【2024】USBで充電できるノートパソコンは？｜おすすめ周辺機器6選も

ノートパソコンは持ち運びに便利ですが、充電には専用充電器とコンセントが必要です。「もし外出先でバッテリー切れになってしまったら」「充電器を忘れたら」「コンセントがなかったら」と不安に思ったり不便に感じたりしている方は多くいます。

実は、ノートパソコンは専用の充電器を使わなくても、USB PDがあれば場所を気にせず手軽にノートパソコンの充電ができます。専用の充電ケーブルを持ち運ぶ必要もなく、荷物もかさばらないので、よりスマートに持ち運びが可能です。

この記事では、おすすめのUSB PD対応製品6選を紹介します。USB PDのメリットや失敗しない選び方やUSBで充電できるノートパソコンなど見分け方も含めて解説するので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。

USB PDとは「USB Power Delivery」の略称で規格上、最大100Wの電力を送れるUSBを利用した充電規格です。高速充電が可能で、最先端の充電方法として注目を集めています。USB PDは、短時間で充電ができるため充電効率がよく、外出時にも最適で安心です。

最大100Wまで対応しているので、従来のモバイルバッテリーでは対応できなかったデバイスの充電が可能になり、対応機器も幅広いです。また、ACアダプタのコネクタをUSBに変換できるため、USBを1つに統一できるメリットもあります。

USD PDには、ACアダプタと充電器の2種類があります。以下のようにACアダプタと充電器はそれぞれ持つ特性が異なります。用途やシーンに応じて使い分けて、より便利に活用してください。

【ACアダプタ】

• コンセントに据え置きで充電したい際に、USBのみに統一して充電できる
• 専用のACアダプタを使用する必要がない

【充電器】

• モバイルバッテリーのように持ち運べる
• 高速充電が可能
• スマホもまとめて充電でき、かさばらない

USD PDはどのノートパソコンでも充電できるわけではなく、USB PDに対応した機種でないと充電できない仕様になっています。HP・富士通・DELL・Lenovo・NECなど各メーカーのノートパソコンがUSB PDに対応しているかは、接続端子にUSB type-Cで充電が可能かを確認しましょう。

さらに、使用するUSB type-CケーブルもUSB PD対応である必要があります。また、ノートパソコンによって充電の際に必要な供給電力が異なるため、使用するUSB PDの充電機器がそれ以上のW数に対応しているかも重要です。

USB PD対応製品を選ぶ際は、使用するノートパソコンの充電に必要な電力を確認しておくのが重要です。購入したUSB PD対応製品がノートパソコンの充電に必要な電力を満たしていない場合、充電ができなくなります。

多くのノートパソコンの場合65W以上あれば安心ですが、万が一のためにも必ず事前に確認しておきましょう。また、スマホと一緒に充電したい場合は、ノートパソコンの必要電力よりも少し余裕のあるものを選ぶと安心です。

USB PD対応製品は製品の種類や充電器のタイプなどによってさまざまに展開されています。以下の通りそれぞれメリットが異なります。自分の利用スタイルや用途を想定しながら、使い勝手が良く快適に使用できそうなものを選びましょう。

【メリット】

• 充電器：持ち運びしやすい
• アダプタ：据え置きで使用しやすい
• プラグ折りたたみタイプ：バックの中でも収納しやすい

USB PD対応製品は、充電時間や充電可能回数も要チェックです。1回の充電にかかる時間が短いものであれば、万が一の急なノートパソコンのバッテリー不足や、スピードが求められるビジネスシーンでも安心して使用できます。

また、充電可能回数が多いものだと、長時間の外出時でも繰り返し使用できるので、バッテリー残量を気にせず快適に使用可能です。外出の時間や目的を考慮しながら、使い勝手のいいものを選びましょう。

USB PB対応製品の容量が20,000mAhあれば、ノートパソコンをフル充電も可能です。外出の際、ビジネスシーンでの会議などでなかなか充電できるタイミングがない場合でも、電車での移動などの直前に、ノートパソコンをフル充電しておけば安心です。

もし、長時間の外出やこまめな充電が難しい利用シーンを想定する場合は、容量が20,000mAh以上のものを選びましょう。ただし最大出力が大きくなるとその分大きさも増し、持ち運びには適さなくなるのでサイズもしっかりと考慮しましょう。

USB PD対応製品を選ぶときは、ポートの数やポートの形状にも注目しましょう。ポートの数が多いと、ノートパソコンを充電中にスマホなどの他の機器を同時に充電できるため、より快適に使用できます。

また、ポートの種類はUSB type-C以外も付いているものだと、より使い道が広がり便利です。普段使用する機器や数を思い返しながら、自分に最適な種類や数のものを選びましょう。

アンカーは、ヘッドホンやイヤホンなどのオーディオ機器、掃除機といった家電などを広く取り扱っています。PDモバイルバッテリーにおいてはコンパクトサイズの製品を豊富に取り揃えており、持ち運び用の充電器をお探しの方にぴったりのメーカーです。

AUKEY（オーキー）はモバイルバッテリーといったパソコン・携帯周辺製品を主に扱う電子機器メーカーです。PD充電器については20Wから100Wまでの給電を持つ製品を種類豊富に取り揃えています。中にはPD対応のカーチャージャーもあるので、ぜひ確認してみてください。

エレコムはキーボード・マウス・トラックボールなどのパソコン周辺機器を主に扱う、安心の国内メーカーです。充実したラインナップに定評があり、PD対応の充電器においてもコンパクトモデルから複数ポート搭載タイプまで、多様な製品が展開されています。

USB PD対応機器でノートパソコンを高速充電するには、USB PDに対応したUSB type-Cケーブルも欠かせません。ケーブルの両端がUSB PDに対応している必要があるので事前に必ずチェックしておきましょう。

また、USB type-CケーブルもUSB PD対応であれば対応できる電流性能が上がるためよりパワフルな高速充電が可能となります。

USB PD対応USB type-Cケーブルの性能が上がるほど充電時間も早くなりますが、その分ケーブルが太くなり価格も高価になるため、求めるバランスを考慮しながら最適なものを見極めましょう。

ノートパソコンの電源がOFFの状態でも、ノートパソコンの設定をしておけば、パワーオフUSB充電機能対応のUSBコネクターに接続するとUSBでの充電が可能です。手順は以下の通りです。

1. 電源オプションを開く
2. 電源の追加設定を選択
3. プラン設定の変更を選択
4. 詳細な電源設定の変更(C)を選択
5. USB設定を変更
6. USBのセレクティブ サスペンドの設定を無効にする

この手順で電源をオフにして充電ができるか確認しましょう。

USB PD非対応のノートパソコンの場合でも、機種はかなり限定されますが、USB PU対応充電器の出力をノートパソコンの充電用プラグや、スリムチップコネクターに変換できる周辺機器を使うとUSBでの充電が可能です。

合わせて使うUSB PD対応充電器の出力に注意する必要があるため、購入する前に忘れずに確認しておくのが重要です。ただし、故障などのトラブルといった多少のリスクはあるため、リスクを理解した上で試しましょう。

安くて便利な100均にも充電器として使えるグッズが売られており、店舗によってはUSB PDを販売しているところもあります。ただしワット数に制限のある製品がほとんどなので、自分のパソコンが対応しているかよく確認してから使用しましょう。

またUSB PD非対応のパソコンを使っている方は、使用を避けてください。非対応であっても変換ケーブルを使えば充電はできますが、バッテーリーの膨張やパソコンの故障の原因になりかねないので使用は推奨しません。

充電器の他にも直角変換アダプタ・ケーブルをガードするグッズなども販売されているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。100均の各店舗の取り扱いは以下の通りになります。

セリア

• ケーブル種類の展開が豊富
• USBPDに対応するケーブルの販売がある

ダイソー

• USBPDには対応しないが、高速充電・通信に対応するケーブルがある
• ケーブルを保護する商品や配線タップなど便利グッズが充実

キャンドゥ

• USBPDには対応しないが、高出力に対応するケーブルの販売がある
• 女性に人気なかわいいデザインの商品が豊富

スマホの充電器でパソコンは充電できますが、W数がノートパソコンの出力電流に十分対応したものでないと充電速度が遅いので、あまりおすすめしません。また、ノートパソコンがUSB type-Cに対応している必要があります。

スマホとノートパソコンを1つの充電器で充電したい場合に、USB PD対応の充電器があればまとめて充電ができるので便利です。

ノートパソコンのUSB充電機器はメリットが多くとても魅力的なアイテムです。しかし、ノートパソコンのUSB PD対応製品を選ぶ際は注意点も多いので、自分に合ったものを慎重に選ぶ必要があります。最適なUSB充電機器で、ノートパソコンの持ち運びをもっと快適にしましょう。