【最新】スパークリングワインのおすすめ15選｜甘口・辛口はどう選ぶ？

すっきりとした炭酸の味わいが美味しい、スパークリングワイン。ホームパーティーや女子会などでプレゼントとして選ばれることも多く、食卓を華やかにしてくれるのが魅力のお酒です。

しかし、スパークリングワインと一口で言っても、赤や白から甘口・辛口など種類も豊富で、どれを選んだらいいのか迷ってしまうことも。普段からお酒を飲む人でも、スパークリングワインの味の違いがいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、スパークリングワインの種類による違いから選び方まで、詳しく解説します。記事の後半では、スパークリングワインのおすすめ商品や番外偏として、コンビニやスーパー・カルディで買えるコスパ抜群のワインもあわせて紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

スパークリングワインとシャンパンは同じものだと思っている方も多くいますが、実は製法も価格帯も違う別物です。スパークリングワインにはいくつか製法がありますが、シャンパンは特殊な製法で作られたワインを指します。

スパークリングワインは発泡性ワイン全般を指しますが、シャンパンは伝統式方式の瓶内二次発酵で製法されているのが特徴です。フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけがシャンパンと呼ばれています。

瓶内二次発酵は手間とコストがかかる製法のため、一般的にはスパークリングワインに比べてシャンパンの方が価格が高いです。その分品質も高いので、特別なワインとして選ぶ方も多くいます。

カヴァはスペイン北東部カタルーニャ州、ペネデス地方で製造されているスパークリングワインです。シャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」で製造されていながら、比較的リーズナブルな価格で手に入ります。すっきりとした軽さなので、初心者の方でも飲みやすいのもポイントです。

爽やかで軽い飲み口でなので食前酒として選ばれるワインでもあります。軽い食事にも合わせやすいのが魅力。低価格ながら上品な味わいや、軽い飲み口を好む方におすすめのスパークリングワインです。

プロセッコはイタリアで「スプマンテ」とも呼ばれており、イタリア北欧部のヴェネト州で製造され、グレーラ種といった品種のブドウで作られたスパークリングワインです。イタリアのスパークリングワインの中でも特に人気があります。

タンク内二次醗酵で製造されており、爽やかながら食欲をそそる深みがあるのも特徴です。軽食だけでなく、メインの料理にも合わせやすい爽やかさなので、食事を楽しみながらスパークリングワインも楽しみたい方におすすめです。

ドイツでは「シャウムヴァイン」の総称で、ゼクトはその代表格です。ブドウの品種や製造方法によっては「ドイチャーゼクト」や「ゼクトb.A.」などにも分類されます。

ゼクトはシャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」で製法されており、炭酸ガス3.5気圧以上やアルコール度数10%以上などに定められているものもあります。ゼクトのブドウ品種はミュラートゥルガウ・シルヴァーナー・土着品種のリースリングなどがあり、幅広い種類が楽しめるのも魅力です。

シャンパーニュは世界最高峰のスパークリングワインとも言われており、乾杯酒としてや、贈り物としてなど特別なワインとして選ばれています。フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけが、シャンパーニュとして名乗れます。

冷涼で厳しい気候条件の中で栽培されたブドウで作られているので、キレのある味わいで芳醇な香りときめ細かな泡立ちが特徴です。手間とコストのかかる製法なので、高級品として販売されています。

スパークリングワインには「甘口」と「辛口」の2種類があり、それぞれ味わいが大きく変わるので、好みが分かれます。甘口と辛口の特徴を解説します。

甘口のスパークリングワインは爽やかで甘みがあるので、お酒が苦手な方や初心者でも飲みやすいのが特徴です。軽めの軽食にも合わせやすいので、日常的に飲みやすいのが魅力です。

甘口には、ほんのり甘みを感じる中甘口もあり、瓶のラベルに中甘口は「Demi-Sec（ドゥミ・セック）」、甘口は「Doux（ドゥー）」と記載されています。

辛口はキレのある味わいで、お酒好きの方にも人気があります。酸味がありすっきりとした飲み口なので、メインの料理やスウィーツとも相性がいいのも魅力です。辛口が苦手な方などは、さらに飲みやすい中辛口もおすすめです。瓶のラベルには、辛口がExtra Dry（エクストラ・ドライ）、中辛口がSec（セック）と記載されています。

魚料理には、爽やかですっきりとした味わいの白がぴったりです。カルパッチョやムニエルなどの洋風から、和食やお刺身まで、幅広い魚料理と相性がいいのが魅力。味の濃い洋風料理には辛口や、刺身などさっぱりした料理には中辛口など、料理に合わせてスパークリングワインの種類を変えるのもおすすめです。

肉料理全般には、コクのある赤のスパークリングワインがぴったりです。ステーキやハンバーグなどのメインから、生ハムやローストビーフなどの軽食まで、さまざまな肉料理に合わせられます。普段赤ワインをあまり飲まない方でも、スパークリングワインは炭酸が入って飲みやすいので、料理に合わせて選ぶのもおすすめです。

ロゼのスパークリングは、どんな料理にも合わせやすく飲みやすいのが特徴です。赤ワインと白ワインどちらにも近い味わいで、魚料理にも肉料理にも選びやすいです。ほんのりピンクの色合いも上品で、女子会やパーティーにも選ばれています。料理に合わせて選ぶのを迷ったときには、ロゼを選べば間違いありません。

スパークリングワインは、銘柄によって価格帯にも幅がでます。スーパーやコンビニでも買える500円台のリーズナブルなものから、プレゼントやパーティーにも最適な1万円以上の高級スパークリングワインなど、用途に合わせて選びやすいのも特徴です。

主にスパークリングワインは産地によって製法が変わるので、価格にも差がでてきます。日常的に飲みたい方はコスパのいいものや、高品質な味わいを楽しみたい方は少し上のランクを選ぶのもおすすめです。

スパークリングワインは、炭酸だから冷えてれば大丈夫と思う方も多いですが、実は種類によっておいしく飲める温度が変わります。温度によって味わいが大きく変わるので、注意が必要です。

一般的に、辛口の白やロゼは6〜13°が適温になります。冷蔵庫でよく冷やしてから室温に戻し、少し置いてからグラスに注ぐのがおすすめです。また、甘口のスパークリングワインは2〜6°が適温なので、冷蔵庫でしっかり冷やし、開栓してからはクーラーを使って氷水で冷やしながら飲みましょう。

スパークリングワインは、よく冷やしてから開栓すると、開けた時の噴きこぼれを防げます。開け方のコツは以下の手順を参考にしてください。

1. 栓を覆っているキャップシールを外す。
2. 栓の上からナプキンをかぶせてしっかり押さえて、コルクの留め金を緩める。
3. ボトルを持ち上げ、かぶせたナプキンの上から栓を押さえつつボトルの底を静かに回す。ボトル内のガス圧によって自然にコルクが持ち上がり抜ける。

スパークリングワインは勢いよく開けようとすると吹きこぼれやすいので、ゆっくり開けるようにしましょう。

スパークリングワインを使って簡単に、かつおしゃれなカクテルができます。ここでは、スパークリングワインのおすすめアレンジを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。このおすすめアレンジを知っておけば、友人などとの宅飲みでも喜ばれること間違いなしです。

女性の方におすすめしたいのが『ベリーニ』です。ベリーニのは、なんといってもトロピカルな味わいで非常に飲みやすいのが魅力です。このトロピカルな味わいにはスパークリングワインに入れるアレンジ材料に秘密があります。

その材料は、ピーチジュースとグレナデンシロップです。ピーチジュースとグレナデンシロップのおかげで、トロピカルな味わいがします。グレナデンはザクロの意味です。ただ気になるのがグレナデンシロップって「どこで売ってるか」です。

基本的に業務用スーパーやドンキホーテ・カルディなどで売っているのでチェックしてみてください。最後にベリーニの作り方は、以下のとおりです。

【ベリーニ作り方】

1. シャンパングラスにピーチジュース30ml、グレナデンシロップ5mlを入れる
2. 材料を入れたシャンパングラスにスパークリングワイン60mlを注ぐ
3. 軽くステアをすれ完成

爽やかな風味を味わいたいなら『ミモザ』がおすすめです。ミモザは、スパークリングワインとオレンジジュースを合わせるだけなので簡単に作れます。特にこのアレンジは女性の方に人気です。

たとえば、女性の方は強い炭酸が苦手な方も多いはずです。ミモザはオレンジジュースと1対1で割るので炭酸を押えられます。この炭酸が押えられて、かつ柑橘の爽やかな風味が人気のポイントになります。なお、作り方は以下のとおりです。

【ミモザの作り方】

1. シャンパングラスにスパークリングワインを注ぐ(100ml) 
2. 続けてオレンジジュースを100mlを注いで完成

スパークリングワインは普段の食事から、女子会やパーティーなどさまざまな場面で楽しめるのが魅力です。赤や白、辛口・甘口など銘柄によって味わいも変わるので、食事に合わせて選ぶのもおすすめ。自分好みの1本を見つけましょう。