【徹底解説】中古のドローンってどうなの？注意点も紹介！【ヤフオクなどについても】

2010年代から話題になり始めたドローンは、今やホビーとしてだけでなく撮影や物資運搬、農作業などいろいろなシーンで使われています。ドローンの種類も総重量1kgを越える大型のものから200g未満の小柄なものまであり、価格もさまざまです。

「自分もドローンを購入したいけれど、新品は高いので中古を探している」という方も多いです。トップクラスの世界シェアを誇るDJIのドローンも中古市場に出てきており、選び方がわかれば、状態のいい中古のドローンがお手頃価格で買えます。その一方で、中古ならではの注意点もあります。

そこで今回は、ヤフオク・専門店など中古ドローンを売買できる場所や中古ドローンを購入するメリット・デメリット、注意点を解説します。この記事を読めば、中古のドローン選びがぐっと楽しくなることでしょう。

現在、日本では毎年約15万台のドローンが出荷されています。市場に出回る数が増えれば自然と中古市場も活発になります。そのため、ドローンはリサイクルショップやメルカリ、ヤフオクなどさまざまな場所で中古品が売り買いされています。

根気よく探せば中古でも状態のいいものが手に入る可能性があります。売買されているドローンにもいろいろな種類があり、特に人気なのが元値が高いドローンです。10万円以上するドローンは中古市場に出てきてもすぐに売れてしまいます。中古のドローンはショップをこまめにチェックすることが大切です。

ドローンはとてもデリケートな製品です。ちょっとした破損でも飛べなくなるので、中古品といえども質がいいものが多いです。こまめにチェックしていれば、状態のいいドローンを格安で手に入れられるかもしれません。

また、ドローンの新製品が出たときも、質のいい中古が多く市場に出回ります。新しいドローンが発売されると古いものを売って新しいものを買うユーザーも多く、人気機種の新商品が出た後は中古市場も活発になります。できるだけ状態のいいドローンがほしい人は新製品発売後にショップを探しましょう。

ヤフオクやメルカリといったオークションサイト、フリマサイトでもドローンは盛んに売買されています。個人からも業者からも出品があり、ショップよりも安く状態のいいドローンが購入できるかもしれません。

また、ヤフオク・メルカリは気軽に不要になったドローンを売却することもできます。人気のある新しいドローンの場合、自分が想定している以上に高値が付くこともあるでしょう。ショップに売却するよりお得かもしれません。

元値がお手頃価格の場合、新品を選ぶ方が多いので中古市場にはあまり流れてきません。そのため、中古で売買されるドローンの多くが、元値が高いドローンです。ただし、いつ、どこで状態のいい元値の高価なドローンが中古として販売されるのかは分かりません。

そのため、中古ドローンの売買に力を入れているリサイクルショップをこまめにチェックするのがおすすめです。また、ネットオークションを利用するならアラート登録しておくと効率的です。

ドローンには別売りの付属品が付いている製品もあります。ドローンを売却する際、一緒に売る方も珍しくありません。そのため、本体と付属品のセットが購入できる場合があります。

また、ヤフオクやメルカリでも付属品と本体のセット売りはよく見かけます。できるだけ低予算でドローンを手に入れたい方は、新品と同時に中古品もチェックしてください。型の古いドローンはまとめ売りされる確率が高いです。

ほかのアイテムと同じで、すでに販売が終了している商品を手に入れるのは難しいと言えます。販売が終了しているものは今後入荷予定がなく、再販の可能性も低いからです。しかし、中古市場であれば販売終了したモデルを購入できる可能性があります。マメにチェックしておくとお目当てのドローンに巡り合えるかも知れません。

ドローンは定期的な整備が欠かせません。たとえば、使ったあと掃除をせずに長い間しまっていると、ホコリや砂などで機体に不調が出る可能性があります。ドローンを多く扱っているリサイクルショップなら、整備してから売りに出します。

しかし、ヤフオクやメルカリで個人が出品している製品やドローンを扱い慣れていないリサイクルショップで売られてる製品は整備が十分でなく、すぐに壊れてしまう可能性があります。購入するときはメンテナンスの有無を確認することが大切です。

ドローンは電波で操作しますが、日本で認められているドローンが使える電波は2.4GHz帯だけです。そのため、個人用のドローンは操縦できる距離が10～50mと比較的短いです。それが不満でこっそり違法改造する方もいるでしょう。

また、海外製のドローンで5.8GHz帯の電波を使う場合もあります。2.4GHz帯以外の電波を発信するドローンを日本で飛ばすと電波法違反で罪に問われます。中古のドローンを購入する場合は電波の出力をチェックしてください。

ドローンは軽量で本体はプラスチック製のものが多いです。そのため、輸送の衝撃で壊れる可能性もあります。梱包がいい加減で荷物を開けたら壊れていた、ということもあります。

破損の可能性を減らしたい場合は、直接ショップで中古品を購入しましょう。また、梱包の状態を提示するショップで買うのもおすすめです。ヤフオク・メルカリを利用する場合は評判をチェックしてください。

中古のドローンはどこで購入するのがおすすめでしょうか？ここでは、その一例を紹介しますので、参考にしてください。

現在、ドローンだけを専門に販売するリサイクルショップはほとんどありません。しかし、模型やラジコン、カメラなどの光学機器を専門とするリサイクルショップはドローンも主力商品としている場合があります。

状態のいいドローンを購入したい場合は、このようなショップを利用するのがおすすめです。また、一般的なリサイクルショップでもドローンの買取に力を入れ、しっかりとメンテナンスしているところもあります。ドローンの買取実績、販売実績を調べた上でリサイクルショップを選びましょう。

ヤフオク、メルカリを利用して中古のドローンを購入したい場合は、業者から出品されているものを選びましょう。梱包も丁寧なことが多いです。どうしても個人から購入したい場合は状態や梱包方法を詳しく尋ね、評判をチェックしてください。

ドローンを何台も出品しており、評判のいい方ならば比較的安心です。ただし、業者のように返品対応していないところが多いので事前に確認しておきましょう。

ドローンは運転中、墜落や水没事故が起こりやすい製品です。墜落や水没をしたドローンは調子が悪くなることがあるので、購入時は必ず墜落や水没の有無をチェックしてください。個人間での取引の場合はうやむやになってしまうこともあるので注意しましょう。墜落、水没の有無が確認できないならば取り引きを打ち切るくらいの気持ちでいてください。

中古で状態のいいドローンを手に入れてもそれで終わりではありません。ここではドローンを操縦する際に覚えておくべきことを紹介します。

ドローンを屋外で操縦するには守らなければならない法律があります。ここでは法律について紹介します。

2021年現在、200g以上のドローンは航空法に沿って操縦することが義務づけられています。200g以上のドローンを操縦する場合、必ず航空法を調べてください。飛ばしてはいけない場所や飛ばすのに許可がいる場所があります。

2021年2月現在、200g未満のドローンは航空法の規制を受けません。ただし、法律は随時改定される可能性があるため、常に最新情報をチェックしましょう。また、200gはバッテリーも含めた総重量です。

自治体によっては独自の条例を定め、ドローンの使用に制限を加えているところもあります。そのため、ドローンを飛ばす場所の条例を必ず調べてから操縦しましょう。特に、東京、大阪などの大都市は安全のために条例が定められています。

条例を守らないと罰則が科せられます。「知らなかった」では通用しません。知っていることが前提なので必ず条例を調べてからドローンを飛ばしましょう。

ドローンが人や物に当たりケガをさせたり破損させたりすることは決して珍しくありません。また、電線にひっかかると最悪停電になり損害賠償が発生することもあります。新品のドローンの場合、1年間は保険が付いている製品が多いです。

しかし、中古品は保険がついていません。安全に安心してドローンを飛ばすために、必ずドローンの保険に入りましょう。保険はDIJの保険に入るのが一般的です。屋内でドローンを飛ばす場合も、人や物に当たる可能性はあります。重さ200g以下のドローンでも当たれば大けがをする怖れがあるので、必ず保険に入りましょう。

中古のドローンはあちこちで販売されています。しかし、長い間新品同様に使いたければしっかりとメンテナンスをされているドローンを選ぶことが大切です。初めて中古でドローンを買う場合は、売買実績の多い業者を利用しましょう。