コンベックスの最強おすすめ15選｜最高級・おしゃれな商品も【プロ・家庭用】

コンベックスはメジャーの一種として建築現場や工事現場で活用されていますが、単なる測定道具ではありません。その汎用性の高さから、最近ではDIYや家具購入時の部屋のサイズ確認など、家庭で使われるケースも増えています。

しかし、コンベックスはメーカーによって最高級・おしゃれ・プロ用・家庭用などさまざまな製品があり、どれを選べばいいが分からず購入を迷っている方が多い傾向にあります。

そこで本記事では、コンベックスの選び方やおすすめ商品15選、正しく測定するコツなどを詳しく紹介します。また、最強の最新型のレーザー付きコンベックスについても解説しますので、性能に興味がある方はぜひ参考にしてください。

コンベックスは、建築・設計・DIYなどで長さを測るために使う巻尺です。先端に金属製の爪が付いていて、測るものの先端に引っ掛けられるようになっています。長さや高さのある資材もラクに計測でき、大きな資材を計測する機会が多い建築現場などでは特に重宝します。

コンベックスは一般的に金属製の測定目盛りテープが用いられ、ハリがありとても丈夫なので長く伸ばしても折れないものが多く、直線を保ったまま計測できるのが特徴です。しなやかさもあり巻き取れるので、メジャーのようにコンパクトに収納できてかさばらないのも嬉しいところです。

コンベックスとメジャーは、測定目盛りテープの素材と使用用途に違いがあります。金属製のコンベックスは板や金属など直線的なものを測るのに適しており、建築やDIYで使用されます。また、先端に爪があるのもメジャーと大きく違う点です。

一方メジャーはしなやかで耐久性のあるグラスファイバー製のものが多く、曲線に沿って測れるため身体や服の採寸用として使用されます。

JIS1級規格取得のコンベックスは精度の信頼を得たものと判断できるため、選ぶ時の基準としておすすめです。また大手メーカーの中には、JIS1級規格をあえて取得せず、クオリティを維持しつつ価格を抑えているところもあります。ただし、寸尺目盛のコンベックスはJIS規格外品なので注意してください。

DIYは室内で使用するものを作ることが多く、基本的に5mほどの長さを測ることができれば十分です。金属製のコンベックスは10m以上になると重くなるため、数メートル程度の小さい物は測りづらくなります。DIY向けに選ぶなら、1～5mのコンベックスを選びましょう。

工場や建築現場など業務用でコンベックスを使う場合は、5～10mの長いタイプが効率的です。5～10mサイズはプロが使うことを前提に作られているケースが多いため、耐久性に優れていたり便利機能が搭載されていたりします。また、DIYを本格的に行いたいという方にも適しています。

コンベックスのテープ幅は6～27mmまで用意されています。25mm以上のテープは安定した強度があり、1人で測定を行う時でもバランスを保ちやすくなるので、作業現場で活用される機会が多いです。幅が広く厚みがあるテープほど折れ曲がりも少なくなりますが、その分本体が大型化し重くなります。一方で、幅が狭すぎると目盛りが見づらくなるため、用途に合った幅を選んでください。

コンベックスの目盛り仕様は、基本的に以下の2種類に分けられます。

• メートル目盛り…mm・cm・m単位で計測可能
• 尺相当目盛り…1寸(1/33m)単位で計測可能

尺相当目盛りは建築現場でよく使われますが、家庭用で使う場合は一般的なメートル目盛りで問題ありません。また、両面に2種類の目盛りがそれぞれ併記されているタイプもあり、天井や壁面でのマーキング作業時に便利です。

快段目盛りとは、目盛り表記が1mm単位で段差型になっているタイプです。通常の目盛りよりも数値を楽に把握でき一目で計測できるため、視力が落ちている方でも見やすい仕様となっています。中には2mm単位で黒丸が付いていたり、数値が赤・青・黒など3色に分かれていたりと、よりはっきりと見えるよう工夫されたものもあります。

ストッパー機能があれば引き出したテープを手で押さえなくても固定できるため、1人で大きなものを測る時は特に便利です。また長いテープで測定したい時も、ストッパーを使えば作業の負担を軽くできます。

ストッパーには、ボタンやレバーでテープを固定するタイプと、テープを引き出すだけで自動的に固定されるタイプの2種類があります。後者のタイプは高価な製品に搭載されていることが多いです。

高所での作業が多い建築現場や電線工事では、誤ってコンベックスを落下させると破損したり、事故につながったりする恐れがあります。落下による事故を防ぐためには、紛失・落下防止ベルト付きのコンベックスを使うのがおすすめです。ベルトが付いていれば、落としてそのまま紛失するといったことも防げます。

テープ先端についている金属の爪は、移動できるタイプと固定されているタイプがあります。移動爪は、爪を引っ掛けて使ったり押し当てて使ったりすることで、より正確な寸法を測定できます。一方で、固定爪の利用方法は引っ掛けるのみです。固定爪は安価なものが多く購入しやすいですが、作業の正確さを追求するのなら移動式を選びましょう。

コンベックスのテープは、ステンレス製やスチール製であることが一般的ですが、コーティング剤との組み合わせによって使い勝手に差が出ます。標準的に使われているコーティング剤は、強度を高めるためのアクリル樹脂やエボキシ樹脂などです。

他にも耐久性の高いナイロンコート、耐摩耗性に優れたデュラコート、反射防止効果のあるシリカコート、耐水性・耐薬品性に優れたポリエステルコートなどがあります。普段どのようなシーンで使うのかを考慮して、コーティング剤を比較してください。

コンベックスのケースは、耐衝撃性・耐薬品性に優れたABS樹脂や、軽量のポリアミド製などが主流です。さらに、弾性のあるエラストマー樹脂製のダンパーが付いたタイプもあります。エラストマー樹脂は衝撃を吸収する性質があるため、落下時の破損を防いでくれます。

特に大型で高価な製品であれば、衝撃吸収の役割を持った素材は非常に役立ちます。またエラストマー樹脂製には、グリップ力を向上させる効果もあります。

タジマは、100年以上続く建築用ツール・測定器の老舗メーカーです。高精度かつ使いやすい設計で、建築のプロからも支持されています。スタンダードな商品から高機能なプロユース商品までさまざまなアイテムを製造しており、自分のスキルや用途にあった最強の商品が見つかります。

シンワ測定は、金属製品で有名な新潟県・燕三条の測定機器メーカーです。リーマンショックで国内需要が減少したことから、2012年より海外市場に進出しシェアを拡大しています。直尺・曲尺のシェアは日本一で、プロからも信頼される正確な測定器が自慢です。

防錆製・耐久性に優れた金属製コンベックスは、長く愛用できると人気があります。

コメロンは、1963年創業の韓国の測定機器メーカーです。デュラナイロンコートを開発したり、世界初の磁石付爪コンベックス・オートストップコンベックスを開発するなど、画期的な製品を次々と生み出し世界的に注目されています。

高性能でありながらリーズナブルなため幅広いユーザーから支持され、個人のDIYレベルから現場作業用の本格派製品まで取り扱い、コスパの高い商品が魅力です。

爪を引っ掛けたり押し当てたりして測定できる移動爪について紹介しましたが、それぞれ基点となるゼロの位置は変わるのでしょうか？引っ掛けた場合は爪が先端へ動き、押し当てた場合は爪が本体方向へ動きます。

両者のゼロの位置自体は変わりますが、その分だけ爪の先端部分が動き補正されるため、ゼロ基点は常に同じとなります。つまり、測り方によってゼロの見方が変わることはありません。

製品によっては爪に穴が開いたタイプがあり、ネジ山に穴を引っ掛ければ、長い寸法も1人で測ることができます。また、先端がギザギザの形状になっている爪もありますが、木材に押し付けることで目印を付けるといった使い方ができます。爪にも便利な役割がありますので、測定の際はぜひ活用してください。

テナントで照明器具の中心を出したい場合は、2人で計測する必要があります。この時、コンベックスの基準をゼロにするよりも、100mmプラスした部分を基点にすることでより精密に計測できます。ただし、誤ってマイナスにすると200mm分の誤差が生じるため、十分注意してください。

コンベックスを長く使い続けるためには、テープをつまむように持ちましょう。テープを激しく巻き込むと、故障や怪我の原因となります。また、テープは凹面方向であれば曲げても構いませんが、逆方向に曲げると割れて破損する恐れがあります。

さらに、テープを踏んだり落としたりすると爪部分が傷み、正確な測定ができません。他にも、鉄製テープやゼンマイなどは水に濡らすと錆びが発生するため、注意してください。

コンベックスは長さ以外にも素材やテープ幅が異なる多くの種類があるため、どれを購入するか悩みます。仕事やDIYでコンベックスを頻繁に使用するのなら、まずは手になじむものを見つけ、そのあと用途や性能を考慮すると探しやすいです。記事を参考に、使いやすい最適なコンベックスを見つけてください。