フルボディのワインおすすめ13選｜500円以下の安くて美味しいワインも

フルボディワインの見分け方はいくつかあります。まず1点目は、アルコール度数の高さです。一般的にフルボディは13%を超えているものが多くなります。ただし、口当たりにコクや深い渋みが感じられる場合は、フルボディとされることもあります。

2点目は、ブドウの品種です。フルボディに使用されるブドウは、タンニンを多く含むソーヴィニョン・カベルネ・シラーという品種です。この3品種を使用しているワインはフルボディであるという目安になるので、ラベルをチェックしてみてください。

3点目は、ワインの色です。フルボディは色が濃く、深い赤色です。ちなみに、ミディアムボディは淡く透明感のある赤色、ライトボディはやや薄い赤色というように、色の濃淡で判断できます。

白ワインの場合は辛口や甘口で表現することが多いですが、フルボディと呼ぶこともあります。赤ワインと同様に、香りや味わいが芳醇で濃厚な口当たりをフルボディ、軽い口当たりであればライトボディと呼びます。

白ワインの重さも色味で判断できます。深い黄色であればしっかりとした味わいのフルボディ、淡い黄色はミディアムボディやライトボディとなります。

チリ産の赤ワインは、渋みが優しく風味豊かで、コストパフォーマンスがいいのが特徴です。他国と比べ、チリ産のブドウは日照時間が長いのもポイントです。さらに、日光を長く浴びている分、醸造を経た赤ワインには多くのポリフェノールや旨味成分が含まれています。とりあえずワインを飲んでみたいという人にもおすすめです。

イタリアはフランスと並んで、世界トップレベルのワイン生産量を誇っています。ワインの固有品種は2,000種類ともいわれ、オーソドックスな味から変わり種まで幅広い味を楽しめます。中でも黒ブドウ由来のサンジョベーゼは代表格で、キャンティの主要品種として知られています。また、ワインとイタリア料理の相性のよさも有名です。

オーストラリアの赤ワインはコストパフォーマンスが優れており、世界中からカジュアルワインとして親しまれています。オーストラリアはメーカーごとの生産エリアが非常に広く、季節や気候に合わせて産地を移す独特なサイクルで生産しているのが特徴です。この独特なサイクルが安定した収穫量や品質を保つ秘訣です。

カベルネ・ソーヴィニヨンはフランスのボルドー地方原産ブドウの品種で、粒が小さく、分厚い皮と大きな種が特徴です。強い渋味があり、醸造すると重厚で飲みごたえのあるワインに仕上がります。凝縮された果実味と、ミントのような清涼感を伴った植物系のフレーバーがあるのも特徴です。上品で力強さを持った味わいが楽しめます。

メルローもフランスのボルドー地方原産のブドウ品種です。粒の大きさは中程度で房が大きく、早熟で糖度が上がりやすいのが特徴です。醸造すると、まろかな口当たりと豊かな味わいをあわせ持った、果実味あふれるワインに仕上がります。メルローは酸味が少なめで、比較的飲みやすいとワイン初心者にも人気です。

シラーはフランスコート・デュ・ローヌ地方原産の黒ブドウ品種です。タンニンとフルーティさがバランスよく共存しており、インパクトの強い味わいが魅力です。しっかりとワインの風味や香りを味わいたい人におすすめです。あとを引く黒コショウのスパイシーな香りも特徴的で、香辛料を使った肉料理との相性が抜群です。

ブレンドは、さまざまな品種のブドウを使用しているワインです。バランスのいい味わいとなるように品種を合わせて作られているため、口当たりがよく飲みやすいのが特徴です。品種選びに迷ったときや、フルボディを初めて飲む方におすすめです。

ヴィンテージと聞くと、古いものとイメージする方がたくさんいます。しかしヴィンテージワインの場合は年代物を意味するのではなく、素となったぶどうの収穫年を指します。また、「当たり年」と呼ばれるおいしいブドウが収穫できた年のワインも、ヴィンテージワインという場合もあります。

バイヤーが確かな品質を確認し、品質管理も徹底している成城石井のワインは、赤・白・ロゼ・スパークリングが各種取り揃えられています。逸品ばかりのなかでも、特におすすめなのが1,000円台で購入できるテーブルワインです。

看板ワインとも言われる『フランス ボルドーシューペリュール CH ラ ヴェリエール ルージュ』や、家庭画報とコラボした『フランス ボルドー TASTE』などは、お手頃価格にもかかわらずお値段以上の美味しさで、コスパのいいワインを探している人にぴったりです。

2,000円台には、漫画「神の雫」で紹介された『フランス ボルドー 2014 CH モン・ペラ』などの、柔らかくフルーティーなフルボディのワインなども、コスパ最高と人気を集めています。

ワンコイン程度の安さでもおいしいワインはあります。「サンタヘレナ アルパカ シラー 2022」はチリ産のワインで、シラー種を100%使用しています。辛口のすっきりとした口当たりなのでハウスワインとして気軽に飲めます。

ほかにも、「王様の涙 赤」はスペイン産の甘口ワインですが、ベリーのような果実味が豊かで、適度な渋みとマイルドな酸味が感じられると人気があります。

ワンコインなら、家飲みにもぴったりです。ぜひ試してみてください。

フルボディワインに合う料理やつまみは、濃厚で旨味のあるものがぴったりです。特に赤ワインは肉料理との相性がいいことで知られていますが、ハンバーグやステーキのようなメニューが合います。

その理由は、赤ワイン含まれるタンニンにあります。タンニンの渋みが肉料理を食べたときの脂っこさを中和させ、口の中をさっぱりさせます。同時に赤ワインに深みが出るだけでなく、フルーティーに感じられます。

特にフルボディはタンニンが豊富なので、肉料理がより一層おいしくなります。ぜひがっつり系の肉料理と一緒に楽しんでください。

本格的なイメージの強いフルボディでも、価格が安かったり飲みやすかったりと特徴はさまざまです。特におすすめ商品でピックアップした中には、スーパーやコンビニ・酒屋で手に入るものもあります。本記事を参考に、ぜひ気軽にフルボディの赤ワインをお楽しみください。