズの中では最も甘さと辛さが絶妙なバランスを保っているお酒です。焼き鳥、おさしみ、いかの燻製など、さっぱりとした和食に、とても良く合います。

冷やから熱燗までオールマイティーに楽しめるので、季節やお料理、お好みに応じて、さまざまな飲み方が楽しめるのも魅力的。一年を通して味わえる、まさに、毎日、家で晩酌をする方にはぴったりの、庶民的なお酒です。

『多聞』シリーズには他に3商品ラインナップしていますので、ぜひ飲み比べして、お好みのものを探してみて下さい。