蜂蜜酒（ミード）おすすめ13選｜まずいの？甘い？どんな味？【はちみつのお酒】

人類最古のお酒と言われている「蜂蜜酒」は、はちみつに酵母を加えて発酵させたお酒です。海外ではミードやハニーワインとも呼ばれています。「まずいのでは?」と思っている方も多いと思いますが、種類が豊富なので好みの蜂蜜酒が見つかりやすいです。

はちみつのお酒と言えば「甘い」と想像しがちですが、甘みの強いもの・甘くない辛口・スパークリング・ビールや白ワインのような味の蜂蜜酒もあります。現在では、日本でも国産のものが売り出されるようになってきました。蜂蜜酒はタイプにより食中酒や、デザート酒としても飲むのもおすすめです。

今回は、おすすめの蜂蜜酒や蜂蜜酒の選び方のポイントを解説します。「どこで買える?」「カルディで買える?」といった疑問にもお答えしています。また、蜂蜜酒のアレンジ方法もご紹介しますので、最後までご覧ください。

蜂蜜酒は、はちみつ・水・酵母を発酵させた醸造酒です。製造方法はワインと似ていますが、発酵期間が短いのが特徴です。夏場なら2～3日、冬場なら1週間ほどで発酵するので、はちみつが採れる地域であれば世界中どこでも作れます。

はちみつにはビタミンやミネラルが多く含まれているため、健康ブームの日本でも蜂蜜酒が作られるようになってきました。また、ぶどう栽培が難しい北欧諸国ではワインの代わりとして飲まれています。

蜂蜜酒は口当たりがまろやかで、一般的なものはアルコール度数は12％前後です。（アルコール度数が10％未満のものもあります。）はちみつの量が多く、熟成期間が長いものは度数も高くなり、もっとも高いものはリトアニアの「ジャルギリス」で75％です。

通常の蜂蜜酒はワインに似た味わいなので、ワインが好きな方におすすめです。

蜂蜜は甘いイメージがあるので、「蜂蜜酒も甘いのでは?」と思ってしまいますよね。しかし蜂蜜に酵母を加えると、甘みである糖が分解されます。そのため見た目は甘く見えますが、蜂蜜酒は見た目ほど甘くないのです。どの花から採った蜂蜜かによって味と香りが変わるので、選ぶ楽しさがあります。

また、作り方で蜂蜜酒の甘さやコクが変わるので、甘いのが苦手な方は作り方やパッケージを確認してみるのがおすすめです。伝統的な方法で作られた蜂蜜酒は、濃厚な甘さと香りがありますし、食前酒におすすめされるような、すっきりとした味・香りの蜂蜜酒もあります。

必ず確認しておきたいのが、アルコール度数です。蜂蜜酒のアルコール度数は、10~70％と差があるので、自分のお酒の強さや飲み方を決めてから購入するのもいいですね。

蜂蜜酒の甘口タイプのものは、よく食後酒として飲まれています。本来のはちみつの甘さがいかされているため、スイーツ感覚で楽しめます。

甘口タイプは蜂蜜酒の中でも最もメジャーで、はちみつ本来の味を楽しむのがおすすめです。普段から甘口のお酒を飲む方やはちみつが好きな方は、甘口タイプを試してみてください。

辛口の蜂蜜酒は、さわやか且つ軽い口当たりでクセのない味わいなので、食中酒に向いています。辛口タイプは甘口タイプに比べると種類が少ないですが、はちみつの甘さをほのかに感じられて、辛口ワインのような味を楽しめます。白ワインがお好きな方におすすめのタイプです。

スパークリングタイプは、キレがあってすっきりとした上品な味わいです。お酒で言えばビールやスパークリングワインのようで、甘口タイプや辛口タイプよりもスーッと飲めるのが特徴です。スパークリングタイプの蜂蜜酒は、おしゃれにシャンパングラスに注いで飲むのをおすすめします。

飲みやすさを重視するのであれば、クセの少ないクローバーのはちみつを使った蜂蜜酒がおすすめです。甘口タイプでもクローバーのはちみつを使ったものは、甘くなりすぎず爽やかで癖のない香りを楽しめます。また、飲みやすいのも特徴で、特に蜂蜜酒初心者におすすめのものです。

レンゲのはちみつを使用している蜂蜜酒は、華やかでフローラルな香りを楽しめるのが特徴です。レンゲの蜂蜜酒の独特な味や香りを堪能できるので、レンゲの蜂蜜酒はロックで飲むのがおすすめです。特に、お酒をゆっくりと味わいたい方に向いています。

百花蜂蜜を使用している蜂蜜酒なら、はちみつ本来の甘さを感じられ、本格的な味を楽しみたい方におすすめです。トチの木の蜂蜜酒なら、まろやかで口当たりのいい飲み口を感じられます。蜂蜜酒は、甘口・辛口・スパークリングタイプと言った他に、はちみつの種類で銘柄を選ぶ楽しみもありますよ。

蜂蜜酒は、はちみつ・水・酵母以外にほかの材料が使われているものがあります。リンゴやライムなどの果汁を使っている蜂蜜酒は、はちみつの味に加え違った風味や味を楽しめます。ハーブを使った蜂蜜酒は、独特でクセのある味に仕上がります。

女王エリザベス1世は、「メセグリン」といったハーブ蜂蜜酒を好んで飲んでいた逸話もあります。

シンプルな原材料で作れる蜂蜜酒は、産地によってさまざまな違いがあります。ヨーロッパでは、伝統的な作り方を引き継いでいる蜂蜜酒にハーブを漬け込んだり、熟成期間を重ねて濃厚にしたものなど、種類はさまざまです。

特徴的な味わいがあるものが多くあります。最近では、日本でも蜂蜜酒が作られるようになってきました。国産の蜂蜜酒は、日本人好みに作られているので飲みやすいです。初めて蜂蜜酒を飲む方は、日本で作られたものからチャレンジしてみてください。

ホットミードとは、蜂蜜酒にスパイスやフルーツを加えて鍋で軽く温めたものです。スパイスにはシナモン・グローブ・ショウガなどお好みのものを使ってください。フルーツならオレンジピールやスライスレモンなどの柑橘類がおすすめです。

蜂蜜酒を温めると風味が濃くなるので、ホットミードとして飲むならあっさりとした味わいのものを選びましょう。

蜂蜜酒と牛乳を同じほどの分量で混ぜると、ミルクミードの出来上がりです。実は、はちみつとミルクの相性は抜群です。アイスミルクミードもおいしいですが、ホットミルクミードにしてスパイスを入れると体を温められます。夏は氷をたっぷり入れたアイスで、冬はホットで飲むのがおすすめです。

濃厚な風味を持つ甘みの強い蜂蜜酒は、デザート酒として飲めますし、シロップのような使い方もできます。おすすめは蜂蜜酒をかけたバニラアイスです。バニラアイスは濃厚な物を選んでください。

蜂蜜酒をかけると、はちみつの風味とバニラアイスのコクが調和する、絶妙なバランスの大人のデザートとしていただけます。

「蜂蜜酒はどこで買えるの？」といった疑問にお答えします。蜂蜜酒はおしゃれな輸入食品店で有名な「カルディ」で購入できます。また、店舗により異なりますが、スーパー・コンビニでも取り扱いがあります。

さらに、ドンキホーテでも販売されており、蜂蜜酒は手軽に購入することが可能です。しかし、自宅に近い店舗では取り扱いがない場合もありますので、確実に購入したい方はネットショップがおすすめです。

今回は蜂蜜酒について解説してきましたが、いかがでしたか。蜂蜜酒は飲むだけでなく、料理に甘みをつけたい時やお菓子作りなどにも使えます。また、蜂蜜酒はゆっくりと味わえるため、至福の時間を過ごせます。好みに合った蜂蜜酒を探してみてください。