おすすめインバーター発電機10選｜アウトドアでも停電でも家電が使える！

アウトドアやイベントなど、コンセントがない屋外でも電化製品が必要なときがありますよね。また、災害時のように、急に電力が使えなくなってしまわないか不安、という方もいるかと思います。そんなときはインバーター発電機がおすすめです。

インバーター発電機はガス・ガソリンを動力源とする発電機なので、屋外でも家電製品が使用できます。また、パソコンのような精密機械にも対応しているので、一家に一台あると安心です。しかし、一般的には馴染みのない機械ですので、どれを選べばいいか分かりませんよね。

そこで今回はインバーター発電機を選ぶ上でのポイントを詳しくご紹介します。さらにインバーター発電機のおすすめ人気商品も紹介しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

インバーター発電機は周波数を整えるインバーターを搭載した発電機のことです。インバーターを搭載していない通常の発電機と比較して、安定した電力を出力することができます。そのため、インバーター発電機で使える家電は非常に幅広いです。

一般的な家電はもちろん、安定した電力を必要とする液晶テレビ・IH炊飯器などのマイコン制御の電化製品やパソコンのような精密機械などにも使用できます。インバーター非搭載の発電機でそれらの電化製品を使用すると、誤動作や故障のリスクがあるので注意しましょう。

インバーター発電機の主な燃料は「ガソリン」と「ガス」の2タイプです。利用シーンに合わせて、適切な方を選びましょう。

最も主流なインバーター発電機の燃料が「ガソリン」です。出力が非常に大きいので、複数の家電の同時使用や長時間の運転に適しています。さらに、発電にかかるコストを安く抑えられるのもメリットです。一方で、まめなメンテナンスが必要なのと排気ガスや運転中のガソリンのニオイがデメリットです。

また、一酸化炭素中毒の危険があるため室内で使用することはできません。また、ガソリンは揮発性が非常に高いので灯油用ポリタンクに入れるのは危険です。持ち運ぶときは、必ずガソリン専用の携行缶に入れる必要があります。

小出力モデルに採用されていることが多いのが、「ガス」を燃料としたインバーター発電機です。市販のカセットガスで稼働するので入手しやすく、ガソリンと比較すると安全性が高いと言えます。また、交換や保管もしやすく他のカセットガスを使用する家電に使用できるのもメリットです。一方、出力が弱いので長時間の連続運転には向きません。

消費電力の小さい小型家電のみに使用するのであれば「1000W以下」のインバーター発電機で十分と言えます。1000W以下と言っても、スマホ・パソコン・テレビ・ライト・小型調理家電など、さまざまな一般家電に使用可能です。

また、1000W以下のモデルは価格が安いモデルが多く、重量・サイズともに小さめで持ち運びに優れています。しかし、消費電力の大きいホットプレート・ドライヤーなどの熱器具やモーター駆動の家電には非対応のモデルが多いです。それらを使用する場合は、対応しているかチェックしておきましょう。

普段使う一般家電をおおかたカバーしたいという方は「1000~2000W」のインバーター発電機がおすすめです。1000W以上あれば、消費電力の大きい熱器具を含む、ほぼすべての一般化家電を使用することができます。

また、2000Wまでに限定すればサイズがコンパクトなものが多いので、持ち運びや保管がしやすいです。汎用性が最も高い定格出力なので、アウトドアや災害時の備えなど、幅広い利用シーンに適しています。

災害時にも普段から家庭で使用している家電をそのまま使用したいという方は、定格出力「2000W以上」のインバーター発電機がおすすめです。小規模家庭の総合電力に匹敵するパワーがあるので緊急時でも快適に家電が使用できます。しかし、サイズ・重量共に大きく、10万円を超える高額商品が少なくないので、本当に必要なのかをよく吟味してから購入しましょう。

インバーター発電機には「カバータイプ」と「フレームタイプ」の大きく2つの形状があります。カバータイプはエンジン部分がカバーに覆われているので、エンジン音が比較的小さく、直接エンジンに触れないため火傷のリスクを軽減できるのがメリットです。その反面、メンテナンスの度にカバーを外す必要と、価格が比較的高い傾向にあります。

フレームタイプはエンジン周りが最低限のフレームのみなので、メンテナンスがしやすくて軽量で価格が安いです。一方で騒音が漏れやすく、火傷の危険性があるのがデメリットです。

インバーター発電機は、使用する時に手順が分かりやすいものがおすすめです。絵付きや番号付きなど、説明書が分かりやすいアイテムは、いざという時にさっと使用できて、初心者の方にも向いています。

説明が本体に書いてあるものは紙を広げなくても手順が分かるので、災害時にも助かります。ボタンやレバーのような目で見て分かる操作性の高いアイテムも、手順を間違えにくいです。

インバーター発電機には家庭用コンセントがついているのが一般的です。コンセントの数が多いほど一度に複数のものを使用できるので、数は必ず確認しましょう。

中にはUSBポートやシガーソケットを備えているアイテムもあります。変換器を必要としないので使用の幅が広がり非常に便利です。車中泊の際や消費電力を抑えたい時にも役立つので、ぜひチェックしてみてください。

アウトドア用のようにインバーター発電機を頻繁に持ち運ぶ方は、重量・サイズにも目を向けましょう。車に積めるサイズであることはもちろん、使用場所まで手に持って運べる重量の小さいものがおすすめです。

発電機は基本的に重いので20kg未満であれば軽量と言えるでしょう。中には、転がして移動できるキャスター搭載型もあります。しかし、小型であるほど定格出力は落ちるので、携帯性とパワーのバランスで選びましょう。

周囲への騒音を配慮するならできるだけ運転音の静かなインバーター発電機を選びましょう。音の大きさは概要欄にdb（デシベル）の単位で表記されていることが多いです。低出力運転時に60db前後であれば、インバーター発電機の中では十分動作音が小さいと言えます。

音響機器・スポーツ用品・自動車部品・ネットワーク機器など、幅広い分野を手掛ける日本の大手メーカー「YAMAHA（ヤマハ）」。青色がトレードマークのインバーター発電機を、定格出力別に数多く展開しています。

高品質な設計による高い安全性と安定したパワーが人気です。また、定格出力に対して軽量なものが多いので、携帯性を重視する方におすすめのメーカーと言えます。

自動車でお馴染みの日本の大手輸送機器メーカー「HONDA（ホンダ）」。持ち運びに優れたガス式や幅広い家電が使用できる高出力モデルなど、インバーター発電機のラインナップが豊富です。また、正弦波インバーターによる安定した電力や、連続運転時間を向上させるエコスロットルなど、高機能が揃っています。基本性能を重視する方におすすめのメーカーです。

エンジンポンプ・農業用噴霧器・高圧洗浄機などを手掛ける日本のメーカー「KOSHIN（工進）」。インバーター発電機では、パワフルながら静音性の高いモデルが人気です。また、軽量でコンパクトなモデルや、重量が大きくてもキャスターが搭載されているなど、携帯性に優れています。パワフルかつ低騒音なモデルをお求めの方におすすめのメーカーです。

インバーターを搭載していない通常の発電機に、インバーターを後付けすることは基本的にできません。一体型であることや発電機用の後付け整流器がないため、安定した電気を希望するならインバーター発電機を購入するのが無難です。

インバーター発電機は使用時に大きな音や有害な一酸化炭素を排出するので、室内で使用することはできません。しかし、発電機の中には室内でも安全に利用できるタイプがあります。それが、水と塩を燃料とした「水発電機」です。

水発電機は使用中も空気がクリーンなので室内でも安全に使用使用できます。アウトドア・DIYのほか、災害時の停電のように一時的にコンセントが使用できない状況におすすめです。

インバーター発電機を使ってエアコンを動作することは、基本的におすすめできません。構造上不可能ではありませんが、動作に不具合が発生する場合があります。また、故障や発火の原因になるので、一般的には推奨されていません。

ここまでインバーター発電機の選び方とおすすめ商品10選を紹介しましたが、いかがでしたか？インバーター発電機はアウトドアや災害時の備えとして一家に一台あると安心です。使い方や選び方をしっかり押さえて、自分にぴったりのインバーター発電機を見つけましょう。