【2023】電動ドライバーおすすめ15選｜小型電動ドライバーも【安いのは？】

機械の扱いに慣れていなくても、余計な力を使わずにネジを締められる便利な工具「電動ドライバー」。1台持っていれば、DIYや購入した家具の組み立てなどの場面で大活躍します。安い小型電動ドライバーは初心者の方でも扱いやすいです。

しかし、電動ドライバーにはさまざまなタイプがあり、回転数やパワー、メーカーごとの付加機能などによって使い勝手が異なります。電動工具の初心者の方は、どのタイプをチョイスしていいのか迷ってしまうことも。

そこで今回は、目的に合った電動ドライバーの選び方や基礎知識に加え、種類別のおすすめ商品を紹介します。初心者でも安心して扱えるメーカーや、ドンキなどでも買えるのかといった疑問についても紹介しているので購入の際の参考にしてください。

電動ドライバーはあらゆるシーンで活躍します。本格的なDIYやリフォームの他に、ニトリやIKEAで購入した家具を組み立てる際も、余計な力を使わず正確かつスピーディーな作業が可能です。

電動ドライバーは、グリップを握ってスイッチを押せば電気の力でネジを締めたり緩めたりできるため、大工やリフォーム業者などのプロだけでなく、工具初心者や腕力に自信がない女性も1台持っていれば便利です。

ドリルタイプは最もスタンダードな電動ドライバーです。趣味のDIYに利用したりホームセンターで購入した家具の組み立てに使ったり、幅広いシーンで活躍します。ややパワーに欠けますが、初心者でも取り回しが簡単な入門タイプです。

ドリルタイプ1番の特徴は、ネジを締め付ける限界の力を選択できる「クラッチ調節機能」です。ほとんどのドリルドライバーに搭載されており、締めすぎによるネジ山や素材の損傷を防ぎます。

小型タイプはコンパクトで非常に軽いため、比較的取り回しが簡単な電動ドライバーです。ペン型ドライバーとも呼ばれ、スティック状の形状でパワーこそドリルタイプよりも劣りますが、初心者や握力の少ない女性でも手軽に使用できる点が最大のメリットです。

ニトリ・IKEAで購入した家具の組み立てや趣味の雑貨作りなどには十分対応しているので、電動ドライバーを使用した経験がない方の最初の1台としてもおすすめします。

インパクトタイプは初級者、中級者向けのドリルタイプや小型タイプとは一線を介するプロ用の電動ドライバーです。3つのタイプの中で最もパワフルで、長さのあるネジも問題なく締められます。本格的な大工仕事や大掛かりなリフォームなどの場面で活躍します。

しかし、電動工具に慣れていない初心者が扱うと勢い余ってネジ山を潰す恐れがあるため、十分に注意して使いましょう。

電源コード式の電動ドライバーは、屋内での使用がメインの場合に最適です。本体とコンセントがコードでつながっているため多少の煩わしさはありますが、バッテリーの残量を気にせず長時間の使用ができます。また、電源コード式はバッテリー式に比べてパワフルという点も大きな魅力です。

バッテリー式電動ドライバー最大の魅力は、コードレスで使用できる点です。コードが必要ないため、屋外に持ち運んで使えます。バッテリー式の電動ドライバーなら、コードの長さが届かない高い場所での作業も可能です。

また、キャンプ場に行った際に現地で材料を調達して、即席でイスやテーブルを作成する場合にも活躍します。

電動ドライバーの回転数は、1分間にドリルが何回転するかの数値です。一般的にはネジを打ち込む材質が木材か金属かで回転数を選択します。低速回転タイプは木材に向いており、高速回転タイプは金属との相性がぴったりです。また、回転数を自在に変えられる無段変速タイプもあり、1台で用途によって使い分けられます。

電動ドライバーのパワーはトルク範囲の数値で表されています。トルクとは、ネジを締め付ける力です。単位はNm（ニュートンメーター）で表し、Nmの数値が大きいほどパワーが強くなります。初心者が強すぎるトルクを選択すると使いにくいため、作業レベルに合わせた数値を選択しましょう。

チャックとは、電動ドライバーでネジを締めたり、ドリルで素材に穴を開ける先端部分を固定したりするためのアダプターを指します。チャックの大きさと先端部分のサイズが一致していないと取り付けられないため、購入前に寸法を確認しましょう。

そして、ビットは電動ドライバーの先端に取り付けてネジを締め付けるアタッチメントです。プラスネジやマイナスネジなど溝に合わせて変更する必要があるため、チャック同様に確認してください。

メーカーやモデルによって電動ドライバーの付加機能は異なります。たとえば、夜間の使用に便利なライト機能や2段のスピード切り替え機能、無断変速回転数などがあります。作業レベルや利用シーンに合わせて、便利な付加機能がある電動ドライバーを選びましょう。

多くのドライバーは、数種類のビットがセットになっています。種類が多いほど幅広いニーズに対応できます。しかし、高度なDIYをするわけではなく簡単な日曜大工や家具を組み立てるのであれば、たくさんのビットは必要ありません。特殊なビットが含まれていないスタンダードなものなら、安いモデルのものもたくさんあります。

付属品の数でコストを掛けてしまうより、ドライバー本体にコストが掛かっているものの方がコスパが高いと言えます。基本的なビットが入っていれば、日常的な作業であれば事足ります。

初心者が電動ドライバーを購入する際は、とにかく取り回しが簡単なモデルを選択するのが重要です。電動工具の扱いに慣れていないうちは作業時間が長くなりやすいため、コンパクトで持ちやすく軽いタイプを選んで疲れにくい工夫をしましょう。

また、パワーが強すぎても扱いが難しいため、なるべくハイパワーモデルは避けてください。さらに、コードレスタイプの場合はバッテリー量が一目でわかる残量ゲージが付いていると非常に便利です。

makita（マキタ）はインパクトドライバーのシェア率が非常に高く、ハイスペックでプロからも支持を集めているメーカーです。また、一般ユーザー向けに価格を下げた「DIY用」の電動ドライバーも発売されている点も評価されています。スリム設計で扱いやすく、高い性能ながら取り回しやすさも兼ね備えているので、初心者にもぴったりなメーカーです。

RYOBI（リョービ）は、makitaと並ぶ人気メーカーです。作業レベルごとに本体のボディカラーが色分けされており、青が入門編・赤がDIY用・緑がプロ用となっています。パワフルながら軽くて短いため、初心者でも扱いが簡単です。また、比較的リーズナブルなのでコストパフォーマンスにこだわる方にもおすすめします。

BOSCH（ボッシュ）は、世界的に評判の高い信頼のおけるブランドです。国内では主に自動車機器を開発しており、その精密さと性能の高さを実現するノウハウが電動ドライバーにも活かされています。また、「エルゴノミクス」といって、人が自然に扱いやすいデザインになるように工夫されている点もおすすめポイントです。

いつも立ち寄るお店で電動ドライバーが買えれば便利です。まずは、人気のニトリには簡易的なドライバーが販売されています。プラスドライバーのみで、手動でも電動でも使える2wayタイプです。ニトリの家具を組み立てる際に便利ですが用途は広くありません。USB充電ができる点が便利です。

組み立て家具と言えばイケアです。もちろん、イケアでも電動ドライバーが販売されいます。フィクサシリーズは14.4 V・7.2 V・3.6 Vの3種類で、違いはパワーです。ねじの取りはずしと、簡単な穴開け作業ができます。パワーが低めなのでDIY初心者におすすめです。

ドンキでも電動ドライバーが買えますが、店舗によって扱っている店とそうでないお店があるため、実際に店舗で確認してみてください。

「電動ドライバーが欲しいけど、できるだけ安く済ませたい」と思う方は、100均に電動ドライバーがあるかどうかが気になります。しかし、電動ドライバーは安い小型モデルでも最低1500円程度するため、100均では販売されていません。

しかし、先端を差し替えてビットを流用できるタイプが売られており、電動ドライバーが入らない狭い場所での作業用に購入するのは1つの手です。

「IKEAやダイキで購入した家具を組み立てるために、一時的に電動ドライバーを使いたい」「今後使うか分からない工具をわざわざ購入するのは迷う」といった方も多いです。そんな方には、コーナンのレンタルサービスがおすすめです。

給電方式に加えてヘッドも3タイプから選べ、2泊3日で300円（+税）と非常にリーズナブルなので気軽に利用できます。

ドリルドライバーを使うときには、ネジの溝に合わせたビットを選びましょう。一般的に、プラスのドライバービットには1番、2番、3番の3種類のサイズがありますが、合わないサイズを使うとネジの溝を傷めることになります。サイズが分からない場合は、大きめのサイズから試すようにしてください。

また、トルクの調整にも注意が必要です。クラッチの数字が大きいほど、締めつける力が強くなります。材料に合わせて調整しておくと、同じ強さでネジを打ち続けることができます。最初は弱めにセットしておき、必要に応じて調整することをおすすめします。

ネジを締め込む方法も重要です。ネジの頭を指で軽くつまんで、まっすぐに立てます。最初は低速で回して、ネジが自立するまで締め込みます。その後、力を入れて最後まで締め込みましょう。回転が速いときは、しっかりと力を入れて締めるようにしてください。ビットが外れると、ネジの溝が傷ついてしまうことがあります。

木材に穴をあける場合は、材料をクランプで作業台に固定した状態で作業します。ビットの先端を穴の中心に合わせ、垂直であることを確認してスイッチをオンにしてください。無理に力を加えないで、掘進に合わせてビットを押し込みます。

貫通穴をあける場合は、材料の下に捨て板を置いてください。貫通穴の下に空間がある場合、必ずバリが発生しますが、捨て板を使うと綺麗な穴をあけることができます。穴あけには適切な方法がありますので、正しい方法を選んで作業するようにしましょう。

今回は、電動ドライバーの特徴やおすすめ商品を紹介しました。DIYや購入した家具の組み立てなど、利用シーンや目的に合わせて適切な回転数やトルクを選択するのが重要です。自分に合った電動ドライバーを選んで、正確かつスピーディーに作業をしましょう。