T10LEDおすすめ11選｜ポジションランプ・ルームランプ・ナンバー灯【爆光も】

「T10」とは、バルブ直径10mmでウエッジタイプのソケットに対応した電球です。「T10」の頭文字は対応するソケットの形状を表し、Tは「ウエッジタイプ」と呼ばれる板状のソケット対応を意味します。また、後ろに続く数字はバルブの直径をmm単位で表しています。

T10電球の主な使用用途は車のルームランプ・ポジションランプ・ライセンスランプ・ナンバー灯です。従来はT10に白熱電球やハロゲン灯を使用するのが主流でしたが、最近はLEDを採用したT10LEDが注目を集めています。

ｍt、LEDは白熱電球やハロゲン灯に比べて省電力・長寿命なのが特徴で、ほかにはないさまざまなメリットがあります。今回は失敗しないT10LEDの選び方や、爆光などT10LEDおすすめ11選の最新情報をお届けします。ハイエースに合わせる際に注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

T10とT16は、設計上同じソケットに対応しています。そのため、T10用ソケットにT16を差し込んだり、T16用ソケットにT10電球を装着させたりするのは技術的には可能です。しかし、Tの後に続く数字はバルブの直径を意味しており、T16はT10に比べて電球の頭が大きいです。

そのため、T10用ソケットにT16を装着するとフタが閉まらなくなる場合があります。また、T16はバックランプなどに使用される電球ですが、T16用ソケットにT10を流用すると光量不足から車検に通らなくなる可能性があるので気を付けてください。

T10LEDを選ぶときにまず確認したいのは色温度（電球色）です。色温度は「K」の単位で5000～7000Kといった数値で表記され、数値が高いほど青みが強くなります。LEDの色味には電球色・温白色・白色・昼白色・昼光色があり、一般的な照明に使われているのは5000Kの昼白色です。また、青白い色味の6000Kの昼光色も人気です。

自分好みの色見を選びたいところですが、T10LEDをどの場所に使うかによって電球色に関する車検条件が変わります。たとえば、ルームランプの場合に車検条件へ適合するためには、赤色・オレンジ色・青紫色は避け、白色に近い電球色を選びましょう。

T10LEDを選ぶ際は明るさも重要です。明るさはルーメン（lm）で表され、50lmのように表記されます。T10LEDは50～300lmまで種類がありますが、選ぶ際は注意が必要です。たとえば、ポジションランプに使用するT10LEDは暗すぎてもいけませんが、明るすぎると他のランプ光を視認する妨げになるため車検に通りません。

T10LEDの明るさに関しては、暗すぎても明るすぎても車検に適合しなくなる場合が多いです。T10LEDを使う場所を確認したらランプの明るさに関する車検条件を確認し、必ず車検条件に合ったT10LEDを選ぶのが大切です。

T10LEDの商品説明には「車検対応」と書かれているものもありますが、どの場所にT10LEDを使うかによって車検条件は変わるのも知っておきたいポイントです。ここからは「ポジションライトに使う場合」「ナンバー灯に使う場合」を例に車検条件を解説します。

ポジションライトの車検条件は車の製造年月日によって基準が異なりますが、平成18年1月1日以降に製造された車に関しては、主に「電球色：白色」「明るさ：300cd以下」の2点を確認しましょう。また、明るさの下限は「夜間に300メートル先から光っているのが分かること」が基準です。

さらに、ポジションライトの位置・個数・大きさに関しても基準が定められています。主に注目すべきポイントは「個数：2～4個(左右対称に取り付けること)」です。

ナンバー灯の車検条件で確認すべきポイントは、主に「電球色：白色」「夜間後方20mからナンバーを視認できる明るさ」の2点です。また、電球にはレンズをしっかり取り付けてあるか、レンズが破損・汚損してないかもチェックされます。

LED照明は拡散しにくい特徴があるため、明るい場所と暗い場所にムラが生じやすいです。ナンバー灯をT10LEDに交換した後、遠くからでもナンバー全体の文字が読めるかチェックしましょう。

ポジションランプを購入する際は、自分が乗っている車の規格に合っているのかもチェックしておきましょう。ランプの種類やサイズなどによっては、車の規格に合わない場合があります。購入後に後悔しないよう把握しておくのが大事です。

T10LEDにはさまざまな付属機能が搭載されているものがあるため、付属機能も忘れずにチェックするのがおすすめです。たとえば、さまざまな電圧に対応可能なT10LEDなら、電圧値の高いハイブリッド車にも使えます。

また、多くのLED照明にはプラスマイナスの極性があり、取り付ける方向を間違えると照明は光りません。無極性タイプのT10LEDならどの方向から装着させても正常に動作するため、プラスマイナスの極性を意識して取り付ける必要がないのがポイントです。

T10LEDは非常に長寿命で、メーカーによっては45,000時間のように超長期間長持ちするのが特徴です。そのため、使用開始後すぐに不点灯などのトラブルが発生した際は、T10LEDの寿命ではなく故障が考えられます。

T10LEDに保証期間が付いている商品なら、T10LEDに故障などのトラブルが発生したときにも交換対応といったアフターサービスを受けられます。T10LEDを購入するときは、保証期間の有無もチェックしましょう。

T10LEDを購入する際におすすめなのが、VELENO・IPF・日星工業・Phlipsの4メーカーです。純正と変わらないクオリティや日本製のものをお探しであれば、まずこれらの有名メーカーをチェックすると間違いないです。購入の際の参考にしてください。

T10LEDを購入したら、実際に自分の車に取り付けましょう。ここからは、ポジションランプ・ルームランプのT10LEDの取り付け方を解説します。

まずボンネットを開き、ロッドでボンネットを固定します。ポジションランプのソケットはヘッドライト付近の小さなソケットです。ソケットをつまみ、左側に回して外します。ゴムパッキンが付いている場合、紛失しないようにしてください。

純正ランプをT10LEDに交換したら、エンジンをかけずライトのスイッチを点灯させます。点灯しない場合はT10LEDを180°反転させて装着し、点灯確認しましょう。ソケットを戻したら、反対側のポジションランプも同じ手順で交換しましょう。

ルームランプの場合、先の細いマイナスドライバーを用意しましょう。レンズカバーの隙間にマイナスドライバーを差し込み、テコの原理でレンズカバーを取り外します。T10ランプが水平方向に装着されている場合、マイナスドライバーを使ってT10ランプを浮かせ、斜めの状態にしてください。

T10ランプをT10LEDに交換したら室内灯をオンにします。点灯しない場合、T10LEDを180°反転させて再びソケットに装着し、点灯確認しましょう。点灯確認が済んだらレンズカバーを戻します。

T10LEDライトは、ホームセンター・カー用品店・ECサイトなどで購入できます。実物を見て購入したい方は、ホームセンターやカー用品店などがおすすめです。豊富なラインナップから価格を比較しながら選びたい方は、Amazon・楽天市場などのECサイトで購入しましょう。

ハイエースや海外製の車種だとT10LEDの規格が合わない可能性があります。購入した後につけれないという事態にならないように、事前に確認して購入してください。わからない方は、カー用品店などで相談するのをおすすめします。

オートバックスで、ポジションランプなどのT10LEDを交換するのに必要な費用は、最低でも10分の作業時間で550円以上発生します。商品代は別途かかるので注意しましょう。店舗によって価格が異なる場合もあるので、前もって確認するのをおすすめします。

できるだけ対策回路が内蔵されているモデルをチョイスしましょう。明るさを安定する定電流回路と温度上昇時のサーマルシャットダウン回路など、対策回路内臓のものなら万が一のトラブルを回避できます。耐久性も期待できるため、できるだけ長く使用したい方にもおすすめです。

ポジションランプやルームランプは、車検条件の範囲内でもある程度自分好みの色見・明るさに変えられます。ランプの輝きが変わると車の印象や使用感も変わるので、ぜひご自分の好きなT10LEDにカスタマイズしてください。